2003年10月4日更新(2003年10月13日ページ移動。2004年2月2日一部写真削除)
10月4日(土) わーい、もうすぐ新米だーい!! −−臼を挽きました−−
すっかり秋本番という感じの週末。皆様、どのようにお過ごしでしょうか?
センセイの実家では、臼挽きが行われました。
稲を刈り取っても、それがそのままお米になるわけではありません。
生きている稲穂は水分が多いので、まず乾燥−−センセイの実家では天日乾燥−−させて、適当なところまで水分を減らします。
次は脱穀。
稲から穂を引きはがして、籾(もみ:殻のこと)にします。昔は千歯こぎというごく簡単な機械を使っていたのですが、その後人力(足踏み)で歯のつけたドラムを回転させるようになり、40年くらい前からはそれが電気モータ式に変わっています。で、今日の臼挽きはその次のステップ。
殻に籾から籾殻を引き離すのです。昔々は石でできた臼を人力で回していました。現在でもそば粉を挽く時などに使われているあれ、です。センセイの実家の場合、臼挽きだけは近所の人に助勢をお願いします。
で、その人が全体を監督しつつ、写真中、上の機械に籾を入れます。すると機械の中で籾殻が取り除かれて、手前の滑り台のような器具にお米(玄米)が出てきます。実際の稲を見ると分かるのですが、すべての籾にお米がちゃんと詰まっているわけではありません。生育が足りなくて青いままで、食用に適さないものもあります。
滑り台のような器具の斜面は格子状になっていて、ある大きさ以下の食べられないお米が下に落下するようになっています。この青い未成熟米は鶏のえさにします(センセイの実家ではもう飼育していませんが)。で、写真の手前に玄米がたまるので、30Kgずつ袋に詰めて今日の作業は終わりです。小4の娘も健気(けなげ)に手伝ってくれたので、作業はかなり順調に進み、2時間ほどで終わることができました。細かい粉が出るので、全身がかゆくなります。
今年は約10俵(ひょう)の収穫がありました。
やはり冷夏がたたって、主力品種のコシヒカリの収量が少な目でした。早稲品種の「越いぶき」はそれなりでした。減反している(こちら)ので、最盛期の1/4くらいしかありませんが、家族で食べたり、ごく親しい関係者にさし上げるだけなので、まぁ、今のところは何とかなります。
これでお米の完成なのですが、玄米のままだと食べにくいので、外側を軽く削って(精米)、お米のできあがり。
すぐに新米を、と行きたいところですが、農家は昨年のお米がなくなってから新米を食べるので、秋の味覚にたどり着くまでにはもう少しかかりそうです。
それにしても、母親はやっぱり今年で稲作をやめる(こちら)つもりなのかなぁー。
学校に勤務していると、毎年、なかば強制的に健康診断を受けさせられます。学校保健法という法律に定められているのです。教職員が学生や、生徒児童に伝染・感染性の病気をうつすわけにはいきませんからね。
今日はその今年度最後の検診。これまでの検査結果を教えてもらう日です。
血液検査の中で一番気がかりな数値はγ-GTP。アルコールによる肝臓の破壊度を示す指標です。酒飲みが最も気にする数字であり、飲み屋さんでこそ盛り上がる(!!)値です。
成人男子の正常値は70までなのですが、センセイの成績は芳(かんば)しくなく、3ケタは当たり前、場合によっては300位まで上昇したこともあります。
さすがにそれくらいになると、あちこちに異変が生ずるのですが。で、今回、心配されていたそのγ-GTPは90。赤信号点滅状態ですが、まぁ、許して貰えるかなぁーとう数値です。
ところが、見慣れない「尿酸」という項目がレッド・ゾーンに入っていました......まったく身に覚えがない。
たまたま居合わせた同僚や、お医者様の話を聞くと、何と痛風の予備軍とのこと。
痛風は、高濃度の尿酸が結晶化して、関節などに疼痛(とうつう:耐え難いほどの激しい痛み)を引き起こす病気です。
これまでの日本には少なく、しばしば、美味しいものを食べすぎたが故の「贅沢(ぜいたく)病」と呼ばれてきました。西村センセイ、これまで贅沢とはご縁がなかったので、正直なところ「青天の霹靂(へきれき)」という感じです。
で、話をよぉーく聞いてみると、実は、贅沢はしなくても、レバーやかつおぶし、鰹(かつお)、鰯(いわし)、鯵(あじ)や秋刀魚(さんま)などやその日干し−−まさにセンセイがふだん食べているもの−−などに原因物質が多く含まれているのだそうです。
センセイも中年になったので、このごろは肉より魚を食べるようになりました。お酒を飲むので、タンパク質の補給のためにも干物をよく食べますし、疲れた肝臓のために、苦いレバーも食べるように心がけています。
ところが健康的な食品−−それはそれで間違いない−−が、センセイの場合は密かに痛風を引き起こそうとしていたのです!!
