2000年11月26日更新(12月4日ページ移動。2002年8月30日、2002年11月17日一部写真削除)
11月26日(日) 大糸線・中央線の旅 −−センセイは学会に出席中!!−−西村センセイは24日からまたまた旅に出かけています。この間、諸般の事情でページが更新できずに申し訳ありませんでした。
今回の旅の目的は神奈川県内で開かれる学会への出席。この機会に久しぶりに大糸線と中央線(中央東線)に乗ってみることにしました。
24日に柏崎を出発し、各駅停車を乗り継いで糸魚川駅へ。糸魚川駅に降り立ったのは約20年ぶり。当時西村センセイは新潟大学の学生で、地質調査に出ていたのでした。ヒスイの原石や鍾乳洞も見たんですよ。
お弁当を買って大糸線のディーゼル気動車に乗車。一両だけの編成で、姫川に沿って走り始めました。
大糸線の県境付近は、よくもまぁ、こんな所に線路を敷いたと思わずにはいられない場所で、列車はフォッサマグナに沿って、とてもとても険しい場所をノロノロと行きます。つい最近も線路が洪水で流失して長期間不通になっていました。
長野県に入ってしばらくすると、景色はすっかり穏やかになります。そして有名な観光地が続きます。最初の写真は北アルプスの山々、2枚目は3つある湖の中の木崎湖と北アルプスです。松本からは篠ノ井線、中央線(中央東線)となり、電車はスピードを上げて信濃路を快走します。24日は好天に恵まれたので、八ヶ岳(3枚目の写真)もきれいに望むことができました。
最後は、いつもならオレンジ色の電車に乗る中央線に入って新宿到着。24日は友人と遅くまで飲んでいました。
25日は、午前中に師匠宅を訪問した後に、今回の目的地である和泉短期大学(4枚目の写真:クラークホール)に到着しました。和泉短期大学の学長は西村センセイの国際基督教大学(ICU)時代の師匠の一人で、昨年初めてキャンパスを訪問させていただきました。
今日もそうでしたが、教職員や、そして学生さんたちの対応にとても好感を持ちました。
ある時、知人とICUを訪問した際、「このキャンパスの雰囲気が西村先生を育てたんですね」と言われたことがあります。きっとこのキャンパスもたくさんの素敵な学生を育てているのでしょうね。
いよいよ学会が二日間の日程で始まりました(5枚目の写真:会場となったクラークホール内部)。
合唱やハンドベル、そしてパイプオルガンに始まる学会というのは初めての経験です。せっかくの機会ですから、しっかり勉強したいと思います。このファイルは帰路の新宿駅でアップできると思います。
それでは、また大学でお目にかかりましょう。
11月23日(木) 西村センセイの冬の準備 −−センセイ、また旅に出る!!−−昨晩(22日)は新潟市内でいくつかの用を済ませてから友人と飲んでいたので、ページの更新ができませんでした。同日の近代科学史受講生の皆様、悪しからずご了承ください。
今日は良い天気だったので、自宅庭の植木の冬囲いをしました(写真)。自宅庭を作ってからまだ4年。植木がまだまだ根を張っていないからです。
高い木には支えの竹の棒を添え、潅木は縄で縛って雪に備えます。もうすぐ冬、なんですね。
センセイは、明日からまた出張です。行き先は神奈川県なのですが、先回(こちら)同様、ちょっとアブノーマルなルートで行ってきます。
