2022年10月6日更新
3EV2クラス
第2回:2022年10月6日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
(続き)
・直面する可能性のある倫理的問題に関する具体例
・グループ討議と討議結果に対するコメント
・ eラーニングシステム <Agora>やグループ討議の事例分析課題に関する解説
・セブン・ステップ・ガイドの概説 他
・PCを用いた講義
・グループ討議
・討議結果の発表
など
・復習:第1〜2回で学んだことについての考察の深化(90分)
・予習:教科書の精読(180分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.グループ討議や全体での発表、討議、当方からのコメントの結果、前回の個人的な感想は変化しましたか? あるいは見落としていた点に気づきましたか?
A.(原則としてコメントは控えます)
1.(ある程度)変化した 26名(78.8%)
2.(あまり)変化しない 6名(18.2%)
3.無回答 1名( 3.0 %)
1.(ある程度)変化した/見落としている点があった
・お客さんや大会委員長、開催時期のことも考えなければいけないことに気づき、見落としている部分の多さに驚いた。 [最初はそれが普通です]
・グループ討議や全体討議を通して自分では思いつきもしない意見などがあげられ、とても有効であると感じ、変化があるに投票させていただきました。 [でしょ?]
・ファンの安全を見落としていた。開催時期や開催場所にも注目したかった。 [公衆(ここでは観客)の安全が最優先なのですね]
・レースの代わりにイベントを行うという案は自分も考えていたが、イベントで時間を稼いで開催するかどうかを見極めるという意見が出たのには、ハッとさせられた。 [それですべて代替できるかどうかは別ですが、やはり傾聴すべき意見ですよね]
・意見は変わらなかったが、より考えが深まった。 [なるほど]
・何を重視するのかで、開催する有無が変わるのを感じた。特に、選手やファンがいないと、大会を開催することが出来ないため、選手やファンのことを考えて、開催しない方が良いように考えるようになった。 [非常に重要な点です]
・開催されるレースのことばかり考えていたが、レースはこれだけではなく他にもレースはあるので長期的に考えることも重要であると思った。 [後でご説明しますが、これは「功利主義」という考え方です]
・開催しな[い]理由が自分と大きく異なるものあり面白かったです。 [特に二つの班の「長期的な信頼」は重要ですよね]
・開催する、しないの二択で聞かれたため自分の中でそれ以外の選択がなくなってしまい、先生の思惑にはまってしまった。言われてからそもそも条件がおかしいことに気付いた視野が狭くなっていることを実感した。 [すみません。最初だけの引っ掛け問題でした]
・開催するの意見にしていたが観客の安全面などの配慮が考えられていなかったので多角的に考えなければならないなと思った。 [観客の件は最優先ですよね]
・観客の安全について考えれていたことはとても良かった。しかし、開催しない時の予算の回収について考えれていなかったのでそこの部分は見落としていた。 [それがないと説得力がないんですよね]
・客の安全や出店の資金繰りなどの心配が見落としていた点であったと感じました [最初の段階ではたいていそうなります。焦る必要はありません]
・客の利益をどう出すかもっと考えるべきだった。 [なるほど]
・個人的な印象では自分のことしか考えていなかったが、グループ討議を通じて意見が180°変わった。 [それはびっくり]
・今回の授業で、開催をしない場合のお金の損失は必ずあるが、保険をかけているのでそこまで大きな問題ではないと感じた。反対に開催した場合、事故が起きることは確率的な問題であるが本当に事故にあった場合命にかかわることであり怖いと思った。 [まったくその通りですね]
・最初は中止にする予定だったが今年行われたレースでは遅延した状態でも行ったため行うにした。 [すみません。「今年行われたレース」の意味が良くわかりません。]
・時間を遅らせて開催することは不可能だと考えていたが、その間にお客を含めて氷を溶かすなどして開催のために動くことでお金では変えない経験が提供できるのだと感じた。 [お客がコースに出るかどうかはまったく別ですけどね]
・自分の意見だけだとレーサーの安全しか考えられていなかった。 [最初はどうしてもそこに目が行きがちです。焦る必要はありません]
・色々な視点からの意見があり、自分の選択肢は変わらなかったが、もう1つの選択肢のとらえ方が変わった。 [視野が広がった、ということでしょうね]
・前回はレースを開催しない考えだったが、最大限安全に配慮すれば開催できるという意見に変わった。 [それはそれでアリ、です]
・長い目を見た場合にレースを開催しないという意見は納得した。 [なかなか出ない意見なんです]
・当初は、開催派だったが、人命、信頼を優先すべきだと思った。 [視野が広がったために意見が変わったということでしょうね]
・討論を行うことで、レースを開催するにしても開催しないにしても、起こりうる損得を考えていなかったことに気づいた。 [その広がりを考えることが重要なんですね]
・反対意見を聞くことで、自分の意見の内容を修正し、より良いものとなった。 [得るものが多かったのでは?]
