2003年6月7日更新(2003年6月17日ページ移動。2003年9月8日および2004年4月16日写真削除)
昨日に引き続き、大阪からお送りしています。
いよいよ今日から学会。会場は高槻市の大阪薬科大学です。
センセイも今日の午前中に研究を発表しました。
初めてPowerBook G4のOS Xを用いてプレゼンしたのですが、OS Xは確かに安定で、こういう場面では信頼できます。これからは0S 9とOS Xを切り替えながら使うことになりそうです。午後の講演とシンポジウム−−すごい人数だった−−に引き続き、懇親会がありました。
8時前にお開きになって駅までバスで戻ったのですが、駅に着く頃から急に大雨になってきました。窓を閉め切っているのに電車の中まで雨が入り込んできます。カミナリも鳴っています。
目的の駅に着いたのですが、雨と雷はひどくなるばかり。傘を忘れた人で駅構内はごった返しています。
センセイは昨日の晩天気予報を見ていたので小型の折り畳み傘を持っていたのですが、とてもそれでしのげるような雨ではありません。近くにカミナリが落ちるたびに悲鳴が上がります。小学生の女の子はコインロッカーの隅に逃げ込んでしまいました。
雨が全然止まず、駅前のショッピングセンターにすら入れない状況だったので、西村センセイ、仕方なく駅構内のうどん屋さんに入ってちょっとビールを引っかけました。しかしそれでも雨は止まない。
1時間ほどそんな状況が続き、雨が急にピタリと止みました。
で、ホテルに帰ったのですが、ごく普通の大阪の人々を見ることができたと思えば、まぁ、これもよかったかな、と考えています。
西村センセイは今、大阪府内に来ています。明日から開かれる学会に出席するためです。
今日は一日中ずっとJRで移動していたのですが、やはりかなり疲れました。で、とにかくホテルを予約した高槻駅へ、と思って金曜の夜の混雑した新快速を降りました。
でも、ホテルからもらった地図と、駅構内の地図が違う......。
ホテルのものに間違いはあるまいと思って、駅の地図を見比べると、駅の方に大きな間違いを見つけました(ホント)。
で、ホテルの地図を片手に、ちょっと得意げに駅前に降り立ったのですが......目印のコンビニがない。代わりに小さなショッピングセンターが......。
それでも「まっ、いっかー」と思って進むのですが、歩けど歩けど地図と食い違うばかり......ナシテ????あ"っ。
そうなのです。そもそも降りるべき駅は高槻ではなかったのです!! 何回かやりとりをした旅行代理店が「高槻支店」だったのと、会場へのアクセスの一つがこの高槻駅からだったので、いつの間にか勘違いしてしまったのです。
急に重くなった荷物−−PowerBook G4は重すぎる!!−−を抱えて、ふたたび駅へ。
各駅停車で移動しようとホームへ向かうと......何か変。視線を感じます。それも複数。気がつくとまわりは女性ばかり。足下に何やら......おぉ、「女性専用」!!
東京でも増えてきましたが、ここは女性専用乗車口だったのです。大阪のJRにも設けられたんですね。焦っていて、階段を下りた場所がまさに女性専用の場所だったんですね。
というわけで、とにかくホテルにたどり着きました。
こんな調子で、明日の発表、ホントに大丈夫なんだろうか。
先週はとにかく忙しかったので、週の半ばに提出してもらったリサーチ・ペーパーの草稿になかなか手がつけられませんでした。
整理を手伝ってくれるSAの都合もあって、最初の整理を終えたのが木曜日の夜。それから240冊(!!)を読み始めたのですが、次々と行事が入ってきます。で、前から覚悟していたことなのですが、昨晩は大学に閉じこもり、完全に徹夜してペーパーを読み、今日の授業で返却することにしました。「遅刻しないように」とか「期限を守るように」とか言っておきながら、先生が「間に合いませんでした」では話になりませんからね。
幸い、作業は比較的順調に進みました。内容的にも、多くの方は期待以上で大変うれしく思いました。ペーパーを読んで朱を入れ、コンピュータに入力する作業は朝7時前には終了。
久しぶりの完テツ−−センセイの年齢になるとかなりの負担で体に良くない−−だったのですが、研究室の窓から日没から日の出までずっと見せていただきました。
今の時期、朝の3時過ぎには生物の一部が活動を開始します。例えばカラスが鳴き始めるとか。3時半頃になると、黒一色だった空にうっすらと青色が入り始めます。
このころから夜を明かした人と、仕事などで早起きをした人が行き交うようになります。
同じ夜明けの風景なのですが、この二種類の人々にとって、映っている世界は別物のように思われます。
夜更かしをした人には宴の後の奇妙な高揚感が漂う赤色の世界。早起きの人にとっては青く、冷たい世界。そんな気、しませんか?一種の棲み分けなのでしょうか。
今日から6月。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
西村センセイ、先週は研修会やいくつかの会議や行事が続いて、とても大変でした。
その中の一つに東京での会議がありました。午前中の授業を終えるとすぐに金沢駅へ移動。ギリギリのタイミングで北陸線の特急に乗り込んで東京へ。会議−−それ自体はとても興味深かった−−は9時過ぎに終了。
どうしようかと思ったのですが、翌日の講義も考えて、上野−金沢間の寝台特急「北陸」で夜のうちに東京を離れることにしました。
寝台列車にはこれまでも何回か乗っているのですが、「北陸」に乗るのはこれが初めて。
実は、金沢−都内間にはJR西日本の割引切符があるのですが、この切符、部屋が空いていれば「北陸」のB寝台個室に乗れるのです。
大学内のサービスセンターにお願いしたところ、無事に予約完了。上野駅には10時前に着いたのですが、出発は11時頃。ちょっと時間があります。
駅構内を少しフラフラしたのですが、お店も新しく整備されていて使いやすくなっていました。いろいろ買い込んで、いざ出発!!B寝台では初めての2階。天井が低くて完全に立ち上がることができませんが、まぁ、それなりの環境です。
寝台列車は眠るための列車なのですが、こういう時の西村センセイはなぜかうれしくて、なかなか眠れません。
車内灯を消すと外がよく見えるので、ずっと眺めていました。予想通り、高崎、水上(右の写真)、長岡、直江津、糸魚川(たぶん富山も)では乗務員(運転手)が交代しました。
群馬−新潟の県境を越えたところで、寝台車本来の目的が果たされ、気づいた時にはもう長岡でした。ここで機関車が付け替えられて進行方向も変わります。
実は「北陸」にしたもう一つの理由があって、車窓からセンセイの家が見えるはずなのです。センセイの家からは夜行列車がすぐ近くに見えるのですから。
でも残念ながら今回は長岡を発車した後にまた眠り込んでしまいました。で、それなりの乗り心地だったのと、個室寝台に乗れることを考えればとても割安な切符なので、機会があったら、今度こそ「北陸」の車窓から自宅を見てみようと思った西村センセイなのでした。