2004年8月14日更新(2004年8月24日ページ移動。2004年10月7日写真削除)
世の中はしっかりお盆。
曜日まわりの関係で、多くの人は今年のお盆は休暇が短くなっており、昨日(13日)から15日までが休みというケースが多いようです。
その分、昨日、今日は、都会に出ていった人たちが集中的に田舎に戻っています。センセイも実家で、何十年ぶりかで従姉妹に会いました。で、西村センセイ、お盆を楽しんでいるかというと、実はそうでもない。
センセイは一族の次期ご当主様なので夜は実家にいるのですが、昼間は自宅でずっと仕事をしている──体調不調もあって、なかなか捗らない。Tさん、ゴメンナサイ──のです。
明日は高校の同級会、つまり蓮池薫君の同級会が開かれるのですが、残念ながらそちらには出席せずに、金沢へ戻って仕事をしようと思っています。
で、今日の写真はお盆とは一切関係なく、今回の九州旅行で一番絵になった場所です。
小倉に一晩泊まったのですが、駅前に新しいホテルが建ったので、今回はそこを利用しました。このホテルはかなりの高さで、センセイらが宿泊した20階からでもご覧のような景色が広がっていました(ホテルから西方を望んでいます)。
娘のためにちょっと奮発したのですが、どうやら娘の方はもっと庶民的なホテルの方が良かったらしい......。
まぁ、この景色だけでも泊まっただけの価値はあると思うのですが。
今回の九州旅行では、JR九州の肥前山口駅(佐賀県)を2回通過しました。
往路はただ通過するだけでしたが、帰路は別な列車との連結──JR九州は3本もの列車を繋げることがある──のために数分停車したので、ホームに降りてみました。
写真中央部の奥、駅舎の外に奇妙なモニュメントが建っています。
実はこれ、今年の5月から6月にかけてNHKBSが放送し、評判となった「列島縦断 鉄道12000kmの旅 〜最長片道切符でゆく42日間」(こちらやこちら)が無事に最後、この駅までたどり着いたことを記念するモニュメントなのです。
後ろ姿を見ているのでわかりづらいですが、中央の突起物は一筆書きの筆なのです。個人的には鉄道旅行は好きですし、一筆書きの旅が「究極の鉄道旅行」と言われるのもよくわかるのですが、記念のモニュメントを造るほどかなぁーという感じはします。センセイなら造りませんね。
手前の派手な塗装の列車はハウステンボス号です。JR九州の特急列車は、風変わりな列車が多いのです。実用性は二の次、という感じを受けることもあります。
■8月12日(木) ハウステンボスも、スペースワールドも、難しい...。 ──九州旅行から戻りました──
子連れ九州旅行からやっと戻りました。
下関発の夜行寝台特急で今朝早く東京駅へ移動し、上越新幹線に乗り換えて自宅に着いたのですが、お盆前日なので、朝早かったのに東京駅は大混雑でした。
さて夏休み恒例となった親子旅行、すでにお伝えしたように今回は、九州北部を長崎、佐世保(ハウステンボス)、小倉、下関とめぐりました。
この時期の九州は猛烈な暑さで、正直なところあまり旅行には向いていません。でも何故か娘が希望したので、2年連続(去年はこちら)の九州旅行となりました。
一昨日(こちら)もお伝えしたように、長崎では原爆資料館を訪れました。
資料館は比較的最近に整備され直したようで、展示も今風なのですが、その分、広島と比べると原爆の悲惨さが伝わりにくいような感じを受けました。(子連れだったことが影響しているのかもしれません。)
資料館は長崎の原爆だけでなく、投下までの経緯やその後の軍拡競争──実は、外国の隠れた被爆者も多い──などを、とても公平に、しかも広い視点で捉えており、この点は高く評価できると思います。その後はハウステンボスと北九州市(八幡)のスペースワールドと、テーマパークめぐりをしました。
ハウステンボスは、複合的な要素を持たせつつ、オランダの町並みを再現したものなので、確かに細かい部分は良くできているところもあります。
けれど、長崎――正確には佐世保――に何故オランダなのかがさっぱり分からず、正直なところ、何を伝えたいのか良く分かりませんでした。所用をすませたところで、暑さのために娘がダウン。仕方がないので、最寄り駅までタクシーに乗りました。それほどだだっ広いのです。
タクシーの運転手さんに聞くと、去年は冷夏でそれなりの人出があったそうですが、今年は猛暑で客足はさっぱりとのこと。
それでも周囲の分譲マンション群がほぼ完売したことだけが明るいニュースだそうです。ハウステンボスは現在経営再建中ですが、正直なところ、かなり厳しいと思います。暑さの問題がなかったとしても、「ぜひもう1回」という気になれないのです。
