2000年9月8日更新(9月17日ページ移動。2002年6月13日、2002年11月17日一部写真削除。2003年9月8日写真削除)

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−−2000年9月第2週−−

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9月8日(金) −−京都での、怒涛(どとう)の会議が終了しました−−

 現在、何と!! 富山からお送りしています(富山駅前の居酒屋でバイ貝をつまみに生ビールを飲みながら打っています。......でも、アップロードは柏崎の自宅に戻ってからになりそう......。)。

 でも、なぜ富山なのでしょうか? 富山名物の鱒寿司を食べたかったから......というわけではありません。センセイの初めてのJR線を利用した帰宅ルートの都合です。貴方/貴女の予想は当たっていましたか?

 京都市内、西本願寺近くのホテル(最初の写真)を会場とした、3日間の怒涛の会議が本日(8日)、終了しました。会議がモメた、というのではなく、参加者の皆さんとあまりに濃密な時間を過ごした、ということです。そのためにこの間、ページの更新ができませんでした。ファンの皆さま、悪しからずご了承ください。

 今回参加した会議は、私立大学の諸問題を考える会議です。
 初日(6日)はシンポジウムから始まりました(最初の写真)。大学人や、大学とはまったく無関係の人が「人間を教えるってどういうことなんだろう」という教育の原点に戻って議論しました。とても興味深く、アッという間に数時間!!−−ホントですーーが過ぎてしまいました。


 シンポジウムの中で、西村センセイは指名に近い形で発言することになってしまったのですが、どうも精神的に疲れすぎていたようで、ちょっとストレートにしゃべりすぎてしまい、センセイは
発言しながらひどい自己嫌悪に陥ってしまいました。自己嫌悪に陥りながらもしゃべる西村センセイって、いったいどういう人格なのでしょう......。
 で、このページのモットーである「他人(ひと)を愛する心」や、他者の視点で物事を考える「おもてなしの心」−−隷属(れいぞく)するということではありませんよ−−を忘れていたなぁー、と深く反省したのでした。

 というわけで、その日の夜からは新しい気持ちで参加者の皆さんをどれだけおもてなしできるか、という視点で心を入れ替えて会議に臨みました。 

 それ以降の会議は「分科会」(他)という10名前後のグループに分かれての約8時間(!!)−−信じられます? 授業よりも辛いんですよ−−もの発表と、それをめぐる真剣な議論です。センセイは皆さんの敬和学園大学で象徴的に起きていることの意味を、センセイなりに普遍化して2回お話ししました。(会議に専念していたので写真は撮りませんでした。悪しからず。)

 正直なところ、本当に疲れました。

 でも、消耗した、とか、無駄なのに耐えた−−もしもセンセイの講義がそうだったらどうしましょう。正直に指摘してくださいね−−というのではなく、センセイを含めて、いろいろな年齢(30歳代前半〜60歳代)の、それぞれに違った経験を持った人たち、要するに「違った人たち」が何かを生みだしあう−−変な表現でごめんなさい−−という、その現場に臨むことができました。もちろんセンセイも傍観者ではありません。
 3枚目の写真は格闘技のような議論に一区切りついた夜のパーティーの写真です。みんな、緊張が解けてほっとしています。

 この辺のお話は、学生の皆さんにはまだちょっとリアリティーがないかもしれません。
 でもこの研修会で、おそらくこれからどっちかが死ぬまでずっとお付き合させていただくんだろうなぁーという人(たち)とめぐりあうことができました。双方向的な意味で「理解者」(できる/される)って本当に大切ですよ。ホントに。

 いろいろな想いを胸に、会議終了後、西村センセイはお昼も食べずに新幹線に飛び乗りました。本当にやっとのヤバいタイミングでした。
 で、無理矢理名古屋まで移動し、一部東海道線と初めての高山本線を使って名古屋−岐阜−高山−富山と移動しました(最後の写真:車窓より撮影した飛騨川)。犬山城や飛水峡、高山、神通川......会議が終了した後の心のゆとりのせいか、本当に楽しませていただきました。風景に慰められた、という感じです。
 上京する際の5日(火)の木曽川が案外阿賀野川っぽい感じだったのに対して、今日の飛騨川はフォッサマグナを形にした糸魚川の姫川に近い感じがしました。特に長野・岐阜県境付近で強く感じました。......すみません、いずれの路線も経験していない人にはわかりづらいですよね。
 でもどちらも本当にきれいでしたよ。素直に「きれいだな/きれいだよ!!」って言えることがあるって、とても大切なことだと思います。

 というわけで、先日のクイズ(こちら)の正解は、東海道線[ただし岐阜まで戻る:この間、何と逆向きに走る!!]−高山本線−高山本線−北陸本線−信越線、というわけでした。
 本州を横断する路線は限られているので、貴方/貴女の回答のほとんどが正答だと思うのですが、どうでしょう。

 京都での収穫を生かしつつ、明日からは通常の日程に戻ります。会議で得たもの−−というか与えていただいたもの−−は、これからの講義その他に必ず反映します。ご期待ください!!

