2002年2月23日更新(2002年3月5日ページ移動。2003年3月16日一部写真削除)

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−−2002年2月第4週−−

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2月23日(土) 見慣れた街の、見知らぬ風景 −−西村センセイ、温泉で親孝行−−

 週末をいかがお過ごしでしょうか。

 西村センセイは昨晩、両親と娘とともに柏崎市内の温泉に行っていました。今話題の簡易保険の温泉です。たまには親孝行をしないとね。

 数日前、別な用でその近くを車で通っていた際、「かんぽの宿」という表示を見つけました。近道です。

 どうせ週末に来るんだからと、表示に従い、信じられないような細い道−−もちろん車のすれ違いなんかできない−−と、車の天井をぶつけそうなほど低いトンネルを抜けると、そこはまったくの別世界。30年前にタイムスリップしたような感じでした。

 温泉は市の中心部のすぐ近くにあります。車なら5分もしないのですが、写真のように、そこだけは水田や畑が広がり、茅葺きの民家も見えるのです。
 どうやら民家では現在生活していないようですが、電線も引かれていますし、畑の様子、建物の傷み具合、進入路の整備状況から、比較的最近までここで生活し、現在も近くで暮らしているようです。

 見慣れたはずの、そしてやや色褪せたと感じているかもしれない街なのに、まだまだ知らないことは沢山あることを思い知らされた西村センセイでした。


 で、今晩は小・中学校の同級会でまた飲みます。連絡をお待ちの皆様、明日午後には必ず......。



2月22日(金) 理科系大学の朝

 今日も金沢工大のお話です。

 理科系の大学と、敬和のような文科系の大学ではいろいろなことが違います。
 例えば男女比のちがい、実験・実習の有無などなんですが......。
 センセイは理系学部、文系学部を卒業して、大学院から助手は理科系、そして敬和は文科系と、文系・理系の両方を渡り歩いてきました。学部によって雰囲気はずいぶん違うんですよ。

 今週お邪魔した金沢工大は工学部だけの単科大学。実習着姿の学生も目立ちます。

 そして朝晩で文系大学とまったく違うのが食堂です。学生寮があるわけではないのに、朝からちゃんと食堂が開いているのです。晩御飯も出ます。
 金沢工大の学生は一日中活動しています。学生の自主学習棟は何と、終日(!!)開いているくらいですから、朝晩の食事の面倒をみないといけないんですね。大規模な学校であってもお昼しか営業しない文系大学とはずいぶん違います。

 それにしても、朝から登校する学生の表情は良かったですよ。



2月21日(木) 西村センセイ、富山の道路でいろいろ考える −−事故は無事に解決!!−−

 今日も良い天気でしたが、皆さんはどう過ごされたのでしょう。

 まずは昨日の交通事故の続報から。

 問題は完全に解決しました。朝、先方の保険屋さんから、続いてご本人から連絡があり、「本人(先方)の意向を反映して」先方が修理費用をすべて負担して示談ということになりました。全面的に非を認められたわけです、
 まぁ当然の結果だとは思うのですが、万一トラブルになった時のためにいろいろ準備していたので、正直なところホッとしています。......それにしても昨日の保険屋さんは何だったんでしょう?

 昨日は事故処理を終えてから、いつもとは違う道で帰りました。事故とは無関係です。

 走り始めて気づいたのですが、富山は道路がとても整備されています。
 まったくの直線道路が数キロも続いていたり、深い山の中に片道2車線(!!)の立派な道路が現れたり......。日中は特に車も少ないのでハイウェイかなと思うほどです。

 とどめは整備された農道です。

 新潟にも国道クラスの農道は沢山ありますし、センセイも使っていますが、富山のそれは道路の幅も整備状況も格段に立派です。何てったって「スーパー農道」という看板が立っている(!!)くらいですから......。

 距離もすごくって、新潟県境の朝日町から富山市近くまでの約40Kmにわたってスーパー農道が続いています。県の中部も同様です。新潟県ではとても考えられないことです。

 その昔、田中角榮氏が影響力を持っていた頃、長野県から信濃川沿いに新潟県に入った途端、道路が立派になりました。利益誘導型政治の結果です。角榮氏の没落とともに新潟県内では下火になったこのやり方、どっこい他県にも影響を与えていたんでしょうね。いずれにせよ時代遅れの発想なのに。

 今日は一日事故の事後処理に追われていたので、仕事がどんどんたまっていきます。お返事を待っている皆さん、もうちょっとだけ........え"っ、こんなページを書いている時間(ヒマ)があったら、早く連絡をよこせって?



