2022年12月13日更新

3BB1クラス
第11回:2022年12月13日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

※高度技術社会における技術者の新しい役割

授業の運営方法

・PCを用いた講義・演習
・関連する視聴覚教材の聴講など

学習課題 予習・復習

・提出:課題6(電子的提出)
・復習:教科書の精読(60分)
・次回に向けた予習:課題7(科学技術の専門家として求められる価値観)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)

Q.飛行機と自動車、お客さんとして乗車(搭乗)する場合、どちらが「怖い」?
A.(講義内でご説明したので、原則としてコメントは控えます)

1.飛行機

17名(51.5%)

2.自動車

16名(48.5%)

1.飛行機

・あのでかい機体が空を飛んでいることが怖い。
・コンピューター制御の部分は大いにあり安全ではあると思うのだが、バードストライクなどの突然の事故などが大いにあり得るから
・空を飛んでいるとき[時]に、事故が起きると自分ではどうしようもないから。
・空中で事故が起きた場合、逃げ場がないから。
・高いところが怖く、空を飛ぶと事故が起きる可能性が高そうであるため。
・高所恐怖症だから
・事故が起きたとき、死亡するリスクが高いと感じるから。
・事故が起きる確率は低いが、事故が起こったらほぼ確定で死んでしまうから。
・事故が起こる場合、飛行機の方が大きい事故につながりやすいから。
・事故で逃げられないから。
・上空で起こる事故は飛行機を利用する顧客の立場なら対処できない。飛行機自体に問題があるかもしれない。
・宙に浮く感じが怖いから。 [確かに。離陸する、あの瞬間の、ね]
・墜落するリスクがある。飛行機の方が体調変化が強い [後半は、そうなんですか]
・飛行機で上空に行くときいつも緊張するから。
・不具合が見つかった際に直ちに停止することができないから
・普段乗らないので不安である。事故が起きた場合命が助かる確率が低いから。
・両者で事故が起きた場合、飛行機の方が致死率が高そうだから。また、飛行機の運用には専門的な知識が必要なので、当事者として解決に働きかけることができなそうだから。

2.自動車

・交通事故のニュースはよく耳にするが、飛行機の事故のニュースはあまり耳にしないから。
・高齢者などいろいろなドライバーが居て、中には危険な運転をする人もいるため、自動車のほうが怖い。飛行機はパイロットが運転してくれ飛行機の墜落事故は数えるほどしかない。自動車の死亡事故はたくさんある。 [個人的な話ですが、センセイも煽り運転──センセイが煽られた──を経験しています]
・最近転んで怪我をしてしまったため、自分の運転が信用できないから
・事故が起こる可能性が高いため
・事故した時の被害は飛行機の方が大きいかもしれないが、自動車の方が事故が起こる確率が高いから。
・事故に会う[正しくは「遭う」]可能性もあるが、自分が事故を起こす可能性もあるため。また、飛行機の事故率はそこまで高くなく、自動車の方が事故率が高いため。
・事故死の確立[「確率」のタイプミス]は、飛行機よりも自動車の方が高いと思うので[、]自動車の方が危険なものだと考える。
・事故率がたかい[高い]し、気を抜けばすぐに事故を起こすから。車の運転者はプロではないし、車校でも簡単な訓練しか受けていないから。
・自動車のほうが乗る頻度が高い 身近なものだから
・自動車の方が事故の確率が高いと考えるから。
・自動車より飛行機の方が事故が起きる確率が低いから
・自分が運転するとしたらの場合、自分の判断ミスによる事故だけでなく、飛出しや不注意など、「外的要因」の不安要素が多すぎるし、他者に任せるとしても同じ不安要素がある。その点飛行機はその道のプロが担当するので、安心感がある
・車に乗る機会の方が多いので、その分事故や車の不備が起こりやすくなると考え、怖いと感じたため。
・飛行機の場合は、厳しい特訓を受けたパイロットが運転をするため、事故の確率は低い。車の場合は気を抜いたら事故になる確率が高いため、怖いと思った。
・飛行機はしっかりとした知識を持った人が操縦しているから安心できる。自動車は変な人も運転しているから、普段乗っていて怖い。急に飛び出してくるし
・飛行機よりも数が多く、事故が起こる確率が多いことや、飛行機に比べて免許をとるハードルが低い


