2007年4月1日更新

研究のページ

関心分野

1.科学史

(1)古代〜中世〜近代前半の天文学史。特に、コペルニクス天文学における、プトレマイオス〜アラビア天文学の影響
(2)近代科学成立と諸思想の関係

2.科学教育

非専門家向けの科学教育(理科教育)における科学史の導入による科学教育の抜本的改善

3.科学技術倫理・技術者倫理

4.教育におけるコンピュータおよびインターネットの活用

一般的な講義・授業におけるコンピュータおよびインターネットの導入による講義・授業の活性化

5.高等教育論

特に私立大学における大学改革、教養教育、FD等の諸問題の検討

学 歴

1976年3月 新潟県立柏崎高等学校普通科卒業
1977年4月 新潟大学教育学部小学校教員養成課程入学
1981年3月 同大学同学部同課程卒業(教育学士)
1981年4月 同大学人文学部行動科学課程入学
1985年3月 同大学同学部同課程卒業(文学士)
1985年4月 国際基督教大学大学院教育学研究科博士前期課程(理科教育法)入学
1987年3月 同大学院同研究科同課程修了(教育学修士)

職 歴

1986年4月〜1988年3月 国際基督教大学教養学部理学科非常勤副手
1987年9月〜1987年11月 国際基督教大学教養学部一般教育課程非常勤助手
1988年4月〜1990年3月 国際基督教大学教養学部寄付プログラム「科学史」助手
1990年4月〜1991年3月 国際基督教大学教養学部寄付プログラム「科学史」助手(特任)
1991年4月〜1997年3月 敬和学園大学人文学部国際文化学科講師
1997年4月〜2002年3月 敬和学園大学人文学部国際文化学科助教授
平成14(2002)年4月〜平成19(2007)年3月 金沢工業大学工学部修学基礎教育課程助教授。
平成19(2007)年4月〜 金沢工業大学工学部修学基礎教育課程教授。現在に至る。
平成14(2002)年4月〜 敬和学園大学講師(非常勤)。現在に至る。
平成15(2003)年4月〜 放送大学講師(非常勤)。現在に至る。

所属学会および役職

1.日本科学史学会
2.日本物理教育学会(学会誌『物理教育』編集委員:1992年4月〜1997年3月)
3.日本哲学会
4.大学教育学会(旧称:一般教育学会)
5.STS Network Japan
6.科学技術社会論学会

教育・研究業績等一覧

I .学術論文

1.西村秀雄, 「『星界の報告』におけるガリレイの誤謬」, 『科学史研究』, Vol. 25, No. 158, 1986, pp. 65-73※1, ※3.
2.西村秀雄, 「太陽中心体系と地球中心諸体系との対応関係について( I )」, 『科学史研究』, Vol. 28, No. 169, 1989, pp. 31-40
※3, ※4.
3.西村秀雄, 「太陽中心体系と地球中心諸体系との対応関係について( II )」, 『科学史研究』, Vol. 28, No. 170, 1989, pp. 99-105
※3, ※4.
4.西村秀雄, 「プトレマイオス地球中心体系の今日的意味」, 『物理教育』, Vol. 37, No. 3, 1989, pp. 194-197.
5.西村秀雄, 「火星の大きさの変化とコペルニクス体系」, 『科学史研究』, Vol. 29, No. 176, 1990, pp. 219-224
※5.
6.西村秀雄, 「一般教育における科学史教育の現状と意義」,『一般教育学会誌』, Vol. 12, No. 2, 1990, pp. 59-62.
7.西村秀雄, 「私立文系単科大学における『科学史』受講による科学観の変化」, 『一般教育学会誌』, Vol.18, No. 2, 1996, pp.84-89.
8.西村秀雄, 「教師−学生間での情報の共有による講義の建設的改善 −−インターネットを利用した双方向型授業の試み−−」, 『大学教育学会誌』, Vol. 22, No. 42, 2000, pp.212-218.
9.西村秀雄, 「教科書の誤りはなぜ生まれたのか?」, 『新潟物理教育』, No. 5, 2001, pp.13-18.
10.西村秀雄, 「全教育課程を通して行う倫理教育の意義と可能性 −−EACワークショップに参加して−−」, 『KIT PROGRESS 工学教育研究』, No.8, 2003, pp. 87-93.

