2003年6月28日更新(2003年7月7日ページ移動。2003年11月12日写真削除)
6月28日(土) iPodは値段の価値はありますか? −−ご質問へのお答え−−
試験の答案群を整理していたら、その中にご質問がありました。この場をお借りしてお返事させていただきます。
ご質問はズバリ、「iPodは値段の価値はありますか?」というものです。先日センセイが衝動買いしたもの(こちらおよびこちら)ですね。
新しいもの好きの西村センセイ、HiFiオーディオを外へ持ち出そうと、これまで、CD、DAT、MDプレーヤーを使ってきました。
でも、ディスクなどのメディアを聴く枚数だけ持ち出さなければならないので、なかなか不便。MP3フォーマットもパソコン上で試してみたのですが、音質が悪く、とても使えたものではありませんでした。
MP3プレーヤーもメモリが小さく、とても実用的とは思えませんでした。で、ご質問のiPod(15G)はというと......。
まず音質的には全く問題ありません。
小型プレーヤーは音質が悪くなりがちなのですが、iPodはそれなりです(ただし、ヘッドホンはオーディオテクニカの最高級品と交換済)。
Mac版でのみ使えるAACフォーマットは確かに音質が優れています。小型のヘッドホンで聴いている限りではCDとの違いは分からないと思います。なお、センセイは変換のビットレート−−音質に直結する−−を標準よりも上げています。iPodだけではないと思いますが、特に便利な点が二つ。
記憶容量が大きいので、アルバム何十枚分もの内容を詰め込むことができます。CDなんかの場合、特定のトラックしか聴かない場合もあるので、必要なものだけを変換することができます。変換や内容の管理はソフト的にもMacと一体化されているので、何ん〜にも考える必要はありません。
もう一つは曲名等の管理です。
もともとCDはアナログ・レコードをデジタル化したものなので、せっかくのディスクの中に曲名などが入っていません(現在は可能)。
MDはCDを小型化し、かつ記録可能にしたものです。曲名などを入力することは可能なのですが、とんでもなく手間がかかります。iPodの場合、変換元のCDをMacにセットすると、インターネット上のデータベースで曲名その他の情報を自動的に取得します。かなりマニアチックなディスクでもちゃんと変換するところがスゴイ。
使い始めたころは複数のトラック(曲)を一括して管理できず不便だと思っていましたが、これはセンセイの思い込み。ちゃんと編集できます。ただし、アルバムをiPodに録音(?)するたびにこまめに記録した方が良いと思います。
普通の人が、普通のCDの内容を戸外に持ち出して聴くのなら、問題なくオススメできると思います。使い勝手もソフトと一体化していて......あ"っ、そうですね。センセイは、Macしか試していませんでしたね。悪しからず。
センセイの場合、ですが、これに加えて緊急時に起動可能な外付けHDなのですから、5万円弱で手に入れたiPod、納得できる買い物なのですが......これ以上については、研究室でご質問だくさい。
それでは、また。
昨日のLED ZEPPLINのDVD、さっそく金沢のアパートで観ました!! 第一印象は、どこにこんな映像があったんだぁーっ?
その昔、LED ZEPPLINのライブ映像が映画として配給された時、センセイも当時の彼女とともに地元の映画館(今は廃業)へ行きました。
「これ以外にはない」というのが当時の、そして最近までの説明だったのですが......今回は、出るわ出るわ、一体どうなっているんだろう?
で、本題。
今回のDVD。映像は総じて貴重なものですし、とてもよく撮れています。
ただし一部(2枚目の最初)に、家庭用8mmフィルムカメラで撮影したらしいものがあって、画像の悪さは仕方ないのですが、音楽に合わせて無茶苦茶に編集されています。というより「弄(もてあそ)ばされて」という感じかな。さすがに辟易(へきえき)とします。音楽は、これはもう手放しで凄い。
第一に、音質がすごく良い。当時はライブ録音用のマルチトラックレコーダはそれほど存在しないはずで、映画撮影のために一発(業界用語)で録音していたはず。それなのに、それなのに......。ナシテ?
第二に、そしてこちらの方が本質的なのですが、ジョン・ボーナムのドラムが凄い!! とにかく速い。上手く表現できないのですが、センセイが知っているどのドラマーよりも音の立ち上がりが速くて、完全にバンド全体を仕切っています。
内々では当時から言われていたことなのですが、ZEPPLINの主役は実はリズム隊、つまりジョン・ボーナムとベースのジョンジー様−−当時、そう呼ばれていた−−で、ジミー・ペイジらはその掌(たなごころ:手のひら)の上にいるんですねぇー。
改めて今回、再確認させていただきました。ZEPPLIN解散後、ジョン・ボーナムが父の代役としてドラムを叩いたことがあるのですが、やはり器が違いますね。
え"っ、今日の写真は何だって? ZEPPLINを観ている時に気づいたマグカップです。偶然、前任校の近くのココイチの開店に出くわして、もらいました。これで、工大前のココイチの悪口(こちらを参照)はもう言えない?!
