2003年8月15日更新(2003年8月28日ページ移動。2003年11月12日一部写真削除)

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−−2003年8月第3週−−

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8月15日(金) 実るほど、頭(こうべ)を垂れる稲穂かな −−あ"っ、という間のお盆−−

 13日の昼間に新潟に戻って、あっという間に15日になってしまいました。

 仕事がなかなか捗らないので、お盆は実家に一晩だけ泊まり、墓参りや来客の応対をこなし、あとは自宅でお仕事中。何だかお盆という感じではありません。

 お盆気分になれないもう一つの理由が冷夏。
 昨日の夜などは断熱設計のセンセイの家でも寒く感じたくらいです。

 実家の稲はご覧のような状況です。
 まだ気温が上がらず「積算気温」が足りないので実はほとんど入っていません。これからの気温が期待されます。
 野菜の出来もイマイチで、今年は茄子がなかなか育ちません。

 それにしても「実るほど頭を垂れる稲穂かな」。見習いたいものです。自省の念を込めて。



8月12日(火) 大学の近くでひまわり畑を見つけました

 今日も夏のお話。

 大学は教職員も夏休みに入っているのですが、センセイはまだ金沢で仕事をしています。

 お昼過ぎにちょっと外出しました。散歩兼お買い物です。

 いつもとは違った道を自転車で走ったのですが、大学のすぐ近くで大きなひまわり畑を見つけました(写真中央奥にライブラリーセンターの頂上部が見えます)。

 でもここのひまわり、ちょっと元気がなさそう。それに花の向いている方向がてんでバラバラ。
 かつて新潟で見つけたこちらと比較してみてください。全然違うでしょ?

 こんなところにも冷夏の影響が現れているのでしょうか。金沢は今日も気温が上がりませんでした。



8月11日(月) 西村センセイ、蝉(せみ)に好かれる

 放送大学で面接授業をしていた昨日のこと。

 颱風が通過した昨日はとても暑かったのです。で、やっとで季節を迎えた蝉は大合唱。こちらの耳がおかしくなるくらいの大きさの中、徒歩で放送大学に到着。

 講師控室で講義の準備をしていたら、後ろで、機械が壊れるような変な音がします。ゾッとして振り向いたのですが、そこには何もありません。

 変だなぁーと思って仕事を再開すると、またしても「ギギギ」という音が......。

 ハッと気づいて首の後ろに手を回すと、大きな蝉が「ビビビビビ...」と鳴きながら飛び立つではありませんか。

 そうなのです。ちょっと間抜けな蝉がいて、センセイを止まり木だと思ってしまったのです。
 センセイの方も、ワイシャツを着てネクタイを締めていたので蝉が止まったことに気づかなかったのです。

 蝉は写真のように天井にとまってしまいました。窓から逃がそうとしたのですが、授業の直前で時間がなかったのでかないませんでした。
 控室に戻った時にはもういなかったのですが、う〜ん、やっぱり逃げたんだろうなぁー。



8月10日(日) 教えること、学ぶこと −−放送大学の面接授業を終えました−−

 いや〜、ホントに疲れました。皆さんはお元気でしょうか。

 颱風10号が金沢を直撃したまさにその日、西村センセイは放送大学での面接授業を行いました。

 受講生は30名弱。初めての教室だったこともあり、入る時は本当に緊張しました。だって、受講生の多くはセンセイの人生の先輩方なのです。
 最高齢は70歳代後半。最年少は20歳の男女。平均年齢−−どれくらい意味があるのかな?−−は60歳くらいでしょうか。
 石川県内だけではなく、他県から、それもずいぶん遠くからお越しになっている方もいらっしゃいます。

 いよいよ授業開始。どうやら一番緊張していたのは西村センセイ自身のようで、受講生の皆さんに暖かく迎えていただきました。ひとまず順調な滑り出しです。

 さて、学部の授業と放送大学でのそれとでは大きな違いがあります。何でしょう?

 答は「学ぶ意欲」。

 もちろん学部の学生の中にも「学びたい」という意欲が顔に表れている人もいますが、平均的には、講義の開始時にはあまり動機づけられていないというのが実態でしょう。

 ところが、放送大学の学生さんは全員が自分から学ぶ気でいらっしゃいます。
 ここで学ぶ理由、あるいは数ある科目の中からセンセイの科目を選んでくださった理由はいろいろおありのようですが、でも、顔つきが全然違います。座る席も一番前から埋まっていきます。

 今回、受講生の方には申し訳なかったのですが、放送大学のためだけのテキストを書きおろす余力がなったので、敬和で使用していたものをアレンジして使用させていただきました(加筆はしています)。

 そのため、普通の大学で1年かけて学ぶ内容(30コマ≒45時間)をわずか11時間でこなすことになってしまいました。約4倍もの高密度!!

 で、もちろん部分的には省略させていただきましたが、それでもかなりの部分をこなすことができました。

 そして、とても大切なこと。

 今回の講義では、こちらから説明しただけではありませんでした。
 見かけはセンセイが一方的に説明するのですが、センセイも受講生の方からいろんなことを学ばせていただきました。
 例の「出席カード」を使用したことも効いたようです。受講生の了解を得ておりませんのでカードの内容は公表できませんが、とても良い反応や提案を頂戴することができました。

 つくづく思うのですが、センセイは、教えること=学ぶこと、だと考えています。

 今週は西村センセイにとって(小さいけれど)新しい挑戦の連続でした。いろいろ細かいミスはありましたが、敬和と放送大学の受講生の皆さんに支えられて乗り切ることが、そして何か新しいものをつかむことができました。本当に感謝いたしております。また次の機会に、ぜひ、お目にかかりましょう。



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