2004年10月9日更新(2004年10月18日ページ移動。2004年11月7日写真削除)
ご存じのように今日は、今年9個目の直撃颱風。関東地方はホントにたいへんだったようですね。
新潟は結果的に、直接の影響はなかったのですが、秋雨前線が颱風に刺激されて、昨日からかなり雨が降っていました。
西村センセイ、土曜日は大学の特別な許可をもらって前の大学へ教えに行っているのですが、帰りは激しい雨で車の前がよく見えません。
今日は近所の人に手伝っていただいて、実家で収穫した米の籾摺(もみすり)があるのでちょっと急いでいたのですが、国道は車も多く、とても危険です。
で、時間もないし、高速道路へ。
雨は相変わらず激しく、速度制限もかかっています。
でも安全運転のセンセイの右側を、車がどんどん追い抜いていきます。
軽自動車すら追い抜いていきます。かなり危険な状況なのに。と、とつぜん大渋滞。
しばらくして交通事故だとわかりました。
右の車は覆面パトカーで、当事者ではありません。
事故車の前後が大破していますが、センセイには自損か、何台かの事故かはわかりませんでした。
単独での自損なら、スピードの出し過ぎで中央分離帯とぶつかったのでしょう。いずれにせよ、条件が悪い中で無理した結果であることと、センセイを含めて、車を運転する人間には無縁ではないことを思い知らされました。
このところずっと事務的な仕事が主。(研究はどこへ行った?!)
で、そうすると事務的なワードやエクセルのファイルがバンバン届きます。
多くの場合、センセイはエクセルのファイルを開くとガックリして、机の上に乗せている左手の力を失い、ワードを起動させては右のホッペをピクピクさせてしまいます。
たぶんと思って、ワードの空白やタブなどの制御記号を表示させるようにすると、やっぱりなぁー......。全角や半角の空白を使ったりして、無茶苦茶に辻褄(つじつま)をあわせています。
「大切なのは中身だから...」と頭を切り換えるようにして仕事に取りかかると......何度目かのガックリ。
ちゃんとタブやインデントを使えない人は、たいてい中身もない。特に論理的な部分には異常なほどに弱い(この点に関してはセンセイも、なのですけど)。
日本語はもともと升(ます)目から始まっているけど、ワードなどの欧文ワープロはタイプライターの文化だから、本当は頭を切り換えて使う必要があるはずなのに。
こういう人って、上司に指示されてがんばっているのは良くわかるのだけど、いらない仕事を増やしていたりする。
数学の解法と同じで、もっとエレガントな、そして何よりも、もっと大切な仕事があるはずなのに。
■10月7日(木) センセイの部屋の真ん前に、巨大テントが出現!!
いよいよ工大祭が迫ってきました。
学生の準備もさることながら、今日からは大学側の準備も本格的に始まりました。
今日も早くから出勤していたのですが、8時頃にはご覧のように、大型のクレーン車が入ってきました。
午前中は主に準備作業だったようで、作業員の方は黄色いテントを地面に広げて昼食を取っていらっしゃいました。
でも午後になるといよいよクレーン車がうなり声をあげてテントと支柱を吊り始めました。
ある程度出来上がると、右の写真のようにテントの上に登って作業をしていらっしゃいます。
この写真はセンセイの部屋から撮ったのですが、命綱はつけているんでしょうか......センセイは視力が落ちているので、よくわかりませんでした。
で、出来上がりが右の写真なのですが、撮影技術がないので、その大きさをうまく表すことができません。
幅も、高さもかなりのもの。
センセイらの研究室がある階は3階半くらいに相当するのですが、天井は2階から3階くらいの高さがあります。
テント張りの作業は夜まで続きました。
明日からはいよいよ学生さんの準備が始まる......のかな?
随分と忙しい1日も、もう終わり。
仕事に一区切りをつけて研究室を出ると、ホールにいた女子学生数人が警備の人から帰るように諭されていました。照明が落ちてしまうのです。
こんな時間になぜ女子学生が?と思ってすぐに気がつきました。もうすぐ工大祭なので、その打合せをしていたのですね。
建物を出て、自転車置き場に向かおうとすると、ここにも男女の学生達が。
いつもこんな時間だと、ライブラリーセンターから戻ってきた男子学生とすれ違うだけなのですが。こちらもどうやら工大祭の打合せ(後?)のようです。
金沢工大は教師も学生も忙しい大学なので、正直なところ、皆さんいつもちょっと疲れ気味。
でも今日の学生さん達はとても和やかな雰囲気で活発に会話しています。これが年頃の学生さんの本来の姿なのかもしれませんね。
今週末は工大祭。気がかりなのはお天気だけですね。
今日は雨になると、それもかなり降るという天気予報。今週は電車で金沢へ来ているので、徒歩で出勤することにしました。
いつもなら自転車ですぅーっと通り過ぎる場所を、今日はゆっくりと歩きます。朝が早いので、誰も歩いていません。
田圃を畑にした場所の隅に、少しだけですがコスモスが咲いていました。
前線が通過する直前だったので、気流が乱れてかなり不規則に揺れています。
風が一瞬止まるのを待って、1枚写真を撮りました。
先週末に新潟で見た、背よりも高いコスモスを思い出しました。
降っていなかったので、自転車にしようかとも思ったのですが、そうしなくてよかったなと思いました。
その昔、ある女性から、植物が気になる時は心が疲れている時、という話を聞いたことがあります。
心か、体か(あるいはその両方か)はわかりませんが、ちょっと休みたいなぁーと感じているのは確かなようですね。そういえばあの人、今ごろどうしているんだろう。
先日のこと。
仕事が溜まりに溜まっているので、朝早くに車でご出勤。
まだ誰もいない駐車場に車を止め、正面玄関から入ろうとすると、眼前に大きく、丸い月。
この眼で見ている時は、手を伸ばせば届きそうなほど大きいのに、レンズを通すと小さなシミに化けてしまう。
どちらともなく挨拶を交わした途端、月はするすると建物の陰に。
いつもなら、センセイを追いかけてくるのに。
いや、ホントに命拾いをしました。
昨日の朝のこと。
西村センセイ、土曜日は前の大学で教えています。
で、田舎道──もちろん片側一車線──で車を走らせていると、緩い右カーブの向こうから10台くらいの車列が迫ってきました。先頭は縄などを作るために藁(わら)を高く積んだ大型のトラックです。
え"っ?!
センセイの真正面、つまりあちらから見ると反対車線を大型のダンプが藁を積んだトラックと並行しながら走ってきます。トラックを追い越すためです。
もちろん急ブレーキをかけ、何度かパッシングをしましたが、あちらに残された選択肢はとにかく追い越すことだけ。
だって左側(相手からだと右側)は田圃で、反対側は車列。お互い逃げ場所なんてないもん。結果的にはギリギリのタイミングで事なきを得たのですが、センセイが減速しなかったとしてお互いの相対速度は150Km/h程度。減速しても120Km/hくらいだったでしょう。
お互いの質量差を考えると、高速道路でコンクリート壁にノーブレーキで激突するような状況です。センセイの車はエアバッグがついていますが、良くて大ケガ、たぶん......という状況でした。
それにしても、相手からだと左カーブで、見通しが全くきかない状況で追い越しをかけるとは......。