6月26日(火) 自分へのご褒美 −−西村センセイ、凹む−−西村センセイ、ここ数日ずっと採点しているのですが、なかなか終わりません。大嫌いなネクタイを締めているので、ずっとクーラーを入れています、そのためか、ホントに体の具合が悪くなってきました。
気分転換に、今日のクラスの反応を読んでいたら、途中で凹んでしまいました。ちょっと的はずれな厳しい指摘が書かれているのです。
毎学期、1、2名はこういう学生がいます。もちろん当を得た指摘ならかまわないのですが.....。でも西村センセイも、誰かを傷つけているのかもしれませんね。こうやって。というわけで、西村センセイ、今日の採点は諦めて帰宅することにしました。朝の6時前には大学にいたのですから、もう帰っても誰も文句は言わないでしょう。
ふと思い立って、センセイのアパートの近くの大きなCD屋さんに寄ってみました。
さし当たりのお目当てはLED ZEPPLINのDVD。(写真中、右)
ごく最近知ったのですが、未公開の映像を編集したものが出されて、それもずいぶん評判になっているらしい。
高校生の時、髪の毛を肩まで伸ばして「天国への階段」とか"Since I've Been Loving You"とかを弾いてた西村センセイですから、これはもう何としてでも手に入れるしかない!!「どこも品切れ」という話だった−−ホントかどうかは知らない−−のですが、何と、1セットだけ残っていました。センセイを待っていたかのように。
これで、どこかプッツンと切れてしまったらしく、ついでに、目についたCDを次々と衝動買いしてしまいました。
オリビエ・メシアンの「世の終わりのための四重奏曲」(手前左)、高橋悠治(+坂本龍一!!)の「新ウィーン学派ピアノ作品集」(名盤です:手前中央)、センセイのお気に入り吉松隆の「プレアデス舞曲集」。
......それにしてもこの組み合わせ、いったいどうなっているんだろう? でも、まぁ、いっかー。がんばった自分へのご褒美なのですから。
週のはじめをどのようにお過ごしでしょうか。金沢工大は今日で期末試験を終えました。
センセイはレポートやテストを採点しています。すでにレポートはすべて読み終えて、後は期末試験を残すだけです。
「人間と科学技術の歴史」に関して、残念ながら明日の自己点検授業では最終的な成績はお知らせできませんが、すでに各種提出物の確認は可能となっています。で、この「採点」という作業、もちろん大切な仕事なのですが、ストレスがたまるものでもあるのです。一定の基準を保ち、感情的にならずに何百枚もの答案を読む......。
で、合間にPowerBook G4のOS Xのダイエットをしました。
センセイはPowerBookにNorton SystemWorksをインストールしているのですが、このソフト、終了時にディスクをスキャンして異常がないか確かめます。
これまではたいした手間ではなかったのですが、OS Xをインストールしてからスキャンにやたら時間がかかるようになってしまいました。OS Xはとてもファイル数が多いのです。
OS 9の側からOS Xを見ます。
すると右の写真のように"Resoueces"というフォルダがあちこちにあることに気づきます。
その中にxxxx.lprojというフォルダ−−中にファイルが入っている−−があるのですが、実はこのフォルダ、自分が使わない言語の分は不要なのです。OS Xはそれだけで多言語対応となっているのですが、その分、ダイアログなどで、一生の中で絶対に使うことのない言語のファイルも搭載しているのです。中国語にいたっては二種類も入っています(最下段の二つ)
というわけで、"Japanese"以外を片っ端から消去します。実は見えるフォルダだけでなく、「パッケージ」という一種の不可視フォルダの中にも入っていますし、深い階層にも入っています。これがUNIXの流儀なのでしょうか。
チマチマと削っていったところ、最終的には約4Gの使用ディスク量に対して、数百M〜1G近くもダイエットすることができました(実話)。
これで終了時の速度も格段に速くなりました。
また、なつかしいムービー(右の写真。Macユーザー以外の方、ゴメンナサイ)も見つけました。
シャーロックで"intro.mov"で検索すると見つかります。とても深い階層に入っています。こうやってOS Xを覗いていると、いろんなことに気づきます。OS 9からだと丸見えなんですね。