2022年12月22日更新

3EV2クラス
第12回:2022年12月22日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

※高度技術社会における技術者の新しい役割

授業の運営方法

・PCを用いた講義・演習
・関連する視聴覚教材の聴講など

学習課題 予習・復習

・提出:課題6(電子的提出)
・復習:教科書の精読(60分)
・次回に向けた予習:課題7(科学技術の専門家として求められる価値観)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)

Q.技術者と地域住民とでは、問題に対する見方が変わりましたか?
A.(講義内でご説明したので、原則としてコメントは控えます)

1.変わった

16名(50.0%)

2.変わらない

16名(50.0%)

1.変わった

・その土地に住む自分たちの身を優先的に考えたため
・デメリットの側面しか見えてなかったが、メリットの側面も考慮すると考えが変わった。
・より身近なものになったときに、デメリットを強く意識してしまった。
・技術者としては、人々の生活のために原発をつくることに賛成だが、住民の立場では、万が一の事故が怖いので、反対してしまう。
・技術者は社会への貢献あるいは電力不足の解消のために原発を推進するが、地域住民にとってはただの爆弾であるため意見が二つに分かれる。
・始め[この場合は「初め」あるいは「はじめ」]は賛成だったが近くにできると危険性があると考え反対に変化した。
・自分が当事者になったら変わった。
・住民の安全性などを考えたら変わった。
・住民の立場に立つとなかなか賛成とは言いづらくなった
・住民視点では,自分が原発関連のリスクを被る確率軸が追加される。それが影響した。
・初めは賛成していたが、住民側として考えると意見は変わった。
・人によって、メリットやデメリットが存在すると感じる。
・地域住人の立場になった場合においては、利益よりも安全を優先した。
・立場が変わるとこうも意見が変わるのかと思った
・立場によって意見が変わるのは当然だ。

2.変わらない

・あまりいいイメージがないので最初から反対の意見だった。
・どちらにしろ人体に悪影響を起こす可能性のあるものは、近くに作る[この場合は「造る」あるいは「建設する」]べきではないと考える。
・何かを得るにはリスクが伴うため、どちらの質問も賛成である。
・原子力発電のデメリットを知っていて、あまり魅力を感じなかったので初めから、否定派だったから。
・原子力発電所が地震などの災害によって壊れた際の被害額を考えると作った場合の入ってくる金よりも被害の損失の方が大きいと考える。
・原発なくすと電気代が上がると思い、また原発反対の人の中でも電気代が上がることになったら、そこにも文句を言う人が表れてくるので、どっちの方が良いかなと思うと原発できた方が良いと思う。
・原発はあの地震以降、よくないイメージがある。
・原発はあれば電力が賄えるが、災害時などのリスクが高い。
・個人的には、原発推進派だから。これ以上電気代があがると本当に死ぬかも
・[東日本大震災の]事故を経験したため、改善策を立てられるから
・身近になくても、将来何らかの影響を被る可能性があるため。
・電気がたくさんある豊かな生活を優先したいから
・東日本のようなものが起きないように逆に管理等がしっかりされると思うから
・得損を考えたら、どの立場であっても変わらないと思った。
・特に変化はしなかった
・発電に伴うゴミがたまるので、はじめから反対していた。


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

・1つのミスですべてが台無しになることがあることがあると思いました。 [そうなんですね]
・the lab やってみようとおもった [ぜひぜひ]
・アゴラが大変でした。 [ご苦労様でした。課題は全クラス共通です。ご了承ください]
・いろんな行動に損をする人、得をする人が存在し、お互いが理解しあうべきだと感じた。 [立場によって見え方がずいぶん違うことに驚いたのでは?]
・オックスブリッジは知っていたが、別れたものだとは知らなかった [いずれも美しい場所です。チャンスがあればぜひ行ってみてください]
・お年玉下さい? [ダメです]
・たまに見ているふしぎ発見が出てきて、おっと思いました。 [30年前のビデオです。若い頃の野々村真氏や黒柳徹子さんをお見せすべきだったかもしれません]
・データの改ざんはすぐにばれると感じた。 [うまく誤魔化されるとなかなかバレないものです]
・よいおとしを
・よいお年をお迎えください。 [皆さんも、ぜひ]
・院生に進学する自分からすると、とても参考になる授業であった。 [ありがとうございます。進学後、チャンスがあれば研究倫理科目「プロフェッショナルとしての倫理と行動設計」を受講してください]
・科学や技術の違いや、研究等について学ぶことができた。 [この方は、大学院進学をお考えかもしれません。進学後は上記科目(↑)を受講してみてください]
・技術者と市民の繋がりをつくることは重要であると思った。 [まったくその通り。イギリスでの取り組みに教えられるものがありますよね]
・疑問を感じたら、後回しにせずその時に確認すべきであると学んだ [The Labのことでしょうか。その通りですね]
・根拠のない論文はだめだと思う [その通り。されど研究不正がなくならないのも事実です]
・自分の社会的な常識の無さを痛感した。 [今はそうかもしれません。大切さに気づいたわけですから、決して遅くはありません。これから勉強しましょう]
・○○[原文人名]君が帰ってきて嬉しかったが、本人が寝ていたので寂しかった。 [いや、でも、ちゃんと勉強しようとしていたことはわかりました]
・雪が心配です。。。
・雪が積もると帰省が大変なのでやめていただきたい。 [以上、自宅近辺は先日の雪でとんでもないことになっています。明日からが心配です]
・同じ確率でもバイアスなどによって異なるものに見えることが多くあった。 [でしょ?]
・特にないです。 [はい]
・日本も防衛力強化のため、デュアルユースを積極的に行うべきだ。学術会議の存在意義とは? [デュアルユースは難しい問題で、いろいろな立場があります]
・不正だと少しでも感じたら、すぐに他の人に聞きましょう。そうすればリスクを排除できるかもしれない [まったくその通りですね]
・利益が出るのは確実な方を選ぶという人間の心理は面白いと思った。 [でしょ]
・良いお年を [皆さんこそ]
・論文はインチキなものも存在することにびっくりした。 [残念ながら、事実です。皆さんは決してそのようなことをしないでください]
・剽窃によって大きな被害が出るのだなと感じました
・剽窃や窃盗、改竄には特に注意を払おうと思った。 [以上、育毛剤なら「無駄な出費だった」で済むかもしれませんが...。皆さんも、特に来年のPDIIIには気をつけてください]


西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


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