平成18年12月25日更新
3VA1クラス
第10回:平成18年12月25日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
・科学技術とリスクに関する検討
・リスクの概念
・リスクを伴う科学技術に関する解説(原子力、遺伝子組み替え作物など)
・社会的合意形成の方法(コンセンサス会議など)
・PCおよびOHPを用いた講義
・ビデオを視聴
・予習:配布資料およびリザーブド・ブックの精読(60分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.1. 米国からの牛肉輸入が再開されました。専門家は安全性に問題なし、と言っています。というわけで、Y野屋の牛丼の販売が明日再開されるとします。牛丼好きのあなたはどうしますか?
A.1.(講義でご説明したように、ポイントは安全・安心に対する考え方の違いです。コメントはできるだけ控えます)
1.さっそく食べに行く 16名(32.7%)
2.もうしばらく様子を見る 32名(65.3%)
3.無回答 1名( 2.0 %)
1.さっそく食べに行く
・いちいち小さいこと気にしない。
・安全だし好きだから。 [その「安全」が問題なのです]
・安全なら、牛丼はおいしいので食べたい。
・牛丼が好きだから
・好きだから。専門家も問題ないといっている。 [専門家への信頼感、ですね]
・再開を待ちわびていたから [ホントに好きなんでしょうねぇー]
・死よりも肉が好き。 [こちらも]
・小さなことにいちいち気を配ってられないから。 [欧米でも日本でも、BSEは大問題になったんですよ]
・絶対食べる。 [その理由は?]
・専門家が安全であるというのであればいうのであれば牛丼好きな私なら早速食べに行きたい。 [こちらも専門家への信頼ですね]
・待ちわびていたから。 [好きなんだろうなぁー]
・問題なしと言っているので。2.もうしばらく様子を見る
・Mo−(ウシ)しばらくまって見る。(笑)
・ちょっとこわいから
・ほんとうに安全なのか心配
・また何か問題が見つかるかもしれないので。
・まだ信じられません(牛の絵・モ〜) [以上、なぜ「心配」なのでしょう]
・まだ豚丼でいい。 [こちらは別な理由ですね。ちなみに西村センセイ、本場帯広の豚丼を食べたことがあります]
・わざわざ食べに行く程のものじゃない 機会があれば食べる。
・安全性に問題がなくても本当に安全かはわからないので心配だからしばらく様子をみてから食べる。
・現在、スーパーでも私は牛肉を買うのを避けているので、問題がなくなってから行く。 [ずいぶん気を使っていらっしゃるんですね]
・好きな物だからこそ、少しでも不安な状態で食べたくない。 [なるほど]
・死にたくない
・食べて病気になりたくないから
・世の中に絶対なんてものはないので、完全に安全だと信じられない。
・先生の話を聞き、絶対に食べたくないと思った。
・専門家が安全と言っても、万が一何があるか分からないので [以上、でもBSEに当たる(?)確率が低いのも事実です]
・並ぶの嫌
・並んでまで、あやしい牛丼を食べたくない。
・本当に安全であるか確認できるまで信用できないから。 [う〜ん、そうすると専門家の立場は?]
・問題ないとしても心配だから。
・様子を見ます!!
・良く分からないから。 [じゃ、誰を、あるいは何を信用しましょうか? (いじめているんじゃないですよ)]
Q.2. 自分が乗るとして、飛行機と自動車、どちらが「怖い」ですか?
