2005年3月10日更新(2005年3月21日ページ移動。2011年5月4日一部写真削除)

──2005年3月第2週──

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3月10日(木) 日本人の見分け方

 西村センセイはまたまた旅の空です。

 旅つながりでやや強引に繋げると、西村センセイ、外国ではあまり日本人に会いません。

 というか西村センセイ、日本人が多いと言われている観光地──たとえばハワイとか──へ行ったことがないので、必然的にそうなるのです。

 で、そんな場所で日本人らしい人を見かけても、中国人だったり韓国人だったりすることが多い。何が違うかというと、まず服装やお土産や雰囲気。
 もちろん最後は言語とパスポートの色なんだけど。

 学会などの国際会議でも、日本人はどこか浮いている。

 まず違うのは、群れること。

 打ち合わせなどで集団になるのは仕方ないけど、群れた日本人のところだけ、ブラックホールのような閉ざされた空間になってしまうのです。
 端から見てると、あれって、本当に異様です。

 でもどうもこれ、日本語で話しているから......というわけではないようです。アジア系の人は一般に、集団を作る傾向が強いように思われます。

 これは聞いた話ですが、中国人だと仲間で会話しているところに誰かが来ると、「秘密の話をしてるんじゃないよ」という風に、ひとりでに会話が英語になるんだそうです。
 もちろんその人が通り過ぎれば、あのにぎやかな中国語に戻ります。

 あるいは、日本人はパーティー会場でしばしば「壁の花」になります。花のように咲いた会話のグループから離れて、壁の前にポツンと一人。
 (悪く言えば)誰彼となく話しかけるアメリカ人(他)の集団の中では、ひどく浮いています。

 この問題ってどうも「英語ができない」という問題とは別のように思えるのです。

 じゃぁ、偉そうに語っている西村センセイはどうなんだ、って?

 もちろん偉そうなことは言えないのですけど。

 続きを、また、明日(たぶん)。



3月9日(水) 総2階建て新幹線の車椅子対応座席

 このところ毎週のように......じゃなかった、毎週(!!)、都内へ出かけています。

 センセイはご存じのようにJR派、それも中年のオジさんですから必ず指定席を確保します。

 で、ここ2回ほど続けて同じ車両の、ほぼ同じ座席に乗る機会がありました。上越新幹線の総2階建てMaxの8号車です。

 この車両、写真のようにやや複雑な構造になっているのです。

 奥が1階への階段なのですが、普通の車両と違って直線構造で、しかも2階席の最初の3列(21番〜23番)はAおよびE席の窓側座席しかありません。

 もうお分かりかと思いますが、この部分は車椅子に対応しているんですね。

 階段には折り畳み式の昇降機がありますし、23番の座席には車椅子を固定するための装置があります。

 普通の新幹線でも編成の中央付近の車両──上越新幹線だと9号車──に同様の設備がありますが、要するに座席がなくって、その場所に車椅子を固定できるようになっているだけです。

 けれど2階建てだと、こんな風にけっこう大変なことになるんですね。でももちろん、いろんな人に利用していただくためにはとても良いことです。
 センセイもいつか──それもあまり遠くない将来に──この昇降機を利用させてもらう時がくるかもしれないのですし。



3月8日(火) MacからWindowsをコントロール!? ──使えるかも、Remote Desktop Connection──

 Macの雑誌が全然面白くない。

 Macの雑誌は一時期10誌くらいあったはずです。センセイも毎月4冊ずつ買っていたことがあります。それくらい面白かったのです。
 でも今、普通の書店で販売しているのはたぶん3誌だけ。

 まぁ、面白くないのはWindowsも同じで、それだけパソコンが白モノ化したということですね。『月刊電気掃除機マガジン』とか『週刊冷蔵庫ファン』とかって、あり得ないでしょ?

 夢がなくなったなぁー。

 で、先日の出張の際、唯一定期的に買っている『MacFan』を秋葉原で買ったのです。これも「Macな人」(著者の裏サイトはこちら)のためだけに買っているようなものなのですが。

 帰りの新幹線の中でざっと読んでいて、ふと、ある記事に目がとまりました。

 MacからWindows XP(ただしProfessionalのみ)を直接コントロールできるというのです!!

 え"っ?! と思ったのですが、考えてみるとWindows同士ではリモートコントロール可能──センセイは使ったことはない──ので、UNIXの傍流であるWindows NT系列(2000、XP)でできるなら、モロUnixのMac OS Xでできても不思議ではありません。

 このリモート・デスクトップ(正式には"Remote Desktop Connection Client 1.0.3 for Mac")はMicrosoftのサイト(こちら)で公式にリリースされた純正品です。

 詳細については、ずっと更新していないMacのページで後日紹介させていただきたいと思いますが、とにかくこれをインストールして、各種設定──ちょっと難しい──したのが右の写真。

 画面全体はMac OS 10.2.8なのですが、その左上の部分はイーサーネットで繋がっているセンセイのWindowsノート機そのものなのです。

 似たようなものとして、Virtual PC(ちょっと古いですけどこちら)がありますが、これはWindowsをマネ(エミュレート)するMacのソフトなのに対して、Macのディスプレイやキーボードなどを使って、Windowsを直接コントロールしているのです。
 これでもまだわかりにくいでしょうから、ぜひご自分で試してみてください。

 右上の写真はWindows上で、Windows専用のDVDオーサリングソフトを起動しているところですが、画像や音声までMac上で入出力できます(通信速度と設定による)。
 Mac上で、Windowsの画像がストレスなく動き、スピーカーから音が流れるのは、も〜う、感動ものです!! はい。

 さて、Virtual PCが文字や画像をMac-PC間でコピー&ペーストできるのに対して、リモート・デスクトップはテキストだけしかやりとりできません。
 反面、入出力はストレスなしに行えるので、右の写真(Windows版OutlookExpress)のように文字を中心とした作業は、全角/半角のキーがないことを除けば快適にこなします。

 実際、今日はこのページをWindows上のホームページソフトをMacからコントロールしてアップしているのです!!

