2003年7月26日更新(2003年8月4日ページ移動。2003年11月12日一部写真削除)
センセイの家がある新潟県柏崎市では、地域の夏祭り「ぎおん柏崎祭り」が開かれています。普通の市民にとって「自分たちのお祭り」です。
この日は町内会単位で山車(だし)や御輿(みこし)が出て、旧市街中心部を練り歩きます。アナウンスによると44組、4,400人が参加しているそうです。センセイもその中の一人です。
右の写真はセンセイの町内会の山車です。昔ながらの車の上で小学校の高学年が演奏しています。
山車を牽くのは小さな子供たち。山車はとても重いのですが、子供たちは運動会の綱引きの要領で一生懸命牽くのですぐに動きます。
見るからにファミリーのお祭りですね。
このごろ増えている(らしい)のは、テーマを決めて、舞台の上で子供たちがテープに合わせて踊るという山車。
写真の町内会はアトムがテーマ。
まぁ、面白いのですが、地域の人はただ車を動かすだけなので、みんなが楽しむわけにはいきません。で、最近の目新しい動きはYOSAKOIを取り入れたもの。
一糸乱れぬ......とまでは行きませんが、やはり何十人もの人が踊る姿には迫力があります。
反面、参加できる年齢層はとても限られてしまうので、特に地域の老人は参加できません。やはり一考の余地があると思います。
というわけで、自分が関係したからではないのですが、まぁ、昔ながらの、みんながそれなりに参加できるものがいいのかなーと考えた西村センセイでした。
オマケ。
お祭りにはなぜか天狗も参加していました。どうしてなのか、毎年そうなのかなどはわかりません。
なぜわからないかというと、実は西村センセイ、山車の準備には参加していたのですがお祭りに参加するのは初めてなのです。
柏崎で暮らすようになってから8年。この時期とても忙しく、学会に参加していたり、去年は日本にいなかったり......。
で、金沢市民になって初めて、ちょっとだけですけど地元のお祭りに参加することができたのでした。それなりに楽しませていただきました。ハイ。
今週初めのこと。
このところ不規則な生活を送っているのと、授業がないという油断から、早起きの西村センセイも少し朝寝坊をしてしまいました。
気がつくと、アパートの外がいやに騒がしい。
しまった。ひどく寝過ごしたか...と思ったのですが、ちょっと様子が変。騒がしいのは子供たちだけで、大人はまだ眠ったままです。
そう、ラジオ体操なのです。
関東や金沢は今週から夏休みに入ったので、朝のラジオ体操が始まったのですね。
センセイのアパートの斜向かいはこの近所で唯一の公園となっていて、夏休みの前半はここでラジオ体操が行われます。
今日は早くから起きていたので、ちょっと体操の現場を覗いてみました。大人−−たぶんラジオを持ってくる係であろう−−はただ一人。写真の左側、ランニングシャツ姿で体操しています。
号令をかけているのは右端の少年に合わせて、みんなずいぶん熱心に体操しています。ちゃんと番組の最後までつきあうほどです。考えてみると、30年以上も朝のラジオ体操には出くわしていません(自分の娘にはその機会がありません)。夏休みなので夜更かしして、半分眠ったままお寺の境内での体操に参加した小学生時代を思い出しました。
西村センセイはこのところ、ずっと書き物をしています。
世間では、大学の先生というものは、難しい文章をスラスラ書けるかのような思い込みがあるようですが、少なくともセンセイの場合そうではありません。
七転八倒(しちてんばっとう)して−−さすがにそこまでは...−−日本語を打ち込みます。気分は、「鶴の恩返し」に登場する、自分の羽を織って織物を作った「おつう」の心境です。今月末までこの状態が続くはずです。というわけで、すみませんが今日も気分転換のお話。
先日、自炊だとどうしても多めに料理してしまうことをお伝えしました(こちら)。
で、このところ、余った分を冷凍保存しようと試みています。もちろん冷凍に向かない食品も多いのですが、よく知られているように、ご飯などは保温よりずっと美味しく保存できます。
それならば、というわけで、割と冷凍に向いていそうな「炒めてから少し煮る」タイプのもの−−これじゃ何だかわかりませんねぇー−−を冷凍してみるのですが、家庭用の冷蔵庫は温度こそ十分低いものの、急速冷凍はできません。
また、いろいろ考えてみるのですが、今のところ、急速に解凍する方法もわかりません。その結果、特に野菜などが煮込みすぎた状態になってしまって、「なかなかうまくいかないなぁー」というのが実感です。必要な分だけを使えるのは確かに便利なのですけどね。
え"っ、今日の写真は何だって?