さてどんなルートなのでしょうか(実は割と簡単です)。旅の様子はできるだけリアルタイムでお知らせします。今日は自宅にいたので、先週の当て逃げ事件(こちら)の後始末をしました。
まずは、少女監禁事件の対応で有名になった柏崎警察署(写真)から。窓口で用件を告げ、しばらく待っていると係の方が対応してくださいました。目撃証言にもとづいても捜査中とのことでした。担当の方が不在だったので、後日連絡していただくことになっています。
念のため、証拠写真を撮ってくださいました。次いで目撃者の方にご挨拶。お仕事中なのに30分くらいも現場に残ってくださった方です。ご存じのように柏崎市を離れていたので、事件当日以降はご連絡していなかったのです。
で、最後に自動車屋さんを訪ねたのですが、見かけに反して傷は深く(バンパーにヒビが入っていて、そう簡単には直せない、とのこと)、塗装修理でも数万円、バンパー交換ならその1.5倍程度もするとのことでした。
やはり犯人を捜し出してもらうしかない、という感じです。
19日(日)夕方現在、センセイは何と、山陰路を移動中です。うまくいけば、鳥取駅からアップロードできると思います。
センセイは西日本をあまり旅行したことがありません。そこで今回の広島での研究会を機会に各地を訪れているというわけです。
今朝は早起きして、博多駅(福岡市)を6:30に各駅停車で出発。日曜日だというのに通勤・通学(?)客で最後はずいぶん混みました。若い女性の威勢のいい博多弁(?)に九州を感じながら、八幡スペースワールドの脇を通過して、小倉駅(北九州市)に早めに到着。本当は門司港を見てみたかったのですが、次の機会に見送りました。昭和17年に開通した関門トンネルを、31歳の老齢ディーゼル特急で通過。すぐに下関に着きました。ここから見ると九州は本当に目と鼻の先です。
九州、少なくとも博多や小倉は、とても勢いのある街でした。エネルギーをずいぶんわけてもらった感じがします。下関の次の駅(幡生:はたぶ)から山陰本線に入ったのですが、いきなり街並みが途絶え、線路もローカル線用の細いレールとなり、しかも単線で非電化という、完全なローカル線状態になってしまいました。
日本海を見ながら、山口県西部をしばらく北上したのですが、山は意外に険しく、昔は寒村だったんだろうなぁーという感じでした。海は凪いでいて、しかも島々がとてもきれいなので、まるで内海のような感じでした。
山口県北部は所々に中規模の都市があるものの概して人口が少なそうでした。道路が他の地域に比べて整備されていないのが気になりました。でも、静かに暮らすにはいいだろうな、というのが実感です。
島根県に入ってからは山々の険しさが減りましたが、やはり人口は少なそうでした。
ところどころにJR西日本の拠点があるのですが、昨日までのラテンな山陽側JRと対照的に、山陰側JRは旧国鉄の雰囲気を強く残していました。ずいぶん違うので、ひとくくりにはできないな、と反省した次第です。
出雲市からは山陰本線は電化されてレールも幹線用の太いものになり、部分的にですが、複線化されていました。出雲市まではずっと日本海とお付き合いしてきた(最初の写真:↓の先に出雲大社があるはず)のですが、ここから宍道湖(2枚目の写真:中央奥は松江市)と中海の脇を通りました。宍道湖は湖なので、写真の左手の水中に草が生えているのですが、わかりますか?
