2002年11月9日更新(2002年11月23日ページ移動。2003年9月8日一部写真削除)
先日のこと。
北陸地方はこのところ真冬のような寒さが続いているのですが、ある日、雲の切れ間に柏崎地方のシンボル、米山が山頂に雪を抱きながらくっきりと浮かび上がっていました。
チャンスとばかりに車を停め、車外でデジカメを構えた途端、デジカメの表示窓には"bye bye!"の文字が......。え"っ、ウソぉー、電力不足なんて......。完全充電したばかりのニッケル水素電池を入れているのに電池切れ!?
でも実は、これが初めてではなかったのです。センセイが使っているデジカメはフジフィルムの4700zという有名な機種なのですが、電力源に単三型のニッケル水素電池2個を使っているだけなので、どうしても電力不足になりがち。いざ、という場面で(こそ)"bye bye!"。......バッテリーのために言い訳すると、今日のように温度が低い場合はバッテリーにとっては極めて過酷な条件なのです。
というわけで、デジカメを買い換えました。
別に性能に不満はない(ホント)なのです。しかしフジは記録媒体をスマートメディアから新規格のメモリーに変更しつつあります。旧規格は見放されつつあるのです。
ところがセンセイはあちこちに家をかまえている関係で、デジカメにあわせたスマートメディア対応機器がたくさんあり、ここでデジカメを適切に更新しないと、いつかみんな無駄になってしまうのです。で、スマートメディアを使うコンパクトカメラ(F-401:写真。これがフジ最後のスマートメディアの機種だろうなぁー)にねらいを定めて電気店やカメラ屋を覗くと、各店ともほとんど同じ値段。
「下取り」の看板が目に入ったので話を聞くと、「一律\3,000で下取り」とのこと。ちょっと聴いただけでは環境保全に役立っているようですが、この場合、実は前機種はゴミ扱いなのです。
下取り価格の面でも納得いかないし、何よりも多少不満はあってもゴミ扱いには耐えられなかったので、市内のセコハンショップへ行きました。
で、こちらの買い取り価格は\11,000!! 先ほどの4倍近くです。その店のショーウィンドウを眺めていたら、同一機種を\28,000で売っていたので、(売れたとして)その差額がお店の収入となるわけですが......まっ、いっかー。何台か並んでいたところを見ると、電池での悩みはユーザー共通だったようです。新しいカメラ、実は昨日の写真(こちら)から働いてもらっています。画質的には前機種よりやや劣る(画像のキレやワイド側)のですが、小型軽量、そして電池のタフさがポイントです。ワイド側が甘いせいか、球面収差も控えめです。
というわけで、これまで以上にできるだけ何事もないような、しかし、何か琴線をちょっとでも揺らすような写真を撮りたいと思う西村センセイでした。でもそのためには、やはり心の目を磨かないとね。
今日は出張で新潟に来ているのですが、その途中で実家に立ち寄りました。
両親はこたつでネコ状態でしたが、天気が良かった昨日、冬囲いをしたのだそうです。右の写真の玄関の部分や、(よく分かりませんが)奥の縁側の部分がそうです。まだ一部しか囲っていませんが、今後積雪に応じて板を渡していきます。
センセイが子供の頃、つまり昭和30年代後半から40年代(1960年代)の新潟はとても雪が深く、昭和38年(1963年)の豪雪時などは写真の一階の部分がほとんど埋まり、本当に屋根から出入りできたほどでした。
しかし今や雪はとても少なくなり、雪を防ぐのに必要な板の数も少なくなりました。帰り際に近所のおじいさんと話したのですが、話題は当然「もうすっかり冬みたいだね」。一体、秋はどこへ行ったのでしょう?
