──BMW 318i 四方山話──
■オーディオ
オーディオは標準で、FM/AMチューナーとMDプレーヤ(MDLP対応)が装備されています。
追加の出費なしでCDプレーヤに換装することも可能です。MDプレーヤは、操作がちょっと独特だったりしますが、基本的には普通のプレーヤです。
そもそも日本製(クラリオン製)だと聞いています。チューナーもごく普通で、最初はFM・AMそれぞれに6チャンネルしかプリセットできないのかと思いましたが、実際はバンクがあるので、AMは12局、FMは18局登録できます。
センセイのように、放送地域をまたいで運転する場合はとてもありがたいのです。318iには外部にアンテナ(ロッド)がありません。リア・ウィンドウにダイバシティ・アンテナが組み込まれています。
こんなのでちゃんと受信できるのかなぁーと思ったのですが、感度は意外に良く、何ら問題ありません。前のプリメーラよりずっと感度は高いです。なお、米国仕様の最新モデルでは、iPodが接続できるようになっています。
センセイとしてはぜひ装備したかったのですが、現時点では正規ディーラーでの取り扱いはありません。一部の業者が取り付けているようです。事前に得ていた情報では、音質は最低とのことで心配していたのですが、実際は国産車と同じです(中身が国産なので、当然と言えば当然ですが)。
前部ピラーに高音用のスピーカが入っているので、音がこもることはありません。希望者には低音用スピーカーの交換(工賃別で\23,100)やハーマン・カードンのオーディオ・セット装備もできますが、そこまですることはないよなぁーという感じです。
■エアコン
オーディオセットの下部にはエアコンのコントロールがあります。
このコントロールはかなり変わっていて、まず、国産車のように、空気の吹き出し口を選択するのではなく、それぞれにON/OFFのスイッチ(下部左端の3つ)がついています。
その右隣は温度調節で、表示計の右には風の強さの調節があります。右端は上から、フロント・ウィンドウの曇り取り(熱風が出てくる)、エアコンのON/OFF、リア・ウィンドウの電熱となっています。......と難しいことを並べましたが、実は、表示計の左下にある「AUTO」を押すと、外気温等を考慮して、たちどころに最適な気温と風量にしてくれます。
いろいろ試したのですが、このAUTOモードが一番賢明なようです。この辺、BMWの作り込みの素晴らしさは、他の追随を許さないものがあります。なお、本国ドイツでは、エアコンをあまり必要としていません。で、しばしば、日本のような高温多湿の環境では、エアコンがあまり効かないと言われています。
本当のところはどうなのか、こればかりは夏場を経験してみないと何とも言えません。また、エアコンは基本的に、一年中動作させておいた方が良いそうです。
というのは、日本で走らせていると湿度のせいでエアコン内にカビが生えてしまい、修理に無茶苦茶なお金──100万円以上とか──がかかるのだそうです。
「エアコンを入れても燃費は変わらない」と聞いていましたが、実際にはたとえばこちらにあるように、ちょっと差がありますし、走っていてエアコンを入れると、少し重さを感じます。
でも前のプリメーラほどではありませんので、念のため。ちなみに、「AUTO」の右のスイッチは外気/内気循環の切り替えです(外気が汚れている時のみ、自動で切り替えることもできます)。
市街地やトンネルの中で大型トラックの後に続いた時、ついつい内気循環にしてしまいますが、実は国産車の場合、内気循環にしても外気を20%ほど取り込んでいるのだそうです。
しかし欧州車の場合、内気循環に切り替えると、一切外気を取り入れなくなります(初めて知った)。これはもともと、アルプス越えのトンネルなどで用いる場合のためなのだそうです。
で、そのままにしておくと二酸化炭素の濃度が上昇して眠くなってしまうので、基本的には外気のままにしておく必要があるのだそうです。「外気」にした時の粉塵等については花粉まで吸収するマイクロ・フィルターで吸着するそうですが、でもトラックの後ろだと、しばらくするとやっぱり少し臭くなります。 [戻る]
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