 考えてみると、パソコンを2台持っていたとして、両方を同時に同じような使い方をすることはありません。

 センセイの場合、一台はメインの仕事をしていて、他方はDVDを焼いていたり、という感じです。

 こういう場合、メインのディスプレイで両方の作業をして、Windowsは邪魔にならない場所に置く......こういう使い方なら、このリモート・デスクトップも案外使えるかも、と思っているのですが、皆さんはどう思います?

 Mac OS Xをお持ちの皆様、ぜひ一度お試しを。無料ですし。



3月7日(月) おぉ、こんな所に新潟が!!

 今日は新潟ローカルな話題です。すみません。

 お昼になって、大学とアパートの間にあるうどん屋さんへ行こうとしたら、今日は定休日。
 仕方ないので、斜向かいのお弁当やさんを、と見ると、何と店が無くなっている!! 確かにはやっていなかったからなぁー。

 この場所からだと......と自転車を走らせながら考えて、入ったのは全国チェーンのカツ丼屋さん。
 「油っぽくないもの」という最初の目的はこの段階ですでにどこへやら。

 で、一番少ないカツ丼をお願いしたのですが、お昼時で、しかもちょうどお客が集中的に入ったようで、なかなか商品が出てこない。

 暇なので、テーブルの上にあるメニューやその他を見ていたら、ふと、右の練りからしの小袋に目がとまりました。
 センセイはからしを全然使わないので、今まで気にもとめなかったのです。

 表面にはチェーン名が入っているのですが、裏を返すと、おぉ、「新潟県」の文字が!!
 へぇ〜、と思ってよく読むと販売者は「アークランドサービス」。

 初めて知った名前ですが、「アークランド・サカモト」というかなり大きなホームセンター(?)をやっている会社があって、そこの関連会社に違いありません。
 所在地はまさにアークランドのある三条市。

 ごく最近は知らないけれど、アークランドは元気のある伸び盛りの会社で、こういう食品販売にも手を広げたんだぁーなどと、やっと届けられたカツ丼を食べながら、新潟の元気を考えていたのでした。



3月6日(日) 困った時のラジデパ頼み ──西村センセイ、秋葉原で考える──

 昨年末くらいから、娘のMac(PowerMac G4 Cube)を起動させると、日付が必ず1904年を指すようになってしまいました。システムバックアップ用の電池がなくなってしまったようです。

 とても不便なので買おうと思っても、あいにくとセンセイのふだんの行動圏内にはMacをちゃんと扱っているお店がない。

 というわけで、今回のツアー中に秋葉原に寄り道してちょっと特殊な電池を仕入れることにしました。

 最初に大手販売店(ソフマップ)に寄ったのですが、棚に見あたりません。
 店員さんに訊くと、「修理扱いになるので置いてない」とのこと。

 電池を交換するだけなのですが、修理扱いだと数万円かかってしまいます。
 センセイはG4 Cubeを2台持っているので、あわせると最新機種のMac miniを買える値段です。
 それに電池がなくなっても起動しないわけではないのだし......。

 で、「こういう時こそ...」と思って路地に入り、秋葉原ならではの専門店街に入りました。
 写真はその一つ、「ラジデパ」こと東京ラジオデパートで、地下1階、地上3階の建物に、間口半間〜一間くらいのお店が所狭しと並んでいます。

 最初のお店は「ない」と断られたのですが、2軒目であっさり「あるよ」とのお返事。おぉ、さすがラジデパ。

 今回は時間がなくて、形状を確かめずに行った──何種類かある──のですが、Cubeだと伝えると、ぶっきらぼうに「丸だよ、丸」と言いながら単三電池状のリチウム電池を持ってきました。

 自分のCube用とあわせて2個購入したのですが、お値段は1個あたり約600円!! 修理した場合と比べて費用が二桁違います。

 さて、昨日は車をぶつけてちょっとメゲてしまったので、気分転換に(?)今日、電池を交換してみることにしました。

 G4 Cubeをバラしたことは何回もありますが、電池のことは気にもとめなかったので、どこにあるのか分かりません。
 機種によってはかなり解体する必要があり、PowerBook 2400cなんかだと電池を交換するだけのために、ほぼ完全に解体しなければなりません。

 解体はまず、Cubeのコード類を抜き、完全に放電させてから逆さにして始めます。
 真ん中の部分が押し込み式の取っ手になっているので、静かに引き抜きます(右中の写真)。

 さて......と思ってぐるっと見渡したら、あれまぁ、目立つところに電池ボックスが!! しかも解体せずに、電池だけを交換することができる構造になっています。

 というわけで、実際の作業は30秒くらいで終了!! 日付も正常に記憶されています。

 やっぱり困った時のラジデパ頼みだ。

 秋葉原もずいぶん変わってしまったけど、こういうお店がなくなると困るなぁ。

 しかもこの問題、よくよく考えてみると、決して日の目を浴びてはこなかったけど、今までこの国をずっと支えていてくれた中小企業の存在そのものであるようにも思えるのですが......。

 ちょっとこじつけすぎでしょうか......。

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