2002年12月13日更新(2002年12月25日ページ移動。2003年9月8日一部写真削除)

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−−2002年12月第2週−−

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12月13日(金) 祈る心の大切さ −−敬和のクリスマス行事に参加しました−−

 今日は敬和での授業の日です。朝早くに起床すると、やはり雪。道路状況も悪かったので、途中まで高速道路を使って出勤しました。

 今日は変則的な時間割です。午後の授業の一部が午前に入っています。センセイの場合、このままだと演習とぶつかってしまうので学生にお願いして−−演習は個人指導が続いているのです−−面接時間を変更してもらいました。

 このように授業時間を変更するのはクリスマス行事を行うためです。敬和学園もそうですが、キリスト教主義の学校にとってキリストの生誕を祝うクリスマス行事はとても大切です。敬和学園大学の場合は、学生にも行事に参加してもらうため、本来のクリスマスに近い日に大学としての行事を行っています。

 面接の合間を縫って、センセイも少しだけ礼拝に出席しました。現代の日本では、「宗教」というと縁遠く、場合によってはネガティブに捉えられてしまいがちですが、祈る心は人間存在の根源に直接触れるものです。

 昼間は晴れ間も多かったので、帰宅時には路面は凍結し始めていました。すぐにスリップします。ハンドルに注意しながらいろいろ考えていました。見えるものの向こうに見えないものを見る......とても大切なことなのですけどね。



12月12日(木) 西村センセイ、母校にニュートンのりんごの木を植える

 FAクラス受講生の皆様、今日はご協力ありがとうございました。今日は早めに授業を開始、終了させていただきました。

 以前ご説明したように、今日は母校(新潟県立柏崎高等学校)でニュートンのりんごの木を植樹したのです。

 ご縁は去年の特別講義(こちら)でした。柏崎高校に新設された探究コースのために3時間ほどお話ししたのです。
 生徒さんにも楽しんでいただけたようですが、センセイ自身もずいぶんいろいろ考える機会を頂戴しました。

 いつかはお返し(?)を、と思っていたのですが、前任校からニュートンのりんごの木をもらえることになったので、この機会に母校に植えることにしたのです。もちろん校長先生他の了解をもらってですよ。

 今日は苗木を提供する側から、所用で欠席された敬和学園大学の学長代理として事務局長が、高校側からは校長先生以下現役の生徒さんと、同窓会、PTA関係者など60人ほどが参加しました。
 本当は植樹する場所で式典を行うはずだったのですが、生憎
(あいにく)と天気が悪く、別の部屋で式典を行い、中庭に植樹しました。センセイも少しお話をしたんですよ。

 久しぶりの探究コースの生徒さんたちでしたが、とても反応がよく、これからにとても期待を持った西村センセイでした。



12月11日(水)  西村センセイ、買い物に走る!!(2) −−武満徹作品集が届き始めました−−

 センセイが中学生の時のことですから、もう30年以上も前のことですが、モノラルのラジカセでNHKFMを聴いていて、奇妙な音楽に出くわしました。

 そもそも「音楽」と言えるのかどうか......雨垂れの音を加工し、それを組み合わせただけもので、人によっては雑音としか聞こえないものなのです。当時の西村センセイは、違和感のようなものを覚えながらも、何かを感じ取っていました。

 その曲が「水の曲」というテープ作品(ミュージック・コンクレート)であること、作者が武満徹という人物であることを知るのはその10年後のことです。
 若い方の中にはご存じない方も多いと思いますが、武満は第二次世界大戦後の日本の「現代音楽」という分野をリードした人です。残念ながら数年前に亡くなりました。

 大学生の時に、再び武満の音楽に出会いました。その時はまっとうな(?)音楽だったのですが、今度は音楽の厳しさを心底思い知らされました。

 武満の作品は膨大です。センセイはテープ、レコード、CD、ビデオなど、かなりのものを所有しているのですが、「水の曲」を含めて、現在ではちゃんとした音源が手に入らないものも多いのです。
 ところがこの度、小学館が何巻かにわたってできる限りを網羅した作品集を出版することになりました。ちょっと高かったけど、これが最初で最後のチャンスなので全巻をオーダーし、最近、最初の1巻が届けられました。

