2000年10月21日更新(11月6日ページ移動。2002年6月13日写真削除)
10月21日(土) −−見慣れたはずのものの、新しい発見−−
昨晩(20日)は深夜まで新潟市内で飲んでいました。参加者の皆様、とても楽しい時間をありがとうございました。
というわけで、二日酔いが抜けない状態で今朝、新潟から柏崎に戻ってきました。完全な午前様、というわけです。いつもは出勤する時間に帰宅する......とても不思議なものです。朝と晩では太陽光線の向きが逆になることもあり、見慣れたはずの風景がとても新鮮に感じられます。
今朝は1時間強の乗車時間、ずっと外を見ていました。以前もお話ししました(こちら)が、長岡〜柏崎間は峠越えなのでとても美しい景色を味わうことができます。写真は来迎寺〜越後塚山間の、センセイのお気に入りの風景です(写真がうまく撮れていなくて申し訳ない)。雨上がりなどは本当にうっとりさせられます。見慣れたはずの風景、「こうだ」と決めつけた人に、「あれっ」とか「おや、まぁ」と感じさせられることはありませんか。感性が若い限り、必ず新しい発見が待っていると思います。ドキドキ、ワクワク。
視点が変わると風景が変わることに関して雑文を認めています。ご関心をお持ちいただいた方はこちら(約300KB、PDF書類)をダウンロードしてください。
10月20日(金) −−秋に咲く花の美しさとはかなさ。そして命の力−−郊外で桜の花を見つけました。上と二枚目の写真をご覧ください(撮影が下手で申し訳ない)。
この季節、桜の木によっては、春と勘違いして(?)花をつけることがあります。
見つけたものは薄いピンクがかかった白い花でした。
稲刈りが終わった田圃(三枚目の写真)では、切り株−−白くなっているのがそれです−−から茎が伸び、穂をつけているものもあります。これは「二番穂」というもので、畔に近い部分でよく見られます。稲を刈ると茎は枯れて白く変色するのですが、そこから葉や茎が出るため、現在の田圃はずいぶん青々としています。皆さんも注意して見てみませんか。
もちろんこれらの花や葉は、雪が降ればみんな枯れてしまいます。その意味では春の花と違ってとてもはかない存在です。でも、どんな時でも生きよう、子孫を残そうとする生命力にセンセイは心を打たれるのでした。
命や出逢いに終わりがあるから精いっぱい生きたり愛したりする。とても大切なことなのでは?
朝晩はすっかり寒くなりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
センセイは先週末、実家のある西山町で開かれた「中国大祭典」という行事に行ってきました。
センセイが現在住んでいる柏崎市と西山町はお隣同士です。
その西山町が生んだのが田中角栄元総理大臣。センセイは中学生の時の修学旅行で「目白御殿」−−ご存じ?−−を訪問し、総理大臣になる直前の田中大臣の話を聞いて、一緒に記念写真に収まったこともあります。
で、田中総理の最大の功績−−今日は悪い話には触れないようにしましょう−−は中国との国交正常化。中国の周恩来首相との握手のシーンは今でも鮮明に覚えています。
お二人とももう鬼籍に入られてしまいましたが、この二人の出身地、すなわち西山町と中国の淮安(わいあん)市がその後交流を深め、平成7年(1995年)には友好提携協定を結び、官民での相互交流が行われています。
「中国大祭典」もその一環で、西山ふるさと公苑を会場として京劇や雑技、物産展(2枚目)、そして中国工芸家の実演(3、4枚目)が行われました。会場には淮安(わいあん)市から3人の工芸家が招かれ、それぞれ書画、切り紙(4枚目)、玻璃(3枚目)の腕を疲労してくださいました。
で、連れていった娘がなぜか切り紙に興味を示し、「ねずみが欲しい」と言い出したのです。
本来は十二支の中の一枚でバラ売りはしないそうなのですが、優しい先生はわざわざ娘のためにその場で(!!)作ってくださいました。ちなみに通訳をつとめたお嬢さん(4枚目の写真の左側の女性)は新潟産業大学の交換留学生だそうです。とても立派な日本語でしたよ。
5枚目の写真が、先生が娘のために作ってくださったねずみです。やはり日本人の感覚とはずいぶん違いますが、細かいところまで丁寧に作ってあるんですよ。2枚の紙を重ねて切っているので、作品も二つできます。どうするのかな、と思っていると、もう一枚もプレゼントしてくださるというのです。おまけに正規料金の半額で良いとのこと......本当に「謝謝」の一日でした。
娘はすっかり喜んで、自宅に戻ってからさっそく独力で台紙に貼り付けていました。貼り方がもう一歩ですが、娘が喜んだ様子が出ているのでは?
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