2022年12月12日更新

3FY1クラス
第11回:2022年12月12日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

※高度技術社会における技術者の新しい役割

授業の運営方法

・PCを用いた講義・演習
・関連する視聴覚教材の聴講など

学習課題 予習・復習

・提出:課題6(電子的提出)
・復習:教科書の精読(60分)
・次回に向けた予習:課題7(科学技術の専門家として求められる価値観)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)

Q.飛行機と自動車、お客さんとして乗車(搭乗)する場合、どちらが「怖い」?
A.(講義内でご説明したので、原則としてコメントは控えます)

1.飛行機

25名(52.1%)

2.自動車

23名(47.9%)

1.飛行機

・トラブルや事故が起こったときに、自分ではどうすることもできないから
・[自動車で]遠出する場合、長時間の運転は集中力が切れると思うので事故が起きやすいと考えた。また、飛行機であれば安全性が考えられているので不祥事が起きても何かしらの対応ができると思ったため。
・仮に事故が起きてしまったときに車であれば命は助かるかもしれないが飛行機ならば確実に命を落としてしまうから。
・何かあった時に急には止まれないから。
・空を飛ぶほう[方]が道路を走るよりも命の危険があると思うから。
・高いところが苦手だから。
・高いところを飛ぶから。知らない人と同じ密室に何時間もいることになるから。 [後者は、なるほど。確かに国際線ではそういうことが発生し亜mす]
・高所恐怖症だから
・事故が起きるとして車よりも飛行機の方が命の危機、リスクが高いから
・事故ったら確実に死にそうだから。
・自らが運転しているわけではないので、事故を未然に防げない。高いところを飛んでいるから
・自動車はよく乗るので、慣れているが、飛行機はあまり乗ることがないので慣れていないから。
・自分が浮いていて、いざという時にも何も出来ないから
・自分ではコントロールできないから
・乗る頻度が少ないため怖く感じる
・着陸するとき[時]が恐いから。 [確かに]
・飛行機だと事故が起こった際に助かる確率が低い。
・飛行機で移動しているときに事故が起こればほぼ100%死んでしまうが、自動車は安全に走行していれば死には至らないから。 [自動車を安全運転していても、いわゆる「もらい事故」が起きることがあります(センセイは未経験)]
・飛行機の方が乗った回数が少ないから、自動車の事故にあっていないという安心感のある事実に比べると不安になる。
・飛行機の方が天候に左右されて事故が起きやすそう。飛行機はあまり乗る機会がないから想定外のことが起きたときに対処しにくい気がするから。
・飛行機の方が非日常で慣れておらず、事故が起きたらほぼ確実に死ぬため。また、自動車は普段から乗っており事故にあったこともないため。
・飛行機は墜落するイメージがあって、事故になった時に必ず死にそうだから怖いです。自動車はぶつかっても死なないことがあるので、少し安心できます。
・普段乗ることがないから手続きとか怖い、あと耳鳴りするから
・問題が発生すると高い確率で命を失いやすいから。
・落ちるかもしれないから

