2001年11月20日更新(2003年1月13日補足)

Macintoshの部屋

お断り:

※ここで述べられているMacintoshシステムは、西村が敬和学園大学に勤務していた2001年11月20日現在のものであり、その後大きく世代交代しています。近日中に改めてご紹介させていただくつもりです。(2003年1月13日)

1.西村センセイのMacintoshシステム

 これまでMacintoshのことについてこのページとニュースのページを中心にいろいろご紹介してきましたが、ここで改めて西村センセイのMacintoshシステムをご紹介したいと思います。
 もちろん、新機種の登場や技術の進歩でシステムは変化するでしょうが、2001年3月現在、緩やかに新旧を交代しながらもシステムは安定して動いていますので、ご紹介するだけの価値はあると思います。
 センセイの自己満足的な自慢としてではなく、皆さんのパソコンの使い方の参考になればと願っています。なお、前史を含めたMac遍歴についてはこちらをご覧ください。

(1)自宅のシステム −−従来の機種中心−−

 2001年3月現在の自宅のMacシステムを簡単な図にしました。なお、センセイの書斎内でのMacの配置等については、部屋の設計と一体になっていますので、ぜひこちらをご覧ください。

構成

 主力は、昨年末に倒産してしまったインタウェアのG3カード(466MHz)に換装されたPowerMacintosh 8500。もともとは180MHzのPowerPC 604eを積んでいたが、9600の登場で大幅に安くなっていた−−といっても約\200,000−−ものを購入した。

 三つあるPCIスロットはすべて埋まっている。
 しばしば「拡張性が高いのでデスクトップにはPCIスロットが多い方がよい」と言われるが、実際にはほとんどの人が何も入れず、せいぜいWindowsでイーサネットカードを1基使う程度が実態である。
 その三つのPCIカードの内訳は、SCSI-2インターフェース、DVビデオ用FireWireカード兼SCSI-2インターフェース、そして音楽をやっていた西村センセイならいかにも......という感じのデジタルオーディオインターフェース(高かった......)。

特徴

 このシステムの特徴はPowerBook 2400c がSCSIディスクモードで接続されていること。

 SCSIディスモードとは、SCSIインターフェースを備えたPowerBookを、通常の使用方法ではなく、ただの外付けHDとして利用するモードのことで、PowerBookには右の写真のような表示が出てキーボード等の入力を受け付けなくなる。

 PowerBookのデータをマスターにすれば、PowerBookを単独で使用する時にも常に最新のデータを利用できる。
 センセイはPowerBook中の書類フォルダやメモ帳のエイリアスをPowerMacのアップルメニューに登録しているので、すぐに最新のデータを引き出せる。

 さらに何と、PowerMacからPowerBookの中のアプリケーションを使用することすら可能※。現在、

PageMill 3.0(ホームページ作成ソフト)
PostPet 2.02(電子メールソフト)
Outlook Express 4.5(電子メールソフト)
システムソフト電子辞典 2.0
Vertual PC 3.0(Windows95のDドライブとしてPowerBookのディスクを使用している)

などを実際に使用しており、また実用的ではないものの

Color It!(レタッチソフト)
SuperPaint(画像ソフト)
MacWORD(ワープロ)
PictureViewer
simpleText

などもこの利用方法が可能である。

 SCSIを搭載しない最近のPowerBookではSCSIディスクモードに代えて、「ターゲット・ディスクモード」が利用可能であり。FireWireを利用して同じような利用方法が可能となっている。ただしセンセイはまだ使ったことはない。

 ※アプリケーションによる


(2)自宅のシステム −−G4 Cubeを中心とする新システム−−

 最近は新しいOSでないと走らないソフトが増えたので、大学で使っていたG4 Cubeを自宅へ持ち帰り、新しいシステムを組み始めた。現在はTPOによって新旧のシステムを使い分けている。新旧のシステムのモニタは共通で、2系統の入力を切り替えている......が、時々間違えてしまうことがあるのがおマヌケ西村センセイらしい。CubeのHDは流体軸受けの40Gに換装されている。

 基本的には普通の使い方だが、PowerBookと外部HDがFireWire/SCSIコンバータで組み込まれていて、旧システムと同様なデータの活用が可能となっているのが特徴。

 これまでの旧システムではかなり無理をしながらDTV(デスクトップビデオ=ノンリニア編集)をしてきたが、iMacやCubeのiMovieを使うと本当に簡単にDTVが実現する......今までの苦労は何だったんでしょう!?


