2004年7月3日更新(2004年7月14日ページ移動。2004年9月6日および11月7日一部写真削除)

──2004年7月第1週──

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7月3日(土) 生命の力の不思議さ

 昨日のニュース(こちら)は打っていても──そしておそらく皆さんが読んでいても──気分の良くなる話ではなかったので、今日はちょっとだけでも希望の持てる話を。

 5月の連休明けだったと思うのですが、小5の娘が、小学校の理科の時間に植えた残りだと言って、豆の苗を持って帰ってきました。
 小さなカップに入った、双葉だけの小さな苗でした。

 ホントのことを言うと、「こんなものもらっても、捨てるしか......」と思ったのですが、娘の立場を考えればそうもいかず、玄関前の目立つ場所にとにかく植えました。

 畑のように肥沃(ひよく)な土地ではないのですが、時々、娘とともに成長を確かめていました。

 先日のこと。

 ふと気づいて、「豆の実がなっているかもしれないよ」と言うと、娘と家人が口を揃えて、「もう、なってるよ」。

 え"っ?!

 写真のように、確かに実がなっています。丈が伸びなかったので、センセイだけ成長しないと思いこんでいたようです。

 それにしても、小さな豆一粒にこんな力が籠(こ)められています。

 物理学で原子や分子について学ぶと、それでこの世界のすべてを説明できるような気になるのと同じように──あるいはそれ以上だな──、生物学を勉強すると、遺伝子ですべての生命現象を説明できるような気分になってしまいます。

 でも、生物に共通する「生きよう」とする、あの力を、遺伝子だけでは説明できないように、センセイには思えるのです。

 非科学的、と思うかもしれません。

 それに対してはゲシュタルトとか現象学とか──興味を持たれた方はちょっと調べて見てください──で反論しようと思いますが、今日はちょっとやめておきます。

 何を言いたいのか。

 センセイの身の回りでも、重い病気にかかっている人や心の病に悩んでいる青年がいます。

 それはそれで本当に大変なのですが、でもね、やっぱり生命の力を信じましょうよ。病気だって自分の体の一部なのですから。

 身の丈10cmにもならない豆を見ていて、改めてそんなことを考えていたのでした。



7月2日(金) 「有料番組未納利用料請求督促通達書」(最終通告)

 まったく腹が立つ!!

 週末なので西村センセイは柏崎の自宅に戻ったのですが、郵便物がいくつか届いていました。

 その中の一つが、右の写真。「有料番組未納利用料請求督促通達書」。漢字が並んだ難しそうなタイトルです。

 そうです。最近「オレオレ詐欺」と並んで問題になっている詐欺の文書なのです。

 それによると、西村センセイが利用した「有料通信」──詳細は書いてない──が未納で、督促を通信業者からこの会社が引き継いだとのこと。
 支払の意志を見せないのだから、これを「最終通告」(!!)として「裁判所にて法的手続きによる裁判発展へ移行」させ、判決確定後に執行官とともに強制執行するとのこと。

 また「ご自宅もしくは勤務先等へお伺い」するそうな......。少しでも心当たりのある人や、年頃の子供がいたらドキッとするような文面です。

 読んでいて感じるのは、とにかく電話連絡を取らせようとしていること。

 「当社が委託を受けたことにより当初の設定と相違」があるので「至急当社までご連絡」と、連絡先に携帯電話4回線、固定電話1回線、計5回線も挙げられています。

 よぉ〜く文章を読んでいると法律には素人の文章だなということがわかるのですが、この葉書を突然送りつけられてきたら、何%かの人は「そんな覚え、ありません」と、電話をかけてしまうでしょうねぇー。
 もちろんこれで初めて相手に連絡先(電話番号)を知られてしまうのですが。

 念のため柏崎署に訊いてみると、こちらから電話していないことを確認した上で、「無視してください」とのこと。葉書も捨ててかまわないそうです。

 葉書は官製葉書にインクジェットで出力したものなので、郵送代がかなりかかっているはず。それでモトが取れるかそれ以上なのでしょうから、被害者はかなり多いんだと思いますよ。

 そうそう、このサイトに載せたメールアドレスを使ったと思われるスパム・メールも増えています。関係者の方はメールアドレスをご存じだと思いますので、近々、アドレスの掲載を中止させていただくかもしれません。悪しからず。



7月1日(木) 外付けハードディスクの電源が壊れた?!

