2000年10月1日更新(10月16日ページ移動。2003年9月8日および12月21日一部写真削除)
9月30日(土) −−西村センセイ、小学校で西村「先生」になる−−
(10月1日追加更新)今日(30日)、地元の小学校で理科の授業をしてきました。
エッ、西村センセイって大学のセンセイでしょ? 小学校で教えていいのっ?皆様のご心配はごもっともです。でも、今回は学校区の人にヴォランティアで何かをしてもらおうという企画(この段階で免許状の問題は解決)ですし、そして何と、西村センセイは小学校から高校(理科・社会)までの免許を持っているのでした。ですから無免許運転ではありません。
昨晩は新潟で2時過ぎまでとても大切な人達と飲んでいたのですが、今朝は早起きをしていったん大学まで出勤し、理科の先生の象徴である白衣を持って自宅に戻りました。
授業の様子は写真の通りです。親子で−−もっとも興奮するのは父親−−理科の電気の実験「イライラ棒」に取り組みました。自分の娘を除けば、小学生に教えるのは約20年ぶりだったので、とてもワクワクしました。子供たちが育つ現場を見るって体験、すごいですよ。子供を生むこと。そして我慢しながら育てること。これって、大切なことだと思いますよ......。
明日は実家の収穫祭の様子をご報告します。 では、また。
9月27日(水) −−西村センセイ、人生最後のカラーテレビ(モニタ)を買う−−
(9月28日追加更新)ちょっと刺激的なタイトルで、すみません。でも、たぶん本当の話です。お読みくだされば、その理由がわかります。
昨日、運送屋さんが新しい32型のカラーテレビ(モニタ)を運んできてくださいました(上の写真)。これまで使っていた21型のもの(下の写真)と比べると、どんなに大きいかがわかります。
センセイの書斎は2階なので、梱包したままでは運ぶことができず、階下で本体を出して、やっとのことで上げてもらいました。これまで15年使っていたものも、今回購入したものも、正確には「テレビ」ではなく「カラーモニタ」と呼ばれるもので、ビデオ信号を映す機能しか持っていません。それだけではテレビ番組を映せないものなのです。
普通のテレビは内容が何であれ、「さしあたり綺麗に」映すことを目的にしています。
一方、カラーモニタは入力された信号をきわめて正確に映すのが目的で、内容の良さも問題点も全部さらけ出します。その映像の違いは一目瞭然で、一度カラーモニタを使ってしまうと、普通のテレビにはもう戻れません。生産台数がとても少ないということもあってとても高価で、新旧2台とも普通のテレビの2〜3倍くらいもします。
それが、どうした。ただの自慢話だろうって? いえいえ、ここからが皆さんに関係した本題なのです。シドニーオリンピックが開催されているということもあり、現在、BSデジタル放送がちょっと関心を集めています。年末からは本放送が開始されます。
普通ならばBSデジタル放送に対応したテレビを買うべきだ、ということになるのですが、実は、この「BSデジタル放送対応」テレビは画質が悪いのです。すみませんが、もう少し技術的な話が続きます。
BSデジタル放送やCS放送(デジタル)、そして話題のDVDディスクはMPEG2(エムペグ2)という方法で情報を数十分の1程度に圧縮しているために情報の一部が失われて画質の劣化が避けられません。また、受像器(テレビのこと)側では必ずデジタル処理で圧縮された信号を復元する必要があります。
一方現行の地上波やBS放送、レーザーディスクは情報をそのまま放送(FM:周波数変調)しています。こちらはお金さえかければ高画質を実現することが可能です。で、そのBSデジタル放送対応テレビは、入力された信号をすべてデジタル処理します。BSデジタル放送やDVDディスクの場合にはまぁ問題はない(ただし、MPEG特有のノイズが発生する)のですが、現行の地上波などは、放送規格との関係でこのデジタル処理の過程で画質が著しく劣化します。具体的には、画像そのものは解像度が高く、パラパラした感じが少ない−−倍速でスキャンするため−−ものの、背景に常にチリチリした感じのノイズがつきまといます。また静止部分と動きのある部分を別処理している(「動き検出処理」)ため動きが不自然になりがちです。これらの問題をごまかすために、通常、ノイズリダクションをかけ、画像をぼんやりさせます。