2.自動車

・あおり運転や逆走車などの自分や自分の乗る車以外の危険な要素が多い気がするから。 [逆走車に数回遭遇したことがあります。ホントに恐怖です。また煽り運転──センセイが煽られた──も経験しています]
・運転する人が信頼のおける人でも、あおり運転など非常識な人が道路にいるからそのリスクがある。飛行機は世界一安全な乗り物だと聞いたことがあるし、ハイジャックや整備不良の確率と煽られる確率を比べると煽られる可能性の方が高そうだから。
・確率的に考えると、飛行機で事故にあう[遭う]確率の方が低く、自動車は、毎日のように事故が発生しているため、自分が安全に運転していても、いつ事故にあう[遭う]か分からないという怖さがある。
・事故に合う[正しくは「遭う」]確率が大きいから、自分が運転しなければいけないから。
・事故率が高いから
・自動車のほう[方]が乗っている時間が長いから。
・自動車の事故の方が圧倒的に飛行機の事故より多いき[気]がするから。
・自動車の方が事故率が高いため。また、運転が怖いため。
・自動車の方が事故率が高いと聞いたことがあるから。
・自動車は飛行機に比べて事故発生率が高いから [以上、事故発生率は比較にならないほど違います]
・自分がどれだけ安全運転をしていても、他の車に事故を起こされる可能性があるから
・自分が運転していて、そこに人を載せている状態なら、自動車の方が怖い。乗る側だったとしても、飛行機が落ちる確率は低いと聞いたし、万が一事故っても命を落とすような大事故に巻きまれることはそうそうないと思う。
・自分が運転しているとき[時]に事故りそうになる場面が何度もあったから。飛行機は荷物検査もあるし安心できる気がする。
・自分で運転する可能性は高いのに運転した回数は少ないから。
・東京を想定すると走行距離が長すぎて安全に運転できるかが怖い。飛行機の方が入念な整備や安全確認がされていそう。
・日本の飛行機は御巣鷹山以来無事故なので、安全性がかなり高いが、自動車は運転士によってはとても危険である。
・飛行機のほう[方]が事故の可能性が低いから。
・飛行機の機体は、ハニカム構造になっているため、たとえ、人がシートベルトをしていなくても外力や衝撃を吸収してくれるから。 [良くご存じでしたね]
・飛行機の死亡事故は国内で長い間発生していない。自動車の方が事故件数で考えた場合圧倒的に件数が多いため、事故率が限りなく低い飛行機を選ぶ。
・飛行機の事故率と比べ自動車事故のほう[方]が身近に感じるから
・飛行機の乗務員の方々は健康検査や普段の生活などとても管理されてストレスがかからないようされていると聞いたことがあります。
・飛行機は何かがあった場合でも、無傷で助かる可能性が考えられるため。水上着陸など。自動車に関しては、事故が起こった場合、負傷は避けられないイメージがある。
・友達が車を運転すると、少し前が空くと[一般道なのに]80km/hの速度を出すから。 [...オイオイ]