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

・「安心」という言葉は英国では通用しないことに驚いた。また、日本語は朝鮮や韓国語に似ていることを知り、びっくりした。
・「安心」を直訳する言葉が英語にはないことに驚いた。 [以上、意外だったでしょ?]
・The LABをやってみたいと思った。 [ぜひぜひこちらから。センセイら、金沢工大科学技術応用倫理研究所が翻訳しました]
・おもしろかった [ありがとうございます]
・ギルベイン・ゴールドの話はとても難しかった。 [正直なところ、いろいろな要素を盛り込みすぎなので、落ち着いて考えられないですよね]
・ギルベイン・ゴールドを初めて視聴した時はなんとなく理解できたと感じていたが、今回の振り返りで何もわかっていなかったと感じた。THE LABのSE[サウンド・エフェクト=効果音のこと]が面白かった。 [良くも悪くも、ですが、ギルベイン・ゴールドは要素が多すぎるので、少し考えただけでは全貌を理解できません。そこが“THE LAB”との違いですね(もちろん専門職倫理と研究倫理と、取り扱うテーマも違いますが]
・データで論理的に安全を証明するのと同等に、感情的に訴える安心も大切ということが分かった。 [そうなんですね]
・マスコミに内部告発をするとデメリットが多いことが分かった。 [一般論ですが、事実関係を十分確認した上で、然るべき筋に申し出る方が賢明ですね]
・むずかしかった。 [前半、後半ともに、意味は違いますがやはり難しかっただろうと思います。でも、ここはもう一踏ん張りを]
・安心にあてはまる英単語が存在していないことに驚いた
・安心の英語訳がないことを初めて知った
・安心の概念は日本や韓国などの、特有のものであると知った。 [以上、意外だったでしょ]
・安全と安心の違いは、2年次の「技術者と持続可能社会」で学んだため、懐かしく感じた。 [そうだったんですか。知りませんでした]
・英語の抜き打ちチェック、分かったけど危うかった。 [ぎりぎりセーフというわけですね]
・自動車と飛行機では事故が発生した際の印象や影響が異なると考えられる [その通り。どこに着目するかで印象がまるで違ってくるんですね]
・自分が正しいと思ったことが良くない結果を招く可能性があるというのが改めて理解した。このような状況のとき、どのような行動をとればいいか分からなくなった。 [一部前述しましたが、事実関係を十分確認した上で、冷静に考えるということでしょうね。それもできれば複数人で]
・自分の正義感に従って内部告発を行うと気持ちはすっきりするかもしれないが、他の人たちの生活を考えると告発の仕方にも気を付けなければならないと思った。 [想定外のところにとばっちりが行く可能性があるんですね]
・就職を考える際にCSRについて確認することも重要だと思った。今後はその部分のチェックもしていきたい。 [ぜひぜひ]
・定量的なことだけでなく、情緒的なことも考えようと思った。 [この件は次回も続きます。人間は意外と、合理的には行動していないのですね]
・唐突に終わってびっくり [機器の深刻な障害です。申し訳ありません]
・内部告発が必ずしも正しいわけではなく、内部告発することでの利益などについて考えなければならないということを知らなかった。
・内部告発するにも、できるだけ被害が少なくなる方法にすべきであると考えた。しかし、マスコミが情報を拡散してしまうため、穏便に済ませることの難しさを感じた。
・内部告発における倫理要件があることを初めて知った
・内部告発をするのは、会社だけが無くなるのではなく、自分の職場、その職場の従業員の働き先など、先のことまで考える必要があることがわかった。 [以上、お伝えしたかった点を十分にご理解いただけたようで嬉しいです]
・飛行機か自動車かを、考え方によって違うのだと思った。2つにきれいに分かれたのにびっくりした。
・飛行機と自転車、あんなにきれいに意見が分かれると思っていなかった
・飛行機と自動車でクラスの意見がちょうど半々になったことに驚きました。
・飛行機と自動車の危険度は頻度と被害で比べるとわかりやすいと感じた
・飛行機と自動車の問題が悩みました。運転手が怪しかったらできればどっちも乗りたくない。
・飛行機より自動車の方が事故が起きやすいことが意外だった。 [以上、分布は毎回このようになります。前述(↑)しましたが、どこに注目するかで印象がまるで違ってきます]
・話が難しくなってきていて難しい。 [ふだんあまり考えないであろう内容ですからね。ただし重要な点はもう終わっているので、あまり焦る必要はありませんよ]


西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


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