2004年5月15日更新(2004年5月24日ページ移動。7月4日一部写真削除)
■5月15日(土) ";"(セミコロン)一つのおかげで... ──西村センセイ、サイトの更新に手間取る──
お気づきのように、サイトの体裁をかなり変えています。
もしかすると、あなたがご覧の画面では古い図と、新しい図が混在しているかもしれません。その場合はブラウザの「更新」ボタンを押してください。新しい画面になるはずです。
昨晩このページをご覧いただいた方は、トップのページが変わっていないので、よそのページへ行かれた方もいらっしゃるではないでしょうか。
でも本当は、このニュースその他のページは、不完全ながら更新されていたのです。実際、ご覧いただいた方もいらっしゃると思います。実は昨晩、サイトの更新中に技術的なトラブルが発生し、ファイルの一部が更新できなくなったのです。
いつもなら原因解明の手がかりとなるログ(記録)も、アップロードできない旨が記されているだけ。
トラブルが発生してから数時間を費やしたのですが原因不明。
初期設定ファイルを書き換えたり、数台のMac、それもいつものPageMillに加えてGoliveというソフトでアップロードを試みたりしたのですが......同じ場所で更新を中断されてしまいます。もしかるすとMacそのものの問題──だとすると致命的──かもしれないのですが、ビールの酔いもあって、2時頃に諦めて寝てしまいました。
今朝早起きをして、素面(しらふ)の頭で改めてファイルを点検していると、おぉ、計1,050個のファイル中、作り損ねの画像ファイルが一つ紛れていて、その末尾に";"(セミコロン)がくっついています。
そうなのです。たったこれだけでUNIXは理解不能になってサイト更新を中断してしまったのです。で、そのファイルを捨てて、改めて更新すると、やったぁー!! 何の問題もなかったかのようにサイトを更新しています。
たった一つの";"のおかげで、数時間を無駄にしてしまった西村センセイなのでした。まぁ、酔っぱらって作業する方が悪いのですけどね。
■5月14日(金) パ、PowerBookの中に、招かざる客が!!
雨がちの日が続いています。今日も、予報のようにきれいには晴れませんでしたね。
こういう日は、日中、研究室の窓を開けておくのですが、すると、時々変なお客さんが窓から入ってきます。
ふと気づくと、机の上、扉を閉めて置かれたPowerBook G4の上を小型のゴ○○○のような虫が!! ゲッ!!
今、下手に捕まえるとPowerBookを汚してしまいます。
で、少し待っていると、裏のコネクターの方へ行きました。
少し離れたので、ティッシュで捕まえようとすると、おぉ、ゴ○○○の方が機敏。捕まえ損ねてしまいました。
ゴ○○○も命がけ。配線類の陰をフルスピードで逃げ回ります。
今度こそ、と手を伸ばしたその瞬間、何とゴ○○○はPowerBook中央部の吸気口(写真中央)からPowerBookの中へ逃げ込んでしまいましたぁ!! え"ーっ!! そんなぁー。
ここで下手に行動すると、とんでもないことになるので、じっとそのまま我慢していると、30秒ぐらいで出てきました。強烈な電磁波が飛び交っていたからでしょうか。
その場ではまたしても捕まえ損ねたのですが、約1時間後、ボーッと(?)歩いていたところを拘束しました。
あんな所にも入るんだなあー。やっぱり窓はできるだけ閉めておくようにしよう。
センセイはこのごろ、大学でこのサイト(こちら)<http://weather.asahi.com/radar/tokai.html>を見る機会が増えています。天気予報のサイトです。
特にここは、中部地方のレーダーの様子を10分おきに更新するので、とても重宝しています。
今年1月末の大雪の時(こちら)には、このレーダー画面上、小松から金沢にかけてずっと雨雲が停滞していました。
自動車で通勤しているのなら、天気はあまり関係ないのですが、センセイのように──そして学生の皆さんのように──自転車や徒歩だと、今日のような雨は大問題なのです。
夕方、仕事に一区切りついたので帰ろうかと思ったのですが、雨が激しくなってきました。
さっそくレーダーを見ると、確かに雨雲が金沢にかかり始めていました。幸い、西村センセイは天気図が読める──最近は小5の娘に読み方を教えている──ので、天気図には載っていない寒気でもない限り、これからどうなるか大体わかります。
どうせアパートに戻っても夜まで仕事なので、2時間ほど研究室で仕事を続けてから帰途につきました。
予想通りに、そしてレーダーが知らせる通りに、雨はほとんどやんでいます。とは言っても、レーダーには細かい気流の乱れは映りません。で、途中、ちょっと雨が降ってきました。
こういう場合は、自説に拘泥(こうでい)せず、夕ご飯の仕入れも兼ねて、スーパー・マルエーで雨宿り。一般の人には天気図しか手に入らなかった昔に比べれば、確かに便利になったなぁーと思いますね。
■5月12日(水) 危なかった国、危なくなった国 ──自動販売機考──
大学からの帰りに、いつものようにスーパーに立ち寄りました。
自転車を止めようと思って......アレッ?