11月6日(水) JR線は局地的に大混乱 −−西村センセイ、成りゆきで450Kmを走破する−−期末なので今週はとても変則的な日程の西村センセイです。おまけに、日本海側はこの10日間くらい天気が無茶苦茶で、毎日寒い嵐が続いています。昨日は特にひどく、真冬並みの寒さでした。
で、西村センセイ、今朝は特別に敬和で講義(講演)をするので、早起きをして、自宅前からバスに乗って柏崎駅へ。歩いても良かったのですが、やっぱり寒かったのです。荷物があるのに雨が降りそうだったし。
駅に近づくとバスの運転手さんが「あれ、電車止まってるのかなぁ。(ホームに停車している)あのトワイライトエクスプレス、朝早いやつですよぇー」と同意を求めてきます。確かに札幌発大阪行きのトワイライトエクスプレスが、通過するはずの柏崎駅に停車したままです。
やばいなーと思いながら一言礼を言ってバスを降り、駅舎に近づくと、やはりおかしい。
朝早いのに混雑しているし、大型バスも駅前に停車している。中に入ると大勢の人が右往左往していて、混乱した掲示には「信越線は大雨で普通」とか「運休列車」の掲示が。どうやら直江津付近で大雨があって、信越線は完全にマヒしているようです。
駅員さんが、ちょっと焦ったような、でもやはりどこかのんびりした口調で「長岡(新潟・東京への乗換)方面の方、いらっしゃいませんかぁー」とのご案内。センセイが手を挙げる前に、中年のサラリーマンが駆け寄り、「新幹線に乗るんだよね」と焦った口調で言うと、駅員氏、ニコニコと「駅前のバスに乗ってください」とのご案内。そうだったのか、あの駅前のバス、代行バスだったのか......。「代行バスは列車の発車時刻にあわせて出発します」と言うのですが、もちろんバスは特急列車より遅いし、しかも普通列車の乗客も乗っているので、たぶん一駅ずつ丁寧に停車するはず。ここでそのバスに乗ったら、絶対に新幹線には間に合わないのです。仕方がないので西村センセイ、バスで5分の道のりを15分かけて自宅へ歩いて戻り、自家用車で出勤しました。おまけに明日は講義があるので、講義と卒論の指導をして、新潟市内での所用をすませ、金沢へやっとの思いでつきました。確かに途中、新潟県上越地方は異常な降雨でした。でも富山に出ると、何事もなかったかのような良い天気......。今日一日の走行距離は450Km。そのうち一般道は約150Km。いつかは事故るな。
それにしても、あの新幹線に乗るサラリーマン、どうなったんだろう。たぶん喜んでバスに乗ったんだろうけれど、発車は8時前。そしてやっと事情を理解して殺気だったバスの到着はおそらく9時半ころ。乗るはずだった新幹線は大宮を通過中。気がついていたら教えてあげたのだけれど......中年のサラリーマンさん、ごめんなさい。
この週末、西村センセイはちょっとだけ柏崎の自宅にいました。
柏崎といえば、拉致事件や柏崎刈羽原子力発電所のデータ改竄(かいざん)、ちょっと古いところでは少女長期監禁事件と、今やとても有名な(?)場所になってしまいました。
一昨日、家族その他を乗せて車で移動していたのですが、交差点を曲がりかけた時、後部座席の義理の妹が「あっ、蓮池さんだ!!」 センセイは運転していたので見えなかったのですが、蓮池夫妻とお兄さんの乗った車を先頭に、警備車両や報道がチャーターしたタクシー、総計10台くらいとすれ違いました。冬物の衣類を買いに市内に来たようです。
で、その蓮池氏が「行きたい」と言って新聞でも報道されたのが、柏崎市内のラーメン屋さん「うれっ子」です。実はこのお店こそが、7月にご紹介した有名店「そばよし」(こちら)の本家なのです。
その際にもちょっとご紹介しましたが、このお店は約32年前にこの場所に開店しました。古風な味が当然だった当時のラーメン店の中で、塩味、だしがちょっと入った醤油味−−すみません、表現力が不足で−−のこのお店は、新しい味のお店として爆発的な人気を呼びました。
カウンターの後ろには、食べている人の背後に、順番を待つ人がそれぞれの三重になって、前の人の背中をにらんでいるのです。もちろん店の中には収まりません。センセイも高校生の時、1日3回通ったことがあります(実話)。途中で改装なんかもあったのですが、ある日突然、お店は長期休業。「お金が貯まりすぎたので、夫婦で長期ヨーロッパ旅行へ行ったんだって」などと、まことしやかな、そして無責任きわまりない噂だけが流れました。
