2002年2月16日更新(2002年2月25日ページ移動。2003年3月16日写真削除)

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−−2002年2月第3週−−

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2月16日(土) 実家の隣が豆腐屋さんだった話

 西村家がインフルエンザに襲われたというので、さぞ大変だろうとご近所からいろいろと差し入れが届きます。隣家からは刈羽郡高柳町で作っている昔風のお豆腐をいただきました。ありがたや、ありがたや。

 スーパーで売っているものより一回り大きく、形もちょっと不細工(失礼!!)です。「そぼろ」だそうで、もともと崩れておりました。

 夕食にも出たのですが、仕事兼晩酌に一丁頂戴したものが右の写真です。

 センセイの実家の隣は「会津屋」という小さな豆腐屋さんでした。会津、すなわち福島県西部から夫婦で駆け落ちしてきたのだそうです。本当かどうかは知りません。

 豆腐屋さんの朝はとにかく早い。朝の3時か4時頃には起き出して、初老の夫婦が豆腐を作っていました。
 できあがった豆腐は、大きなたらいのようなものに浮かべられています。小学生だったセンセイは洗面器−−間違いではありません。昔はこんなものでした−−を持って豆腐をもらいに行きます。室内に立ちこめる湯気、水がとても冷たそうだったこと、豆腐を水中で切るご主人の包丁さばきを覚えています。
 豆腐には「臍」
(へそ)があります。本当は何と呼ぶのか知りませんが、豆腐の底面−−水中でひっくり返っているので上になっている−−の中央部部分に、直径1cm弱のわずかな突起があるのです。
 その豆腐を洗面器に移してもらって帰るのですが、小学生だったセンセイにとって豆腐はとても大きくて重く、やっとで運びます。落としたことはありませんが。

 その後ご主人が病気で亡くなり、成人した一人息子は母親を引き取って転出していきました。借家だった−−後から知った−−会津屋は取り壊されて、今その面影を伝えるのは井戸だけです。そういえば、豆腐には手動ポンプでくみ出したその井戸水を使っていたようです。

 一人で暮らすようになって口にしたスーパーの豆腐。センセイにとってはまったく別物でした。味がまったく違うのです(大きさも小さいし)。
 それでも今回の豆腐は、いつものものよりはずっとましでした。やっぱり会津屋にはかなわないな、と思いながら、時間をかけて丁寧に仕事をすることの大切さを(身に染みて)反省するのでした。

 2日続けて昔話になってしまいました。すみません。果たして3日連続となるのでしょうか!?



2月15日(金) 大学と、写真館と、新潟大学と、出身地の町役場へ行って来ました

 西村家のインフルエンザ騒ぎもようやく峠を越えたので、今日は久しぶりに大学へ行きました。車で出勤したのですが、西蒲原地方では路面が圧雪でツルツル。何度か危険な場面に出会いました。

 今日は大学の用の他に、4月からの移籍に必要な各種の書類なども集めました。

 まずは行きつけの長谷川写真館(こちら)へ。新潟では一番と評判のお店です。個人的には20年以上もお世話になっています。改めて訪れてみるとずいぶん時代の変化を感じましたが、やはり腕は確かです。

 次いで卒業証明書をもらいに、母校の新潟大学へ。先生は二つの学部を出ているので、証明書も二通です。キャンパス内では増改築工事があちこちで行われていて、他の国立大学との差を感じました。

 最後に出身地の刈羽(かりわ)郡西山町役場へ。

 田中角榮の出身地かつ拠点であり、失脚後は町長の13億円の公金不正流用事件の舞台となった場所です。ちなみに事件発覚当時の町長(事件を起こしたのはその前の町長)は実家のすぐそばの雑貨屋の店主です。もちろんよく知っていますが、最近はあまり元気がなさそうです。......そういえばその町長を引き継ぎ、事件を処理した新町長は、こちらも実家のすぐそばのお寺の住職です。もう亡くなられましたが。

 役場には従兄弟が二人勤務しているのでキョロキョロしていたのですが、フロアーが違うのか見あたりません。それでもと思って(眼が良く見えないので)メガネを取り出したら、あら何と、目の前の女性が。三つ違いの、実家の前の家の従姉妹です。

 パソコンの陰でよく見えなかったので、あちらから声をかけてきました。ちゃんと会うのは久しぶり。いろいろ近況を話したのですが、やはり歳相応の雰囲気になっていました。

 自分の過去に関する書類を集めると言うことは、自分の過去と対話することです。おまけに今回はその現場まで足を運んでしまった訳です。
 新潟大学で会った教授はもうすっかり老けていらっしゃいましたし、教育学部(現、教育人間科学部)に行ってもセンセイが通った校舎は旭町校舎(新潟市中心部)なので、まるで他人の学校です。

 建物が、風景が、そして登場人物がそれぞれに変わって、時間の流れを思い知らされた今日の西村センセイでした。



2月14日(木) 恐るべし、肺炎 −−肺炎が小学校で流行していた!!−−

 金沢から戻ってから、家族のインフルエンザの処置に追われています。あちこち連絡が遅れておりますが、皆様、しばしお待ちを。

 A型インフルエンザと判明した娘(こちら)は、ワクチンのおかげで軽症で済みました。とはいっても、インフルエンザは感染力が強いので、回復するか軽症になったことをお医者さんが確認して「登校許可書」を提出しないと登校することができません(西村センセイ、初めて知りました)。

