平成15年6月3日更新
第21回:平成15年6月3日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
○提出課題の草稿に関する講評
草稿の講評を聞き、各自のリサーチ・ペーパーの問題点を認識し、改善の方向性について考察する。
○現代の科学技術と戦争・産業・国家1
今世紀における科学技術と戦争、産業、及び国家との関係について考察する。特に、科学技術動員体制等について考え、武器開発などに科学技術者として参加すべきか否かについて考える。また、産業の発達に伴う公害問題や環境破壊について考える
・提出課題の草稿の返却
・教室における講義・ディスカッション
・パワーポイントによる資料の提示
・草稿に書かれたコメントを参考に、推敲・改訂を始める。
・予習:教科書『技術倫理』の第3章および第4章を読んでおく。
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※お断り:今学期は受講者が多いため、残念ながら全数掲載は物理的に不可能です。
Q.1942年12月2日、人類が初めて原子の火を手にした意義についての説明を受けて...(JMクラス)
A.
(・A・)イクナイ!!
「人類が滅ぶ原因となる日」になる可能性はいまだ無いわけではない。一刻も早く、「核を打ち消す何か」の発明が必要だと思う。撤廃するだけでは核は完全になくならないだろう。
1942年12月2日。この日は大きな歴史上の重要点だと思う。
1942年12月2日から原爆のもとができ、科学的にはすごいことだが、これを利用する方法は使う人の倫理次第で良くも悪くも使える両刃の剣みたいなものを手に入れたと思った。
1942年12月2日というたった1日の出来事が、これほど重要な1日になっているととはすごいことだと思った。
1942年12月2日に初の核分裂連鎖反応に成功したが、それは、長い年月や多大な費用をかけてつくり出されるべき重要な物だったのだろうか、私はそうは思わない。
1942年12月2日に人類は初めて自分たちを滅亡させられれる力を手に入れてしまったと感じた。
1942年12月2日に人類史上初の核分裂連鎖反応に成功したことを聞いて、この日が、核兵器の始まりで、この地球はいつでも壊滅できる状態が60年以上続いていることに大変恐怖を感じました。
3次大戦は核戦争になるといわれているが、今後、そのようなことが本当に起こってしまうのだろうか。
いずれにせよ発見されることになったと思うが、戦争の時期に発見するというのはおろかな事だと思った。
いつかはできるものなので、いつできたかはかんけいないと思う。
ウランを見つけただけですんだのならよかったが、原爆をおとす必要はなかったと思う。
エネルギーという面から見れば良い日だと思います。
この1942年12月2日を境に人類の歴史は大きく動いたと思った。今となっては無い方が良かったものなのに、当時は必要だった。時代の流れにより、考え方がちがっていると大きく感じた。
この実験成功によって、広島・長崎で多くの犠牲者が出たということを考えると、この実験は成功しなかった方がよかったかもしれない。
この授業を受ける前は起こったことばかりに注目してきたが、それを起こすための第1歩の過程が大切だということが今わかった。
それでも、探究心にはかてなかったと思う。
どんな種族もいつかは滅びるもの。
はたして原子の火は、人類が手に入れてよいものだったのか疑問に思った。
マンハッタンプロジェクトはすごい。
もし1942.12.2に何もなかったら世界はどうなっていただろうか。果たして、平和というものがおとずれていたのだろうか。
科学が進歩することは、よいことだと思うが、人をころす技術だけ進んでしまってもこまったと思う。
科学技術が発達し、人類の生命が個人の手の中にあるようなじょうきょうにおそれを感じた。それと同時にエンドレスな科学技術の発展競争がおこるように思う。
科学技術の発展が、人類の未来を左右することになるとは残念だ。
科学者・技術者の研究のさいゅう目的が人殺しのためのものになってしまったのだが、私は人類の発展の一つとして、この研究を加えてほしくないと思った。1942年12月2日も、記念日としては残してほしくないと思う。
核により誰でも機会さえあれば世界を壊すことができるなら、その管理をするだけですごいシステムが作られてお金もかかっているのかと思う。
核の炎を手に入れたおかげで人間は地球全体に対して、さらに大きな責任を負ったことになる。たった一人の判断で地球が大きなダメージを受ける。科学だけが進歩して、人間はあまり進歩していないのではないかと思う。戦争が人間を狂わすのか、人間が戦争を狂わすのか。人間はもっと利口な動物だと信じたい。
核の火を人類が手に入れる事はたしかに自分で自分の首をしめることができるようになったということだが、同時に核の力を利用することが出来るようになったということだから、良くも悪くも記念すべき日であると感じた。
核の開発に参加したくないなと思う。
核は使い方を正しくすれば、すばらしいものになるな…。
核を二度と使ってはいけない。
技術的に大きな一歩を踏み出したと思うが、扱いを間違えば大災害を起こす事になる。
恐い感じがしました。
嫌な記念日が出来たものだ。
原子の炎を手に入れ、人類滅亡が可能になってしまった。しかし、エネルギー利用においては、原子力発電等で人々に利用されている。よいか、悪いかというとどちらとも言えない。
原子の炎を得た人間は次は何をもとめるのだろうか。もっとおそろしいものをつくるのではないかと技術者になりたい自分としてはおそろしいと思った。
原子核の力を利用できるようになったというのは、科学的には進歩している技術の証明だろう。しかし人類は持ってはいけない強力すぎる力を手に入れてしまった気がする。そしてこれからも自分たちの命や地球の命すらおびやかす力を見つけてしまうのではないだろうか。
原子核は開発されて良かったのかと疑問に感じた。
原子爆弾が完成したことで、1つの爆弾で大量の人を無差別に殺すことが出来るようになった。また、標的を直接見ている訳ではないので、投下後の状況を見なければそれほど良心が痛まなくなった。そのため、作る側、使う側の双方がこれまで以上に人道的な考えを持たなければいけないと思う。
原子爆弾という兵器を使ったことは、人類の最大の汚点だ!