北九州市のスペースワールドも同様で、各遊戯施設はほとんど待つことなく(!!)利用することができます。つまり来客が少ないのです。
案内によると、わずか2年で企画を立てたそうですが、その分、こちらも狙いがはっきりせず、しかも運営がやや杜撰で、とても全体を楽しめる雰囲気ではありませんでした。各施設だけを見ると、それなりに楽しめるのですが。
象徴的なのが園内にあるゲームコーナー。
街中にあるゲームコーナーがそのまま園内にあるのです。もちろん1回200円くらいの、普通の料金を取ります。
良く考えると、テーマパークなのに、本来の遊戯施設でお客を満足させることができないと白状しているようなものなのですが......。
今回の二つのテーマパークはいずれも、企画の段階に大きな問題があったのだろうとと思います。
狙いが絞りきれていない上に、各施設を新規に造ったので、膨大な投資(建設費用)が足かせとなっているのは確かです。いずれの施設も現在は、それなりに経営努力をしています。それは良く分かるのですが、根本的なところで曖昧な部分を残したそのツケは、やはりとても重いようです。
■8月10日(火) 二兎を追う者は...。 ――子連れの旅は難しい――
西村センセイは本日現在、九州地方(小倉)に滞在しています。
新潟の自宅に12時間滞在しただけで再び金沢を経由して京都へ。京都発の夜行列車で長崎へ移動するためです。
今朝は予定通りに長崎に到着したのですが、九州地方は猛烈な暑さ。
オマケに所用で、急に佐世保のハウステンボスに寄ることになり、日程と暑さとで小5の娘はダウン気味。
目的地がいくつもあると、それだけで本来の目的が拡散してしまいますし、どうやら子供を連れた家族サービスと、長崎原爆資料館を訪ねるようなシビアな旅とも両立しないようです。
原爆資料館やハウステンボスの様子などは後日、改めてお伝えしたいと思います。
それでは、また。
西村センセイ、4泊5日の北海道・東北ツアーを終えました。
帯広から札幌、仙台、東京を経由していったん金沢へ戻り、北陸本線で新潟の自宅へ帰った――何と非効率的なルート!!――のですが、自宅には1晩泊るだけで、明朝には今日のルートを逆にたどって長崎へ向かいます。
さて今回は昼間の仕事とは別に、夜ずっと別な仕事をしていたので、せっかくのツアーなのに、なかなか飲み歩くことができませんでした。
それでも初日はメンバー揃って居酒屋さんへ繰り出したのですが、日毎(ひごと)に食事のレベルが落ちていって、最後の仙台ではコンビニ弁当.......トホホ。
で、今回のツアーで一番美味しかったもの。
それは、厚岸(あっけし)――釧路と根室の間――で獲れた生牡蠣。帯広の飲み屋さんでいただきました。
真ん中のレモンが邪魔ですが、勘弁してください。ただの酔っぱらいだったもので。厚岸の牡蠣は有名で、牡蠣弁当も知られています。一度だけ行ったことがあるのですが、昼間だったので、生牡蠣は食べられなかったのです。
今は夏なので、本格的な牡蠣のシーズンではないと思いますが、メニューに載っているのを見つけて、思わず注文してしまいました(でも、高かった)。お店のご主人、オーダーを聞くと、おもむろにカウンター下の冷蔵庫から発泡スチロールの箱を引き出し、新聞紙にくるまれた牡蠣を取り出しました。
佐渡の両津湾や広島産の牡蠣に比べるとそれほど大きくはありません。
さっそく頂戴したのですが、やはり海のミルクと言われるだけあって、美味し〜い!! 焼き牡蠣にしなくてよかったー。
このお店には広尾産のシシャモも置いていたので、こちらもお願いしたのですが、スーパーで売っている偽ししゃも――多くは本当のシシャモではない――と違って、身も太く、こちらも美味しくいただきました。
前日、みんなで飲んだ時には、ホヤ酢も初めて食べてみたのですが、独特の食感で、こちらはもういいかな、という感じでした。西村センセイ、北海道や道産子には良い印象を持っているのですが、その理由はどうも、これら北海道の美味しいものとも関係があるようです。ちょっと情けないかも。
さて、西村センセイは娘を連れて明日から長崎その他へ3泊4日で旅に出ます。3泊のうちホテルに泊まるのは1晩。残り2晩は夜行寝台特急という、とても子連れとは思えない旅です。
できるだけ旅先から更新したいと思いますが、ちょっとどうなるかわかりません。悪しからず。
(旅の途中の画像を、自宅に戻ってからMacで編集しなおしました。やはりこちらの方が同じデータ量ならきれいですし、実際はデータ量が減少しているのでダウンロードも早くなっています。)