新しくなった自動販売機の扉に、太い腕のようなものがついています。
一瞬、何だか理解できなかったのですが、防犯用のロックです。
随分頑丈な錠がついています。鍵の部分を壊して、中の現金を奪うことができないようにしているんですね。戸外の自動販売機は、日本の治安の良さの象徴だったのですが......。
アメリカへ行った時、建物の中にではありますが、現金自動引き出し機が設置されていました。
昔なら考えられなかったことです。いつの間にか、身の回りが物騒になってきたなと感じます。お上から末端まで、いろいろ荒(すさ)んでしまっています。
でも、大切なものは見失いたくないですね。
■5月11日(火) 他山の石 ──そして、本当に倒産してしまった!!──
いや、倒産したといっても、昨日のパン屋さん(こちら)のことではありません。ご安心を。
珍しく家人から大学に連絡がありました。それもやや興奮気味。
何事かと思ったら、8年前にセンセイの自宅を建てた業者(こちら。ただしいつまでリンクが生きているかはわかりません)が倒産してしまったらしい、というのです。
どうりで、メンテナンスをお願いしようとして連絡を取っても、通じないわけだ。センセイは8年前に新潟県柏崎市に自宅を新築したのですが、先祖代々お世話になっている──親戚筋でもある──ことと、当時、高気密・高断熱の「FP工法」を採用していたため、この業者に建築をお願いしました。
センセイの自宅はホントに良く造られていて、不満はほとんどまったくありません。
FP工法(こちら)も効果的で、普通の家の1.5倍以上の建築費がかかりましたが、快適さとメンテナンス経費(主に冷暖房)を考えれば、確実に数年で元は取れます。この業者は6代続いた名家で、200年以上の歴史があります。一般の住宅だけでなく、神社仏閣なども多数建築した高い技術力と、そして高い信用を誇っていました。
もう高齢になった社長の周囲には腕の良い職人さんが集まり、優れた技術者集団を形成していました。
社長本人の弁によると、社長も、そして職人さんもほとんどが婿。婿さんはよぉーく働くのだそうです。ふ〜ん。
で、その社長夫婦が授かったのが、その後専務となる長男。
ところがこの専務が問題児で、大学の建築学科を卒業して戻ってくると、会社が置かれた環境を考えずに事業をどんどん拡大してしまったのです。
それにそもそも仕事が雑。
仕事全体が雑で、センセイが家を建てた時も本当にハラハラしました。何度事務所へ足を運んで、その場でPowerBookを開き、「一軒落着」というソフトで図面を描いて問題を解決した(こちらもご参照)ことか。
もう一つの問題が、職人さんを理解していないこと。
専務は主に営業を担当していた──それ自体は問題ではない──のですが、視野が狭く、会社全体のこと、特に職人さんのことをあまり考えていませんでした。
社長夫婦も、ちょうど世代交代の時期だったということもあり、長男(専務)にはあまり厳しいことを言わなかったようです。そしてだんだん会社は左前になっていき、職人さんも去り、「危ないなぁー」と思っていたのですが......。う〜ん。困った。メンテナンスの業者を捜さなくては。社長、どうしたかなぁー。
え"っ? それが金沢工大生の私に何の関係があるんだって?
