2004年3月13日更新(2004年3月22日ページ移動。5月3日一部写真削除)
予定通り、今日は都内に来ています。
こういう出張の時には、ページをアップするのにグレーの公衆電話を使います。
最近は、メールのやり取りやWebの閲覧などなら、ホテルのイーサーネットを使えるようになってきましたが、Webのアップロードだけはアクセスポイントに接続する必要があるのです。
センセイのプロバイダーの場合、以前は全国各地にアクセスポイントを持っていたのですが、最近、経費節減のためにそれらがみな統合されてしまいました。
その代わり、ユーザーの負担を減らすためにフリーダイヤルになっています。センセイはいつもテレホンカードを入れてからそのポイントにアクセスするのですが、先日、電話機がカードを受け付けなかったため、「使い終わったら返ってくるだろう」と信じてコインを入れて使ったところ、接続を解除してもお金が戻らない。
故障かな、と思っていろいろ調べ始めたところ、右の「フリーダイヤルにはカードや硬貨は不要」との表示が!! 知らなかった......。
110番や119番は緊急ですから当然ですが、フリーダイヤルもカードは不要だったんですねぇ。いかに説明を読んでいないかという証明になるわけですが、はい、西村センセイ、知りませんでした。
今回の北海道行きでは、往復とも夜行寝台特急を利用しました。
行きは大阪発函館行きの日本海1号を、帰りは札幌発大阪行きのトワイライトエクスプレス号(右の写真は車中でのパンフレット表紙)に乗りました。
以前にもご紹介したことがあるのですが(こちら)、トワイライトエクスプレスは他の寝台特急とずいぶん雰囲気が違います。
他の特急は、有名な北斗星(上野−札幌間)などを含めて、実用性を優先させているのに対して、このトワイライトエクスプレスは、良く言えば旅行(≠旅)を楽しむようにできています。
で、ひねくれた言い方をすると、ちょっと成金趣味の列車なのです。A個室にでも入ろうものなら、次から次へと乗務員がやってきて、とても落ち着ける雰囲気ではありません。
お客もそれにふさわしく(?)、深夜になると、車中なのに宴会場のように盛り上がります。
まぁ、個室に入ってビールを飲みながら外を見ている分にはあまり被害はないのですが、バスガイドよろしく「右前方は有名な......」と、延々と続ける車掌のアナウンスだけは、放送を切ることができないので、ちょっと困りものです。
でも札幌発着の時間もちょうどいいし、トワイライトエクスプレスのB個室なら背も立つ−−普通のB個室は2階建てなので、天井が低く、ちゃんと立つことができない−−し、手頃な広さなので、6月に北海道大学で開催される学会には、またこれにしてみようかと思っています。
ところで、上のパンフレットの写真と、右の写真を比べてみると、同じ場所であることがわかります。
実はこの場所、センセイの家の近く、柏崎市内(鯨波−青海川間)の海岸なのです。
JR西日本・北海道が共同で運行しているのですが、写真撮影は実は、JR東日本管内で行われたというわけです。
なお、JR関連では、高齢者向けの「ジパング倶楽部」のポスター写真(こちら)もこのすぐそばで撮影されています。
もう一つオマケ。
映画やテレビドラマになった「高校教師」はこの写真の裏側に当たる「青海川(おうみがわ)」駅で撮影されています。
「海に最も近い駅」として知られていますが、冬場などは、日本海の強風が直接車内に吹き込むので、とても寒い場所です。明日から都内へ出張となります。そのため、明日はページを更新できないかもしれませんので、悪しからず。
というわけで、北海道滞在2日目。
今日も早起きをして、旭川行きの函館本線特急に乗り込みました。通勤列車を兼ねているらしく、朝早いのに満席になってしまいました。
北海道の数ある路線の中で、今回函館本線を選んだのは、完乗してみたいという理由に加えて、知人の何人かがこの沿線の出身だったり、滞在していたことがあるからなのです。
ストーカーの発想ではない−−決して誤解なきよう−−のですが、ホントに「どんな場所なんだろう」と思っていたのです。札幌近郊はもちろん大都会。でも夕張川を越えると、途端にいかにも北海道という感じの風景になります。
ずっと、ずっと白い平原を走り続けて、長いトンネルを抜けると、右手に石狩川の河原が広がりました。