鳥取県に入ってからは地形は概してなだらかとなり、丘が続くものの新潟や富山、山形などの海岸部に似た風景が続きました。
1カ月前の地震の被害はまだかなり残っていました(3枚目の写真:米子市内で撮影)が、通過した地域に関する限り、被害は米子市に集中していました。
鳥取県で山陰本線は再びローカル線となり、細い単線をのんびりと確かめるように走っています。車窓から美しい大山をしっかり見て、もうすぐ鳥取です。さて、うまくアップロードできるでしょうか。
さて、センセイは今晩中(正確には明日未明)には新潟にちゃんと存在しています。
どうやったら1日で博多から新潟へ不便な山陰線経由で移動するという離れ業が可能になるのでしょうか。正解者には成績アップ......なわけありませんよね。それでは、新潟で。
西日本を旅していますが、いろいろ東日本と違うことに驚かされます。以下、思いつくままに。
まず、新潟よりも夜明けと日暮れが遅い。昨日は遅くまで会が続いたのですが、夕方の5時になっても外はまだ昼間のような明るさなのです。一方、今朝6時過ぎに外を見たら、まだ真っ暗でした。たぶん30分くらいずれていると思います。
そして、これは有名な話ですが、関西のうどんは関東の醤油味と違って、だしが基本。センセイも食べてみましたが、出されたうどんはとても透き通っていて、「えっ、本当に味がついてるの?」という感じです。とてもおいしかったのですが、関東の人間にするとちょっと塩味を感じるかもしれません。
昨日は岡山から西条まで山陽本線(JR西日本)の各駅停車で来たのですが、JR職員の雰囲気もずいぶん違い、ほとんど私鉄のノリです。駅長自ら駅周辺を掃除してたりします。まぁ、逆に言うとJR東日本が旧国鉄的、お役人的ということなのでしょう。列車内で面白いものを見つけました。運転席の後ろに運転手の名札がかけてあるのです(最初の写真)。たぶん分割民営化されてからこうなったんだと思います。
駅舎でも面白いものを見つけました。ホームに椅子があって、それ自体はどうということはないのですが、何と、手作りとおぼしき座布団が敷いてあるのです(2枚目の写真)。お客への配慮なのでしょうが、雨が降ったらどうするのでしょうか????
東日本ではあまりJRバスを見かけないのですが、中部や西日本では多く見られます。これがまた妙に私鉄バスっぽい。
前日お伝えしたように、西条駅から広島大学まではバスを利用するのですが、この路線はJRと芸陽バスの共同運行です。同じ会社のバス同士がすれ違う時運転手が挨拶するのですが、こちらではその身ぶりがとても大きいのです。全身を使って、体を振り回して挨拶しています。ホント。運転大丈夫かなぁーと怖くなるくらいです。
オマケに他の会社のバスとすれ違っても同じことをしています。新潟では全く考えられないことです(共同運行している高速バスでのみ見られるが、その際にも、他の一般の路線バスや観光バスとは挨拶しない)。
何だか「広島ではラテンの血が騒いでいる!!」という感じです。
広島大学は1995年に移転したようですが、構内のあちこちで工事をしていて、大きな建物を作っています。国立大学の中でも特別扱い、という印象を受けます。さて、研究会も終え、西条駅から山陽本線で広島へ出て、山陽新幹線で福岡市博多にやってきました。センセイにとっては初めての九州です(今まで来る機会がなかった)。
というわけで、今回のツアーの最遠地はこの博多でした。
有名な中州の屋台村へちょっとだけ入ってきました(3・4枚目の写真)。やっぱり本場の長浜ラーメンはおいしかったぁー!!!!明日、九州から新潟へ戻りますが、ちょっと寄り道をしようと思っています。
さて、西村センセイはどこへ行こうとしているのでしょうか。謎の旅はまだまだ続く......。
いよいよツアーも本番です。新幹線の車窓から見るオフィスではまだたくさんの人が働いていましたが、それでも9時を過ぎると、東京駅はかなり空いてきます。混雑しているのは中央線や京浜東北・山の手線だけで、新幹線ホームなどは閑散としています。
東京駅発10:00の「サンライズ出雲」(最初の写真)が9:50に入線してきました。2階建ての寝台電車特急です。まだ観光シーズンではないのか、乗客はあまり多くないようです。
発車前に外から他の部屋を見たのですが、やはりB寝台は「鰻の寝床」という感じでした。それでもほとんどが個室なんですよ。
センセイの部屋は2階のA寝台シングルデラックスという個室です。どうかなぁーと思っていたのですが、中はもう狭いながらも立派なホテル!!(2枚目の写真)
