2022年11月22日更新
3BB1クラス
第8回:2022年11月22日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
・なぜ、科学技術者倫理が求められているのか
・PCを用いた講義
・関連する視聴覚教材の聴講
・提出:課題4(120分)
・復習:第7〜8回で学んだことについての考察の深化(60分)
・次回に向けた予習:教科書の 精読
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.お弁当屋さんを例に出して、アダム・スミスの「神の見えざる手」のご説明をしました。このケースで「神の手」がうまく機能しなくなるのはどんな場合?
A.(講義内でご説明したので、原則としてコメントは控えます)
・KIT弁当の方に長い行列ができていて時間がかかりそうな場合、少し高くても列が少ない弁当を買う人が増える。
・お弁当屋さんが1つしかない。
・その日しか買えない限定の物が付いているお弁当だった
・そもそもお客が少ない。
・そもそも買う人が居ない [以上、これらの場合は需給関係が緩むため、一般に販売価格が低下します]
・テレビでも放送されるくらい有名なお店のお弁当だから。お弁当購入後にポイントなどの特典があるから。人が多く並んでいると周りの人もつられて並ぶから。
・パッケージが豪華、盛り付けがきれい、ブランド
・ブランドの名前によって、有名か有名ではないかで競争が成立しない
・ブランド名がある場合、テーマパークのような消費者が浮かれているような場所、物凄い長蛇の列が並んでいる場合 [以上、ブランドは確かにその通りですよね]
・安い方の弁当屋で、腐ったものが入っていたなどの問題が起こった場合、消費者からの信用がなくなり高い方の弁当が売れる。
・安くするにも限界があると考える。商品に対してプレミアがついた場合、安くなるどころか更に高くなる。
・一つの会社が独占し、ライバル店がいなくなった時。
・仮に同じものを売っていたとしても、値段が高いものには次回使える無料クーポンが付いておりその商品が売れる。
・何らかの理由で、悪徳弁当屋ではない方の競争相手の弁当屋が商品を出さず、片側のみの販売になった場合。あるいは、片方のみ売り切れてしまった場合や災害時にそれしか食べるものが無い場合。
・競争相手がいなくなくなった。食糧不足が起こり、弁当が人数分ない。
・競争相手と口裏合わせて価格を設定し、競争自体をなくす。
・災害などでの食糧難 売る場所 店や売り場の清潔感
・災害などで食品がすべてなくなったとき。
・災害などの状況で購入しなければ自分たちが危険な場合。また、KIT弁当が売り切れている場合、買うしかないため。
・周囲にその店以外が存在しておらず、商品取扱店が一店舗の場合
・人気の差が顕著なとき。
・甚大な災害による食糧不足、ラス1、有名な人が作った
・相手の弁当が売り切れて一つの弁当屋でしか売っていない時。相手の弁当屋の使用している材料が怪しい時。弁当に特典がついている時。
・値段を安くしても、限界がある
・置いてある場所が違う、作っている人が有名人、値段がワンコインとか払いやすい、支払い方法が電子決済
・中身は同じであるが、「できたて」などの人が買いそうな売り文句をつけていた状況
・特定の一社だけが力をもち独占している、もしくは独占のような状態のとき。
・特典がつくとき
・内容物の貴重性を押し出すなどして、商品に付加価値をつける
・売っていることを強調する、相手の悪評を流す
・片方の商品が売り切れてしまったときには競争相手がいなくなるので成立しなくなる。
・弁当屋の店員と知人だったとき
・有名ブランドと普通のお弁当屋さんが同じお弁当を売ってもブランド店のお弁当が高く売れる
・欲しい人に対して弁当の数が足りない時
・例えば、東京ドームでコンサートがあって、コンサートの近くで1000円で売られた弁当と、離れたところで500円で売られた弁当なら、同じ中身、パッケージの弁当でも1000円で買ってしまう。
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
・1つ先の未来だけでなく、さらに先を見据えていないとすぐに置いていかれそう [確かにその通り。そして時代の流れを読む「知的な能力」が必要になります。学生の間に勉強しておきましょう]