 で、その許可書をもらうために、今日改めてかかりつけの小児科に行きました。診察を終えたドクター、「う〜ん、もういいね」といって許可書にサインをしようとしたその時、「あっ、そうだ」といってあるデータを確認しました。「う〜ん、そうだったんだ......。」

 ドクターによると、昨秋以来、娘が通学する小学校で何と、肺炎(マイコプラズマ肺炎)が流行しているのだそうです。入院する児童も10名ほど出ているとか。検査したところ娘も抗原抗体反応が出たので、一度は感染したのだそうです。このごろ調子が悪かったのはそのせいなのだそうな。

 かつては恐れられた肺炎。最近では過去の病気というイメージがあるのですが、実際にはまだまだ怖い病気で、そして感染の機会もこんな形で少なからず存在するんですねぇ。今まで他人事だと思っていました。

 汝、恐るべし、肺炎。



2月13日(水) されど、春の雪 −−県内は厳しい朝晩の寒さです−−

 新潟県内はこのところ厳しい寒さが続いています。写真は今朝のセンセイの家の庭の様子なのですが、夜の間に降った雪ですっかり真っ白。
 気温も下がって路面は凍結。車での通勤はさぞ大変だったでしょう。

 しかしそれでも春の雪。昼間は晴れ間がのぞいたこともあって、午前中には道路の雪はなくなってしまいました。寒気の入り込みで気温は変化しますが、もう長続きはしません。

 日脚(ひあし)もすっかり伸びています。暦を追いかけるかのように、季節も移り変わっているんですね。



2月12日(火) 西村センセイ、インフルエンザに完全包囲される

 金沢から帰宅すると家族全員が発熱してダウンしていました。昨日、今日とその後始末でバタバタしていていました。

 娘をかかりつけの小児科に連れていくと、症状を聞いたドクター、「う〜ん、インフルエンザかも。一応テストしましょう」とのこと。
 「さーて、どうするのかな」と思ったら、綿棒のようなもの−−普通の綿棒ではありません。念のため−−で両鼻の粘膜を一部採取して、何やら小さな器具にかけました。簡単な組織培養(?)かもしれません。

 「ちょっと時間がかかりますから」というので15分くらい待つと、ドクターに呼ばれました。
 目の前にはリトマス試験紙のようなものが......。よく見ると薄く1本の線(これが反応)が出ています。「ワクチン打っておいたけど、弱く(インフルエンザが)出たね」とのこと。娘はA型インフルエンザに感染したようです。インフルエンザは流行するので、しばらくは登校させることができません。

 でも、考えてみるとインフルエンザがこんなに簡単に分かるなんて、とても凄いことですね。

 ......おっと、西村センセイ、インフルエンザに完全包囲されてしまったようです。さて、どうなることやら......。続きはリアルタイム(?)でお知らせします。
 インフルエンザが流行しているようなので、皆さんも気をつけてください。

P.S. ところで皆さん、風邪にかかったお医者さんって、見たことありますか? 西村センセイは記憶にないのですが......。



2月11日(月) 西村センセイ、慣れない金沢市内で迷う......

 皆さん、三連休をどのように過ごされたのでしょうか。

 お伝えしたように、西村センセイはずっとお仕事でした。
 真夜中、それも日付が変わるまで会議が続いていたので、この間、ホームページをなかなか更新できませんでした。申し訳ありません。

 昨10日は金沢市内のホテルで会議だったので、準備のための準備をして郊外から出かけました。
 でもまったく情けないことに、今回金沢市内の地図を新潟に忘れてきてしまったのです。

 城下町は一般に、外敵からの防御のために街の造りが複雑になっています。新発田もそうですね。

 「地図がなくても何とかなるだろう」と思った西村センセイ、甘かった。だいたいの場所には行けるのですが、ちょっとした判断ミスでとんでもない所に出てしまいます。
 今回も金沢城祉の周りを一周してしまいました。方向音痴には縁遠い西村センセイには珍しいことです。

 でも、道に迷うと、意外な場所や場面に出くわすことがあります。それが慣れ親しんだはずの街であったとしても。
 こんな時、西村センセイ、思わず「ラッキー!!」と思ってしまいます。

 この連休中、金沢は雪が続きました。積雪は20cmくらいもあります。上の写真にも雪が見えますが、その後、もっとたくさん降りました。

 それでも、雪はずっと降り続くわけではありません。昨日、今日と、昼間は何故かきれいな晴れ間ものぞきました。

 センセイが借りたアパートの近くでは幼稚園児とお父さんが、田圃の上で雪合戦をしていました。西村センセイも、ずっと昔を思い出しました。

 雪道に気をつけながら新潟に戻ってきたのですが、今夜は大雪になりそうです......だって外(戸外)が静かですから......。それでは、お休みなさい。

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