 なお、自宅ではPowerBookを単体ないしは専用の外部HDと接続して利用することもある。ワイヤレスLANカードを買ったので、このシステムでもインターネットに接続可能となった。

 このシステムは集中してアイディアを錬る時などによく使う。

 外部HDは主にPowerBookのメンテナンスに使う。


(3)大学のシステム

 自宅の新システムが順調に稼働しているので、センセイは2001年3月にG4 Cubeを大学用にもう一台購入し、ほぼ同じシステムを作った。小型のDVカメラを持ち歩いているので、大学でもDTVが可能になった。

 なお、CubeのFireWireは2系統なので、PowerBook以外は切り替えながら使用している。

 


(4)主な利用方法とソフトウェア

 では、このシステムで何ができるかというと......まず私的なお遊び篇から......。

主な利用方法とソフトウェア(お遊び篇)

利用形態 ( )内はソフトウェアおよびヴァージョン

■DVビデオの編集

Strata Video Shop Ver.4.5J......現在は一線を退きつつある

 DVビデオをMacへ取り込み編集することができる。ちょっと前までは、性能は低いくせにやたら高価なシステムだった。現在は処理速度、HDの容量との問題からG4 CubeのiMovie(こちら)にとって代わられ、役目を終えている。ただし、ハード的な制約がクリエイティブ・マインドを膨らませていたように思う。代表作に古い8mmビデオとVideo Shopで作った「Macな部屋」がある。画質は悪く画面も小さいが、DTVの可能性を探っている作品。
 アナログ素材の取り込みのために、NTSC-DVコンバータもある。

iMovie 2......ホントに簡単お手軽DTV

■音楽の編集や、音楽用CDの制作

emagic Logoc Audio Silver 4.0他......たぶん間もなくSound It!も加わる

 西村センセイは高校生〜大学生の頃、音楽−−といっても高尚なものではないのだが−−にのめり込んでいた。
 で、その頃の音源(オープンリールテープやLPレコード、そして最初期のデジタル・オーディオテープ(
何と西村センセイは某大手メーカーの開発にも関与した!!)をたくさん持っているものの、磁気テープ特有の劣化で新規保存の必要性に迫られていた。そのための、各種アナログ/デジタル音源の編集とCD化するためのシステム。
 業務用アナログ録音機で記録したオープンリールの再生にはティアック製のA-6100MkIIを使い、LPレコードの再生にはPioneer製PL-7LターンテーブルとVictor製MC-L1000カートリッジ、そしてイコライザーにはYAMAHA製HA-2ヘッドアンプを使用。ここに登場した機器は現在も現役で、関係者の間では垂涎の的。
 アナログ/デジタル変換にはソニーの名機20bitADCスーパーマッピング・コンバータ"SBM-1"を使い、3台のDAT(デジタル・オーディオ・レコーダ)へ。こちらも貴重なPCMは同じくソニーのPCM-501ESコンバータ(
西村センセイによる再設計・改造済み!!)を経てDATに取り込まれ、最終的にはデジタルデータのままMac上で編集されCD化される。あくまでも個人の利用に限っているので著作権問題とは無関係。そのため、業務用のソフト(たとえばAdaptec社の"JAM"など)は利用していない。
 不思議なことに、CD化すると音質が格段に改善される。たぶんジッタ−−時間軸の揺らぎ−−が改善されるためだと思われる。

主な利用方法とソフトウェア(お仕事篇)

■研究や教材の制作、事務作業用

研究や教材の制作、事務作業にはワープロソフト、DTPソフト、画像処理・描画ソフト、表計算ソフト等を同時に立ち上げて使う。具体的には、以下のようなソフトを使っている。

MacWORD 4.0......販売完了だが、現在もセンセイの主力ソフト
Word 98(mac)/2000(Win)/2001(Mac)......他人とのデータ交換用であまり使わない
SimpleText......データの変換などに結構使う。その他数種

PageMaker 5.0/6.53(Win/Mac)......正確な仕事をする時によく使う

Color it!4.01J......画像処理の主力:軽い......値段も軽い
PhotoShop 5.0 LE......2.0から使っているがあまり好きではない
SuperPaint 3.5J......ドローとペイントの両方に対応しているよくできたソフトなのでよく使う。一時は販売中止となったが現在は入手可能
Illustrator 8.0......あまり好きではない

Excel 98/(mac)/2000(Win)/2001(Mac)......データ処理だけでなく、Mac版はグラフィックソフトとしても使う。

Access2000......データ処理用。現在はあまり使わない
FileMaker 4.01(Win/Mac)......4.0になってからあまり使わなくなった

PowerPoint98/(mac)/2000(Win)/2001(Mac)......他人にプレゼンする時のみ使う

Vertual PC 3.0......Windows環境を実現するためによく使う。Windows95だと軽いので十分実用になる。Cube用にVer.4.0を発注した

■インターネットの利用

Eudora Pro 3.1.1-Jr1......現在でも主力メーラー。とにかく軽い。HTML非対応が難点。
PostPet 2.02(mac)/2.03(Win)......こちらもよく使う
Outlook Express 4.5(mac)/5.0(Win/Mac)/Entourage 2001(mac)......あまり好きではないので、実際にはHTMLメールの読み取りにだけ使っている

Internet Explorer 4.0(Win)/4.5(Mac)/5.0(Win/Mac)......ブラウザはなぜか最初からIEだけだった

PageMill 3.0......OSのバージョンの関係で現在でも主力。ただしもう古いなぁーという感じがする
GoLive 5.0......最新版だけあって、本当に何でもできる。ただしセンセイの場合、OSの制限から十分に活用できないのが難点


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