料理つながりで、義理の叔母からもらったとても大きな茄子の写真です。根本の突起(ヘタではありません)が面白かったもので......。おひたしにして、美味しくいただきました。ハイ。
7月23日(水) ウン万円のLPが... −−四人囃子の秘蔵音源、CD化!!−−なかなか梅雨が明けませんねぇー。気分も晴れない、仕事も捗らない(...天気のせいではないのでは?)。
で、気分転換−−仕事に煮詰まっている証拠ですね−−に、帰路、またまた近くのCDショップに立ち寄りました。あるDVDを買うためだったのですが......。
まだ慣れず、陳列も分かりにくいお店なので、あちこちフラフラしていたら、「'70-'80年代」と書かれたコーナーにたどり着きました。センセイが高校生〜大学生のころです。
何げなくタイトルを目で追っていたら、棚の上の大きなボックス(写真右)で視線が止まってしまいました。
「四人囃子」
ご存じの方は少ないと思いますが、70年代半ば〜後半に活躍した日本のロックバンドです。当時はプログレッシブ・ロックの一派と見られていました。
センセイは彼らにとても影響されています。リーダーに数時間インタビュー録音したこともあります。ボックスを手に取ってみると、これまで発表されていないライブ録音やスタジオ録音のベーシックトラックなど、貴重な音源だらけです。
CD5枚組で\10,000だったのですが、即、お買い上げ!! ボックスには通し番号もつけられています。念のためと思って、四人囃子のコーナーを探すと、何とまぁ、すべてのCDがそれぞれ、アルバム未収録のボーナストラックを加えて新発売されています。
実は四人囃子はレコード会社を転々としたので、アルバムは数社から販売されており、なかなかちゃんと購入できなかったのです。中には無くなった会社もあるほどです。
どうやら一昨年から昨年にかけて、各社が協力して、音源の在庫一掃整理を行ったようなのです。それもできるだけオリジナルのLPを再現すべく、すべて紙パッケージで帯も昔のままです。特筆すべきは写真上段、左端の「ある青春 二十歳の原点」で、これは高野悦子の有名な本にもとづく同名の映画のサントラであり、彼らの幻のデビューアルバムなのです。これまではLPだけしかなく、それもほとんど出回っていなかったため、ウン万円の値段がついていたものです。もちろんセンセイはLPを持っています。
ほとんど実質1日で録音したというアルバムなのですが、彼らの信じられないほどの才能が発揮されています。機会があったらぜひ聴いてみてください。......というわけで、気分転換のはずが、仕事にならなくなってしまった西村センセイなのでした。
7月22日(火) さぁ、どうする。朝日新聞!! −−記事の誤りを伝えました−−きっかけは、ちょっと前の朝日新聞でした。
センセイは金沢では新聞を取っていないので、週末に新潟に帰ってその週の分を数紙まとめて読みます。
で、先週、朝日新聞を読んでいたら、今話題の、火星大接近の記事が目にとまりました。科学欄です。
ご存じの方も多いと思いますが、この夏は火星が地球に大接近しています。
火星の軌道は楕円が少しきついので、同じ「接近」と言っても、近い時も、案外遠い時もあります。今回はホントに「大接近」です。記事全体は時季を得た読み物なのですが、歴史的な解説を読んでいて、「アレアレ!?」と思ってしまいました。完全に間違えているのです。
忙しかったのですが、仕事の合間の気分転換に、今日、誤りがある旨のメールを証拠を添えて送りました。
実は数年前、同じように錯誤を見つけたので、新潟県の最大手某新聞社に指摘しました。
ところがその反応は意外なもの。
対応したデスクがちょうど担当者だったのですが、信じられないことに、感情的な反応しか示すことができず、最後には「キリスト教の学校だからそう言うんでしょう」とのこと(!!)。
クリスチャンであるかどうかは関係なく、事実を指摘しただけなのですが......。ちなみに、そのデスクは「報道部」担当デスクでした。その程度の新潟日報社なのかしら、と思ってしまいます。さて今回、朝日新聞社はどう対応するのでしょう?
3連休、最終日。センセイは昨日からすでに金沢にいます。自宅にちょっと寄っただけで講演先からそのまま移動したのです。
たまっている仕事を片付けようと大学へ。休日ですから駐車場は閑散と......でもちょっと嫌な予感が。
いつもの休日と雰囲気が違うなぁーと思ったら、「電気保安協会」と書かれた車が数台。
ご明察。休日を利用して、電気施設や水槽を点検しているのです。つまり、停電!!
というわけで、最低限の用事をすませて、すごすごとアパートへ帰った西村センセイなのでした。情けない。
世の中は3連休。皆さんはどのようにお過ごしでしょうか? 天気はとても不安定ですねぇ。
センセイはこの週末、ちょっと貴重な体験をしました。
実は、昨春の敬和学園大学退職に際して、同大学のキャンパスに植えられている「ニュートンのりんごの木」を接ぎ木してもらい、昨年末に、センセイが関係するいくつかの場所に植樹したのです。
で、その一つ、新潟県西蒲原郡潟東村の「ゆう学館」という文教施設に植えたりんごの木が無事に根付いたので、この土曜日(19日)にお披露目をし、これにあわせて、センセイも関係者や子供たちを前に講演したのです。
センセイにとっては初めての種類の講演だったのですが、部分的にビデオを用いたこともあって、子供たちにもそれなりに楽しめていただけたようでした。
講演の後は施設の大きなお風呂でゆっくりと休養。こちらもすっかり楽しませていただきました。