※1 「ガリレオの望遠鏡と近代光学をめぐって」で引用。田中一郎, 「ガリレオの望遠鏡と近代光学をめぐって」, 高橋憲一他, 『自立する科学史学』, 北樹出版, 1990, p. 55.
※2 『ガリレオたちの仕事場』で紹介。金子努, 『ガリレオたちの仕事場』(ちくまライブラリー59), 筑摩書房, 1991, p.310.
※3 『コペルニクス・天球回転論』で紹介。高橋憲一訳・解説, 『コペルニクス・天球回転論』, みすず書房, 1993, p. 232.
※4 Isis Cumulative Bibliographyで紹介。J. Neu(ed.), Isis Cumulative Bibliography 1986-95, Vol. 3, 1997, Massachusetts, p. 121.
※5 Isis Cumulative Bibliographyで紹介。J. Neu(ed.), Isis Cumulative Bibliography 1986-95, Vol. 3, 1997, Massachusetts, p. 426.

II.その他の著書、著作および翻訳(一般雑誌※5を除く)

1.西村秀雄, 「宇宙という書物」, 『言語』(1989年3月号), 大修館書店, 1989, pp. 43-48.
2.西村秀雄, 「1989(大阪)年会シンポジウム: 科学史教育の現状と展望」(共著), 『科学史研究』, Vol.28, No. 172, 1989, pp. 213-216.
3.M. Watanabe & H. Nishimura, "The present state of the teaching of history of science in Japanese Universities", A. M. Duncan (ed.), Tea Com News, Leicestershire, 1991, pp.2-4.
4.西村秀雄, 「『コペルニクス革命』再訪」, 大野誠・小川眞里子編, 『科学史の世界』, 丸善, 1991, pp. 1-18
※6.
5.E. J. エイトン, 西村秀雄訳, 「惑星運動の秘密をさぐる ケプラーの天文学」, 渡辺正雄編著, 『ケプラーと世界の調和』, 共立出版, 1991, pp. 84-104.
6.J. V. フィールド, 西村秀雄訳, 「多面体の幾何学から対数まで ケプラーの数学」, 渡辺正雄編著, 『ケプラーと世界の調和』, 共立出版, 1991, pp. 160-180.
7.西村秀雄他, 『日本の大学における科学史教育の現状 調査報告書』(共著), 国際基督教大学寄付プログラム「科学史」, 1992.
8.西村秀雄, 「科学史の講義にもコンピューターを −−パソコン・プラネタリウムを例として−−」,『科学史研究』, Vol. 31, No.184, 1992, pp. 228-229.
9.西村秀雄・渡邊正雄共訳, R. S. ウェストマン, 「コペルニクス主義者と諸教会」(共訳), D. C. リンドバーグ・R. L. ナンバーズ編, 渡辺正雄監訳, 『神と自然』, みすず書房, 1994, pp. 83-122.
10.西村秀雄, 高橋憲一著, 「コペルニクス・天球回転論」(書評), 『化学史研究』, Vol. 21, No. 4, 1995, pp. 368-369, 365.
11.西村秀雄, 「インターネットを利用した双方向型授業の試み −−学生の参加意欲を高め、理解度を向上させるために−− 」, 教員研修運営委員会編, 『2000年度 大学の教育・授業を考えるワークショップ報告書』, 2001, pp. 27-32.
12.西村秀雄他, 「シンポジウム『私立大学の未来』」, 大学問題研修会編, 『2000年度 大学問題研修 報告書』, 2000, pp.48-50.
13.西村秀雄, 「(押入ではなく)抽斗の大学を創ろう!!」, 大学問題研修会編, 『2000年度 大学問題研修 報告書』, 2000, p.119.
14.西村秀雄, 「文科系私立大学で科学史を10年教えてみて」, STS NETWORK JAPAN 事務局 Newsletter編集委員会編, Newsletter, Vol. 12, No . 2, 2001, pp. p. 9. (同紙p. 3に夏の学校実行委員長の三村太郎氏による紹介記事あり)

※5 一般雑誌についてはこちら
※6 『コペルニクス・天球回転論』で紹介。高橋憲一訳・解説, 『コペルニクス・天球回転論』, みすず書房, 1993, p. 232.

