平成20年12月17日更新
第7回:平成20年12月17日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
科学技術と価値1
・科学技術が新しく生み出した価値に関する検討1
・OHPなどを用いた講義
・ビデオを使った解説
・復習:文献調査を行い、科学技術によって作り出された新しい価値を3つあげる。(60分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は、西村の補足ないしはコメントです)
Q.前回の問い〔マンハッタン計画に参加するか否か〕の判断を下すにあたって、貴方は何の価値を重視しましたか。(参加する/しないそのものは問いません。)
A. (「職能集団の一員」という発想が弱いことにご注目ください。日本にはあまりない発想なんですね。次回考えますのでコメントは控えます)
・お金、家族
・お金、家族、国、自分の利益が大切だから。
・お金が大事、自分が大事、科学力の進歩も大事、軍事力も大事、だと思うから。
・お金が大事だから。平和のため
・お金が入る。自分が生きれる。家族生きれる。
・その兵器がどれだけのいりょくになって、どのように使われるか。
・家族
・家族、生活
・家族が世界で一番大切だから暮らしていくためにも開発に参加する。
・家族が大事だから。
・家族が大切
・家族が大切だから
・家族のことを考えて参加する。自分の研究したい物理学だから。
・家族のことを考えるとやはり参加してしまう。
・興味のあることについて研究できること。家族を養えると言うこと。知ってしまったら、みないふりをすることはできない。
・原爆がどのようなものか興味があったから参加した。家族のご飯のために参加した。
・個人の名誉、誇り。人類の存続のため・・・
・自分が参加しなくても開発は進めれるから。自分が生きていくことも大事だから。
・自分の家族が大切だから。研究ができる=このうれしさ(新たなことを創造する楽しみ)
・自分の家族や研究的好奇心
・自分の生活、家族の生活
・自分の生活や家族、人の命
・自分の命のため。社会的立場
・職が欲しいから。給料が欲しいから。
・人の命
・人の命が大切
・人の命が大切だから。
・人の命が大切であるから。自分の誇りを守るため。
・人命。その後何を感じるか
・人類の今後に役立つかどうか。
・知的好奇心、保身、家族
・平和に暮らせるようにするために参加する。
・良心、命、疑惑、責任
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は、西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
[ご覧いただいたアインシュタインのビデオについて]
・アインシュタインがどのような人物か良く分かった。 [ありがとうございます]
・アインシュタインが平和を望みうったえても、やはり国どうしの冷戦は終わらなかった。一人一人が原爆の恐ろしさを知り、忘れないことが平和につながると思う。 [まったくその通りですね。偉いなぁ]
・アインシュタインのすごさがわかった。 [ありがとうございます。でも別な面もあるんですよ。興味があったらお話しします]
・アインシュタインの子供時代を見て、知っているアインシュタインと真逆でびっくりした。 [子供の頃の話は有名です]
・アインシュタインの真実を知ることができた。 [こちらも興味があったらもっと別な話ができます]
・アインシュタインの生涯を知ることができてよかった [ありがとうございます]
・アインシュタインはすごい人だとわかった。 [こちらも]
・アインシュタインは愛されていたんだなと思った。 [とても有名人であったことは確かです。ちょうど映画や新聞など、メディアが発達する時期で、ちょうど良い(=誰にもわかりやすい)キャラクターだったんですね]
・すごい人物にはやはり大変なことが多くあることを感じた。 [まったくその通りですね]
・すごく興味深いビデオだった。 [ありがとうございます]
・ビデオがおもしろかった。
・ビデオがよかった。 [以上、こちらも]
・ビデオの時間が長かったため、1時間に感じなかった。 [これはたぶん、「あっと言う間に時間が過ぎた」。つまりお褒めの言葉ですよね(違っていたらごめんなさい)]
・間接であったとしても、自分の発見したものに責任を持ったアインシュタインはすごいと思う。 [そうですね。それに、日本が好きだったんですね]
・今日のビデオは世界的な物理学者の視点から当時の様子を知ることができとても興味深かった・・・。 [ありがとうございます][今日の一言]
・イスラエルは核兵器を捨てるべきだ。 [公式には認めていませんが、イスラエルも核保有国です。でも、なぜイスラエルなのでしょう? インドやパキスタン、日本の近くなら中国(+北朝鮮〔朝鮮人民民主主義共和国〕)、そしてアメリカやロシアは?]
・エドワード=テラーの考えはおかしい。 [お気持ちはとても良くわかりますが、講義の中でご説明したように、その後の実際の歴史がテラーの主張する通りに展開したのも事実です]
・オッペンハイマーうさんくさい [この件に関する判断は分かれると思います]
・この授業のおかげで2日前の原爆の番組を積極的に見ることができた。 [きっとそんな番組があったんでしょうね。それはよかった]
・シラードやオッペンハイマーは原爆を投下した後の人々の被害をどう考えていたのか。 [オッペンハイマーについてはご説明した通りです。シラードについては調べてみます]
・テストが恐ろしい。 [そんなことはないですよ]
・価値観の判断は難しい。
・価値判断を下すことは難しい。 [以上、まったくその通りです。でも皆さんはこれから、それを自覚して判断し、行動しなければならないんですよ]
・科学者が何を言っても国は止まらないのか。 [確かに、そうかもしれません。でも、アインシュタインはそうでない可能性を信じて行動したんですね]
・原子爆弾を作らなければ、民生に利用することが出来たのではないかと思う。 [確かに]
・原爆の話を聞かれた[=原爆投下について]時のアインシュタインの顔が印象的だった [そうなんですよね。凄いですよね]
・恒久的な平和は無理だなぁと思う。 [そうかもしれません。じゃぁ、何もしない?]
・小テストの日にちが近づいてきました。 [これは中間試験のことでしょうね。次回ご説明します]
・冬なのに暖かかった。 [そうでしたね。明日は雨だそうですが、まだ雪にはならないようです]
・抑止力としての兵器は正しいのだろうか? [この件に関する判断は分かれると思います。前述しましたが、実際のその後の歴史は、この抑止力を背景として展開されます。ところで、よく「抑止力」って言葉をご存じでしたね。偉いですよ]
西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。