2004年2月14日更新(2004年2月23日ページ移動。5月3日写真削除)

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−−2004年2月第2週−−

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2月14日(土) 初めて新潟−新発田間の高速道路に乗りました

 古巣での集中講義も最終日。個人的には受講生にいろいろ教えられたり、励まされたりした講義でした。このページ、見ていてくれるかな?

 ところで今日は都合で車で出勤しました。

 いや、もう、学生さんが熱心で、最後の時間の試験が長引き、新潟市内での次の予定までに時間がなくなってしまいました。

 で、初めて、大学のすぐそばを通っている高速道路、日本海沿岸道の聖籠新発田インターから新潟市までの区間を利用してみました。

 敬和ができ、センセイが当時住んでいた新潟市内から通っている時、この高速道路は順々に東へ延びてきました。
 奇妙なもので、それがやっと新発田の大学に届いたころ、センセイは敬和を去っていました。

 というわけで、西村センセイ、この区間を利用することはなかったのです。

 高速道を利用した理由が、もう一つ。

 高速料金が高い!!という批判に応えて、道路公団は「社会実験」と称して、僅かばかりですが料金を下げています。
 この区間も2月いっぱい料金が半額になるのです。

 高速道路は盛り土をしてあるので、慣れ親しんだ一般国道やJR白新線を見下ろす形で走ります。脇見運転でちょっと危ないくらい、あちこちを見ていました。

 高速道路はがら空き。もちろん順調に目的地に着きました。ふだんは900円のところを450円で利用できました。
 でも、敬和を去って、基本的には自分と縁が切れたところで利用しても、どこか知らない場所を走っているような、そんな気がしたことも事実です。

 気持ちの持ち方一つで、ずいぶん世界は変わってしまうんですね。



2月13日(金) 特急「北越」に女性車掌誕生?!

 昨日新潟から戻ったばかりだというのに、今日は新潟へとんぼ返り。集中講義の続き、最後のまとめとテストをしなければならないのです。

 何とか夕方の特急「北越」に間に合いました。昔と違って、新潟−金沢間には僅かな特急しか走っていないので、これに乗り遅れると、とんでもないことになるのです。

 無事に金沢駅を出発して、いつもと違う雰囲気に気づきました。女性の車掌が乗務しています。

 女性乗務員の勤務は会社によって異なります。

 JR東海(か西日本)には女性の新幹線運転手もいらっしゃいます。
 JR東日本の新潟支社管内には何人かの女性車掌が在来線の各駅停車に勤務していて、ごく普通にアナウンスを聞くことができます。

 ところがJR西日本金沢支社には女性の乗務員はごく最近までおらず、先日、初めての女性車掌が誕生して大きな話題になっていました。

 で、元に戻って、この新人車掌さん、まだ本格的な勤務ではなく、ご覧のように、ベテラン男性車掌の見習いのようです。

 アナウンスもぎこちなく、プロのあの発声というより、普通の女性の声です。
 それでも最初は自信のなさそうな震えるような声だったのが、車内を何往復かするうちに、少しずつですが声に自信と張りが出てきたように感じられます。

 センセイが電車を降りるころになって検札に来たのですが、どうやら彼女にとって、これが生まれて初めての検札だったらしい。

 緊張しすぎて、寝ている乗客は起こせないし、頭の中が真っ白になっているらしく、センセイのかなり特殊な切符−−正規の乗車券です。念のため−−もそのポイントを見逃してしまいました。男性車掌が慌てて、「お客さぁーん、すいませんが、もう一度見せてもらえません?」。

 まぁ、散々なデビューですが、でも誰だって最初はこんなもの。大変でしょうが、これからがんばって欲しいものです。



2月12日(木) 学生の中の「良さ」

 古巣、敬和学園大学での集中講義も3日目。

 朝の9時から、午後4時過ぎまでびっちり講義するので、センセイはもちろんですが、聴いている学生も大変です。

 でも、集中講義には良さもあって、復習を最低限に抑えることができるので、毎週1回の時より格段に講義が速く進みます。
 今回は特別に、今まで講義しなかったことを2時間分付け加えたほどです。お互い、気合の入れ方が違うのかもしれませんね。

 今回、教壇に立ってすぐに気づいたことがあります。学生の反応が違うのです。

 金沢工大と違って女の子がほとんどですから、雰囲気がホンワリして......というような問題ではなく、学生の中に「良さ」があります。確かに。(金沢工大の学生が良くない、という意味ではありません。念のため。)

 卒業のために仕方なく、といったような学生さんを除けば、キツイ集中講義を自ら選択するのですから、自ら学ぶ意欲をお持ちなのは分かりますが、それよりも何よりも、学生の中に、まだ彼女たちが気づいていない素質、素材の良さがあります。
 本当に驚かされるような場面にも出くわしました。

