2007年11月3日更新(2007年11月12日ページ移動。2012年9月19日一部写真削除)

──2007年10月第5週〜11月第1週のニュース──

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11月3日(土) 「モリ・アリレイ」って、誰? 外国人?

 ちょっと前の平日の朝。

 地元ラジオ局の放送を聴きながら車を走らせていると、「モリ・アリレイ」という言葉が聞こえてきました。

 前後の文脈から人名なのですが、モリ・アリレイって誰だったっけ。外国人?

 運転しながらなので、注意して聴いていたわけではないのです。

 流れていたのは「鈴木杏樹のいってらっしゃい」という番組。
 その週は運動会がテーマで、センセイがたまたま聴いたその日は、日本の運動会の由来を紹介していました。

 その途中、「○○○○だったモリ・アリレイが・・・」

 ......あ"。

 日本の初代文部大臣、森有礼(もり ありのり:1847〜1889)のことなのです。

 鈴木杏樹さんは原稿を読んでいるだけです──気づいたらずいぶん見直しただろうけど──から、ここはやはり原稿を書いたライターとプロデューサー、ディレクターの責任でしょう。

 森有礼とともに明六社(めいろくしゃ)を結成し、たとえば“Philosophy”を「(希)哲学」と訳した西周(にし あまね)などと同様、確かにこの頃の人名は難しいけど、さすがにちょっとチェックが甘すぎるのでは?

 ちなみに、国立国会図書館のホームページ「近代日本人の肖像」に、肖像が掲載され、また著作の一部が「近代デジタルライブラリー」としてjpeg画像で紹介されています。



11月2日(金) 同じ一本の木なのに、紅葉の違いがこんなに

 研究室の窓の真ん前に、見事に紅葉した広葉樹──残念ながらセンセイは植物に詳しくないので、名前がわからない──のてっぺんが見えます。
 研究室は3階半の位置にあるので、木の高さは10mくらいでしょうか。

 半月くらい前からその葉が入り日色に変わって、その色に目で秋を感じた西村センセイ、その周囲の様子を先日、ちょっとご紹介させていただきました。

 教室へ行く時や外に出る時に、階段からその木を見ることのできる場所があるのですが......え"?!

 建物の外からその木を仰ぎ見るように撮影したのが左の写真。
 研究室の窓を開けてカメラを外に出し、見下ろすような格好で撮影したものが右の写真。

 写真が小さくて(+撮影テクニックがなくて)ちょっとわかりにくいかもしれませんが、同じ一本の木なのに、上部1/3はすっかり紅葉しているのに、中間はイチョウの葉のような黄色。
 そして何と、下部1/3は若々しさを感じさせる緑色のままなのです!!

 最初に我が目を疑い、次に、他の木もそうなのかと思って調べてみたのですが、キャンパス内でちょっと見た限りでは、この木ほど差がはっきりしているものはありませんでした。

 窓の外の頂上部だけを見て、西村センセイ、木全体が紅葉していると思い込んでいたのですねぇ。

 カメラを抱えたまま階段の木が見える場所へ来ると、法学担当の先生と出くわしました。
 そこに立っていらっしゃったのです。

 ......左手にデジカメを持ちながら。



11月1日(木) 「駐車場有りマス」 ──センセイがちょっと心配していること──

 朝アパートを出る時は割と晴れていたのに、天気予報通り、昼前から雨。特に寒冷前線の通過前後はかなり強く降りました。帰宅しようにも、センセイは自転車通勤。

 自転車は雨が苦手なのです。

 気象庁の雨雲レーダーで見ていると、夕方の5時から7時くらいにかけて一時的に雨が止むようなのですが、あいにくとその時間は授業。それも学期末のテスト!!
 絶対に席を外すことができません。(当たり前だけど)

 結局、7時頃から始まった雨──レーダーの表示通り──が上がるのを待って、アパートへ戻りました。
 金沢は明日の朝、センセイが出勤する頃まで雨が続くようです。

 閉店間際のスーパーでとにかく惣菜の残りを買って、「雨が降らないうちに...」と信号を渡ろうとして、ふとお店の看板に気づきました。

 以前焼き肉屋さんだったお店がホルモンのお店に替わっているのですが、駐車場の案内が「有り□〔+斜線〕」。
 何十年も昔に「○○の在庫があります」という意味で使われていたものです。

 そして受講生の皆さんはお気づきでしょうが、これって、センセイが講義の時に「配付資料があり□〔+斜線〕」って板書しているものです。
 もちろん、ちょっと遊んでいるだけですけどね。

 でも、ずっと同じ字を書いているのに、ここ1、2年のことでしょうか、「あれは何ですか」という質問が急になくなってしまいました。

 ホントはそちらの方が心配なのです。



10月31日(水) こういう場面では、やっぱり女の子の方が強い?! ──プロジェクト発表会を見学しました──

 何だかとにかく忙しい。

 朝焼けを見ながら出勤し、スーパーの惣菜コーナーが空っぽになる時に帰宅するのだけど、どんどん仕事が溜まってしまう。

 ......そんなに怠けているつもりはないのに。(ちょっとサボっているかもしれないけど。)

 でも誰だって、どんなに忙しくても興味があるものには絶対に時間を割(さ)いてしまうもの。センセイだって同じです。

 というわけで今日、1年生の授業でのプロジェクト──金沢工大では必修科目──発表会があるというので、ちょっとだけ覗いてみました。
 この後、2年生、4年生と本格化するプロジェクト科目「工学設計」の山場です。

 とは言っても、考えてみれば昨日まで高校生だった(!!)1年生の科目。
 この段階ではグループで問題を見つけ、情報を集めて討議し、何らかの解決案をプレゼンテーションするまでが範囲。(上級生になると実際に問題解決に取り組みます。)

 クラス全員、着慣れないスーツ姿でプレゼンに臨んでいます。
 写真のチームはバスの利便性向上に取り組みました。期待して話を聞いていると......あれぇー?!