この先に大都会、旭川があるはずなのですが、とてもそんな風には見えません。帰路は滝川から新十津川に抜け、札沼(さっしょう)線、通称学園都市線を完乗しました。
昨日のニセコ付近の函館本線といい、今日の札沼線といい、北海道の鉄道は大都市近郊線と偉大なローカル線が同居していて、一言で言い表すのは難しいですね。
でも、来ただけの甲斐がありました。時間もないので、これから夜行に乗って金沢へ帰ります。明日は朝から元気に平常営業です。
3月10日(水) 夜行寝台「カニ」特急 −−北海道からお送りしています−−
西村センセイ、現在、予定通りに北海道内にいます。
昨晩乗車した夜行寝台特急「日本海1号」は9時半頃に金沢を出発します。夜行にしては早いのですが、それでも少し間があるので、アパートで夕食を済ませてから乗車することにしました。
で、いつものスーパーへ行くとまたまた(こちら)茹でたズワイガニと視線が合ってしまいました。
「今日はこれから......」と考えたのですが、ふと気づいて、夕食のおかずとは別に、その茹でたカニを一パイ買って帰りました。
そうなのです、車中でおつまみにするためなのです。もちろん相部屋の寝台列車でカニを食べるわけにはいきませんが、今回はA個室−−やや広すぎるくらい−−なので、他人に余計な気を使う必要がない。
室内には、狭いながらも専用の洗面台があるので、手が汚れても平気です。というわけで、富山を過ぎたあたりから、満月を過ぎた月と、静かな日本海とを相手に、宴会に突入したのでした。
いろんな乗客がいるのだろうけれど、カニを丸ごと持ち込んだヤツはそうそういないだろうなぁー。(もちろんきちんときれいに片付けて、お掃除の人の迷惑にならないようにしましたよ。)
今日のオマケ。
個室寝台にはいろいろ乗りましたが、特にA個室は細かいところが異なります。
今回の個室は写真のようにベッドが起きるので、風景を眺めながら寝ることができます!!
まぁ、どれほど実用的かは疑問で、今回もベッドを起こしてみたら、誰かさんの古い浴衣が出てきました。
お掃除の人を含めて、誰も使っていないということですね。(もちろんセンセイも。)明日はもう一度北海道からお送りできると思います。それでは、また。
というわけで西村センセイ、勤務を終えた今晩から、1月下旬に行きそびれた(こちら)北海道へ行って来ます。
普通の表現なら3泊4日と表現すべき優雅な旅なのですが、実際は車中2泊なので、北海道には実質1日(1泊)しかいないという、かなりの強行軍です。
余裕がないので、今回はポイントを絞って、乗り損ねた函館本線を完乗して、旭川まで。
本当は様似(さまに。襟裳岬の近く)とか、行きたい場所はたくさんあるのですが、今回は仕方ない。北海道はやはり広いのです。
それでは、行ってきまーす!!
旅をしていて、途中下車。
早起きをしてお腹が空いていたので、駅前をフラフラしていると、「築地」の地名が。
当たり前のことなのだけど、築地は東京のものだけではなく、ましてやここは鰹の本場。
もしかして築地以上に築地なのかも。で、こちらが勝手に盛り上がって期待したお店は、しかし、空振り。
でもやっぱり、日本は広いと思う。
まだ知らない場所が、いーっぱいある。
この週末、西村センセイは新潟市内に出張していました。新潟大学で開かれた教養教育に関するシンポジウムに参加していたのです。
新潟大学はセンセイの母校でもあるのですが、何故か会場はメインの五十嵐キャンパスではなく、旭町(新潟市中心部)の医学部。
それも、有名な脳研究所の中で行われたので、ほとんど「ここはどこ?」という感じでした。学生の皆さんはあまり意識する機会はないかもしれませんが、社会が大きく変わっている中で、大学のありかたも激変しようとしています。
で、大学をもっと良くしたいと考える先生方−−知り合いも結構多かった−−が集まって、いろいろ議論しているのです。ところで西村センセイ、実は議論が好きではありません。
でも、議論しないでいるとどんどん自分の世界が狭くなってしまうので、今回は貴重な週末を使ってシンポジウムに参加したというわけです。
西村センセイ、今回は議論の口火を切って、そのお陰で(?)会は白熱することになったのでした。まぁ、がんばった自分を褒めてあげましょう。