平成20年5月7日更新
第7回:平成20年5月7日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
科学技術と価値1
・科学技術が新しく生み出した価値に関する検討1
・OHPなどを用いた講義
・ビデオを使った解説
・復習:文献調査を行い、科学技術によって作り出された新しい価値を3つあげる。(60分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は、西村の補足ないしはコメントです)
Q.前回の問い〔マンハッタン計画に参加するか否か〕の判断を下すにあたって、貴方は何の価値を重視しましたか。(参加する/しないそのものは問いません。)
A. (「職能集団の一員」という発想が弱いことにご注目ください。日本にはあまりない発想なんですね。コメントは控えます)
・家族:自分は全人類を考えられる人物ではない。自分の周囲の人間へのことしかかんがえられない。この場の周囲の人は家族である。
・家族・生活のため。核をつくるとしっているのであればやらない。自分がかかわることで人が死ぬかもしれないから。
・家族と自分の生命。安定した生活
・家族のこと。社会に与える影響。
・家族の事を考えていたと思う。
・家族を養うため。お金が欲しいから。
・自身の道徳的価値(人の命を奪うことに対する)
・自分(家族)が生きるため。戦争を早期終結させるために。
・自分が責任を持てるかどうか。
・自分たちの命が大切という域を核は超えている。
・自分の安定した生活維持のために参加。自分に有益かということがこういう価値判断につながっている。
・自分の周りの状況(家族のため、自分の身の危険のため)。研究内容。その研究で何が得られるか?
・自分の力をためすことができる。必要とされている。(自分が)おそらく純すいに喜びを感じる。よって応じる。
・世界に対してきょういになるか、ならないか・ひばくしそうだから[開発に参加しない]
・核は人々にとって良いとされるものがないので無理。また危険とされるので参加しない。
・核を知るため。技術者としてのうで試し。自国の利溢のため。[に参加する] [以上の方は、質問の趣旨を誤解されて、参加する/しないという前回の問いに再び回答された方です]
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は、西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
・アインシュタインのあの激やせ写真は初めて見た
・アインシュタインの悔いてる写真が、とてもいんしょうにのこった。
・アインシュタインの顔が印象的だった。
・アインシュタインは、つらかったと思います。 [以上、アインシュタインの2枚目の写真は印象的ですよね]
・おもしろかった。 [ありがとうございます]
・ちこくしました。 [2限目の授業なので、次回は気をつけましょう]
・暗いほうのアインシュタインの顔ははじめて見た [そうなんですよね。なお、上記ご参照]
・科学者たちは自分たちで核を作ったのに後で核にはんたいするのはむしがいいと思う。 [その気持ちは良くわかります。ただし、結果を知っている私たちの考えを、当時の人たちに押しつけるとしたら、ちょっと留保する必要があると思います]
・核を実際に見たわけではないので、少々実感が持ててないと思う。 [それはその通り。一つの方法は、前々回に挙手していただいたように、広島や長崎の施設を訪問するという方法だと思います。一度でも訪ねると、ずいぶん印象が違いますよ]
・原爆を作るにあたって、それに関係した人が、最終的に原爆の反対(運動)をしたのはよかったと思う。 [こちらについても、上記ご参照。どんどんと核兵器を開発して核の力で平和を...というエドワード・テラーの考え方も、選択肢としてはアリだと思います]
・原爆開発に携わった人たちの心の変化がわかった。 [彼ら彼女らは、本当に最前線で苦悩していたんですね]
・今回は何かとショックが大きかった。(アインシュタインや映像) [ありがとうございます。残酷な映像を流したわけではないので、きっと貴方の感受性が高くなっているんだと思います]
・今回やっている授業はとても考えさせられる内容だと思いました。 [こちらも]
・色々と興味深く、考えられさせた。 [そしてこちらも]
・特になし [はい]
・疲れた。 [他科目を含めて中間試験が迫っているので、かなりお疲れの方がいらっしゃるようですね]
・陽気なアインシュタインしか知らなかったため、2枚目の写真はショッキングだった。 [そうでしょうね。なお、上記ご参照]
西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。