2004年7月31日更新(2004年8月8日ページ移動。9月6日写真削除)

──2004年7月第5週──

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7月31日(土) 月は東に、花火は西に...。 ――金沢工大で学会が開かれています――

 金沢工大の学生さんを含めて、世の中は夏休み......のはず。なのに、西村センセイ、何だかとっても忙しい。

 という訳でl、昨日はこのページを更新できませんでした。申し訳ない。
 ネタをたくさん仕入れた――それくらい忙しかった――のですが、サイトを更新する前に力尽きてしまいました。すみません。

 その理由の一つが、昨日から金沢工業大学を会場として開かれている学会(日本工学教育協会)。
 今日(31日)は西村センセイを含めて、関係者の講演発表が続く日なのです。

 でも心配するほどのことではなく、講演は、関係者が驚くほどの盛り上がりで、本当にびっくりしました。

 正直に白状すると、実は西村センセイ、聴衆の迫力に圧倒されそうになったくらいなののですが、何とか持ちこたえました。
 それくらい、反応はすごかったですよ。学生さんにもぜひ経験してもらいたいなぁー。
 講演と激しい議論の後は懇親会。金沢駅前のホテルに舞台を移して、いろんな人とお話をしました。(残念ながらデジカメをクロークに預かってもらったので、写真はありません。)

 で、懇親会場に移動するバスの中で気づいたのですが、今日は浴衣(ゆかた)姿の若い女性が多い。

 何でだろな、と思っていたのですが、懇親が終わり、会場を出てから、初めてその理由が分かりました。正確な場所はわかりませんが、今日は金沢市で花火を打ち上げているようです。

 金沢駅付近からセンセイのアパートへ移動するためにはバスが便利なのですが、乗車している間中、大きな花火の「ドーン、ドーン」という低い音と、スターマインの「パチパチパチッ」という音が車内に響き渡ります。

 で、あまりのうるささに、バス停を降りて、イライラしながら花火の方向を写したのが右の写真(右下)。

 ふと気づくと、反対側、東の低い空に満月(天文学では「望」)がかかっています。青く澄み渡った空を、しかし夏なので、低い位置に、でん、と居座っています。
 手が届きそうなほど――としか表現できない――近く、そしてなぜか暑苦しく感じます。(その理由を知りたい方はセンセイ宛にメールをお送りください。)

 一仕事を終えた、という安堵感と、花火と、そして美しい満月に囲まれた西村センセイ、なぜかとても満ち足りた印象を覚えたのでした。(宿題は全然片づいていないのですけどね。) 合掌

 明日はまた、朝早くから仕事をすることにしましょう。


7月29日(木) 武満徹全集が完結しました

 大学内の売店にお願いしていた武満徹全集の最終巻が届きました。

 若い方はご存じない方も多いと思いますが、武満徹は第二次世界大戦後の日本を代表する現代音楽の作曲家でした(1996年没)。

 と言うか、有名であろうがなかろうが、ある個人にとっては本質的なことではなく、その人が武満に価値を見いだすか、影響を受けるかが問題です。

 センセイが初めて武満に接したのは中学生の時。
 たまたま耳にした「水の曲」という水滴の音だけで作った音楽が最初です。(こちらもご参照。)

 そのご大学生になってから再び邂逅し、それからは意識して「弦楽のためのレクイエム」や「地平線のドーリア」などを繰り返し聴きました。

 小学館が1年半をかけて出版し武満徹全集は全5巻(+全巻予約者には特典1枚)、CDで57枚。金額にすると12万円ほどになりましたが、センセイにとってはお金の問題ではありませんでした。

 最終巻が届き、再び「水の曲」を静かに何回か聴きました。

 彼と同じ年齢の時に、自分はどれだけの仕事をしているのだろうか、と考えることがあります。どうも才能の差や時代の違いだけではないようです。



7月28日(水) これなら絶対起きられそう!! ──JR東日本の「おこし太郎」──

 来月の初めに、大学の用で北海道へ出張します。今年3回目の北海道です。

 で、先日、そのためにJR東日本(こちら)のチケット予約システム「えきねっと」を利用しようとして、公式サイトから面白いものを見つけました。
 以下、ご紹介する写真はすべてJR東日本のサイト(こちら)からの引用です。

 見つけたのはJR東日本の乗務員宿泊施設で実際に使用されている「強力目覚まし時計『自動起床装置』」。(右の写真)

 鉄道の乗務員は、とんでもなく早い時間に起きなければならないことがあるので、目覚まし時計は不可欠です。

 でも鉄道員とて生身の人間。
 普通の時計では起きられないこともあるそうで、で、この自動起床装置の出動と相成ったわけです。

 以前から話には聞いていたのですが、写真を見るのは初めてです。
 しかも何と、今回この装置を約10万円で一般に販売するというのです!! おぉ。

 装置は、空気袋、ポンプ、制御装置の3点からなっています。このうち制御装置(タイマー)のみは今回民生用に製作したものだそうですが、その他はJRで実際に使用しているものそのものだそうな。

 使用方法は簡単。

 敷布団の腰の下あたりに空気袋を置きます。時間になるとポンプから空気が送られ、袋は右の写真のように膨らみます。
 それもいきなり膨らむのではなく、約7秒間隔で膨張と収縮を繰り返し、しかも徐々にふくらみが大きくなるという手の込みよう!!