 西村センセイ、どうもMac OS Xとは相性が悪いらしい。

 どちらが悪いのかはわかりませんが、散々苦労してやっとインストールできたのはPowerBook G4だけ。それも特定の場所のキャッシュファイルが毎回破損するので、終了させるたびにそのファイルを消去しなければなりません。

 PowerMac G4も、アパートのG4 Cubeも、チーター(OS 10.2.X)を入れようがパンサー(OS 10.3.X)をインストールしようが、不具合が発生してメチャクチャになってしまいます。

 でもこの頃はOS Xだけのアプリケーションも多いので、こちらも苦労してアパートのG4 Cube用に外付けの10.2.8専用ディスク──写真右端──を作りました。(こちらにもやはり、破損キャッシュの問題が残っています。)
 これで、G4 Cube本体はOS 9だけのきれいな体になりました。

 で、昨晩のこと、G4 Cubeの側(OS 9)から立ち上げて少し作業をしていたら、いきなり「バキン!!」という音を立ててクラッシュ。
 まさかハードディスクが音を立てたとは思っていなかったので、聞き違いだろうと思って再起動させると再びクラッシュ!!

 しかも今度は電源そのものが入りません!!

 外付け電源のトラブルと睨んでチェックするも問題はなさそう......。

 何でだろう?と思って、たまたまハードディスクの背後を触ったところ、アヂヂヂヂッ!!

 作業の都合上、しばらくの間、連続でシークさせていたので、ハードディスク内部の電源部分が高温でダウンしてしまったようです。
 その証拠に、しばらく放って冷ましたら何事もなかったかのように復活しました(よかったぁー)。

 Mac OS XはOS 9と違って、ディスクへ頻繁にアクセスするので、ちょっと使い方を考えないといけないようです。

 あっ、そうそう。昨日は天気が良かったので、センセイのアパートも暖かかったですけど、それでも28°くらいでしかなく、特に高温だったというわけではありません。
 ですから、皆さんも他人事じゃないんですよ。



6月30日(水) 朝早い大学で見たもの

 センセイは朝早く大学に来ます。いつもは講義の準備があるのと、遅くなるとあちこちから電話がかかってきたりして、思考が中断されてしまうからです。

 もう講義は終わっているのですが、今日もやはり、普通の人が出勤する前に出てきました。

 ところが、キャンパスに入ると何か様子が変。奇声(?)が聞こえてきます。最初は本当に酔っ払った学生が奇声を上げているのかなと思ったのですがが、すぐに気づきました。

 少し離れた駐輪場に自転車を止めて、キャンパス中央部へ来ると、ご覧の通り、長尾流の練習をしています。
 学生にとっては事実上夏休みに入っているので朝練習をしているのですね。

 こういう練習風景を見るのは、金沢工大に移ってからまだ二度目。

 運動オンチのセンセイに詳しいことはわからない――ゴメンナサイ――のですが、刀を使って練習しています。
 近くで見るととても迫力があります。まさに溢れる若さそのもの。

 センセイくらいの歳になると、どこか体におかしなところが出てきて、病気とうまくお付き合いしていかなければならなくなります。

 でも、まっ、それも人生かなと、眩(まぶ)しく爽やかな姿を見ながら考える西村センセイなのでした。


6月29日(火) DVDを焼くのは難しい......

