2001年11月20日更新(2003年12月21日および2004年5月3日一部写真削除)

Macintoshの部屋

4.Windows 2000, me のインストール顛末


 このたび Windows 2000 および me を購入し、G4 Cube 上のVirtual PC(Ver.3.0)にインストールしました(2001年1月21日および22日)。
 最初に me のインストールを試みたのですが、先へ進めなかったため、2000を先にインストールし、翌日 me をインストールしました。以下はその顛末です。

(1)Windows 2000 篇

 Windows 2000 の場合は、あらかじめ850MByte以上のHDを用意します。すでに何らかのOSがインストールされていてHDを使用していてもかまいません。要するにCD-ROMを認識してセットアップが開始できればいいのです。

 センセイの場合はWindows 98 SE がインストール済のディスクをユーティリティーを使って1Gまで拡大した後に98 SE を立ち上げて、2000 のディスクを挿入しました。
 すると2000 に更新するか否かのダイアログ(右の写真)が表示され、ウィザードに従っていくつかの質問に応えるだけで、あっさりとインストールは完了。プロセスはほぼ完全に自動化されており、多数のマシンにインストールするのも簡単だと思います。

 再起動後は何の問題もなくWindows 2000 を使用できます。インターネットもMac 側とIPを共有しているのですぐに使用でき、登録も直ちにオンラインで完了しました。

 Windows 2000 は本来Windows NT 5.0 として計画されていたもので、基本設計がまったく異なります。そのためちょっと勉強が必要なようです。

 システムは堅牢で、現在のところ一度もフリーズしていません。
 画像の描き方は独特で、ウィンドウの開き方やポインターの影に気品を感じます。ただしその分、me よりは画像の書き換えに時間がかかり、測定すると98や95と同じくらいのスピードです。ただし、画像の描き換えが遅い分、マウスがフラフラしてしまうのは使いにくいところです。

 Mac OS X(テン)がどうなるかわからない現在、Macユーザーにとって最も賢明な選択はWindows 2000(および後継OS)ではないでしょうか。

 そしてそもそも、少なくとも操作性に関してはWindows 2000 こそがMac OS の最も正統な継承者であるように思われるのですが、皆さんはどのようにお考えでしょうか。


(2)Windows me 篇

 Virtual PC へWindows me をインストールする際は、裏ワザが必要であることが知られています。インストーラーを起動すると「150MHz以下のプロセッサにはインストールできない」旨が表示され、それ以上先には進めないのです。測定してみると、Windows はMac のクロックを100MHzくらいだと判断しています(G4 Cube の場合)。
 この問題を解決するためにはセットアップの際、"set up/nm"とパラメータを指定することによってインストールできるはず......だったのですが......。

 2000の場合と同様、まずHDを1G程度まで拡張します。ディスクを挿入するとインストーラーが自動的に立ち上がり、上記の表示が出ます。
 で、「スタート」からファイル名を指定してセットアップしようとしても何も変化なし。しかたないのでMS-DOSモードで再起動し、セットアップを試みる(下の写真)と、こちらも変化なし......。


 仕方がないので me で再起動し、MS-DOSプロンプトで試みる(右の写真)とやっとでインストーラーが起動しました(次の写真)。

 しかしこの後、「MS-DOSアプリケーションが走っているのでアプリを終了させろ」と表示され、先へ進むことができません。
 そのため、Windows 98 に戻ってMS-DOSプロンプトを終了させます。(この点はマルチタスクのWindows ならではの良さ。Macではたぶん不可能だろう。)
 これでインストールは無事に進むのですが......。

 よく見ると、MS-DOSプロンプトを強制的に終了させたことがわかります。綱渡りなわけです。

 それでも何とかインストールに成功しました。表示では30-40分必要となっていましたが、実際にはちょうど1時間かかりました。
 右の写真はその途中の様子ですが、ディスクのスピードは速い−−実際、やたら速い−−ものの、CPUの能力は低いと判断されていることがわかります......何せ"100MHzのPentium"なもので。

 インストーラーはかなり自動化されていますが、それでも2000よりは劣ります。多数のマシンにインストールするのは大変だと思います。また、インターネットにはすぐに接続できましたが、オンラインでは登録できませんでした。
 ただし、これまでのWindows の設定がそのまま引き継がれますので、この点はとても便利だと思います。

 Windows me は”遊べるOS”といった感じで、当初の目的を達成していると思います。OSそのものがそう感じますし、Microsoftご自慢のMediaPlayer(右の写真)やゲーム(次の写真)についても当てはまります。

 意外だったのは画像の描き換えのの速さです。右の写真はピンボールゲームなのですが、まったくストレスなく遊ぶことができます。わが目を疑ったほどです。
 ソフトで測定してみると、他のWindows(95、98、98SE、2000)の倍くらいのスピードが出ています......といっても本物のマシンよりは格段に遅いのですが......。
 さすがにマルチメディア処理は荷が重く、MediaPlayerの画像も68030か040時代のQuickTimeという感じですが、それでもやはりたいしたものです。
 動作も軽く、98 SE よりも敏捷な印象を受けます。

 ただし98 SE 同様、何で?という時にエラーを起こします。95(OSR2)や2000の方が格段に安定しています。


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