2022年11月8日更新

3BB1クラス
第6回:2022年11月8日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

・グループ討議(続き)
・討議結果の発表

授業の運営方法

・PCを用いた講義
・与えられた事例に関するグループ討議
・討議結果の発表
など

学習課題 予習・復習

・復習:課題3(Agora上での ケースメソッド事例に関するより深い検討)(120分)
・次回に向けた予習:教科書の精読(140分)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)

Q.グループ討議や全体での発表、討議、当方からのコメントの結果、前回の個人的な感想は変化しましたか? あるいは見落としていた点に気づきましたか?
A.(原則としてコメントは控えます)

1.(ある程度)変化した

27名(75.0%)

2.(あまり)変化しない

9名(25.0%)

1.(ある程度)変化した。あるいは見落としている点があった

・ある程度リスクがあることは見越して、損害を相関で考えるという考えはなかった。
・このような会社がないことを知って安心した。 [「まったく存在しない」わけでもないので、就職先を選ぶ時は十分注意してください]
・スペースシャトルの時の考えを反映させたものがあってためになった。 [この点については次回タネ明かしします]
・そもそも会社の在り方として間違っていることが新たに分かった。
・そもそも会社内でもきちんと話し合いがなっていなかったこと。 [以上、講義内でもお話ししましたが、もしこのような会社があったら、絶対に長続きしません]
・タカタの件を思い出した。問題が起きた際のリコールのことは考えていたが、リコールの損害と会社としての評判のことを考えていなかった。
・[会社(連合)が]ブラック[であること]
・リスクについてのプレゼンについては考えたことがなく、とてもいいアイディアだと思った。
・リスクの確率と、製造数、損害額の相関を出して、プレゼンを行うという点が見落としていた点。自分たちの意見では、延期をどうやってさせるべきか深く考えることができなかったため。
・リスクの確立[「確率」の誤変換]などを元請け会社に示すことができれば説得力が増すと思った
・リスクの明確化、それにおける損害等のデータを出すことは新しい発見だった。
・元請けの会社の直接の上司があまり良くないなら[、]さらに上の上司に判断を仰ぐということを学べた
・元請けは、本体が発熱する事例があったことを知っているのかどうか。 [発熱事件は元請会社から情報がもたらされています]
・最初は販売派だったが、グループ討議の結果販売しない派になった。
・自分がどうこうよりまず課長、会社がダメ [その通りなのですが、実は主人公の真田さんも...(次回へ続く)]
・自分は販売するしかないと考えていたが、元請けに対して自分が出来ることまでは考えれていなかった。
・社内でのコミュニケーションがうまく取れておらず、今回の取引で一番上の立場の人に製品の問題点が伝わっていなかったこと。
・製品のリスクの確率を明らかにすることや、会社内部や元請け会社などのコミュニケーションなど。
・製品の危険性を示してプレゼンするための材料などに、リスク・損害額・製造数の相関を示すというのは全く認識できていなかった。
・製品を売らなくてもすべて自分の責任にはならないとわかった [きちんと上層部に説明し、その判断を仰いだのなら、それはもはや自分の問題ではありません。上層部あるいは会社の問題です]
・注意する場所を書いたとしてもどれほどの人がそれに注意できるか [注意書そのものは有効ですが、やはり限界があります。また下手に情報を開示すると「あの会社は技術力がない」などと評され、足元を救われる可能性があります]
・注意書きをして発売する。
・注意書きをして販売することは思いつかなかったため驚いた。
・直接元請け会社にリスクや損害賠償などをプレゼンしに行く重要性を見落としていた。
・動画で出ていた企業が自分が想像していた以上に連携が取れていないと感じた。
・発売日を変更する方法を思いつかなかったが、延期する方法もたくさんあることに気づいた。
・判断を元請会社に任せた場合、会社が元請会社からどのように思われるのか考えていなかった。

2.(あまり)変化しない。あるいは見落としている点はあまりなかった

・ステークホルダーをほぼ見抜けていた点 [素晴らしい]
・ビデオを見た際に不審に思った部分や、解決策として思い浮かんだ方針はあまり変わらなかった。問題が発覚した時点で、早期にCSEに報告していく方針は変わらなかった。 [まったくその通りですね]
・リスクが会社の経営破綻に繋がるだろうなという所に少し気づいていた [最悪の場合はタカタのようになってしまうんですね]
・延期を提言する際の方法を見つけ、元請けにどのように分かりやすく伝えるかが重要かが分かった [それもできるだけ早期に、ね]
・会社内でコミュニケーションが上手くいっていないこと、会議で問題点を話していなかったこと [その通りですね]
・元請け会社に報告するときにリスクの確率と製造数から損害金額の相関がどのように見られるかまで言う必要があることを見抜いていたから [素晴らしい。ボジョレーさんの教訓が生かされているようですね]
・事故が起こりそうな原因や会社の雰囲気などよくないところを見つけれた。 [こちらも]
・班では販売するという意見になったが、やはり販売のリスクが大きすぎるのではないかなと感じた。万が一がおきた[起きた]場合は会社がつぶれ[潰れ]、職を失う可能性もあるので販売は良くない。
・販売をした時のリスク [以上、ただし元請会社などが納得しない形で延期等をしたら、別な意味で危機的な状況に陥ります]