 歴史的に貴重な音源や新録音を収めたCDが10枚以上、それに詳細な解説本がついています。制作者の熱意が感じられる出来上がりで、感銘を覚えずにはいられないほどです。

 音楽が何かを大きく変えることって実際にあるんですね。でもその理由の一つは、音質は悪くてもそのすべてを聴き漏らすまいとしていた当時の「飢え」にあるのかもしれないなぁー、などと高品質の新録音を聴きながら考えていたのでした。



12月10日(火) 西村センセイ、本格的な大雪に慌てる...

 昨日(12月9日)の月曜日、いつも通りの7時に出勤すると、インターネットのニュースが関東地方の大雪を報じていました。「東京は雪に慣れていないからなぁーっ。5cmで大雪だもんなぁー」などと、この時点ではまるでよそ事......。

 今日は、北陸地方でも降雪の予報。実はとても楽しみにしていたのです、この冬、初の本格的な降雪ですからね。

 朝起きると、たしかに雪化粧。車の窓ガラスが雪で覆われています。「久しぶりの雪景色だなぁー」などと思いながら、今朝研究室から撮った写真が右のもの......。

 ところが授業の感想(こちら)に「雪が」とか「寒い」と書かれるほど、昼間には強風とともに雪が舞い始めました。

 それでも大したことはないとたかをくくっていたのですが、夕方になると雷は鳴るわ、大ぶりの雪がドンドコドンドコ降るわ、非常にヤバイことになってきました。

 何故って? 西村センセイ、冬の準備を全然していないのです......まず、そもそも冬靴がないっ!!

 仕方がないので、早めに仕事を切り上げました。

 車はすっかり雪に埋もれています。掘り出そうにも除雪機具がない。代わりに手と傘で雪をのけると、靴屋さんへ。適当に冬靴を選んで写真屋さんを経由してホームセンターへ駆け込むと、店長とおぼしき人物が値段のシールを貼ったばかりの除雪機具を奪うようにしてレジへ直行!! いいのです。今日だけ持てば。新潟の自宅にはちゃんとしたものがあるのですから。

 何とかアパートの駐車場へたどり着き、雪で良く見えないままバックで停めようとすると・・・・・・おぉ、もう少しで電柱と衝突。ホントに紙一重でした。

 落ちついて反省してみると、慌てて買った靴はブカブカ(どういう寸法の表示なんだろう?)。車の除雪機具はホントに1回限りのもので、明日は使えるかどうか......この辻褄合わせって、西村センセイの人生の縮図?



12月8日(日) 西村センセイ、苗木を植える −−今週は植樹で大忙し!!−−

 皆さんは週末をどのように過ごされたのでしょうか。「どうなったんだぁー、メールは!!」とのお声が聞こえそうですが、明日の午後には何とか......。(蕎麦屋の出前ってことですね。)

 西村センセイ、先週末は実家で過ごしました。晴れ間を見て苗木を植えていた−−苗木を植えるのは晴れの日が良いとのこと−−のです。

 「身長50cm」のはずの苗木は、育ててくれた方の技術が素晴らしかったようで、1m50cmくらいになっていました。太さは指くらい。

 実家での植樹は、通信教育であやしげな資格を取得した「専門家」の母親に一任。しかし実際、手慣れたものです。
 母親はご丁寧に藁でくるんでいます。「杉の苗木もそうする」と言われると、じゃんけんに負けた時のように、何も反論できない西村センセイでした。

 で、西村センセイ、先週後半はこれら苗木を新潟県内を中心にあちこちに配ったいたのです。今週は引き続きあちこちで苗木を植え、さらにはそれに関連したお話をすることになっています。

 え"っ? 何の苗木だって? 今週のこのページをご覧いただければ、よぉーくわかりますよ。


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