2004年4月24日更新(2004年5月3日ページ移動。7月4日一部写真削除)
週末なので西村センセイは新潟の自宅にいます。
で、この機会に市内の飲食店「めしや」(こちら)<http://www.messiah.ne.jp>へ行ってみました。
ずっと以前にご紹介したことのある「めしや」(こちら)。
センセイがサイトに載せてから、柏崎市議でもある主宰者の方からメールを頂戴しています。ちょっと表現が難しいのですが、地元の食材を使った、自然食志向のお店とお考えください。
お店はセンセイの家のすぐ近くにあります。店内は昔の民家の材料を再使用したようで、昔の田舎屋といった感じです。
定食類を数点お願いしました。
でもお願いした栃尾の「あぶらげ」(こちら)は最後まで来なかったし、何よりもこのお店の看板商品である納豆──主宰者は納豆学会の会長!!──は品切れ。オイオイ。
どうも、商売以前、というレベルです。
それがなかったとして、肝心のお味は、というと、それぞれの素材にそれなりに気を使っていることはわかるのですが、全体としてはイマイチです。
どれもこれも中途半端なのです。味も、値段も、雰囲気も。先日新聞の折り込み広告を出したばかりなので、それなりにお客が入っていたのですが、再び行こう、という気にはなれません。
競争が厳しい都会だったら、すぐにうまく行かなくなるだろうなぁーという感じでした。
昨日はページを更新できず、申し訳ありませんでした。大学・高専全体の行事で夜遅くまで出かけていたのです。
今朝、二日酔い気味の頭で6時半に出勤すると、キャンパス内の木々の緑色に驚かされました。
つい先日までは、冬の茶色い色に少しだけ若葉が出た状態だったのですが、昨日の30℃近い高温と、昨晩から今朝までの雨とで、急に色づいたようです。
色の表現は難しいのですが、単純な緑色ではなく、若さ溢れる生命の色です。
見ているセンセイまで命を分けてもらえるような、そんな強烈な色でした。
(うまく撮影できるほどのテクニックはないので、今日は写真がありません。悪しからず)
4月21日(水) 自作 vs 100円ショップ ──その後の書類棚──先日お伝えした(こちら)研究室の書類棚の件、結局、いろいろなものを早く整理したかったので、ご覧のように100円ショップで積み重ね式の棚を20個ほど買って決着をつけました。
自分で作ったものも、ちゃんと下段奥(右手)に納めてあります。お店で品定めをしている時はわからなかったのですが、こうやって収めてみると、棚の間隔がなかなか自分が意図したようにはなりません。
ちょっと空きすぎているのです。ビニールケースか何かに入れて、二、三種類を一つの棚に収めれば問題は解決するのですが、やはりこういう点は、自由が利く自作の方が便利ですね。
週末に妻の実家へ行った際、知り合いから自家製の納豆を頂戴しました。
実を言うと、西村センセイの実家ではもともと、納豆を食べる習慣がなく、結婚後もあまり積極的に食べるわけではありません。
納豆には申し訳ないのですが、余り良い印象は持っていないのです。
で、反省の意味も込めて、時々食べるパック入りの納豆と自家製の納豆が、どう違うのか興味があったのです。頂戴したその納豆、写真のように藁にくるまれています。
この藁の中に納豆菌がいるわけです。手前の椅子と比較していただきたいのですが、長さは50cm位もあります。
恐る恐る(?)藁を解いていくと、おぉ、納豆が出てきました!!
パック入りのものと違って、豆の周囲は比較的固く、納豆と言うより豆そのものです。
周囲には豆そのまんまの部分もあります。きれいに藁から外し、少しかき回してみましたが、市販品と違ってあまり糸を引きません。
いよいよ試食。
醤油も何もつけずに頂いたのですが、とても素朴な豆の味で、昔、豆腐屋さんだった隣家が作った豆腐の味を思い出しました。
昔の人はこういう素朴な、しかし奥の深い味をあじわっていたんですねぇー。
でもそうすると、あのパック入りの「納豆」は何者なんだろう?
西村センセイ、この週末も仕事のやりくりをつけて新潟にいたのですが、日曜日は西蒲原郡潟東村にいました。妻の実家があるのです。
実家に出入りするようになってからしばしば「テラオコウ」という言葉を耳にしました。
最初は何だか良くわからなかったのですが、だんだん、この地域の人々にとって、とても楽しみな春の行事であることがわかってきました。
その日曜日、「テラオコウ」こと寺御講がありました。
元々は地域の中心にあるお寺の春の行事で、春祭りの要素を兼ねているようです。
地域にとってはとても重要な行事で、全国に散ったこの地域の出身者が「寺御講だから」帰省し、それを家族はごちそうで迎えたのだそうです。
11歳になった娘はその話を聞かされてされていたので寺御講を楽しみにしていたのですが......あれ、主役であるはずのお寺の前には、ぱらぱらとお店はあるものの、オトナも子供も姿はほとんど見られません。
地域の人に話を聞いてみると、お寺に一時、後継者が不在だったのと、そもそも地域住民、特に若い人の行動パターンが大きく変化して、この地域の行事は急速に衰退しているのだそうです。
この地域は来年には新潟市に吸収合併されるのですが、村がなくなるだけでなく、人々のよりどころもなくなりつつあるようです。
4月18日(日) 西村センセイ、新しいラーメン屋さんで、長持ちする夫婦について考えるセンセイの自宅のある柏崎市に新しいラーメン屋さんができて、それがずいぶん評判であると聞きました。
何回かご紹介しているように、センセイも歳らしく、このごろはあまりラーメンを食べたいと思わなくなってきた──実際、回数は激減している──のですが、「休日には並んで待っている」という話を聞くと、ついつい興味をそそられます。で先日、(株)ブルボン本社そばの、そのお店の前を通る機会があったので、寄ってみました。
お店は小ぶりで、カウンター席が15席ほど。
まだお昼には早い時間だったのですが、それも店内には大学生が数人。
皆、ラーメンの雑誌を見ています。どうやらそのテの雑誌に紹介されているようです。どんな品揃えがあるかわからなかったので、ごく普通のラーメンをお願いしたのですが、「お待たせ!!」という元気のいい言葉とともに出てきたのは、流行りのこってりトンコツ醤油系。
さて肝心のお味の方なのですが、麺は麺で、またスープはスープで美味しい──油がちょっとキツイ──と思うのですが、全体としては何だかバラバラな感じがします。
同じコッテリ系でも、三条市(新潟県)や新潟市を中心とした「地についた」味ではなく、ちょっと浮ついた表面的な味なのです。センセイだけがそう考えるのかもしれませんが、最近のお店って、目先ばかりを追って、なかなか長持ちしないものが多いように思います。
昔、飲食店は固定客がつくようになると潰れない、という話を聞いたことがあります。
でも最近の飲食店はラーメンに限らず、話題や流行に追い回されて、すぐに飽きてしまうことが多いように思われます。金沢工大の周りのお店を見ていても、そう思うのです。
もちろん、そういうビジネスモデルにもとづいて、投資を短期で回収するつもりなら、それはそれでかまわないのですが。で、西村センセイ、そのラーメンを食べながら、ビジンであるとかいった表面だけなら夫婦──籍にはこだわりませんが──は長持ちしないよなぁー、と、関係あるようなないようなことを考えていたのでした。
毎日のように通えるかどうかが境目ですね。