その結果、「BSデジタル放送対応」テレビはどれも「何か変な画像」になってしまうのです。地上波や従来のBS放送などに関する限り、放送規格との関係で、何もいじらないこれまでのテレビの方が格段に綺麗です。ウソかホントかは電気店でお確かめください。センセイ個人の話に戻ります。これまで使っていたカラーモニタが寿命を迎えたので、買い換えに迫られたのですが、実は適当な機種は製造中止になっており、今回購入したものはソニーの最後のアナログモニタなのです。製造を続けてくれていて本当に助かりました。ただ、本当はこんなに大きくなくてもいいのですが、これしかなかった......。ついでにいうと、このモニタは本来、HDTV(NHKのいう「ハイビジョン」)用に設計されたので、実はBSデジタル放送にも対応可能(たぶん)という夢のような機種なのです。
世の中同じことを考える人は多いらしく、高価であるにもかかわらずこの機種は需要が多くて、生産が追いついていない模様です。センセイも少し待って出来たての製品を納めてもらいました。後継機種は出ないでしょうから、たぶんセンセイにとっては最後のカラーモニタです。大切に使うぞぉー!!普通のカラーモニタはもうほとんど生産されていませんが、20型まででよければソニーやビクターの業務用・放送用のものを購入することができます。ただし、大きな電気店では取り扱っていないので、学校に出入りするような小さな電気屋さんで購入してください。価格も意外にお手頃で、例えばソニーの20型(PVM-20N5J)の場合、定価で¥125,000です(値引きできないことが多い)。放送用のもの(BVMシリーズ)は蛍光体の関係で、値段は無茶苦茶高くなります。
BSデジタル放送は内容も充実しそうになく、しばらくは様子見が賢明だと思いますよ。だって、電話回線の高速化などで、おそらく数年後にはテレビとパソコンの垣根はなくなっているでしょうから。
9月25日(月) −−西村センセイの優雅な(?)モバイル電車通勤−−
今日から新学期(後期)が始まりました。
センセイも講義と皆さんの履修指導のために出勤です。先日(こちら)でお知らせしたように自動車は便利でも、やっぱりいろいろな意味で怖いので、荷物がない時は電車で通勤するようにしています(上の写真:新潟駅構内にて)。
自宅から柏崎駅まで徒歩13分、信越線の特急で新潟まで移動(新幹線も利用可能です)し、白新線の各駅停車に乗り換えて佐々木へ。そこからはみなさんと一緒に学バスです。電車に乗っている時間は片道約2時間弱、通勤時間は電車にもよりますが2時間半〜3時間くらいです。
このようにお話しすると、とてもたいへんなように思われるかもしれませんが、電車での通勤にも良いところがたくさんあるんですよ。
例えば車窓からの風景です。越後平野の風景は割と単調ですが、柏崎から長岡へ抜ける時はずいぶん険しい峠を越えます。(二番目の写真:信越線塚山駅付近)
今日は少し雨が降っていたのですが、こんな日や霧の日は、風景そのものがまるで一幅の水墨画のようで、心があらわれます。......ほとんどの乗客は眠ってらっしゃいますが。
それに、電車の中ではいろいろな仕事ができます。
皆さん良くご存じのように、授業での皆さんの反応は、主に帰宅時の電車の中で整理されます。今朝も風景を味わいながらメールを打ったり、このページを作成したりしていました。(下の写真)
やっぱり心のどこかにゆとりがないと、ね。
今日の履修指導は1年生だけでした。久しぶりに何名かのアドヴァイジーにお目にかかりましたが、みんな夏休みで一回り大きくなって、すっかり一人前の大学生という感じでした。
27日(水)と28日(木)は講義です。たくさんの方にお目にかかれますね。とっても楽しみです。
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