2月20日(水) 西村センセイ、金沢市内で車をまたぶつけられる!! −−何のための保険屋さん?!−−

 昨日(19日)はホントに疲れました。

 お昼休みを挟んで金沢工大で講義したのですが、やはり新しい環境なので、かなり疲れました。講義後は体の緊張−−授業は全力投球なのでとても疲れるんですよ−−が取れなかったのでひとまずアパートに戻り、横になっていたくらいです。といってもお昼寝はできなかったのですが。

 それでも「今日中にはアンケートの結果をアップする!!」という皆さんへの約束を守るべく、4時間かけて概要を整理してアップ。23:00前にはその約束をちゃんと守りました。とても興味深い結果が出ましたので、ぜひこちらをご覧ください。アクセスも普段より多いようです、さすがは工学系。アンケートにご協力くださった金沢工大の皆さん、ありがとうございました。

 で、今日はその他の用も終えたので、後は完全にオフ。まったく私的な時間です。

 カミさんから「近所に配る金沢のお土産を」という命令が届いていたので、兼六園近くの観光センターでお菓子を買って、さて新潟に戻ろうとすると......ガチャン!!
 西村センセイ、車をまたぶつけられてしまいました。「また」というのは一昨年の秋に柏崎市内で当て逃げされ(こちら)、事件は迷宮入り(こちら)となったからです。

 今回の事故は現在係争中なので、これから先は、断りがない限り西村センセイの立場としてお読みください。

 細かいことは省略しますが、センセイが駐車場から一般道に出て左折のために一時停止中、右折すべく道路に入ってきた乗用車にぶつけられてしまったのです。

 危険な状況になってから衝突まではほんの一瞬。とても回避操作の時間はありませんでしたが、それでも「あぁ、ぶつかるんだな」というのは分かりました。

 「右は見たんだけど(センセイの)車は分からなかった」、「ぶつかって初めて気づいた」というのが先方の言葉です。

 学生の事故の対応のために警察官と話をしたことがありますが、自動車の場合、相手の車を認識していると、ぶつけようと思ってもできないんだそうです。要するに、分からなかったからぶつかるのだそうです。センセイの車(上)も先方の車も衝突の後が痛々しい......。

 先方は「(任意自動車)保険を使うかどうかは金額が出てから決めたい」と全額補償を申し出て下さっている−−当然か−−のですが、問題は先方の保険屋さん(下の写真)。
 三人がいる所で(!!)、先方が「ぶつかって初めて気づいたという状況で.....」と言う言葉を遮り、先方の腕を掴んでセンセイには聞こえない車の陰でモニョモニョ......そして出てくるなり「(先方に)一方的な非があるとは思われない」(!!)。おぉ!!

 被害者(原告)であれ加害者(被告)であれ、弱い人は弱い。
 でも弱い人にも立場はあります。そして彼らの立場も守らなくてはいけません。
 例えば議論に弱い人は沢山います。実は西村センセイも−−関係者の間ではよく知られているのですが−−争いを好まず、そして議論には弱いのです。いつも負けています。
 ですからそのような弱い人を弁護する立場には敬意を表するのですが、今回、事故の当事者はともにほぼ共通に状況を認識して円満な解決を願っているのに、果たしてこれが正当な「弁護」する者の立場なのでしょうか。

 2000年以上も昔、ソクラテスは中身のない議論に長(た)けて、白を黒としかねない「ソフィスト」という人たちを激しく批判しました。「そんな形式的なことよりももっと大切なものはないのか。本当に大切なものは何なのか」というのがソクラテスの主張です。

 この種の交通事故はいくらでもあります。先方も同意されるように、そのための任意自動車保険です。ですから保険(それより安ければ保険を使わずに自腹)で問題を解決しようとするのがまっとうな立場なのですが、実はここに一つ落とし穴があります。
 事故が起きて保険金を払ったとします。さしあたりはそれで解決するのですが、それ以降は掛け金が高くなります。保険会社は一時的な保険金を支払っても長い目で見れば利益が上がるわけです。そしてそもそも事故がなくても保険会社には一定の利益が入るようになっています。要するに、事故があってもなくても保険会社の利益になるようになっているのです。

 保険の加入者にとっても本来の目的から離れて−−しかし保険会社にとっては本来の目的通りかもしれない−−蟻地獄に入っているのだとしたら、皆さんはどうお考えでしょうか。
 もっと単純化すると、貴方/貴女がこの保険屋さんだったとして、どう行動しますか? クライアント(=センセイと先方)の立場はすでに述べた通りです。あなたはどうアドヴァイスしますか? センセイがもしソクラテスだったら、今回は保険屋さん(=あなた)をソフィストと断じたと思うのですが......どうでしょう?

 ちなみに「これで金沢に嫌なイメージを持たれては......」とは先方(小さな会社の社長さん)の弁。いえいえ、そんなことはありません。交通事故はどうしても起こってしまいます。相手のあるのは初めてですが、センセイだって起こしましたし、これからも起こすかもしれません。問題はその後の対応でしょう。

 この後の展開は、プライバシーに関する部分を除いて逐次お知らせしたいと思います。特に先方の保険屋さん(地元の小さな会社。しかも......おっと内緒)の主張にはセンセイも興味津々!! 皆さんにも参考になることが多いと思いますので、できるだけ詳しくお伝えしたいと思います。
 なお、交通事故を起こしてしまった場合の対応についての西村センセイの考えはこちらの末尾から。

 で、ね、金沢の皆さん、決して皆さんに一般的に問題があるっていうわけではありませんからね。ご安心ください。“じゃ、ね”



2月18日(月) ネットワークは難しい......

