2000年8月26日更新(9月2日ページ移動。2002年11月17日および2004年4月16日一部写真削除)
8月26日(土) −−地熱発電所を訪問しました。スゴかったです−−
今日は娘と「SLばんえつ物語号と柳津(やないづ)西山地熱発電所見学の旅」というのに出かけてきました。
センセイが暮らす柏崎市には東京電力柏崎刈羽原子力発電所があるため、電力会社関連の行事が盛んです。
今回は東北電力の企画で、建て前は東北電力柳津西山地熱発電所(福島県)見学、ホンネはSLの旅、そして西村センセイとしては子守......というわけでした。センセイが蒸気機関車に牽引された客車に乗るのはちょうど30年ぶり、場所はまさに今回と同じ磐越西線です。小学校最後の修学旅行で会津若松までの往復でした。
もっとも、よく利用した越後線では、昭和45(1970年)年頃までD51型(通称「デゴイチ」)が貨物列車を引っ張っていましたから、センセイにとっては身近な、そして「ケムい」記憶が鮮明な存在でした。
センセイは実は、今回の客車を週に数回、そして蒸気機関車C57も時々見ているのです。この列車は、センセイが出勤するために通過する新津駅を基地にしているもので。
昔の客車は本当にオンボロだったのですが、客車は写真のようにピカピカで、オマケにクーラー完備でした。
それでも石炭を焚いて走っていることには変わりなく、窓からは情け容赦なく煤塵が入ってきます。センセイも帰宅してから鼻をかんで、それを実感しました。
中には右上の写真−−首なし殺人事件ではありません−−のように、窓を開けっ放しでビデオをまわし、周囲から大顰蹙をかっている大のオトナもいました。もう本当に大迷惑でした。
されどお客さんは大都市からの珍しい物ツアーの人が多いようで、列車の内外で写真パチパチ、という感じで「旅」を味わっている人は僅少でした。その気になれば、きらきら輝くお宝、「旅」はあちこちにあるのにねっ!!
センセイの感想としては、今回のSLは故武満徹の名著『音、沈黙と測りあえるほどに』のアイヌの話と同じだな、と思ったのですが、これに賛同できる方あるいは、このお話をご存じの方、ぜひメールをお寄せください。お待ちしています。磐越西線はセンセイのお気に入りの路線です。で、割と乗る機会があるのですが、約10年ぶりに喜多方−−スミマセン、会津若松ではありませんでした−−駅前に立ちました。この間、蔵とラーメンですっかり有名にはなりましたが、落ちついた歴史のある佇まいはあまり変わっていませんでした。駅前には蔵巡りの馬車が控えていたりしましたが。
で、本題の柳津西山地熱発電所を最後に訪問しました。本当のことをバラすとあまり期待していなかった−−関係者の皆様、ゴメンなさい−−のですが、本当にスゴかったです。感動しました。
実は「地熱発電所」ということしか知らなかったので、温度差を直接利用する−−物理的には可能−−エレガントな、そして実験的な施設だと予想していたのですが、実際はマグマだまりのすぐ上から熱水を採取し、それを熱水と高温高圧の蒸気に分離して、後者の物理エネルギーでタービン(写真右上)を回して電力を得る−−この辺は火力・原子力(特に沸騰水型)発電所と同じ−−というものでした。
かなりの金額がかかっているそうですが、これでも原発1基の約1/20の出力しかありません。
センセイは柏崎刈羽発電所を何度も見学したことがありますし、できたばかりの東京電力福島第一発電所ではコントロールルームまで入ったことがあるので、正直なところ、今回の地熱発電所はあまり大きな発電所とは思えませんでした。けれどこれでま努力して出力が1/20というのですから、やはりいろいろなことを考え直さないといけないのでしょうね。
本当はいろいろな科学的・技術的な質問をしたかったのですが、大人げないので今回はやめておきました。
右の写真は蒸気の冷却装置、要するにビルの上のクーラーのファンです。海や湖といった適当な冷却水がないための措置です。手前にバスがあるので小さく感じますが、巨大な設備でしたよ。今回の「旅」はいろいろ考えさせられるものでした。華々しいSLと地味な地熱発電所、とても対照的です。けれど日々の生活を考える時、あるいはそれを支えているもの/人/システムを考える時、評価はまったく変わってしまうかもしれません。