III.口頭発表・講演

1.西村秀雄, 「ガリレイの天文観測における疑問点をめぐって」, 1985年12月14日, 東京学芸大学天文学懇談会, 於東京学芸大学.
2.西村秀雄, 「ガリレイの望遠鏡に関する一考察」, 1986年1月14日, 科学史懇話会, 於日本大学.
3.西村秀雄, 「日本の科学史教育の現状」, 1989年5月28日, 日本科学史学会第36回年会シンポジウム「科学史教育の現状と展望」, 於関西大学.
4.西村秀雄, 「新しい『コペルニクス革命』像」, 1989年11月18日, 東京学芸大学天文学懇談会, 於東京学芸大学.
5.西村秀雄, 「わが国の大学の一般教育における科学史教育の現状」, 1990年6月3日, 一般教育学会第12回年会, 於桃山学院大学.
6.西村秀雄, 「小さな発明と大きな問題 ―望遠鏡の場合―」, 1991年10月11日, 於新発田市民文化会館.
7.西村秀雄, 「小さな発見と大きな問題」, 1991年12月12日, 於国際基督教大学科学史研究センター.
8.西村秀雄, 「科学史って何だろう」, 1995年7月15日, 於新潟県立新潟東高等学校.
9.西村秀雄, 「文系私大における『科学史』受講による科学観の変化」, 1996年6月1日, 一般教育学会第18回年会, 於札幌大学.
10.西村秀雄, 「学問のすすめ −−実学以外の立場から−−」, 1997年7月14日, 於新潟県立新潟中央高等学校.
11.西村秀雄, 「大学で学ぶということ −−科学史を例として−−」, 1997年12月11日, 於新潟清心女子高等学校.
12.西村秀雄, 「100年後の決算 明治期日本の近代化 −−科学史の立場から−−」, 1999年10月1日, 於新発田市民文化会館.
13.西村秀雄, 「インターネットを利用した双方向型授業の試み −−学生の参加意欲を高め、理解度を向上させるために−− 」, 2000年8月1日, 日本私立大学連盟 2000年度「大学の教育・授業を考えるワークショップ」, 於グランドホテル浜松(静岡県浜松市).
14.西村秀雄, 「地方私立大学から見た、今日の私立大学をめぐる諸問題」, 2000年9月7日, 日本私立大学連盟 2000年度大学問題研修, 於京都東急ホテル(京都府京都市).
15.西村秀雄, 「(押入ではなく)抽斗の大学を創ろう!!」, 2000年9月8日, 日本私立大学連盟 2000年度大学問題研修, 於京都東急ホテル(京都府京都市).
16.西村秀雄, 「インターネットを利用した双方向型授業の試み −−学生の参加意欲を高め、理解度を向上させるために−−」, 2000年11月8日, FD研修会(学内).
17.西村秀雄, 「教師−学生間での情報の共有による講義の建設的改善 −−インターネットを利用した双方向型授業の試み−−」, 2000年12月23日, 日本物理教育学会新潟支部・新しい理科教育を研究する会共催「クリスマス講演会」, 於新潟県立新潟高等学校.
18.西村秀雄, 「インターネットを利用した双方向型授業の試み(2) −−授業への出席率と動機づけ、成績の分析を中心に−− 」, 2001年6月9日, 大学教育学会第23会年会, 於桃山学院大学(大阪府和泉市).
19・西村秀雄, 「高校と大学の科学(理科)教育の連携を探る −−文科系大学での事例−−」, 2001年7月20日, 日本物理教育学会新潟支部第6回総会, 於新潟県立新潟南高等学校.
20.西村秀雄, 「文科系私立大学で科学史を10年教えてみて」, 2001年7月29日, STS Network Japan 夏の学校 2001, 於内海町サイクリングターミナル(香川県小豆島郡内海町).
21.西村秀雄, 「本学の低出席率学生の意識とチュートリアル教育について」, 2001年12月19日, FD研修会(学内).
22.西村秀雄, 「変革期の科学教育と科学史 ─11年間の現場体験から見えたもの─」, 2002年5月22日, 金沢工業大学STSP研究会, 於金沢工業大学東京事務所.
23.西村秀雄, 「工学部の現状と見通し」, 2002年7月20日, 日本物理教育学会新潟支部第7回総会, 於新潟県立新潟高等学校.
24.Hideo NIshimura, "Teaching Ethics in Engineering: A Historical Approach," Ethics Across the Curriculm Workshop 2002 (Aug. 5, 2002), Illinois Institute of Technology.
25.西村秀雄, 「科学の歴史から私たちは何を学ぶか」, 2002年8月23日, 新潟県立柏崎高等学校自然探究特論科学史講義, 於新潟県立柏崎高等学校.
26.西村秀雄, 「全教育課程を通して行う科学技術倫理教育の意義と可能性」, 2003年6月7日, 大学教育学会第25回大会, 於大阪薬科大学.
27.西村秀雄, 「ニュートンのリンゴって、何? −−「学び」のルーツを訪ねて−−」 , 2003年7月19日, ニュートンのリンゴの木お披露目式, 於新潟県西蒲原郡潟東村教育委員会(「ゆう学館」).


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