 ネットワークは難しい。といっても人間関係−−これはこれでとても大切−−のことではなく、コンピュータネットワーク、それも初歩的なプリンタの接続です。

 雪の高速道路で何度か危険な目に遭いながら、そして大破した事故車を横目で見ながらまた金沢に来ています。

 電器屋さんに注文していたプリンタが届いていたので、仕事を終えてからアパートでセッティングしました。
 ドライバがないので買いに行ったりしながら、何とかソフトのインストールまで終えたのですが......うまく繋がらない。

 アパートでは複数のMacやPCで接続する可能性があるため、標準のUSBの他にEthernetのインターフェイスを買ったのです。
 USBは問題なく繋がり、またメモリを増設してあるので、完全1200dpi(!!)という高精細度で印刷できるのですが、肝心のEthernet(プロトコルはAppleTalk)でプリンタが見えない......。

 いろいろ調べてみると、説明書の片隅に「プリンタを初期化しろ」と書いてあるので「最初に書いて欲しいなぁー」と思いながら操作しても......それでも繋がらない。

 「USB」で繋がるんだからもういいやと半分諦めながら、それでももう一度説明書を読むと、何と「プリンタとの直結はできない」との記述が!!

 Appleの古いネットワークであるLocalTalkのプリンタなら直結もできましたし、Mac同士ならEthernetでも直結できたはずなので、当然Ethernet(EtherTalk)もと思ったのですが、Ethernetの場合は必ずハブを介する必要があるようです。初歩的なことのはずなのに、西村センセイ知らなかった。大学や自宅でもずっとEthernetを使っているのですが、結果的に常にハブ(またはルータ)を介していたのでした。

 今回は仮の接続で、手持ちのハブを使って接続する予定なのでたぶん問題は解決するはずなのですが......西村センセイ、知らないことはまだまだ多い。反省。


 ところで、当地での電話回線は明後日に開通するはずです。それまで連絡やページの更新が遅れ気味となりますが、悪しからず。



2月17日(日) 仕事がどんどんたまるっ!! −−Virtual PC のHDの拡張に成功しました−−

 皆さん、週末はどのようにすごされたのでしょうか......。

 センセイはやらなければならない仕事がどんどんたまって、ちょっとヤバイことになっています。明日からはまたツアーに出かけるのに......。

 今回はちょっとマニアックなお話です。すみません。

 急ぐ仕事をPowerMac 8500でこなしながら、空いているもう一台のMac、すなわちG4 CubeでVirtual PC 4.0に作業をさせています。(この辺のハードやソフトの詳細についてはいずれもこちらをご参照ください。要するにMac上でWindowsを走らせているのです。)

 センセイのVirtual PCはPC-DOSの上に、ソフト自身も数回アップグレードし、OSもWindows 95、98、98SE、2000を順々にインストールしたものです。そのため、最初のディスクの大きさの関係で、Windows 95のディスクは最大でも520Mバイト、Windows98以降でも1024Mバイトまでしか大きくできないのです。
 以前ならば、OSもアプリケーションもそれほど大きくなかったのでさほど問題にならなかったのですが、最近のOS、例えば98MEなどだと1G近くものディスク容量を必要とするので、アプリケーションをインストールする容量が足りません。

 マニュアルにはこのような場合の対処方法が書いてあるのですが、何度やってもうまく行かず困っていました。
 ところが最近、アパートに置いてあるG4 Cubeで何故か2GのMS-DOSディスクの作成に成功したのです。
 で、その上にWindows 95以下を順々にインストールしました。

 右上の写真はWindows 98SEをインストールしたものですが、円形グラフ(2G)中、青色の部分、約350Mがシステムで、紫色の部分は空白となっています。
 下の写真は2000(サービスパック2)ですが、システムが約1.3G、インストール済のOfficeXPとあわせて約1.75Gとなっています。ほとんどの部分を使ってしまったわけです。Windows 95ならシステムの大きさは100M程度程度でしたから、ファイルサイズがいかに大きくなったかがわかります。

 ところで、Virtual PC 4.0はインストールされたファイルに応じてディスクの容量を可変させることができるというものすごい特徴があります。
 Windows 98SE(右上)のディスクの場合、Windowsから見ると2Gの大きさですが、Mac側から見ると、右下のように、実際に使用しているファイルサイズに応じてわずか約350Mしか使用していません。

 Windowsはインストールできるファイルがシステムのバージョンに依存することが多いので、このように仮想ディスクを切り換えていく方法も場合によっては有効です。......もっとも毎日使うとしたら非現実的ですが。
 実際、新しいWindows上で古いWindowsを走らせるVirtual PC for Windowsが同じ会社から発売されています。英語版のOSや古いOSを必要とするような場合には便利だと思います。

 それにしても、こんなことばかりやっているから、ますます仕事が......連絡やお返事をお待ちの皆様、しばしお待ちを〜っ。(ペコリ)

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