2004年3月19日更新(2004年3月30日ページ移動。5月3日写真削除)
今日の日本海側はとてもよく晴れました。絶好の卒業式日和です。
式に出席して夜に自宅に戻ってくると、さぁ、大変。平日は離れている小4の娘にとって、大切な遊び友達であるお父さんのご帰宅なのですから。
彼女の要求は、新しく覚えた遊びで一緒に遊んでほしいという素朴なものから、勉強したことを見てほしいというものまで。
今日は使い終えたローマ字の練習帳を取り出し、これをよく読んで欲しいとこのこと。
片付けたい仕事があるので、ちょっと見て、「う〜ん、がんばったね」と言って仕事に戻ったのですが、口先ばかりであることを鋭く見抜かれてしまいました。
マズイと思ってすぐに取り繕ったのですが、時すでに遅し。彼女は「これじゃお父さんが帰ってきた意味がない!!」と、半分ベソを書きながら母親がいる部屋へ行ってしまいました。
彼女たちが寝てからもう一度読み直したのですが、やはりもっと褒めてあげるべきでした。自分から興味とやる気を出して、ノート1冊を書き終えたのですから。
このサイトで偉そうなことを言っていても、褒めることは難しいのです。はい。
ところで、練習帳を読んでいて、いくつかの間違いを見つけてしまいました(教師の職業病です)。
でも担任の先生はどの場所でも赤いサインペンで大きく◎を書いています。どうやら担任の先生は、娘を「できる子」と思い込んでいる節があります。う〜ん、教師の目はどうも曇りがちのようです。これも職業病でしょう。自戒の念を込めて。
以前、学内の方と一緒にお仕事をしたことがあるのですが、休憩中の雑談の中で、金沢のB級グルメのお店に話題が移りました。
金沢大学出身の先生がまず紹介してくれたのは「ダイナナギョウザ」。
「第7餃子の店」と言うらしいのです。金沢では有名なお店らしい。
ここの餃子は単に美味しいだけでなく、形が変わっているのだそうです。厚手の皮に包まれた餃子で、一見するとしゅうまいのような形になっていて......。餃子はほとんど食べない西村センセイですが、行ってみたくなりました。
でも場所は金沢大学(金沢市角間)の近くらしい。金沢工大や先生のアパートからちょっと離れているので、車がないと行けません。で、先日、車で金沢に来た機会にそのお店に行ってみることにしました。持ち合わせた情報は先日の先生の話だけ。
地図がない−−金沢市の地理はかなり複雑−−ので苦労しましたが、やっとのことでお店の看板を発見しました。ところが近づいてみると、よく分からない大き目のビルがあるだけ。出入り口もわかりません。
やっと白い暖簾(のれん)らしきものを発見するとその片隅に、「第7餃子店」。看板と微妙に違いますが、こちらが本当のお店の名前らしい。で、先生に教えられて暗記した通りに、「ホワイト餃子と中ライスと豚汁」と店員に告げました。
やっと落ち着いて店内を見渡すと、かなり広い店内の中央に餃子を焼く焜炉(こんろ)が15基ほど並んでおり、冷凍餃子を焼いています。
よぉーく見ていると、冷凍してあるものをまず蒸し焼きにして、最後に油を注いで焼き目を入れています。程なく届いた餃子は確かに変わった形をしているのですが、とても写真を撮れるような状況ではないので、こちらやこちらのレポートをご覧ください。店名でインターネットを検索するとたくさんレポートを読むことができます。
肝心のお味の方は、確かに美味しく、餃子好きの人には病みつきになるのではないかと思います。ちょっと皮がしょっぱかったですけどね。
後で調べてみると、関東を中心とした「ホワイト餃子店」というお店(こちら)の関連店なのだそうです。もうすぐ新入生が入ってきますが、きっとクラブの先輩たちが新入生を連れてくるんだろうなぁー。
さる3月13日(土)にJRグループの列車ダイヤが改正されました。その後、新潟と金沢を結ぶ特急「北越」に乗ったのですが、出発駅の金沢から女性車掌が乗務してきました。
右の写真がその際のものです。髪を短く切っているのでボーイッシュな印象を受けますが、正真正銘の女性です。
センセイが報道で知っている限り、女性車掌の乗務は各駅停車だけだったのですが、いつの間にか特急にも乗務するようになったようです。
JR東日本の見習車掌(こちら)と違って、検札も手馴れたものです。ところで、北越はJR東日本とJR西日本の両方にまたがっており、両社が共同で運行しています。
このような場合、運転手は境界となる駅−−この場合は直江津駅−−で交代します。
特急北越や特急はくたかが必ず直江津に停車する理由です。車掌については交代する場合と、お互いの車掌が終点まで乗務する場合とがあります。
夜行列車などは後者のパターンが多く、最初から最後までずっと乗務します。いや、本当に大変だと思いますよ。で、特急北越は従来、この「最初から最後まで」のパターンだったのですが、おやおや、以前ご紹介したJR東日本の女性車掌が直江津から乗務してきました。見習い期間は終えたようで、今回は一人での乗務です。
どうやら今回のダイヤ改正にあわせて乗務のパターンも変更されたようです。ところで、仕事は自分に似合った仕事に就けばいいのであって、基本的に性別は関係ないはずです。女性車掌が話題にもならなくなる日が早く来てほしいものですね。
北海道旅行のおまけ。
函館から長万部を抜けて小樽に到着した頃にはもうすっかり暗くなってしまいました。予定ではもう少し明るいと予測していたのですが、やはり北海道は日が暮れるのが本州よりも少しだけ早いようです。
で、車外は真っ暗。札幌を目指した区間快速も小樽築港あたりからだんだん混雑してきました。
気がつくと、車内の一角が異様な雰囲気に。
一人の女性に数人の視線が集まっています。いや、うなじに見とれているのではなくて、皆、あっけに取られているのです。
彼女、コートをおもむろに脱ぐと、窓を鏡代わりにして熱い(らしい)携帯式のアイロンのコテを取り出して髪に癖をつけています。
おっと今度は櫛で髪を整え始めました。電車の車内で時々見かけるような慎ましいものではなく、周囲をまったく気にせず大胆に髪をセットしています。
お次は、スプレー(名前は知らない)で髪型を固定しています。スプレーが誰にかかろうと、全然気にかけていません!!
で、札幌に到着する頃にはビジンの出来上がり!!
時間を考えると、夜のお仕事か、小樽での仕事を終えて札幌でデートあたりかなぁーと思って見ていました。
もちろん北海道の女性がみんなそうなのではなく、彼女は例外ですよ。ホントに。
というわけで先日、本州で行ったことのない都道府県がなくなりました。
右の写真は、その最後の県に第一歩を印(しる)した時の証拠写真です。(駅のホームに降りたところ。)もちろん北海道も行ったし、四国も全県制覇。高知県の中村市のさらに先、宿毛(すくも)市まで行っています。
残されたのは九州の長崎県と沖縄県だけですが、佐賀県は寝台車で通過しただけので、未踏破に加えるべきだと思っています。でも先日行った北海道(こちら)も、道東、道北は全然訪れたことがないし、三陸地方にも行ったことがありません。
身近なところでは佐渡にも行ったことがない−−新潟県民で佐渡へ行ったことのない人は多い−−のです。もちろん知らない街角、見たことのない風景、見過ごした場所、会ったことのない人たちばかりです。
要するに、知らないこと、分かっていないことばかりなのです。で、飛行機であっという間に金沢に戻った西村センセイ、また旅の構想を練るのでした。誰かと巡(めぐ)り逢い、その人の話を聴くために。