半年位して営業を再開したのですが、そのころから何となく客足も遠のき始めました。今考えると、どこか微妙に味の変化がしていたのだと思います。その後は味の変化も落ちつき、そこそこに流行っています。で、その時修行していたお兄さんが駅前に分店「そばよし 駅前店」−−今は駅前ホテルになっている−−を出しやがてのれんを買い取った(たぶん)のがご紹介した「そばよし」(こちら)なのです。
味そのものは現在のそばよしの方が本流だと思います。日々研鑽を重ねていらっしゃいます。でも「本家」うれっ子も、仕事にせき立てられたような焦りがなくなって、このごろは良い味になっていると思います。
というわけで、センセイは本家と本流(元祖?)を行ったり来たりしているのでした。蓮池氏も早く一人ないしはファミリーだけで食べられるようになるといいですね。(そういえば蓮池と一緒に食べた記憶は......ちょっとわからない)
11月4日(月:振替休日) 西村センセイ、試験監督でいろいろ考える −−すっかりご無沙汰しました−−す〜〜っかりご無沙汰してしまいました。皆さん、本当にごめんなさい。この間、よんどころない事情でページが更新できませんでした。本当に申し訳ありません。
さてこの間、金沢工大では秋学期の期末試験が行われていました。
その中の一つ、電子回路関係の試験監督を補助したのですが......う〜ん、いろいろ考えてしまいました。
現在、アナログ回路を設計する時はまず「OPアンプ」という理想的な素子を考えます。現実の製品としても、ごく普通に30年近く前から販売されています。で、試験問題の多くはこのOPアンプや周辺回路を使って基本的な設計をするのです。
例えばミリボルト(mV)単位の電圧を規定のゲイン(増幅度)で増幅すると何ボルトの出力を得るかという問いには....数千ボルトとの答が。でも実は、OPアンプは±15ボルト程度の電圧しか扱えない(電源電圧以内の電圧しか入出力できない)ので、数値はともかく、明らかに桁を間違えています。
あるいは「ボルテージフォロァ回路」を描け、という設問には、おぉ、入力の±二つの端子を直結した答案が.......。これって、家のコンセントをショートさせたのと同じことで、とんでもないことになる(前段の素子が破壊される)のですが。細かいことはとにかく、少しでもハンダごてを握って実際に回路を組み立てた人には考えられない解答なのです。まぁ、今回の試験は2年生対象のものではあるのですが、実体験の不足を心配させる結果でした。それも一人や二人じゃないところが恐い。
子供の頃からの小刀の傷や、小さなヤケドの価値を思い知らされた西村センセイでした。これで、いいのかなぁー。
センセイは先週の週末にいつものように敬和へ車で出勤し、今日は所用で実家へ行ってきたのですが、新潟県柏崎市内は局地的に大渋滞でした。日によっては、いつもの倍くらいの時間がかかりました。
なぜって? お察しの通り、同級生の蓮池氏らが柏崎市に戻っているからなのです。
一部の報道機関は細かい地名まで明らかにしていますが、蓮池氏の実家は市の中心部から少し外れた道路沿いにあります。それも実は、2本の幹線国道が合流する場所なので、普段でもすぐ渋滞する場所なのです(そのため現在バイパスの工事中です)。
で、彼は木曜日に実家に戻ったのですが、それ以来実家の前は激しい見物渋滞状態なのです。特に金曜の朝はひどかったようです。今日は割とスムースだったのですが、墓参りのために奥さんの実家に行っていたからのようです。
幸い、柏崎市の少女監禁事件や、古くは西山町の公金横領事件、果ては田中角榮総理大臣の就任とロッキード事件の時などに比べれば、取材陣の行動は抑制的です。それでも「ここを映す必要はあるのかなぁー」と思う場面もありますが。
でも、まぁ、こういう理由の渋滞なら我慢せねばと思う西村センセイでした。
(プライバシーに入るつもりはないので、今回、写真はありません。)
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