8月31日（木） −−8月も今日で終わりですね−−
今日の新潟は颱風の影響でフェーン現象となり、無茶苦茶な暑さでした。新潟市では37℃を記録したそうです。皆さんの地域ではどんな天気だったのでしょうか。
今日で8月も終わり。児童・生徒は夏休み最後の日です。センセイは小さいころナマケモノだった−−そして実は今も−−ので、今日という日は本当に厄日でした。場合によっては9月1日に、家中の誰よりも早起きして宿題を片づけたりしていました。
で、そんな8月31日の話題を二つ。
（１）今話題の、Power Macintosh G4 Cubeを買ってしまいました。
「高性能なのは分かるけどまるで灯油のポリタンク」と評されたPower MacintoshG3/G4や、一世を風靡しつつつも人気に翳りが見えたiMac−−とにかくよく売れました−−を継いで、Apple社からMacintosh G4 Cube（写真）が発売されました。縦（約18cm）×横（約18cm）×高さ（約25cm）のキュートな筐体にすべてが収まっています。
これまで大学で使っていたiMac DV SEも高性能だったのですが、予算枠の関係で私費で処理する必要が出たためと学内LANとの相性があまり良くなかったため、同機（約\200,000）を下取り（\110,000）に出して購入しました。......センセイって、飽きると早いんです......。現時点では約6時間動かしただけですが、放熱の問題や学内LANとの相性を含めて何ら問題ありません。また、同程度のクロックのG3よりもずいぶん高速で、びっくりしました。
詳細については「Macintoshの部屋」でお知らせするつもりです。もうしばらくお待ちください。
（２）ニュートンのりんごの実が、こんなに赤く、こんなに大きくなりました。
大学のニュートンのりんごの実が初めてこんなに赤く、（写真では分かりませんが）大きく育ちました。
残念ながらこれまでは、ここに至るまで風害や鳥獣（＋人間）の害で育たなかったのです。
せっかくここまで育った実に、ご褒美の意味も兼ねて何らかの企画を用意したいと思います。ご期待ください。
8月最後の日曜日を、みなさんどのように過ごされたのでしょうか。中には、特別な日だった、という方もいらっしゃるのでは?
さて、庄屋のご隠居、西村センセイの実家で稲刈りが始まりました。稲刈りは農家にとっては最大のイベントの一つで、感覚的には「お祭り」に近いものがあります。
実家では現在も手植え、手刈り、天日乾燥で細々と稲作を続けています。その様子についてはこちらをご覧ください。昨日（26日）は小旅行で働けなかったので、今日は朝からお仕事でした。今回は仕事の段取りの関係でセンセイは田圃には入らず、刈り取られた稲（写真上の手前および奥）を集めて、ハサ（またはハザ）に干す作業にあたりました。
今日も中越地方は気温が上がっため、とても辛い作業でした。それほどの重労働ではないのですが、暑さのために休みを取りながらでないとダウンしてしまうのです。センセイは一度、稲刈りの際に無理をして、熱射病になりかけたことがあります。外で働くって、たいへんなことなんですよ。今回収穫したお米は「越路早稲」という品種ですが、出来は普通か、ちょっと良いかな、という感じでした。このところ暑い日が続いた上に降雨がないので、平場では、場所によって品質が低下しているのではないかと思います。
ハサは間伐材−−センセイの実家は山林地主でもある−−や竹を用いて作られた、稲を干す櫓のようなもの（写真下）です。地域によって形態はかなり異なります。
現在はコンバインで収穫・脱穀して、火力で乾燥する方法が普通なのですが、その場合、水分が急激に抜けるために「胴割れ米」が出やすく、また水分の調整が難しい、という問題があります。
昔ながらのハサを用いると、一週間程度（天気による）かけてゆっくり乾燥するため、このような問題は回避しやすくなります。農家に生まれると、小学校の中学年からハサ掛けの仕事を与えられます。でも重労働なんです......。写真のハサは屋敷内のもので、この他に田圃に隣接したハサがあります。写真奥は土蔵ですが、家紋がついてることがお分かりですか? 学生のみなさんは、10月初めに発行される「図書館だより」でこの蔵に関係したお話を読むことができます。
左手奥（見えない）に隠居部屋跡（現在は作業用の建物）があります。右手は母屋、つまり旧脇本陣跡です。若い頃、センセイは農作業がだいっ嫌いだったのですが、加齢とともにいよいよ大地に近づいてきたせいか−−アブないなぁー−−大地に根ざして生活し、考えることがとても面白くなってきました。それを思うと、日々の生活の問題はずっと軽くなるように思われるのですが、みなさんはどうお考えでしょうか......。