・アメリカが赤字だったことに驚いた。グローバル化が進むことで、国の借金が進みそうだと思った。 [国を超えた組織に資金が吸収されていくんですね]
・カタカナや英語が多くて難しい授業であった。英語が苦手であるため、通訳さんを雇えるくらいの収入を得られるようになりたい。 [収入に関してはまったくその通り]
・グローバルといういつもと違う視点がおもしろいなと感じた。
・グローバルな社会を生きていく上で様々なことを考えていく必要があるなと感じました。
・グローバル化が進んでいることは思っていた以上に怖いことだと分かった。
・グローバル化という言葉は知っていたが、そこを深堀したことはなかったためいい機会となった。
・グローバル化について、英語が大切だと思っていたが他にも大切なことがあるということが分かった。
・グローバル化についての捉え方が変わったように感じた。
・グローバル化にとって英語は大事だけれどもっと大事なことがありそうだと思った
・グローバル化になっているメリットとデメリットの両面が分かって少し怖くなった。会社選びは気を付けたい。
・グローバル化によっておこる経済的な影響がデメリットを含めて知ることができた
・グローバル化によって日本の産業などが豊かになると考えていたが、自分たちが知らないところで経済格差が大きくなっていることに驚いた。
・グローバル化によって様々な問題が生じることが分かった。将来の働き方についても十分に考える必要があると感じた。
・グローバル化に対しての問題点をはっきりと教えていくれてありがたかった。テレビやニュースなどでは待ってく[おそらく「まったく」のタイプミス]触れてくれいないので勉強になった。
・グローバル化に伴って、既存の国の仕組みが揺らいできているということに少し危機感を覚えました。
・グローバル化の話を聞いて将来が不安になったし、適切な企業選択をしたいと思った。
・グローバル化はメリットとデメリットが存在し、それらを把握していかなければならない。
・グローバル社会は言語を身に付けることが重要はなく、これからの社会について考えることが重要だと思った。 [以上、グローバル化の意味を改めて考えていただきました。奥が深いし、皆さん自身の将来と直結していることは意識しましょう]
・これからの時代、日本社会が大変になっていくことで、未来に希望が持てなくなった。
・どこの国も赤字まみれで大変な世の中だと感じた
・なぜどこの国も赤字になってしまうのか、世界が黒字を維持することは不可能なのか疑問に思った。 [以上、その要因の一つがグローバル化なんですね]
・ホンダの事例を聞いて時代にうまく乗ることが大切だと改めて思った。 [ホンダの技術者は、時代の変換期に気づいたんですね]
・今現在の経済状況に対して倫理的観点があまり入り込んでないことが分かった [そうなんです。全体としては相性が悪いです]
・今日は難しかった [最初にも予告しましたが、知らない話ばっかりで大変だっただろうと思います。でもご自身の将来と直結する内容ですので、折を見て考えるようにしてください]
・最近疲れがたまっていてイマイチ集中できなかった [確かに数人、そのような方がいらっしゃいました]
・真の平等を実現するするにはほど遠いと感じた [残念ながらこれが現実です]
・大きな国も赤字であることを知り、経済は難しいと思った。 [赤字の件は本当ですが、いろいろな解釈があります。興味があったら研究してみてください]
・特になし [はい]
・日本の車会社の多さにびっくりした [戦後の混乱期の話ですよ。吸収合併を繰り返したため現在は大幅に減少していますし、またグループ化しています]
・日本の赤字は深刻だと聞くが、韓国もアメリカも赤字を抱えていて、この無くなっているお金は企業で使われていないお金であることを初めて知り、驚いた。 [企業の内部留保と、国家を超えた組織に吸収されているんですね]
・日本人の一人当たりの借金が現在では1000万円だということに驚いた。 [前述(↑)しましたが、その解釈はいろいろです]
・本田技研の話が出てきて嬉しかった。 [ホンダのファンの方でしょうか]
・労働力の質の改善は大切だと思った。 [少なくとも若い方に関する限り、勤務先や働き方はどんどん変わる可能性があります。それに対応できる柔軟さを身に付ける必要があります]
西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。