平成21年5月20日更新
3HB1クラス
第11・12回:平成21年5月20日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
・市場原理とグローバリズム
・なぜ、技術者は特別の責任を負うのか
・スペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故に関する解説
・グループディスカッション
・PCを用いた講義
・中間試験用スタディクエスチョンズの解説
・ビデオ視聴
・6名程度のグループを作り、役割を決めた上でのグループディスカッション
・復習:必要事項を講義ノートに記入(30分)
・予習:スタディクエスチョンズを基に、学習内容を整理し、臨時試験の準備をする。(60分)
・引き続き、チャレンジャーの事例に関するレスポンスシートを作成する(30分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.チャレンジャー号事件に関するビデオをご覧いただいて、個人的にはどうすべきだったと思いましたか?
A.(グループで役割を分担して議論する前の、個人的な印象です。次回みんなで検討しますので、原則としてコメントは控えます)
1.打ち上げに賛成 10名(19.6%)
2.打ち上げに反対 33名(64.7%)
3.その他 8名(15.7%)
1.打ち上げに賛成
・上からの圧力がかかると・・・・仕方がないかもしれない。
2.打ち上げに反対
・ただ、もしチャレンジャーでおきなくても(打ち上げなくとも)組織の体質が変わらなければ別のシャトル、ロケットで同じような事故が起こっていたと思う
・もう一度データを取るためにえんきにする [これは実質的に「3」ですね]
・人の命に関わることだから。
・人命第一3.その他
・4月まで待ってから打ち上げる。問題を解決すること。
・ほきょー [?]
・職を辞める
・打ち上げ[を]延期して、違う材質の0-リングを使う。
・打ち上げるが、延期を提案し続ける。
・打ち上げを延期[して]、確実なデータを取ってから打ち上げるか否か決めるべき。
・打ち上げ延期
・立場により異なる。技術者は会社全体のことを考えないで良いが、社長の立場では.. [まったくその通りですね]
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
[ご覧いただいた、スペースシャトル・チャレンジャー号のビデオについて]
・「技術者として帽子を脱いで、経営者としての帽子をかぶったらどうなんだ。」ヒトの“エゴ”を象徴していると思う。 [お気持ちは良くわかるのですが、この件に関しては、次回]
・NASAのような無責任な判断はおそらく社会でも起こっていることだと思うとこわい。 [こちらも。仰ることは良くわかりますし、その通りでしょう]
・コックピットは爆発の後どうなったの? [もちろん分解して、水面に激突しました]
・ジレンマはよくあること。 [その通りですね。肝心な点は、それをどうやって乗り切るか、です]
・スペースシャトル打ち上げは酷い。 [まったくその通りですね]
・チャレンジャー[号]の人たち[=乗組員?]はカワイソウか[原文のママ]と思った。 [「乗員は可哀想だ」という意味だと思います。まったくその通りですね]
・チャレンジャー号の事件は何度かテレビで見て知っていたが、具体的な背景までは知らなかった。 [具体的な状況を聞くと、ずいぶんイメージが変わったんじゃないでしょうか]
・チャレンジャー事故があったことは知っていたが背景などは知らなかったので、よかった。 [こちらも]
・チャレンジャー爆発事故があったなんて知らなかった。 [皆さんが生まれる前の話ですから無理もありません。でもとても大きな事故でしたし、技術者にとっては重要な意味を持つ事故だったんですね]
・むずかしい選択だと思った。
・よくわからない。むずかしい。 [以上、まったくその通りですね。この方の前半はたぶん、「内容がわからない」ではなく「どうしたらいいのかわからない」という意味なんだと思います]
・一方[NASAとは対照的に]、JAXA[宇宙航空研究開発機構]は超低予算で頑張っていた。ぜひはやぶさにもどってきてほしいです。あと名前は失念しましたが以前NHK?でソ連のロケット開発者の話をやっていたが[一部判読不能]中々興味深かったです [JAXAの件、まったくその通りですね(リンク先をご覧ください)。ちなみに「はやぶさ」プロジェクトには、センセイの教え子も参加しています]
・現場の技術者が会議に参加できず意見を言えなかったのが事故の原因だと思う。現場の技術者と経営者の板ばさみになっていたのがかわいそうだった。 [それはその通りなのですが、じゃぁ、どう打開しましょう?]
・後から非難はだれでもできる。 [まったくその通りです。次回の最後にご説明できると思います]
・様々の立場に立って考えると、見方が変わる [まったくその通りですね。次回の議論でも体験していただけると思います][今日の一言]
・「アイランド」ちょっと前、深夜に放送してました。割と面白かった。 [そうだったんですか。知りませんでした]
・AGORAの課題4と課題3の結果がなかった。 [アゴラについては別途採点します。御了承ください]
・グループ討議が大変だった [本番は、次回です。充実した討議結果を期待しています]
・コーホー [?]
・そろそろ暑くなってきた。 [そうなんですよね。暑いと空気が悪くなりがちで困ってしまいます]
・ちこくした [次回は気をつけましょう]
・デモが行われないのが日本だけとは知らなかった。 [よく言えば大人しく、悪くいえばハングリー精神がなくなってきているという感じがします]
・マズイ。滋賀県でも新型インフルエンザが出た。親がかかってないか心配です。 [お気持ちはわかりますが、慌てずに行動しましょう]
・課題の量がヤバイです。 [専門科目の課題なんでしょうね。今週末はそちらに集中してください]
・気温の変化が激しくしんどい。 [まったくその通りですね。先日は結構寒かったので、一度しまったストーブを持ち出しました(さすがにもう使ってませんけど)]
・技術者の負う責任は非常に重いものなのだと思った。 [できることと、責任と、両方ですね]
・今日に限ったことではないが、大変難しい内容を分かり易い言葉で説明されて、すごい授業だと思う。 [ありがとうございます。でも、そうかなぁー]
・今日はよかった。 [きっと当事者の感覚で講義に臨まれたのでしょうね]
・今日はよくわからないけど疲れた。 [そういう方もちょっといらっしゃいました。課題等で大変なんでしょうか]
・暑くなった。 [そうなんですよね。まだエアコンは入らないし...]
・先生、おつかれですか? [そう見えました? 90分はちょっと長いですけど、講義は大好きですよ。いろんな発見がありますから]
・専門実験パないす!! [できるだけ原文のママ。たぶん「専門実験が大変だ」という意味なんでしょうね]
・天気がよかった。 [そうですよね。外でのんびりしたくなりますが、お互い......]
・特になし。 [はい]
・難しい。
・難しい問題だと思った。 [以上、たぶん「どうすればいいのかわからない」という意味なんでしょうね。次回、お互いにアイディアを出し合えば新しい展開があるのでは?]
・発表したくないです。 [広報担当になったんでしょうね。頑張ってください]
・眠かった。
・眠かったです。 [以上、こちらはお疲れのご様子]
西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。