 ......っあっ、忘れてました。明日(9日)とその翌日はコシヒカリの刈り取りのため、メールには応答できませんので、悪しからず。ではまた。


9月5日(火) −−海と山と街を楽しむ贅沢な旅−−

 現在、京都からお送りしています。

 実は明日(6日)から3日間、京都市内のホテルを会場に私立大学の諸問題を考える会議が開催され、それに参加するために上京しているのです。

 で、せっかくの機会なので、今日はまだ乗ったことのないJR線を利用して、1日かけて京都へ移動しました。

 まず快晴の柏崎市を普通電車で出発し、直江津へ移動しました。最初の写真は、映画・TV化された「高校教師」にも登場した柏崎市の青海川(おうみがわ)駅を車窓から撮影したもので、ホームのすぐ下は海です。
 柏崎近くの信越線は海の際を走っており、とてもきれいな風景を楽しむことができます。

 海を楽しんだ後は、今度は山。久しぶりに直江津から信越線で長野へ出ました。妙高山や火打山といった2,400mクラスの山々に囲まれながら長野入り。各駅停車ですので、久しぶりに二本木駅のスイッチバックを経験しました。

 実はこちらをごらんになるとわかるように、一昨日(9月4日)ほとんど同じ場所を自動車で移動していたわけです。

 電車の接続の関係で時間があったので、長野市内を少し散策し、たぶん30年ぶりくらいに「牛に引かれて善光寺参り」しました。

 数年前、高校訪問のために長野市を訪れたことがあるのですが、この間に冬季オリンピックがあったりして、いろいろな所が変わっていました。そしてずいぶん考えさせられました(こちらをご覧ください)。

 長野からは初めての振り子電車−−ご存じですか?−−で、篠ノ井線から中央本線に入りました。松本から先の通称「中央西線」は初めてです。木曽の立派な桧林やダム、そして有名な「寝覚ノ床」も見ました。ただし、初めての場所だったので写真は撮れませんでした。3枚目の写真はその近くのものですが、本物は比較にならないほどきれいな場所でした。

 電車はそのまま名古屋−岐阜−大垣−米原を経て、長野から約4時間半をかけて京都に到着しました(4枚目の写真:夕方の、新築された京都駅)。
 ちなみに、写真左上の光点は上弦の月です。要にいつも月。月が証人というわけです。

 結局、今回は柏崎駅を出発点に、乗車時間約7時間、信越線、篠ノ井線、中央本線、東海道本線を利用しました。
 学生の皆さんはスピードが命。新幹線を利用できるこの時代に、何でこんな「無駄」なことをするのかと思われるかもしれません。
 でも一見無駄に見えることの中に大切なものが隠れていて、ふだんは忙しさのためにそれが見えにくくなっているのかもしれませんよ。

 今回の京都までの旅はとても味わい深かったので、明日の午前中に普段のニュースのページとは別に新しいページを作成します(作成しました。こちらの長野特集をご覧ください)。たくさんの写真があるので、ここに一緒に載せるとページがとても重くなってしまいますからね。

 で、ここで問題です。京都での会議は8日(金)のお昼過ぎに終わります。西村センセイは実は、帰途も別な新しいルートを用意しています。さて、それはいったいどんなルートでしょうか。締切は7日の夜。正解者には成績を10点プラス!!......なんてことはありません。
 もちろん8日の尋常な時刻には自宅へ戻ります(最初のヒント:帰宅は9時過ぎ)。翌日に稲刈りが控えているので。
 第二のヒントは、ルートを書いた紙を見た駅員が「エッ......(間)......やりましょう(=乗車券を作成しましょう)。」と言ったルートです。案外簡単ですよ。

 では続きはまた明日。皆さま良い夢を。


9月3日(日) −−西村センセイの短い夏休み(番外編)−−

 9月に入りました。皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。


 今日、西村センセイは所用で、長野県中部の蓼科高原へ行ってきました。日帰りで、片道220kmの旅でした。朝8時ちょうどに柏崎市の自宅を車で出発して、休憩時間を除いて約3時間かかりました。白状すると、途中で2回、道に迷ってしまいました......地理や地図には強い方なのですが......地図にないICや道があったりして......アハハ(完全な言い訳)。

 白樺湖や蓼科湖、女神湖で知られる蓼科高原はとてもきれいで、夏場は住み良い所です。今日は特に絶好の行楽日和。先方が「今年の夏で最高のお天気」と仰るくらいでした。所々に雲がありましたが、八ケ岳や中央アルプスの山々まで望むことができたほどです(すみません、運転手をしていたので写真はありません。写真は帰途撮影した、蓼科高原近くの女神湖です)。
 気温も低く、日差しがあるとちょっと暑いくらいなのですが、日陰や室内で風が通っていたりすると寒かったです。

 ちょっと遅めの短い夏休み。楽しませていただきました。明日からはまたお仕事です。がんばります。



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