原子爆弾は日本で2回投下された。開発した人々は科学者でも技術者でもなく、ただの殺人鬼である。このような悲劇を繰り返してはいけない。
国家は他国に追い上げられることを嫌い、常に国家にとって最善を目指す。そのあらわれがアメリカであって、この日は他国から見ればいまいましく、恐怖を与えた日だと思う。
最近だと思った。
作られたのは良いが、使い方をしっかりとしてほしかった。
新しい世界をきり開いたのと同時に、とても恐ろしい世界も開いたのだと思った。
人は、1942年12月2日に人類を滅亡させることの出来るスイッチを持った。いずれ、ヒトラー等の人物みたいなのが現れれば、そのスイッチは押されることになるだろう。
人間の科学技術の発達はどこまでいくのか、この先恐いという思いがあります。
人類がむかえてはいけない日だったのではないだろうか。
人類が悪いほうにあゆみ始めた日のような気がした。
人類が滅亡するとわかっていて作る必要はあったのか。
人類にとって、豊かなエネルギーを手に入れることに成功したとともに、人類にとって制御できかねない危険なものを手に入れてしまったと思う。
人類を滅亡させる力を持つ兵器が製造され、その恐ろしい兵器が日本に落とされている。あらためて被爆国の意味を再認識した。
人類史上最低の実験の成功だと思った。
世界人類を全滅できると思った。
知らなかった事だったので、勉強になった。
馬鹿ですね。
武器は外敵から身を守るものとして発展してきたのに、それがいきつくと、使えば自らも滅しかねない可能性を持つものになってしまって、矛盾した存在になってしまっていると思った。
複雑である。
米国等の一つ一つの計画は、常に自国を有利にしていくことがこんかいわかった気がする。
力を持ちすぎた。
Q.原子爆弾開発計画が、現職の副大統領にすら秘密にされていたことについて。(JDクラス)
A.
あいつは教頭の顔をしている。1番上に立つ人ではないので、そこまで情報をそうさされてしかたがない。大統領もだますくらいが必要だと思う。
アメリカという国は情報操作が上手いと思った。このころから情報操作が行われていたのだから、最近、日に新しいイラク戦争でも、アメリカ側からの情報のどれだけが真実なのだろうと思った。
アメリカの情報の仕組みがすごいと思った。
アメリカ映画の「インデペンデンス・デイ」を思い出した。アメリカ軍がUFOを極秘で開発している事を大統領に知らされていなかったという場面。こんな映画の場面のような事が本当にあったという事におどろいた。(今になって考えてみると、その映画自体、マンハッタン計画一連のアメリカの行動を日本人対アメリカ人→異性人対人類に置き換えている気が) [そうかもしれませんね]
おそろしいことだ。誰の命令で行ったのか。
すごい情報管理だと思った。あまり国の意見を聞かずに自由に研究できたのかもしれない。
そこまでやったアメリカに日本が負けたのも納得できる。
そこまで情報を操作するなら、まちがったこととかしているのではと思う。
そこまで大切な内容なんだなと思った。
そのようなことをするから、政府は民衆に信用されないのだろう。
マンガみたいでおもしろい。
もっと情報を公開していくべきだ。
ものすごく徹底した情報管理だと思った。
ルーズベルト大統領が死んでトルーマン副大統領が大統領に就任したとき、ここで初めてトルーマンが核兵器のことを知った。このように一国の副大統領でさえもこのような重大なことを知らされていなかったのはどれだけこの計画が重要だったのかを示していると思った。
ルーズベルト大統領は自分のふくしんであるトルーマンに原爆のことを教えなかった秘密主義は感心するが、トルーマンに教えてもよかったのではないかと思った。
意外だった。
意外でした。極秘にしてると思わなかった。
一部の人間にしか知らされない情報があって、民間には知らされない。情報が操作されて民間人は結局国の意思に従うようにしむけられている気がした。アメリカの副大統領にすら知らされない情報がある種、徹底した情報操作には脅威を感じるし、自分も操られているのだろうと感じた。
映画みたいなことが本当にあるなんておどろいた。けど、本当になにもしらなかったのかすごく気になる。
何か意外。オカシナ話。
我々、一般人に対する情報がどれだけちっぽけなものかがわかった。