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

・100%安全な製品は無いが、企業は100%安全な製品を目指さなければならない [企業が考えるレベルの高さに、ちょっとびっくりしたんじゃないでしょうか]
・3班の意見がすごかった。自分の班も、黒板に書けないくらいの意見が出て良かった。 [掛け値なしに素晴らしかったです]
・TAKATAのような例もあり、安全性の高い製品を目指すこと、報連相の大切さをよく実感できたと思う。 [学生時代のレベルと、やはり違うんですね]
・TAKATAの社長の反省の色が見られず、清々しかった。 [不祥事発覚当時、社長は会長に退いており、フランス人が社長を務めていました]
・コミュニケーションが大事だなと思った
・しっかりとコミュニケーションをとり、意思疎通を図ることが大切であると感じた。 [以上、まったくその通りですね。この点は次回に続きます]
・チーム内で話せば話すほどソーラーブラインドのバッテリー部分が恐ろしく感じ児[誤入力]て来た。冷却に関するものやバッテリーに関するものまで発熱が怖すぎる。
・ビデオに出てくる会社には勤めたくないと思った。
・ビデオのような課長の下では働きたくないと思った。
・ブラック企業には就職したくないと感じた。 [以上、センセイだってそうです]
・やはり講習[「公衆」の誤変換]の安全,健康,福利が一番大切なのだと感じた。また、課長が部下の意見を聞いてくれない会社には、働きに行きたくないと思った。 [そうですね]
・課長が課長としての働きを果たしていないという点はすごく腑に落ちました。 [彼が社内で上からもしたからも評価されることはないと思います]
・会社に、安全性よりも不利な利益を出ることを示した方が検討してくれると思った。 [その通りですね]
・会社の利益を考えてしまっていたので、会社だけでなく、公衆の安全にもう少し目を向けていきたい。 [ぜひぜひ]
・企業は必ず消費者の声に応えなければならないと感じた。 [こちらも]
・機械を取り扱う企業は多くのことを考えた上で働く必要があるため大変だと感じた。 [その通りですが、生物学関係も、本質的にはまったく同じですよ]
・見落としていた点(上司が本当は報告していないという点)に気づきハッとした。 [あの点がわからないと、課長止まりなのか、会社全体の意志決定なのかがわからないんですね]
・元請け会社からの印象を重要視して報告すべきことをしない課長の姿は滑稽であると思った。 [実はそうなんですね]
・元請け会社が求めていることまでは見えていなかった。 [ビデオを見る限り、元請会社も要請していません。普通ならあり得ないと思います]
・言われてみるとビデオに出てくる会社の今週の社訓が、話に聞くブラック企業などによく言われているものだなと思った。 [「何でも話せる明るい職場」ですね]
・公衆も自分の立場も守るためには、上司や元請けにどう伝えるべきなのかがとても重要であると思った。 [その通り]
・今回のような問題は、ビデオを見ただけでは不明な点があるので当事者にならないと分からないことがたくさんあると思った。 [その通りで、必要な情報は自分で調べる必要があります]
・今回は、議論を行った事によって自分一人では見つけることの出来ない考え方を見いだすことが出来たと感じる [素晴らしい]
・今日の班活動での班の人の具体的な意見とアイデアに驚かせれ、自分の問題認識と対応策へのアイデアの甘さを感じた。 [良い経験ではないですか]
・事故が起こる確率は確かに求めなければならないと思った。 [説得力が違うんですね]
・実際社会に出たときこの案件だったら、販売は0、そもそも開発しないという意見まで出るのはすごく新しい発見だった。 自分がまだ社会に出ていないからではあると思うが自分(自社)が不利益を被らないようにするセンサーは大事だと感じた [後半はまったくその通りです]
・社会に出たくないと思いました。また、会社内でもコミュニケーションをとることは大切だと感じました。 [気持ちはわかりますが、社会はもっとまともです]
・上司ガチャの重要性を感じた。上司が無能ならば、反面教師とし、自分が何とかしないといけないと感じた。 [そうですね]
・上司に言われたことが正しくない場合の対処法は難しいと思った。 [社会に出ると、この点は何度もぶつかります。正直なところ、大変です]
・情報が少なかったこともあるが、どの程度のリスクがあるかを主張するかが重要だと感じた。 [そうですね]
・製造数とその損害の大きさの相関を出して販売延期を提案するというアイデアはいいと思った。元請けと消費者を納得させて延期をすべきだと改めて感じた。 [販売するにせよ、延期等するにせよ、その二つの視点が必要なんですね]
・製品の開発には、会社の体制がとても重要なんだと感じた。 [まったくその通り。この点は次回へ続きます]
・段々、講義のやり方を理解してきた。 [お気づきかと思いますが、同じ方法を繰り返しています。それによって形から覚えていただこうというわけです]
・難しかった。実際にこういう選択を迫られたときに正しい判断ができるのか不安 [もちろん。そのために事前にこの科目で学んでおこうというわけです]
・反対意見が3人いると何も言えなくなってしまい、歯がゆい気持ちになった。 [社会に出るとこのような場面はいくらでもあります]
・販売を延期したときに、会社全体にどのような影響を及ぼすのかを具体的に考えるのがむずかしかった。 [その通りだろうと思います。でもボジョレーさんのプレゼンを見てもわかるように、説得力がないと相手は動かないんですね]


西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


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