2003年5月31日更新(2003年6月9日ページ移動。2003年9月8日一部写真削除)

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−−2003年5月第5週−−

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5月31日(土) iPod、その後

 先日購入したiPod 15G(こちら)。その後、10日間ほど使ってみた様子をご報告します。

 最初に確認しておきたい点は、センセイはiPodを、まず「外付けのハードディスク」と考えているということです。

 以前(こちらからMacのシステムを参照。ただし内容がかなり古くなっています)と違って、センセイの現在のシステムはPowerBook G4に依存しています。
 毎日のようにバックアップを取っているわけではなく、緊急時への対処が必要です。外部にハードディスクを用意してデータのバックアップを取り、かつ、緊急時にはそこから起動してPowerBookを修復する必要があります。それも、できれば小型で持ち運びのできるものが望ましい......。

 そこで目をつけたのがiPod。以上の条件をすべて満たしています。

 センセイはPowerBook G4のHDを二つの領域に分けて、それぞれMac OS 9とOS Xをインストールしているのですが、最近、OS Xの容量が不足してきました(OS Xは自由度がないので、アプリケーションの使用領域を自分で指定できないのです)。

 このところ重要な仕事をこなしているのでどうしようかと思ったのですが、思い切って、まずOS 9およびXの全データをiPodに待避させた上で、iPodから起動してPowerBook G4を初期化(!!)し、領域を作り直してデータを戻しました。
 この間、約20分。Mac OS 9はこれだけですべてのファイルを回復できます。たった、これだけです。Mac OS 9の懐の深さですね。

 で、OS Xはどうかというと......全然ダメ。少なくとも領域の大きさを変えた場合はこのようなインストール方法では無理なようで、ファイルやフォルダ単位でしか回復できないようです。

 参考までに、ハードディスクとしてのiPodの速さを測定したのですが、初代iMacよりやや遅く、センセイが長年使っていたPowerBook 2400cより少し速いくらいです。超小型の1.8"HDだとこれくらいなのでしょうか。

 携帯型音楽プレーヤーとしてはどうでしょうか?

 iTunesをインストール済みのMacに音楽CDをセットすると、それだけでiTunesが起動してCDの概要を読みとり、インターネット上のデータベースにアクセスしてそのCDを割り出し、詳細な情報をダウンロードして表示します。
 確かに、とても便利。後はどう取り込むかを決めてiPodにコピーするだけです。

 でも、センセイのように、オリジナルのCD(-R)の場合はデータが存在するはずもなく、タイトルその他のデータは埋まりません。手動で入力するしかありません。

 実はセンセイ、英会話のCDをiPodに入力しようと思ったのです。
 このような場合は「トラックXX」が並ぶだけなので、何枚かCDをコピーすると、どれがどれだかさっぱり分からなくなります。
 ......要するに、iPodとiTunesのシステムは、出来合いの市販CDを前提としているのですね。

 よく考えるとこの問題は深刻で、他の人が創ったものを自分に合わせて再利用する、という考え方が根底にあることに気づきます。
 それがすべて悪いと言うつもりはないのですが、「自分で何かを創り出す時の手助けになる」という、かつてのMacの位置づけからすると、ずいぶん外れてしまっています。成熟した社会でのMacの利用方法の一つだとは思いますが。

 携帯型プレーヤiPodの使い勝手や、肝心のは音質はどうでしょう?

 iPodをMacに繋ぐだけで、音楽情報やスケジュール管理−−センセイは使っていない−−などを一致させてくれるのでとても便利です。

 iPodのクレードルは音声信号の出力端子を備えているので、より高品位な再生機器で聴くことができるのですが、音声の端子とMacへの端子が写真のように接しています。
 ところがMacの端子を引き抜くためにはその両端をつままないと抜けないようになっており、音声の端子と干渉します。使いにくくてしょうがありません。デザイン優先ゆえのの設計ミスですね。

 音質は比較的良好だと思います。
 再生機器にもよるのですが、普通の音楽をCDからコピーする分にはさほど問題はないと思います。少なくとも、かつてMP3を試した時の幻滅感はありません。

 でもクラッシック音楽や(最もシビアーな)人間のナマ音声を扱うとやはり???? この辺はビット・レート(変換・転送速度)を変えて試してみたいと思っています・

 で、西村センセイ、最終的にはどうなんだって?