実はその専務、皆さんの先輩なのです。はい。
センセイの自宅のある柏崎市に、新しいパン屋さんがオープンしました。
新聞チラシで知った家人が行きたいというので、何度か車や自転車で向かったのですが、信じられないことに、営業時間や定休日が変更......。
商売する気、あるんだろうか。
これもうダメだったらご縁がなかったということで、この週末に行ってみると、今度こそ大丈夫。
お店の周りに違法駐車するほどの繁盛です。やれやれ。これならば、と期待してお店に入ると......パンがない!!
存在しないわけではないのですが、まずオーソドックスなパンが全然ありません。
しかもパンの紹介カードもなくて、何が何だかわからないし、同じバンだけがゴチャゴチャ並んでいて、なかなか買う気にはなりません。一番困ったのが会計で、10人くらい並んでいるのに、全然進まない。何人か店員がいるのに、レジを手伝うという発想はないらしい。お客さんもいらついています。
その一方でどんどん同じパンだけが焼き上がってきて、店員はそれを並べるのに夢中です。要するに、お店全体を仕切っている人がいないのです。
センセイは諦めて、先にお店を出て10分くらい車の中で待っていました。
帰宅後、さっそくパンを頂戴したのですが......美味しくない。ベトベト、ネトネトした感じで、あの、おいし〜い味──たとえばこちら──がしないのです。
開店したばかりなので、今は新しいお客さんをつかむことができます。でも、ここでお客さんを満足させられないと......大丈夫かなぁー。
この週末、西村センセイの実家では、春の最大のイベント、田植えが行われました。
センセイの実家は農家です(父親は公務員もやってましたけど)。
中山間地ではありますが、そこの庄屋の末裔──センセイはその10代目──なので、田圃と畑、そしてやたら広い山林を持っています。
でも、実際に田圃を耕作している両親がかなりの高齢になったので、耕作面積をどんどん減らしています。
農作業は重労働なのです。ホントに。本当は昨年で田圃はやめようか、という話になっていたのですが、春になったら欲が出て、最後の田圃1枚だけを耕作することになりました。
で、病欠の父を除いて、一家3代総出で田植えをしました。
センセイの家では、苗を手で植え、手で刈り、「ハサ」というもので天日乾燥します。
とっても美味しいんですよぉ。当日は天気も良く、ウグイスがあちこちで競うように鳴く中での作業となりました。
正直なところ、うるさいくらいのウグイスの大合唱でしたが、考えてみれば、都会の人には味わえない経験なんですね。
みんなが頑張ったので、田植えは夕方までには終了。
今回は主力のコシヒカリを植えたのですが、後でモチを植えるだけです。で、今日は弟一家とそのご両親、そしてその親戚の、あわせて11名で山菜採りに出かけました。
そんなに歩かなかったのですが、ゼンマイ、蕗(ふき)、水菜(みずな)などを、大きな大きな袋にいくつもいくつも採ることができました。本当はピクニックよろしく、そのまま戸外で昼食を取る予定だったのですが、雨が降り始めてしまったので、実家に戻って、真っ昼間から大宴会になってしまいました。
まぁ、収穫祭、というわけです。最後は裏山で筍(たけのこ)掘り。
ここのところ良い天気だったのに、今日もたくさん筍が出ていて、20本くらいも掘りました。センセイも久しぶりに何本か掘ったんですよ。
都会育ちの人にはなかなか理解してもらえない田舎の生活ですが、歳を取ったせいか、こういう生活もいいもんだなあーなどと思うようになってきたのでした。