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

・4限の授業はとても眠く、集中できなかった。 [気持ちはわからないではありません。というわけで今日は早めに切り上げました]
・BSE問題や雪印食品の問題まで取り扱うのは新鮮な内容だと思いました。 [安心の問題は多分に心理学的な問題なんですね]
・ギルベインゴールドにおける利害関係者(組織)が分かりづらいと感じた。 [仰るように、正直なところいろいろな要素を盛り込みすぎだと思います]
・ギルベイン市の問題について復習できてよかった。whistle blowerで内部告発者ということを初めて知った。 [再確認したことでちょっとすっきりしたのでは?]
・トラブルで周りを巻き込むのが一番厄介だと感じました。 [ビデオでは、ジャクソンの軽率な行動によって会社や市、そして市民を含む地域社会が大損させられるんですね。まぁ、無理な設定ですが...]
・リスクヘッジの話や環境問題全体の利益や不利益の話など興味深い話が多かった。 [ありがとうございます]
・安心のような、日本語ならではの表現はたくさんあると思った [実はそうなんですね]
・安全、安心の英語変換できなかった。 [「直訳できない」ことがポイントなので、あまり気になさらぬよう]
・安全であっても必ずしも安心にはならないということを学びました。 [情緒、感情、言い換えると心理学的な問題なんですね]
・安全性を取ることは、良く調べることであることが理解できた。 [確かに]
・価値共有型企業倫理プログラムについて学んだ。 [ありがとうございます。この考え方から得るものがあったのでは]
・楽しかったです [ありがとうございます〜]
・関わる全ての人にとって、バランスが良い選択を探すことが、重要で大変だと再認識しました。 [そうなんですね。そしてとても難しい]
・狂牛病や保険の話などあまり知らなかったことを知れてよかったです。 [これもある種、現実社会の仕組みなんですね]
・現実で起きた例を用いながらの講義だったので、分かりやすかったです。 [ありがとうございます]
・今まで扱った内容はどれも大切そうですが、どんなテスト対策をすればいいですか? [テストの前の回にご説明しますが、基本的にはセブンステップガイドを使えるかどうかです]
・今回は、企業の被害の実例や授業中の問いなどを通して、幅広く学ぶことが出来たので良かった。
・今日の話は、今までとはベクトルが少し違うなと思いました。保険の話は少し意外でした。親が車に乗らないので。
・事例を沢山知れて良かった [以上、残りの回は今までお話しできなかった要素を考えます]
・自動車か飛行機のどちらに乗るのが怖いかと考えた時、人にもよるが技術的な面や保険などによる事故になっても少しでも安心できるようにするなどどこに着眼点を置くかで変わると思った。 [そうなんですね]
・自分は大型バイクの保険があるので、たくさん保険のお金が必要なので、保険料が安い年齢になりたいです。 [それって、「中年になる」ってことですよ?]
・車、飛行機問題でリスクの考え方が人によって結構異な[っ]ているのが面白いと思った。 [どこに着眼点を置くかなんですね]
・車と飛行機どっちが怖いかの質問で、みんながどのように回答したのかが気になった。 [ちょうど半々でした。上記(↑)ご参照]
・車の保険の話になって年齢によって金額が少なくなってきていることに驚きました。。 [保険料は、事故の起こしやすさ/起こしにくさそのものを示しているんですね]
・車の保険金の利益などについて詳しく知ることができた。 [保険という仕組みは、なかなか意識されにくいですからね]
・若者の自動車保険が高いので、私も利用するときはいつも1Day保険かけています。 [適切な対応だと思います。これからも必ず続けるようにしてください]
・就活の焦りを感じてます [学年──見ていません──にもよりますが、長い目で見た場合焦らない方が賢明ですよ。気持ちはわかりますが...]
・信頼を取り戻すのは難しいと感じた。 [何を指すのかわかりませんが、例えばジャクソンあるいはZコープ社の対応でしょうか。もしそうならば、いったん失われた信頼はもう二度と戻らないと思います]
・先生はイラつかせたいのかそれを避けたいのかわからないです。 [講義中の小さな問いあるいは隣との情報交換を指すのではないかと思いますが、当方としてはそのいずれも意図していません]
・内部告発は不利益のほうが大きい。だからと言ってずっと危ないことが続くと思うと難しいです。
・内部告発をするのには想像以上に大きなリスクがあるということを知りました。 [以上、内部告発(公益通報)は最後の最後で、実際にはそれ以前にもっとやるべきことがあるんですね]
・日本人は安心感を重視して確率でものを観ない時があるのが面白いとおもう[思う]。 [そうなんです。この件は次回も続きます]
・年内にテストがあることに驚きました。 [お詫び:学生ポータルでもお知らせしましたが、通常の授業の最終回が12月26日(月)で、達成度確認試験は1月23日(月)でした。お詫びして訂正します]
・被害の程度とリスクを比べて安全かどうかが決まるけれど、気持ちの問題で必ずしも安心につながらないと分かりました。 [そうなんです。かなりの部分が心理学的な問題なんですね]
・飛行機たまに乗るとたのしい[楽しい]ですね [センセイも好きです。ただしコロナ禍もあり、ここ数年乗っていませんが...]
・飛行機と自動車で割れるのは意外過ぎた [実はたいてい半々になります。どこに着眼点を置くかで違ってくるんですね]
・飛行機に乗っていて命を落とす確率は低いことを知った。
・飛行機の安全性の高さに驚いた。
・飛行機の事故は一件一件が大きく印象が強いので、確率が低いという事実には驚いた
・飛行機事故の例は、事故の規模が大きいだけあって印象に残りやすい分危険視される割合が大きいのかなと思った。 [実は、ね。ただし、講義内でもお話ししたように、それで「安心」できるかどうかとなると話は別です]
・福利厚生などがしっかりとしている就職先を見つけたいと感じました。 [ぜひぜひ。頑張ってください]
・保険がどのように利益を得ているか知らなかったため、学びになった。初めの方に見た動画は字幕がないと何も分からなかった。 [ネット上では字幕がつきます(ただし音声とずれる)。興味があったら覗いてみてください]
・保険がものすごく高いので[、]車に乗りたくても乗れません [若い時はホントに高いです。運転のポイントがわかるようになる頃には、低くなってきます]
・保険の大切さを改めて知ることができた。
・保険は大切だなと思った。 [以上、この社会を下支えするシステムなんですね]
・命に価値を付けたフォード社は浅はかだなと思った。 [本質的には、「お金を払えばいいんでしょ?」──やることをやった上で、金銭によって補償することはしかたない──という発想なんですね]


西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


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