そして今回、センセイが一番ショックだったのは、帰りに立ち寄った温泉街が、どうも30年前の修学旅行で宿泊した温泉だったようだ、ということなのです。謎は残ったまま......また明日。(続かないかな)
西村センセイはやっと夏休みに入りました。......えっ、毎日が日曜日じゃないかって? そ、そんなことはないんですですよ。急ぎの仕事を今日の午前中に終えたので、今日と明日の1日半だけが今年の夏休みです。
今年の夏は本業−−もちろん大学の学者様−−が忙しかったのですが、これは喜ぶべきことでしょう。で、小1の娘も夏休みなので、彼女がテレビを見たいと主張してそれが認められると、センセイは娘の部屋を借りて仕事を続けるのでした。(写真上:机は知り合いの元校長先生から入学祝に頂戴したデザイナーブランド物。机上の小さな三角形の物は、超小型iMac......ではなく時計。)
今日の午前中に郵便局へ行ってお仕事を発送したので、午後からはちょっと季節外れのプールへ出かけました。
柏崎市は原発の直接・間接のおかげで、いわゆる「箱モノ」がやたらたくさんあります。プールも、どこの市にもあるようなもの(写真中:柏崎港近く)もあれば県立のアクアパーク(写真下)もあります。 今日は娘の子守と体調の維持を兼ねてアクアパークで2時間ほど泳いできました。
センセイは、元々は「金槌」だったのですが、大学の教育学部に入ったために、無理矢理に泳げるようになりました(実話)。今では何キロでも泳ぐことができます。明日は電力会社の行事で磐越西線のSLに乗って会津若松まで小旅行(こちらも実態は子守)。夏休みはここまでで、27日(日)は実家で稲刈り−−暑そうだなぁー−−、翌28日(月)からは別なお仕事です。センセイもがんばっています。
みなさんも、夏休み/お仕事/お勉強/試験に向けてがんばってください。がんばった人には何かが待っていますよ。きっと。
8月22日(火) −−もうすぐ稲刈りです。日々への反省の念とともに−−
柏崎はとても「残暑」とは言えないような暑い日が続いています。特に昨日・今日はフェーン現象気味でたいへんです。みなさんがお住まいの地域ではどうですか?
センセイは相変わらず自宅に篭もってお仕事です。みなさんはどんな夏休み/お仕事/お勉強(がんばってね!!)なのでしょうか。さて、5月に植えた稲(田植えの様子はこちら)が写真のようにすっかり大きくなりました。まだ少し青い穂も見えますが、予定通り今週末には刈り取りできるでしょう。
「実るほど、頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」。センセイもこうありたいものですね。.....って、現状がそうじゃないってことでしょうか......。
今日も地域の夏祭りの話題です。
西村センセイの自宅は、柏崎市福祉センターの真ん前です。今日はその福祉センターで「ボランティアフェスティバル」が開かれました(写真上)。福祉関連の団体の、啓蒙を兼ねたお祭りで、車椅子生活の体験コーナーなどもあります。かと思うと、おもちゃの修理や切り絵といった趣味の団体のコーナー、柏崎農業高校の販売コーナー(写真右手)があったりします。柏崎農業高校の販売は市民には大好評なんですよ。(すみません。写真を撮り忘れました。)
夜は盆踊り大会(写真中・下。写真中右手のビルは越後交通柏崎営業所)。「暑い、暑い」といっても柏崎は朝晩、めっきり涼しくなりました。センセイの自宅のまわりには緑が多く、このところ昼間でも鈴虫が鳴いています。もうすぐ本格的な秋なんですね。地域の人も行く夏を惜しむかのように踊っていました。踊りの団体に混じって、夜店の人までエプロン姿のまま飛び入りで踊っていましたよ(写真下)。
秋は実りの季節。センセイの実家でも今月末の25日(金)から早稲品種(越路早稲)の稲刈りが始まります。秋はこれまでの努力を収穫する季節です。人知れず努力したみなさん一人一人の秋が、実り多きものとなりますように。
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