極秘すぎる。
極秘情報っていうのはこんなものなんだろうなと思った。
軍事関係は一部の権力者だけが力を持っていたり、その事実を持ってたりすることが多いと思った。
軍事機密は恐ろしいと感じた。
計画を知っている人数が増えれば漏れる可能性も高くなるのでしかたがなかったと思う。
原子爆弾をつくっている国の副大統領ですら、つくっているのを知らなかったほど極秘でつくったのはすごいと思った。
原爆を作るにしても、国のことを副大統領は知っておかなくてはいけない。
現在の日本でも何か知らされていないことがあるかもしれないと思った。
国の情報管理はすごいと思った。
私たちにも真実を知る権利がありますが、やはり本当のことを知るのは、難しいことだと思った。
自分たち一般人が知っていることは、本当にごく一部のものだとわかった。
情報がもれないように副大統領にも教えられてないほど秘密にされているので恐ろしいと思った。
情報というものがどれだけ大事かということがわかった。
情報というものの大切さを感じた。
情報のコントロールについて、町を3つもつくっているのに周囲が知らなかった、気付かなかったということにすごく驚いた。又、情報工学科の私たちも将来情報をコントロールしなければならないことがあるかもしれない。情報のコントロールはすごい力があることを知った。同時に、情報はもれる可能性があって、情報を守ることの難しさも知った。
情報のそうさはすごいと思った。
情報の管理をして、外にもらさないのはわかるが、自国のNo.2にすら教えていないとは、とても驚いた。
情報の機密の難しさを知った。
情報の伝わりをそこまで操作できるなら、宇宙人の捕獲があったのでは!?と思った。
情報は重要な意味を持つ。
情報をここまでコントロールできるなんてすごいことだと思った。
情報をコントロールする。というのは恐い。私たちも今現在知らされていない情報が数多くあるのでは?と思った。
情報を操作することはすごいことだと思った。
情報操作がすごいと思った。
凄い情報操作だ…と。
組織の中で情報が伝わっていないということは、決して良いことではない。しかもそれが上層部であるというのならなおさらである。
町にながれている情報はあまりにも信頼がない。
内部の人にもかくしていたなんて、そんなにもあでなぜ秘密にしたかったのかと思った。
難しいことがあると思った。
日本にも、色々と秘密があるらしいが、知らずが仏ということもあるのですね。
副大統領が知らなかったことは、情報をかくす面でしかたなかった面があると思う。
副大統領すら知らなかった情報を知ることができたのはどんな人たちなのか。
副大統領でも知らないことがあるということは、やっぱり他にもいろいろかくされていると思う。
副大統領にまで隠す必要は無かったと思う。重要なことだからこそ、意見を聞くべきだったと思う。
副大統領にも知らされてなかったなんて。
副大統領に情報がいかないなんてへんな国だ。
副大統領に情報が伝わってないということにあり得ないと思った。その国家で2番目の権力を持つというのに。
報告されないのはひどいと思った。せめて、何らかのアプローチがあってもよかったのではないか。
今日の一言(全数掲載。表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※お断り:今学期は受講者が多いため、残念ながら全数掲載は物理的に不可能です。
…。奥が深い。
1942年12月2日が重要な日だということがわかった。
NO WAR!!
アメリカはスケールがでかい。
アメリカ恐るべし!
アメリカ人は、自分が一番だと思っていて、他国の人を殺すことを何とも思っていない。だから非戦闘員を何十万人も殺すことができるんだ。だからアメリカ人は、好きではない。
アメリカ人はかしこいと思った。
いい天気。
いい話だった。
いきなりグループを作れと仰られても…。 [何回も予告しましたよ]
オッペンハイマーは恐い。
おもしろい。
グループ討議か〜…。発表は多少不安。
グループ討議がどんなようになるのかがわからないので不安だ。
グループ討議楽しみ。
グループ発表は苦手なのでドキドキする。 [以上、それほど難しく考える必要はありません]
この部屋寒いんだゼッ!!
