2002年9月28日更新(2002年10月9日ページ移動。2003年3月16日)

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−−2002年9月第4週−−

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9月28日(土) 長岡駅で見つけた、今やちょっと珍しいもの

 皆さんは週末をどのようにお過ごしでしょうか。

 西村センセイは曜日はもう関係なくなって、完全に自転車操業状態です。昨日は新発田にいた−−卒業生の方が遊びに来てくれました!!−−のですが、講義終了後はそのまま新幹線で上京。ホテルにこもってプレゼンのファイルを作り、今日はぶっつけ本番でプレゼンという具合。

 でもそんな慌ただしい移動でも、ちょっとした「旅」は可能です。東京の街は細い雨の中。いつもと違った美しさを見せていましたし、新幹線の車窓からは黄色く色づいた田圃が望め、夕方の人々の生活が微かに感じられました。

 長岡駅で信越線の乗り換えを待っていたら珍しいものを見つけました。といっても、ただの洗面所、水飲み場なのですが。

 若い方には想像もつかないでしょうが、かつては各駅停車や急行の夜行列車がたくさん走っていたので、大きな駅のホームには必ず長い水飲み場がありました。朝になるとみんなで顔を洗っていました。
 それに冷たい飲料水の自動販売機なんてなかったので、のどが渇いたらここで水を飲むしかないのです。印象ではトイレより数が多かったような......。

 今となってはずいぶん昔の話です。水飲み場も次々と撤去され、ほとんど見ることがなくなりました。それと歩みをあわせるかのように、国鉄・JRの乗客もどんどん減ってしまいました。

 今日は乗り換えの特急が特別な長編成だったので、いつもと乗る場所が違ったのです。そのおかげでこんなアバンチュール(「中心から外れる」の意)を経験することができました。

 で、今日は自宅に泊まるのですが、明朝には金沢に移動します。地域の運動会があって娘らも出るのですが、ゴメンナサイ、お父さんはお仕事です。ちょっとゆっくりと「旅」をしてみたいなぁー。



9月25日(水) 「世界を変えた書物」展が開かれています

 金沢工大の受講生にはすでにご案内したのですが、現在、学内ライブラリーセンターで「世界を変えた書物」展が開催されています。

 金沢工大は、「科学技術のあり方を考えるためにはその歴史を正しく認識する必要がある」との方針の下、歴史的な書物を数多く所蔵しています。もちろんセンセイが赴任する遥か以前からです。

 いつもは館の中央部にある所蔵庫に収納されているのですが、時々こうやってお披露目されるようです。

 今回は所蔵品の中から61冊が展示されていました。

 右の写真はガリレオの、ガリレオ裁判の直接のきっかけとなった『天文対話』の扉絵です。この三人のおじいちゃんは誰だとか、絵の説明を始めると軽く1時間以上必要になってしまうので省略させていただきますが、かように貴重な品々が数多く展示されているのです。

 これらの本はほとんどが初版本、つまりホンモノです。センセイが個人的に持っている本はこれらから写真製版したものです。それでもずいぶん値がはるのですから、ここにある本の総額は一体いくらになるのでしょう......まぁ、センセイが一冊も買えないことだけは確かですね。

 というわけで、せっかくの機会ですからぜひ足を運んでください。今週いっぱい(27日最終)ですので、お早めに!!

 



9月23日(月) 秋の月

 誰もいない大学−−休日だから当然なのですが−−での仕事を終え、ちょっと買い物をしてから帰ろうと思って外へ出ると、東の空、雲の切れ間に大きな月が浮かんでいました。満月を過ぎたばかりの立派な月でした。(うまく撮れないので写真はありません)

 一昨日は中秋の名月。センセイお手製のガリレオの望遠鏡を見つけた娘は、それで月を見るのだと言い張ったのですが、生憎と当日は曇り空。それに実物を覗いた学生さんはお分かりだと思いますが、ガリレオの望遠鏡は信じられないくらい視野が狭いので、素人が観測するのは無理なのです。

 今日の金沢は雨が降ったりしたのですが、夜に入って晴れてきて、雨上がりの澄んだ秋の空高く、秋の月は静かに浮かぶのでした。



9月22日(日) 今年度の稲作をほぼ終えました

 皆さんは連休をどのようにお過ごしでしょうか。

 センセイは、いつもならば週末を家族と自宅で過ごします。今週末は連休ですから、本来はゆっくりできるはずのなのですが、ちょっと忙しい。で、一晩だけ新潟へ戻りました。

 新潟では自宅へは泊まらずに、実家へ。今年の稲作がほぼ終わるのです。

 先週末に稲刈りを終え(こちら)、昨日、脱穀(稲の穂から籾を取る作業)を終えました。センセイは残念ながら手伝えなかったのですが。
 いつもだとここで少し時間を取るのですが、今年は明日、臼ひき(うす:籾から籾殻を取り除き玄米にする)をするそうです。こちらも手伝えないのですが。後は精米(お米の表面を磨く)するだけで新米の出来上がりです!!
 ......でも農家って、古米があるうちは新米を食べないんですよね。

 金沢への帰り際に、田圃へ出掛けてみました。稲穂が垂れていた場所がきれいに刈り取られています。
 かつては手前の畑になっているところや、左手の蓮田、奥の杉林まで田圃だったのですが......10代目のご当主様としては残念な限りです。

 蓮田では、蓮の花(こちら)は枯れてしまいましたが、蓮の実が実っていました。ハチの巣、あるいはじょうろの口をを逆さにしたような形をしています。
 中に見えるのが種子なのですが、皮を剥くと黄白色の実があります。栗ほどは甘くありませんが、けっこう美味しいものなんですよ。作業小屋を修理に来ていた大工さんがたくさん採っていたくらいです(もちろん断りを入れてですよ)。

 西村家の秋は深まっていくのでした。




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