明日からは肉食中心に切り替えようかなぁー......無理かぁ。
先日から使い始めたWindowsノートパソコン(こちら)はとても順調に働いています。
で、この機会に、これまでのPowerBookと大きさなどを比べてみました。
まずは上面から。
左より購入順にPowerBook 520c、ずっと主力として使っていた2400c、そして今回ののーとです。
上からだと、そんなに差はないのですが...横から見るとご覧の通り、ずいぶん差があります。
PowerBook 2400cも、均等ではあるものの、厚みはかなりあったのです。実は、一番違うのが重量なのです。
右の写真で言うと、一番上を1とすれば、2400c(真ん中)は2、520c(下)は4となります。
オマケに電源ユニットも大きく重かったので、実際の使用時はとても大変だったのです。
講義や日帰りの出張などでは、Windowsの出番が増えそうです。
日の出が遅くなっているためか、今朝は少し寝坊してしまいました。いつもより1時間ほど遅く−−といっても7時半−−ご出勤。
で、出勤時間が通勤、通学の時間と重なってしまいました。
住宅街の交差点で、自転車に乗った女子高校生にハッとさせられました。その子がかわいかったからではなく、濃紺の制服を着ていたからです。
あぁ、10月なんだ。
女子高校生に10月を教えられた西村センセイなのでした。
35年くらい前のロックグループ、キング・クリムソンのデビューアルバム「21世紀の精神異常者」の中に「風に語りて」(I talk to the wind)という曲があります。
詩人ピート・シンフィールドが作詞し、後にエマーソン・レイク・アンド・パーマー(EL&P)を結成するグレッグ・レイクが歌っています。(女性ボーカリストによるモノラル録音もある。)曲は、「まっすぐな男」(=ものわかりの良い男)が、何をやってもダメな「遅れた男」を問いつめます。「いったいどこで何をやっていたんだ!!」
彼は遅れた理由をうまく説明できません(遅れた男にしか分からないものもあるのですが)。スイスイと通り過ぎた女子高校生の後ろ姿を追いながら、この曲を思い出していたのでした。
まっ、いっかー。焦らずに、マイペースで行こう。
金沢へ戻るために自宅を出た日曜日のこと。
柏崎駅に着いたら、跨線橋の一部を覆って、工事が始まっていました。エレベーターを新設するのだそうです。
ふ〜ん、と思いながら信越線のホームへ向かいました。
ホームから改めて工事現場を見ていたら、手前の立派な柱の存在に気づきました。跨線橋を支える主柱です。立派なだけでなく、ご覧のように独特の形状をしています。
ずいぶん古いもののようで、似た形のものを、古い歴史で知られる門司駅(こちら)で見た覚えがあります。現在の柏崎駅は約35年前の国鉄全盛時代にに建て替えられたものですが、どうやらこの跨線橋はそれよりも前に建築されたもののようです。当時は今よりずっと多くの乗客が柏崎駅を利用していたはず。
目立つ柱ではないのですが、歴史そのものでした。
皆さんは週末をどのようにお過ごしなのでしょうか。
今朝、柏崎の自宅で目を覚ますと、パンパンパンパーンと派手な音がしました。地域の運動会を知らせる花火です。
一瞬、行こうかなぁーとも思ったのですが、西村センセイ、結局それには参加せず、朝のうちに電車で金沢へ戻ってきました。自転車で大学に向かう途中、以前からちょっと気になっていたことを思い出しました。
途中に犬がいるのです。
もちろん途中の家に何匹もの犬が飼われてのですが、その中で唯一、写真の犬だけがやたらとセンセイに吠えるのです。
雨の日、センセイは徒歩で大学に出勤します。
そうすると必ずこの犬に吠えられるのです。小心者の犬のようで、やたらヒステリックに吠えます。でも、よぉーく考えると、どうもこの犬、センセイが自転車に乗った日には吠えないような感じがするのです。
で、今日、その家の前に自転車を止めて彼(/彼女)の写真を撮ったのですが、ご覧のように全然警戒していません。
犬は臭覚がとても優れていると言われますが、それなら歩いていようと自転車に乗っていようとすぐに分かるはずです(センセイは香水類をつけていない)。
自転車に乗っているから吠えないのでしょうか?
でも犬は激しい近眼で、30cm離れると識別不能だと言います。形で判断してはいないのでしょうか......。
それなら、何で歩くセンセイには吠えるんだろう?