・保険があるから、そんなに損失にならないから開催しないという判断をしても楽しみにしていた人たちの気持ちなど意外[「以外」の変換ミス]は大丈夫なのかと思った。 [もちろん観客へのフォローも重要ですよ]
・両側から見た意見が必要であるだと感じた。 [重要な点です]2.(あまり)変化しない/見落としている点はあまりなかった
・いろいろな意見を聞けた [確かに]
・見落としはなかった [素晴らしい]
・個人で考えた点は、他の班員も考えており、見落とした点というものは無かった。考えが一緒で、まとめやすかった。 [こちらも]
・最優先は、命であるということを改めて感じた。 [それはそうです]
・自分が考えていた意見の想定内にみんなの意見があったから。 [こちらも概ね見抜いていたようですね]
・初めからやるという意見で、グループの意見も開催するだったため。[ただし]時間をずらすことや医療班を増やすなど安全対策を多くすることは、個人では考えていなかった。 [なるほど]3.無回答
・金沢さんになりきっているはずなのに,考えている僕ら側に知らないことが多すぎた。土俵に立てていなかったような。 [最初は誰でもそうです。このクラスは大変よく頑張った方ですよ]
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
・1つの問題に対して、1人1人の視点から意見が出ると、色々な視点からの意見が出てきて面白いなと思いました。 [でしょ?]
・ABSは偉大 [まったくその通りです。ホントに救われました]
・グループワークの必要性を感じた。
・グループ討議がスムーズに進みよかった。
・グループ討議が活発だった。
・グループ討議ではみんなで意見を出し合って、うまく話せたと思う。 [以上、今日の(知的な)盛り上がりは凄かったですねぇ]
・グループ討議で話が進み過ぎて、お弁当の卵焼きの気持ちもみんなで考えました。 [ありがたいのですが、なぜ卵焼きの気持ち?]
・せっぱ詰まっている場合に事を行うにあたり前が見えなくなるのはよくあることだと考えますが、一人くらい冷静な人が必要だなと感じました。 [そうですね。でも実際にはなかなかできない...]
・メンバーと良いグループ討議をすることができたと思う。 [それは良かった]
・もしも自分が追い込まれ、視野が狭くなっていても極力他人とのコミュニケーションは取っていきたいと思った。 [その通りですね]
・ロケットで亡くなった人がかわいそう。 [残念ながら現実に起きた事故です]
・意見が変わると思ってなかった!楽しかったです! [ありがとうございます]
・楽しく話し合いができいい案が出せた。 [素晴らしい]
・議論を通じて、自分が持ちえない考えや意見を得る良い機会となった。i [得るものが大きかったのではないでしょうか]
・窮地に立たされた時ほど、冷静になるべきであると学んだ。 [まったくその通り]
・決断をすることが難しかった [その通りで、今回は非常に微妙な判断が求められます]
・今日ほど授業でしっかり議論したのは久しぶりで面白かった。 [ありがとうございます〜]
・最後に見たロケットの墜落事故には複数の人の心理状態が悪かったからだと考えられるので、感情的ではなく理性的に行動する必要があると感じた。実際に理性的に行動するためにどうすればいいのか考えてみたいと思う。 [まったくその通りですね。詳細は次回の講義でお話しします]
・最高の授業でした。 [ありがとうございます。でも「最高」って褒めすぎでは?(センセイはほとんど何もしていないし)]
・次回開催する場合どうしたら観客が来てくれるかを考えるべきだった。 [そうですよね。下手な判断をしたら、将来のお客さんを失ってしまうんですよね]
・実際に起こった事例などを基にしたことを実践的に考えることで対応力が身についた気がしたし、考えの幅が広がった。 [次回は皆が追い詰められていく生々しいお話です]
・色々な影響を考えしまったため、なかなか話し合いに参加することができなかった。また、お題の設定がおかしいこともあったと考えられる。今年の4月はオーストラリアで行い、2018年までは中国での開催が多かった。そのため、4月に日本で行う事に違和感があった。 [現実のF1とは無関係ですので、悪しからず]
・雪国なので雪の運転には精神を集中してハンドルを握ります [もちろん。去年は9時間かけて、しかも冗談抜きの命懸けで移動しました]
・先生は、日曜18時半の「サザエさん」は見ますか?ぼくは見ます。 [その頃は大学で仕事をしているので見ることはできません]
・前回は「開催する」に投票していたが、グループ討議での話し合いを通して、自分でも思いつきもしなかった意見などを聞き、延期するに変更した。このようにグループ討議は非常に有効であると分かった。 [でしょ?]
・素敵な時間を過ごすことができました。 [ありがとうございます]
・単純な一言で、人間の判断は変わるのが非常に面白かった。今後、そういった場面に遭遇した際には、どういった対処が必要なのかを、改めて話し合ってみたいと感じた。 [そうですね。そのための科目だと思ってください]
・追い詰められたら冷静になって考えられるようになりたいと思った。 [その通りです。それをこの講義で考えましょう]
・班で話したりほかの班の話を聞いたりするのが楽しかったです。 [得るものが多かったのではないでしょうか]
・不安だったけど、自分の意見をしっかり話して討論に参加することが出来てよかったと思った。 [それは良かった]
西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。