A.2.(こちらも同様に、コメントは控えます)
1.飛行機 25名(51.0%)
2.自動車 23名(46.9%)
3.無回答 1名( 2.0 %)
1.飛行機
・g[=重力加速度のこと]が体にかかるから。
・にげばがない。
・まだのったことがないんで・・・
・雲の中に入って機体が揺れるとドキ2するんで…。
・海などについ落したら、すぐには助からないかもしれないから。
・見る回数、乗る回数も多いから。
・高い所がこわいです(飛行機の絵)
・死ぬから
・事故にあったら助からないに等しいから。飛行機は普段乗らないからよけいにこわい。
・事故率は自動車の方が高いが、多数の人が日常的に利用する車よりも飛行機の方が乗り慣れていないため、また高さによる恐怖が加わる。
・自動車は乗りなれているのでなにも思わないから。
・自動車事故なら重傷ですんでも、飛行機はまず死ぬから。
・自分が運転していないし、テロにあうかもしれないし様々な事件に巻き込まれる可能性があるから。
・自分で運転できないから。
・上空で、トラブルがおきた場合、落ちるしかなくなったら、自分ではどうにもできないし、恐怖がしばらくずっと続くから。
・人(操縦士)の価値・判断が怖い。
・飛んでいるのさえ不思議。 [こちらおよびこちらをご参照]
・飛行機の方が車より、性能が難しいと思うから。落ちたら死ぬと思う。
・飛行機は事故したら絶対死んでしまいそうだから(汗)
・余り乗らないが事故の大きさから考えて。2.自動車
・より身近なものだから
・運転手の行動がすべて目の前で見え、自分の身をゆだねていることに恐怖を感じる。
・何があるかわからない。
・確率から見て、飛行機の方が事故がかなり少ない。自動車は、小さい事故から、大きな事故まであるし、他人をまきこんで、責任も問われるかもしれないので。
・確立[正しくは「確率」]的に高いから
・恐い。
・最近、当て逃げされたので。 [センセイもやられたことがあります]
・最近貰い事故をしたので。
・事故が多いから。
・事故への認識レベルが低く、自分が加害者となり歩行者など無責任の人を巻き込んでしまう可能性があるから。 [そうなんですよね。まったく]
・自動車の方が乗る頻度が多く、事故率が高いから。
・自動車は、道路には危険が多い。
・自分で運転すると事故ったから。
・乗る回数が多いことやいつ事故に遭遇するかわからないから。
・人を殺してしまうかもしれないから [こちらもそうなんですよね。上記ご参照]
・大多数の人が使っていること、気軽に乗ってしまうものだから。
・通学でヒヤッとすることがあったので。 [ありますよね]
・日常的に利用するから。
・飛行機は事故が起こったら、空で何もできないので諦めがつく。
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
・(クリスマスツリーの絵)We wish a Merry Christmas(ベルの絵) [メリー・クリスマス!!]
・「安全、安心」とリスクの関係が少し分かった。 [それはよかった。でも難しいですよね]
・HAPPY MERRY CHRISTMAS(クリスマスツリーとサンタさんの絵) [こちらも]
・サンタが来ないよ [大学生になれば、普通、来ないって。逆に、サンタになるのです!! そうするときっといいことがあると思いますよ]
・ためになった [ありがとうございます]
・つかれた [課題等が重なって、相当お疲れの方がいらっしゃいましたね]
・テストの結果が知りたいです。 [年明けに答案をお返しします]
・メリークリスマス
・メリークリスマス!! [以上、メリークリスマス!!]
・メリークリスマス☆今年はプレゼントもらえましぇん(泣顔と雪だるまの絵) [今年「は」ですか......。きっと去年と比べている女性なんでしょうね。「終わったことをキッパリ断ち切ることができるのは女性の特権ですよ」と言ってみたりして......]
・よいお年を。 [ありがとうございます。貴方/貴女もね]
・リスクと価値は立場によって内容も大きさも異なり十分に理解するのは難しく感じた。 [そうなんです。相手の立場で考えるとずいぶん違うんですよね]
・運動したのでしんどかった。 [若さだなぁー]
・寒いです。 [ちょっとそうだったかもしれません。何回もお伝えしているように、8号館の冷暖房は集中制御なので、センセイらにはどうしようもありません。衣類等で調節してください]
・技術者倫理は難しい [次回は議論しますから、わかりやすくなると思いますよ]
・興味がうせた。 [う〜ん、残念。年明けから気持ちを切り替えて授業に出てみませんか?]
・今日は、実験課題で徹夜していて非常に眠かったです。 [皆さん、ホントにそんな感じでしたね]
・今日はクリスマス〜♪ 先生は昨日ケーキ食べましたか?(クリスマスツリーの絵) [昨日は自宅で、妻と娘が作ったケーキを2回(!!)も食べました]
・今日は実験のレポートの提出日の前日なので気が気ではありませんでした。 [それは大変でしたね]
・今日は設計課題で徹夜していて非常に眠かったです。 [なるほど。そういう方が多く見られました]
・最近設計課題のおかげで疲れてる。 [こちらもお疲れのご様子]
・充実した冬休みを送りたい。 [来年は工学設計IIIなので、遊べる(?)のは今年が最後だと思います。ぜひ有意義に使ってください。(ちなみに、就職すると冬休みはごく短期間です)]
・寝不足でつかれた [こちらも設計課題のせいでしょうね]
・人間のいのちはお金に変えてはいけないと思った。 [便益分析から学ぶことは多いですよね]
・設計のおいこみでねてなくねむかったです。 [ホントに大変なんだろうなぁーと思っています]
・大きい課題でてつや続きである。 [こちらも]
・来年もよろしくお願いします。 [こちらこそ。ぜひぜひ]
・来年も頑張ろうと思った。 [そうですね。センセイもがんばりますよ]
西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。