 少しは時間ができたので、先日購入したソフト(こちら)を使って本格的なDVD作成に挑戦してみました。

 まずは先日DVD-RWディスクからVRフォーマットのファイルを読み出します。

 これを同梱されていたオーサリングソフトで編集しようと思ったのですが、まったく受け付けません。センセイの場合、約1万円のこのソフトは不要だったようです。残念。

 で、次に取り出したのはApple純正のDVD Studio Proという業務用のソフト。実はiDVDの方が簡単なので、今まで全然使っていなかったのです。

 悪戦苦闘してファイルを作り、Toastという定番のライティングソフトでDVD-Rに焼きました。
 これで、4.7GのDVD-Rをフルに使った高画質DVDの出来上がり......のはず。

 ドキドキしながら試しにPowerBookに差し込むと、上の写真のようにきれいに再生されます。(画面は「鏡の国のアリス」中の有名な「ハンプティー・ダンプティー」です)。
 けれど音声が時々途切れます。

 まぁ、この使い方は本来のものではないので、自宅のDVDレコーダーに入れると、あれれ???? 下の写真(奥)のように、画面一面が緑色の小さなブロックになって、まともに再生できません。
 でも音声はちゃんと再生できています?!

 やっぱりだめなのかなぁーと思って何回かディスクを出し入れし、再生を繰り返すと、おぉ、下の写真(手前)のように今度は綺麗に再生できました。(写真は、これも有名なチェスの王様と后です。)
 それに、一度正常に再生できると、先ほどの緑の画面には戻りません。何故なんだろう?

 でも、二重音声なのに片方を選ぶことができません......。

 ちゃんとしたDVDを作成するためには、もうちょっと勉強しないといけないようです。

 そうそう、何故ここまでややこしいことをするのかについては、チャンスがあったらきちんと解説させていただきたいと思います。
 あ、それと、今回登場したハードやソフト、空のディスクはみんな私物ですので、念のため。


6月28日(月) クラスのバーベキューパーティーが開かれました

 センセイが受け持つクラスは、今日の授業ですべて終了!!

 というわけでこの日に合わせて、受け持ちの航空システム工学科のバーベキューパーティーが開かれました。
 幸い天気も良く、風もそんなにないので条件には恵まれています。

 パーティーと言っても、準備から後片づけまでこなさなければなりません。
 こちらから指示は出しましたが、何だかんだと言いながら学生諸君も協力してくれて、焼き肉開始。

 年頃の、それもほとんどが男子学生なので、ご飯は丼に山盛り!! 大きなおひつの中が空になってしまいました。
 肉の食べ方もすごい!!

 無事に後片づけまでを終えることができたのですが、一緒になったもう一つのクラスは、先生から指示されなくても動くのに、センセイのクラスはなかなかそうはいかない......。

 ま、指導力の差、というやつでしょうねぇー。



6月27日(日) 各駅停車でだけ(?)学べること

 マジメな西村センセイの週末はいつも家族サービス。

 今週末は実家でのかなりややこしい雑務――次期ご当主様はいろいろたいへんなのです――を二日酔い気味で片づけ、ふだんは会えないためにべったりくっつく娘のために県立プールで2時間を過ごし......(ちょっとダイエットのためだったりして)。

 で、日没近く、小松行きの各駅停車乗車からはセンセイの時間。

 まずは柏崎駅の次の次の青海川駅。「高校教師」の舞台になった駅でもあります。

 実はこの駅、西に向かって少し進むと、ご覧のようにトンネルに入るのですが、その右側、海側に、小さな滝(写真中央部)が見えます。

 センセイが知る限り、この滝が枯れたことはありません。
 ここしらばく続いた雨もあってか、流量は豊富。

 車で海岸を走っていると段丘涯(だんきゅうがい:地質の専門用語)から海への滝を見る機会がありますが、鉄道の場合、たいていトンネルで通り抜けるので、このような滝を見るのは案外難しいのです。

 さてさて、どうしてなのか今日の北陸本線各駅停車はいろんなお客を乗せています。

 いつものように何も考えていない地元高校生はもちろんのこと、就職活動中の女子大学生――彼女の緑の黒髪はこの時期だけなんだろうなぁー。おぅっと、予想外の津幡駅で乗り換え。能登の娘か?!――や、どう見ても何も考えていない金髪のミュージシャン、見るからにお利巧そうな長距離旅行中の男子大学生......。

 でも、いろいろご不満はあってもこれが人生の縮図。この与えられた条件の中でどう行動するか......などと考えている間に、4時間の北陸線各駅停車の旅は終わり。

 いろいろあるけど、新幹線じゃ味わえないお宝なんだろうなぁー。


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