 目の前の雑事に振り回されるのではなく、彼女たちが自分の中のその「良さ」の価値に気づいて、うまく伸ばせるといいのですけどね。

 まぁ、こんな具合ですから講義はとても順調に進み、講義が終わるとみんなで電車に乗って新潟へ帰るのでした。

 明日の日中は金沢に滞在し、明後日には再び集中講義となります。330Kmを行ったり来たり、というわけです。



2月11日(水:祝日) 「凍み渡り(しみわたり)」 −−西村センセイ、古巣で講義する−−

 西村センセイは昨日(10日)から新潟に移動し、古巣の敬和学園大学で集中講義を教えています。

 大学のある新発田(しばた)市はちょっと不便なところにあるので、新潟駅前のホテルに泊って、学生さんと一緒に電車で通勤しています。

 金沢は昨日-5℃まで下がったようですが、新潟ではそれほどでもありませんでした。

 ところが今朝の新潟はとても冷え込み、JR越後線ではポイントが凍結してしまいました。おかげで乗るはずの電車が30分も遅れてしまったほどです。(受講生の皆様、ゴメンナサイ。)

 その電車が、大学最寄り駅に到着しようとした時、田んぼの中に家族連れがいることに気づきました。

 あぁ、と思う間もなく電車が通り過ぎてしまったので写真は撮れなかったのですが、たぶん約30年ぶりに見る光景でした。

 これでは読者の皆さんは全然分かりませんね。少し解説させてください。

 日本海側は現在、根雪となっており、野山も田んぼも一面の銀世界です。

 こんな時、今日のように晴天で放射冷却が起きると、前日の昼間に少し融けかかった根雪の表面がカチンコチンに凍ってしまいます。
 中途半端な固さではなくって、大の大人が乗っても平気なほどです。

 と言うことは、田んぼだろうが、小川の上だろうが、雪がある限り、どこまででも自由に歩いていけるのです。
 これを「しみわたり」と言います。たぶん「凍み渡り」と書くのでしょう。

 センセイが小学生の頃は、特に春先によくあったことで、子供にはたいへんな楽しみなのです。
 けれど温暖化が進み、雪の量も少なくなったので、もうずっと見ることがありませんでした。

 今日の、小さな子供を連れた家族も久しぶりに凍み渡りを楽しんだのでしょう。

 昨日から今日の午前にかけての新潟はとてもよく晴れ、飯豊(いいで)連峰もくっきりとその雄姿を表していました。

 久しぶりの古巣での講義、いろいろ感じているのですが、それはまた次回。 明日講義をすると、西村センセイ、ひとまず金沢に戻ります。



2月9日(月) そうだ!! 空気清浄機を買おう!!

 センセイの研究室は1号館の3階にあります。

 1階のセンセイの部屋のあたりには喫煙所があり、そのの臭いがセンセイの部屋まで伝わってきます。
 写真の排煙機があるのですが......こちらが期待するほどの効果は、ない。

 せっせと窓を開けたり、木炭を置いたり、消臭剤を置いたりするのですが、効果はイマイチ。
 金沢工大は男子学生が多いということもあって喫煙率は高く、センセイにとっては辛い場所です。

 センセイは煙草を吸わないし臭いも嫌いなのですが、学生の時など、若い頃は他人の煙草の臭いはそれほど気にはなりませんでした。
 しかしこの頃は、少しの臭いでもとても気になります。

 たぶん、老化にともなって、体の適応力が低下しているのでしょう。

 それにしても困った......そうだ!! (私費で)空気清浄機を買ってみよう!!



2月8日(日) 季節の変化の速さ

 日ごろの運動不足解消(...は無理か...)と、普段は離れて暮らしている娘のために、この週末は例によってスキーに出かけました。

 前回、「娘のスキーがちょっと小さくなったなぁー」と思ったので、今回はついでにスポーツ用品の安売り店へ。
 考えてみると、小4の娘はもう4シーズンも同じスキーを使っています(こちら)。
 成長の速い小学生にはもう無理だったんですね。

 本当は値段を見るだけのつもりだったのですが、POPには「最終売り尽くし!!」などと書かれています。
 暦にあわせるかのように、お店のシーズンも冬から春に変わろうとしています。

 きっと第二弾、第三弾の「最終売り尽くし」もあるのでしょうが、これからの週末の予定がかなりタイトなので、今日買ってあげることにしました。
 新しいカービングスキーと靴その他一式で2万円ちょうど。ずいぶんお手ごろだと思います。

 スキーの適当な長さが分からなかったので、お店の人に教えてもらったのですが、小学生の場合、スキーを立てた時に、子供の頭から鼻くらいの長さが適当とのこと。
 今まで使っていたスキーと背比べさせると、何と顎
(あご)にも届きません。娘も大きくなったわけです。

 そう言えば、娘に喜んでスキーを教えていた父(こちら)も急にふけてしまい、この冬はまったく滑らずに終わりそうです。滑る気はあるのですが、体がついていかないのです。

 季節はどんどん変化しているんですね。

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