サカゲのトナムー
さむかった。
スパイがいることにおどろいた。
ソ連は国際条約をやぶって日本にせめこもうとしたことが、日本に原爆が落とされた原因だ。アジアのリーダーである日本が共産主義になることをおそれたから。(アメリカが)
だるい。
つかれた。
ディスカッション楽しみです。最終原稿頑張ります。 [ぜひぜひ]
ディスカッション大変そう。
てにょはって何ですか? [「テニオハ」です。発音が悪かったようですみません]
ドイツでもカミカゼみたいなことをしていておどろいた。 [どれのこと?]
ナチスではたらくのと、マンハッタン計画のどちらかで働けといわれたら、マンハッタン計画をとる自分がいる気がします。 [改めて教室で考えてみましょう]
ねむかった。
プルトニウムの為に、町を三つも作った(>_<)
よくわかった。
ルーズベルトはマンハッタン計画をトルーマンに伝えてなかった。ソ連とのとりひきもトルーマンに教えてなかったらしいし、秘密が多いですね。
レポートかえってきたので、しっかりとなおしたい。
レポートがかえってきた。なおします。 [以上、ぜひ良いものに!!]
レポートの内容が少しそれたような〜 [課題を最初に説明したのは講義の最初の時期でしたからね]
レポートの評価Bやった。ショックや。 [平均より上ですよ]
右手が痛い! [先生もボールペンの持ちすぎで右手がおかしいです]
改めて核をこわいと思った。
核のエネルギーとは文字通り、人々のエネルギーそのものだった。
完成型と草稿の中身が、(誤字は含まないとして)ほぼ変わらない気が…。 [それでも、時間をおいて自分の書いたものを読み直すと直すべき所がたくさん出るものですよ。わからなかったら西村までご相談ください]
漢字で出てこない。
頑張ったのにB-か…。頑張るだけなら誰でもできる!! [平均点ですよ。こちらの意図するとことはお分かりになったと思いますので、最終稿(点数配分が高い!!)ではぜひ良いものを]
気の合う仲間とグループを組んだ。がんばろうと思う。
原子爆弾の実験に参加した人々は被爆したんですか? [実は被爆しています。原子爆弾や水素爆弾の実験で多くのアメリカ人その他が被爆しているのです。当時はその怖さがわからなかったんですね]
原子爆弾を使う理由の1つに戦後のことまで考えていたなんて驚いた。
原爆というものは、科学者の知識の結晶のようなものだが、全く感心できない。
原爆を落とす理由としては弱い。
今日は暑い。
今日もいい天気だ。
今年は早い時期から台風がよく来るような気がします。 [そうですね]
最終レポートは時間があるときにすこしずつやっていき、草稿よりいいものができるようにしたい。 [草稿を書くよりはずっと楽です。ぜひ良いものにして下さい]
最終原稿つらそうだ。 [上記参照]
昨日の札野先生の話の中で、外国の方は公務員になれないって、「きか」しても無理なのでしょうか? [帰化して日本国籍を取得すれば可能です]
初めて知ることばかりだった。
初めて分かったことが多かった。
書き直さねば…。 [ぜひぜひ]
情報がつつぬけになっていて、戦後、仮想敵国になる国に入っていたのは、ひじょうに大変なことだろう。
情報コントロールすごい。
情報の管理がいかに難しく重要であるかがわかった。
情報は大切だと思った。
情報管理を怠ると、大変な事が起きてしまう場合があるというのは、今も昔も変わらない。
情報操作のすごさがわかった。
晴レタカライイネ♪
先生の英語は聞き取りにくい。 [そうですか?]
草稿がA+評価でよかった。 [最終稿もぜひ頑張ってください]
草稿がかえってきた。最終原稿までにしっかりとなおす。
草稿が無事返ってきた。 [以上、皆さんのご期待に添うべく、完全徹夜でがんばりました]
草稿だめだった。最終原稿をがんばろう。 [こちらのねらいと少しズレていたのでは? 最終稿がんばって、良い点を取ってください]
草稿の評価が自分が思っていたより良くてうれしかった。 [気づかない才能かも]
草稿返ってきた。直す所が多そうだ。 [がんばってください]
体がいたい…。
大変そうだ。
内容がわかりやすかった。
日本の総理大臣は、どんな情報を隠しもっているのだろう。
疲れた。
不調
副大統領にすら秘密にされる計画だったことにびっくりした。
平和のために作られるはずであった原子爆弾が、最終的には、国の利益のために使用されたことに怒りを感じました。
本日かいせい。
話が多かった。
話し合いはむずかしそうだ。
西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。