 頑張っているのは良くわかるのですが、大学生以外の一般市民だとか、バスを運行する会社の事情をお考えなのかなぁー?

 こういう場面ではお客さん──実際は同級生だけど──も重要です。
 あらかじめ質問するように指示されているのですが、その質問時の表情がずいぶん違う。同じスーツ姿でもお子ちゃまもいれば「もしかしたら社会人?」というような人も(実話)。

 気づいたことがもう一つあって、やっぱり女子学生が元気。男子学生の間で差が目立つのとは対照的に、女子学生はやはり1〜2歳くらい精神年齢が上という印象を受けます。

 これだけできるなら、自分たちのことだけ考えるんじゃなくって、「お客さんの視点」を考えられるようになれば全然違うんだけどなぁー、と、学生のこれからに期待した今日の西村センセイなのでした。



10月30日(火) こんな所で、もう冬が始まっている

 午後の授業に向かうため、研究室の電機を消そうとして、あ"......。

 センセイらの研究室が入っている建物は、開学時からの古い建物。

 もちろん当時は、全館空調設備なんかはありませんでしたから、この棟の空調は後から工事した個別冷暖房です。

 ただし全てのシステムが独立しているわけではありません。
 少なくともセンセイらの研究室は集中制御で冷房・暖房モードを切り替えて、そして各部屋でスイッチを操作して希望の温度に設定するシステム。

 確か、昨日までは冷房モードだったのですが......。

 こんな所でも、(人の手で、ですが)季節が変わろうとしているんですねぇ。



10月29日(月) 自分は関係ない、って思ってたのに...。 ──クレジットカード情報が漏洩か!? ──

 週末に自宅に戻って郵便物をチェックしていると、知らない会社から「重要」との封書が。最初は迷惑メールかなと思ったのですが、所属先まで書いてあります。
 何だろう。

 開けてみると、げっ。「個人情報漏洩のお詫び」。

 読んでみると、ある会社が運営するネットショッピングに不正アクセスがあり、約14,000人分の個人情報が漏れた痕跡があるとのこと。
 手紙を発送した時点では漏洩項目の詳細は不明で、その後の経過報告についてはホームページに掲載するとあるので、そちらを見ると、事態はもっと深刻。

 業務委託先のサーバーから、不正進入によって会員ID、パスワードはもちろん、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、そしてクレジットカード番号と有効期限まで漏れてしまっている!!
 それも2年以上もの間!!(どうなっているの?)

 カードの番号と有効期限が漏れたってことは、センセイの名前で誰かが買い物をできる、ってことなのです。
 正確にはもう一つカードに確認事項が隠されているのですが、そちらも確認する会社は少数......。

 これじゃぁ、丸裸じゃん。

 今のところ不審な引き落としはないのですが、今後どうなるかわからないので、被害状況を確認してカードを変更する必要があります。
 相談窓口に電話をかけてみました。

 若い女性が対応したのですが、どうもあまり切迫感がない......。おいおい、センセイが情報を漏らしたんじゃないよぉ。

 センセイは覚えていなかったのですが、3年前にMacのソフトの購入にこの会社を利用していました。
 その後不正アクセスが始まったため、センセイの場合は幸いにも、カード情報の漏出はありませんでした。(自分の被害が軽かったから問題なし、というわけではないので、念のため。)

 それにしても、自分が当事者になるとは......。

 情報倫理の講義をしながらも、どこか「自分自身は違うはず」、と思っていたのに。 



10月28日(日) ごく普通の「ヴィッツ」のはずが......あれ?!

 新潟に戻ってからの昨日、所用で家族で出かけました。

 国道116号線を走ったのですが、116号線は震源地近くで新潟県中越沖地震で大きな被害を受けたので、復旧工事のために何回も片側交互通行が続きます。
 こうなると待っていた車がずっと列を作るようになります。

 センセイは写真の先代ヴィッツの後を走ったのですが......このヴィッツ、何かどこか変。
 ごく普通のヴィッツのはずが......あれ?!

 ご覧の通り、“YARIS”という銘板が張られているのです!! 

 「コンパクトカーの基準を変えた」と言われ大ヒットしたヴィッツ、日本国内だけでなく、欧州などの海外市場でもよく売れたのだそうです。
 トヨタ車としてはヨーロッパ市場で最も販売台数の多い車だとか。

 で、ヴィッツの、海外市場での名前が“YARIS”(「ヤリス」)なんですね。でも輸出専用で、国内では流通していないはず。

 その昔、ホンダがスポーツタイプの車を逆輸入したことがありますが、価格がポイントのコンパクトカーでそこまでするとは思えないし、右ハンドルだし......。(イギリス用ならわからないではないけれど)

 結局、銘板のみを何らかの方法で入手して張り替えた、というのが真相ではないかと思うのですが、どうでしょう?。

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