 で、最後は右の写真のようにお腹を下から持ち上げられるので、とても寝てはいられません(たぶん)。

 上記サイト(こちら)では実際の動作を映像で見ることができます!!

 こんなもの──でもとても良くできている──まで売り出すとは、JR民営化のなせる技なんでしょうねぇ。

※ ご紹介したサイト(こちら)はアクセスが集中しており、開けない場合があります。その場合はしばらく待ってから再度アクセスしてみてください。それくらい注目されているということでしょうか。



7月27日(火) スーパー vs 消費者、その後

 集中講義やら私用やらで、このところ西村センセイはちょっとバテ気味。帰りが遅いので、夕食もありあわせのものばかりになりがちです。

 で、これではいけないと思った西村センセイ、今日は仕事を途中で放り投げて、少しアパートでゆっくりすることにしました。

 とは言っても、晩御飯がないので、先日ご紹介したスーパー(こちら)へ。
 販売戦略の方針転換の結果はどうなったのでしょう。あれ以来、夕方の時間帯には行けなかったのです。

 販売店は不良在庫――つまり「売れ残り」――を嫌います。経費ばかりかかって売り上げにならず、まるまる損になるからです。

 で、普通のスーパーは夕方などの特定の時間にこまめにシールを貼って少しずつ値下げします。いきなり大幅に下げると利益が減りますからね。

 でもこの作業、人件費とのバランスも大切。
 で、問題のスーパーはザバッと値段を下げて、不良在庫にならないようにしていたわけです。

 いよいよスーパーに到着。

 今晩はお刺身にしようかと思ったのですが、ご覧のように商品が大量に残っています。センセイも諦めました。

 品定めをする間、チラチラ見ていたのですが、以前より、手に取ってからまた棚に戻す人がずっと増えています。
 お店は実質的に客を減らしているのかもしれません。実は、センセイ自身も他のスーパーへも行く機会が増えています。

 消費者とスーパーの駆け引き、続きはまたの機会に(本当にあるのかな?)



7月26日(月) がんばれ、吉野家!!

 ぎおん柏崎祭り期間中のこと。

 昼の行事と夜の行事の間に、微妙に時間があきました。しかも夜の行事は遅くまで続くので、その間に軽い夕食(?)を取らなければならない......。
 センセイ一人なら何とでもなるのですが、問題は小5の娘。さて、どうしよう。

 娘と相談すると、牛丼屋はどうだろうか、ということになりました。
 センセイの家族は牛丼屋とほとんどまったくご縁がないのですが、センセイの自宅のすぐそばに、吉野家が、そしてちょっと離れて松屋とすき屋があります。

 で、娘の希望ですき屋に決定!! ご存知の通り牛丼はありませんが、お店がどうなっているのか興味津々で出かけました。

 お店に着くと、昼食には遅い時間なのに、それなりにお客が入っています。センセイが牛丼屋の前を通るのは週末だけなのですが、いつもこんな調子です。

 肝心のメニューはと言うと、ごちゃごちゃしていて良く分かりませんが、丼ものやカレー類がそれなりに並んでいるので、まぁ、楽しむことができます。
 結局、センセイらはカレーとその小盛を頼んだのですが、味の方もそこそこです。正直なところカレーのココイチ(CoCo壱番屋)より美味しいと思いました。

 で、満足して自宅に戻ろうとすると、必ず吉野家の前を通るのですが......こちらの駐車場はガラガラ。
 いつお店の前を通っても、例の牛丼中止以降、ずっと同じです。

 一時は新しいビジネスモデルの旗手として騒がれた吉野屋ですが、柔軟性を軽視した結果、広い意味でのリスク管理に失敗したというわけですね。

 でも、吉野家にもがんばってもらいたいものです(たぶんセンセイが行くことはあまりないだろうけれど)。


7月25日(日) 夏本番。ぎおん柏崎祭りが開かれています

 新潟県は、梅雨明けと水害――新潟県、梅雨末期の局地的集中豪雨は、実はよくあることなのです――と終業式と夏の空が、一気にやってきました。

 センセイが住む柏崎地域の人間にとってもう一つやってきたもの、それは「ぎおん柏崎祭」という夏祭りです。

 柏崎市内や近隣地域でも水害の被害は出ており、復旧作業が続けられているのですが、被害に遭わなかった多くの人はぎおん祭で頭がいっぱいです。

 祭は数日続きます。

 子供たちのマーチングに始まって、港まつり、民謡流し、たる仁和賀(にわか)、そして水中大スターマインが有名な大花火大会。
 センセイは金沢へ戻ってしまうので、そのすべてに参加することはできませんが、地域が大きな役割を果たすいくつかの行事には参加しました。

 たとえば、たる仁和賀。

 最近は都会からやってきた一糸乱れぬ、しかしどことなくプラスチックの匂いの漂うヨサコイのようなグループが増えていますが、センセイの町内会長曰く、「私たちの主役は子供です」とのこと。
 で、センセイの町内は、昔ながらの山車
(だし)を引いての参加となりました。

 いろいろご意見はあるかと思いますが、センセイはこういう背伸びしない、シブイやり方も好きなんですよね。

 さて、皆さんはどうでしょう?

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