ないのはお風呂とトイレだけで、ベッドでは衛星放送が見れる−−ただし、けっこう電波が途切れる−−し、デスクがあって仕事もできるし、洗面器もついています。一人で旅行するにはもったいない、というのが実感です。
東京駅を定刻に発車し、横浜、熱海と停車したのですが、東京近郊ではまだ通勤客が多く、横浜駅ではちょっと恥ずかかったのと、何だか通勤客に申し訳ないような気がしたのでブラインドを降ろしました。
照明を落とした車窓から見る風景は格別で、昼間とは全く違う世界です。そぼ降る雨の中の風景は山水画のようで、とても心が打たれました。何だかやみつきになりそうです。
ビールを飲んでいたこともあり、11時に丹那トンネルを越えたあたりでぐっすり眠ってしまいました。気がつくと大阪駅、姫路駅。定刻通りに岡山駅で停車しました。電車はこれから復旧したばかりの伯備線・瀬戸大橋線経由で目的地に向かいます。センセイはここで乗り換えて、広島大学のある東広島市西条地区へやってきました。(3枚目の写真)
研究会までにはまだまだ時間があるので、西条を少し散策しました。
西条は山陽道の拠点だった場所で、その名残である本陣跡が残っています(写真の左側)。また日本酒の生産地としても名高く、明治以来の醸造工場がいくつも残っています(右側:有名な賀茂鶴酒造本社)。「黄色い砂殺人事件」−−学生の皆さんはご存じないかもしれません−−で有名な広島大学は西条の郊外にあります。旧市街はやはり手狭になったようで、大きなスーパーなどは中心地からちょっと離れた場所にあります。
広島大学(4枚目の写真)はさらにその外側にあり、バスで移動する必要があります。ちょうど新潟市内から五十嵐地区に行くためにバスに乗るような感じです。大きな大学であるということは知っていたのですが、キャンパスも広く、建物も多く、そして学生もたくさんいました。五十嵐地区の新潟大学を4倍にしたような感じです。
時間があったので図書館に入れていただいたのですが、学生の皆さんが静かに、そして熱心に勉強していました。特に女子学生が一生懸命研究している姿が目につきました。予定通りに研究会が始まり、今日はとても刺激的な講演がありました。明日は午前と午後に研究会が開かれます。
さて、研究会終了後、センセイはどこへ向かうのでしょうか。
11月16日(木) 西村センセイ、いよいよ大ツアーを開始!!ファンの皆さま、いかがお過ごしでしょうか。西村センセイは現在(11月16日夜)、これから始まる数日間の大旅行の途中です。
主な目的は17・18日に広島大学で開催される研究会に出席することです。明日早くに自宅から広島へ出かけても良かったのですが、ふと思いついて、夜行列車に乗ってみることにしました。実はセンセイは夜行寝台列車に乗ったことがないのです。(正確にいうと普通急行「佐渡」−−なつかしい!!−−の夜行に乗ったことはありますが。)
で、この際だから東京から広島方面行きの夜行特急列車の最上級のクラスに乗ろうと思ったのです。一度自宅に戻る必要があり、接続の関係で、東京発山陰方面行きの「サンライズ出雲」のA個室寝台ということになりました。寝台特急列車の個室ですよ!! すごいでしょ?というわけで、IV限の授業を終えてから大急ぎで自宅へ戻り−−そのために皆さんの出席カードを大学に忘れてしまいました。本当に申し訳ありません−−、お風呂に入ってから小雨が降る中を柏崎駅まで歩き、そして現在(20:00ころ)上越新幹線の車中、というわけです。本当なら皆さんのカードを打っているはずなのですが......。
今日の新幹線(あさひ6号:写真。東京駅到着後に撮影のため回送用尾燈が点灯)は、ふだんは長野行き新幹線として使われているE2系というものです。一昨年、長野県内の友人宅を訪問するために乗って以来、久しぶりに利用しました。いろいろな思い出がよみがえります。そしていつもの上越新幹線と乗り心地がずいぶん違います。窓も大きいし。
さて、間もなく東京。センセイは無事に初の寝台特急列車に乗れるのでしょうか。そして無事に広島に着けるのでしょうか。そしてセンセイはこんな、めったにない機会に単に広島を訪問するだけなのでしょうか......そんなはずないですよね。どうなるか、みなさんご期待ください。......一番期待しているのはセンセイ自身だったりして......ワクワク。
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