 ......それは訊くだけ野暮。これだけうれしそうにご報告しているのですから。



5月30日(金) 出勤途中で鴨を見かけました

 大学の先生という商売はこの時期は何かと忙しい。で、センセイも朝早くに出勤することがあります。
 疲れた日などは早めに寝て、4時頃に守衛さんを起こさないようにご出勤。さすがに大学は静かです。
 徹夜したらしい学生の「帰宅」とすれ違います。「西村センセイ、今ごろ何で......」という顔つき。

 今日は7時過ぎに出勤したのですが、途中の田圃に鴨(かも)がいることに気づきました。1ヶ月くらい前から見かけていたのですが、今日は何とか写真におさめることができました。

 それにしてもこの鴨たち。昼間その姿を見ることはありません。いったいどこでどうやって暮らしているのでしょう。夜はどうしているのでしょう? 生物に詳しくない西村センセイにとって謎だらけです。



5月29日(木) ノーベル賞受賞者の講演会が開かれました

 今週は出張やいろいろな行事が重なっています。

 今日は大学に1986年のノーベル物理学賞受賞者、ハインリッヒ・ローラ博士(スイス)がお越しになり、極微の技術「ナノ・テクノロジー」に関する講演会が開かれました。せっかくの機会−−ノーベル賞受賞者を間近で接するのは初めて−−だったのでセンセイも授業を終えるとすぐに会場に駆けつけました。

 講演は英語で行われたのですが、ドイツ風の英語だったので、割と楽に聴かせていただきました。
 講演そのものも一般人を念頭に置いたもののようで理解しやすいもので、物理学、化学、生物学の垣根を越えたナノ・テクノロジーの可能性のすごさが手に取るように伝わってきました。

 それにしても今日の講演といい、昨日のバーベキュー・パーティーといい、2年目の西村センセイ、まだまだ驚かされる金沢工大です。



5月28日(水) クラスのバーベキュー・パーティーが開かれました

 ここのところ強行軍が続いていて、何人もの方からメールを頂戴していながらお返事を出せずにおります。順次お返事をお送りしますので、今しばらくお待ちください(ペコリ)。

 さて、金沢に戻ってきた西村センセイ、授業を終えるとそそくさと食堂の方へ。
 食事をするのではなく、今日は受け持ちの人間系1年生のクラスのバーベキュー・パーティーが開かれたのです。

 今日は席も決めなかったので、気のあった仲間どうしてテーブルを作っています。
 最初のクラスではあんなに緊張していた新入生も、すっかり仲良くなっています。

 ワイワイ、ガヤガヤと1時間半を過ごしたのですが、でも考えてみると、バーベキュー会場が構内にある大学ってめずらしいのでは?



5月25日(日) びっくりラーメン、金沢工大に進出!!

 というわけで今日は日曜日なのに、珍しく西村センセイは金沢にいます。仕事がたまっているので、ずっと大学で朝から夜までお仕事。
 日曜日の大学は静かなものなのですが、金沢工大は見学の高校生や在学生が出たり入ったりして、何となくザワザワしています。

 で、気分転換に、大学の近くで遅めの昼食を取ることにしました。

 大学の近くのお店はあれよあれよという間にどんどん入れ替わります。やはり8,000人の学生さんが目当てなのでしょうか。長く勤務している方にうかがうと入れ替わりの激しさがわかります。

 で、今日は、携帯電話の販売店だったところにオープンした「びっくりラーメン」に挑戦することにしました。
 春に開店していたのですが、学生さんの利用が多い−−やはり入りにくいものなのです−−ために、これまでなかなか入る機会がなかったのです。

 周囲のラーメン店が一杯\450〜\600円くらいする中、このお店は何と一杯\180円とのこと。
 黄色の看板をどこかで見たことがような気がしてよ〜〜く考えてみると、一昨年、大阪の難波駅前で出くわした(こちら)お店です。大阪から、ついに金沢へ進出したのですねぇー。

 お店に入ってみると、吉野屋などのように、お客がちょっと多めには入れるような構造になっていますが、それを除けばごく普通のお店です。
 中年の男性がメニューを見ずに「びっくりラーメン」と慣れた口調でオーダーしているのを見ると、もう常連客もいるようです。
 ちなみに、客の1/3くらいは金沢工大の学生。他は、家族連れとアベック。

 で、その自家製麺を用いたびっくりラーメン。お味の方はどうかというと......すみませんが、内緒です。勘弁してください。\180以上の味ではあるのですが......。

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