2005年2月12日更新(2005年2月21日ページ移動。2011年5月4日一部写真削除)

──2005年2月第2週──

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2月12日(土) 幹線国道が渋滞する理由 ──恐るべし、吉野屋の牛丼人気──

 昨日のこと。お昼前に車で出ようとして、何故か渋滞に出くわしました。自宅近くを幹線国道が走っているのですが、そこで車が止まっていて、国道に入られないのです。

 しばらく待って国道に出て、やっと渋滞の原因がわかりました。牛丼の吉野屋です!!

 国道沿いに吉野屋があるのですが、そこへ入ろうとする車が何台も並んでいて、一方、国道は狭くなっているので、後ろの車が通り抜けられなくなっているのです。
 吉野屋の駐車場はすでに満車で、車は待たないと入れない......。

 よく見ると、写真のようにお店の外に行列ができています。店内はお客で一杯の様子。

 ナシテ?! ここのところずっとガラガラだったのに......。

 もうご存じと思いますが、吉野屋は牛肉の国内在庫をかき集めて、昨日だけ、牛丼を売り出しました。
 センセイは全然知らなかったのですが、助手席の娘は知っていたので、事前にかなり広報されていたのでしょう。

 センセイ個人は牛丼を食べる習慣はないのですが、これを見ていて、寒い空──零下2℃ですよ!!──の下、どんなに並んででも牛丼を得ようとするお客さんの姿に、牛丼への思い入れを感じました。

 ホント、怖いほどでした。はい。



2月11日(金) クリエイティブ系、後ろ向き派 ──DVD化は奥が深い──

 何回かお伝えしていますが、センセイは過去に撮りためた映像素材のDVD化を急いでいます。

 単純にDVDレコーダーに移すだけなら簡単なのですが、素材やDVDの特質を生かしながらちゃんとしたものを作るのは、実はとても難しいことがわかりました。
 それ以外の技術的な問題も続発していて、現在のところ、成功率はたぶん2/3くらいにとどまると思います。残念ながら。

 これらの問題については、後でまとめてご紹介したい──いったい、いつになることやら──と思いますが、今日はDVD化を急ぐ言い訳を少しだけ。

 センセイの講義を受けられた方はお気づきだと思いますが、センセイの講義では映像素材を多用します。それも、単にご覧いただくのではなくて、加工(編集)済の短い素材を講義に挿入するような形で使用します。
 もちろんこれらに加えて、娘の成長記録など、私的なものもたくさんあります。

 これらの映像素材は1982年頃からいろいろ撮りためたものなのですが、その媒体は、βテープ、VHSテープ、8mmテープ、DVテープ(普通のビデオカメラで用いる「スモール」に加えて、「スタンダード」もある)などです。さらにはそれらの派生フォーマットもあります。

 このうち、VHSのデッキはまだ多数存在していますから問題ないのですが、それ以外は、次々と生産を完了しており、いつ再生できなくなっても不思議ではありません。

 センセイの場合は、βと8mmテープは特にDVD化が急がれます。前者は最初の10年くらいメインに使っていましたし、後者は成長記録や放送番組の録画にも使っていたのです。

 ご存じない方もいらっしゃるのではないかと思いますが、VHSやDVを含めてビデオデッキは、ヘッドが摩耗してちゃんと再生できなくなります。もちろんそれ以外の不具合も起こります。
 もう数年するとあちこちの家庭で、子供の結婚式にあわせて成長記録を観ようとして、「ちゃんと映らない」などという場面が多発すると思います。
 海外ではまだ古いフォーマットが通用するので、国内メーカーはそのための製品も生産しており、知識があれば何とかなるでしょうが、普通のユーザーには困ったことになるんだろうなぁー。

 こんなわけで西村センセイ、必要な機材をどんどん新潟から金沢へ移動させました。
 こちらなどでもご紹介しましたが、物理的な存在時間は金沢の方がずっと長いですからね。

 中には右の写真中央部の、小型8mmデッキ──一般にはほとんど知られていない──もあります。

 教材作成用に引っ張り出したのですが、ソニーの最後の機種だけあってデジタル化が進んでおり、カセットのサイズからは想像できない映像の良さがありました。
 あ、残念ながらこの製品はもう販売しておりません。

 こういう作業はしながら、でもよく考えてみると、人生の2/3を過ぎたと思われる西村センセイ、過去の遺産の整理モードに入っているんだなぁーなどと考えてしまうのでした。

 何かを創るのは好きなんだけど、基本的な向きが、ちょっと違うんだなぁー。

 ......前からそうだったのかもしれないけど。



2月10日(木) 西村センセイ、自転車の鍵をなくす

 雪がたくさん降っているということもあって、西村センセイ、このところずっと電車で新潟―金沢間を移動しています。従って、大学へはアパートから自転車か徒歩で出勤することになります。

 先日のこと。

 例の風邪で、センセイにはめずらしく遅く大学に出勤して、いつもの駐輪場の決まった場所に自転車を止め、鍵を掛けようとして......鍵がない!!

 鍵といっても、自転車本体についている鍵――センセイのは数字式――ではなくって、念のために柱などに縛っておくためのロープ式の鍵なのですが、それが籠の中にない!!
 アパートの駐輪場ではこの鍵を使わないので、最後に自転車に乗った昨日から今日の大学までのどこかでなくしたことになります。

 この間のことをできるだけ順序立てて思い出してみます。

 昨日は、いつもと違う場所に止めた自転車の鍵――だからあの時は存在した――を外して、ふだんはあまり行かないスーパーに立ち寄ってから帰宅しました。
 だから、なくしたのはたぶん、スーパーかアパートということになります(路上を除く)。

 自転車の鍵だからそんなにたいしたものじゃないのだけれど、でもなくしたということが妙に引っかかって、何だか変な気分です。

 というわけで仕事を早めに切り上げ、まずは一番可能性が高いスーパーへ。そういえば自転車を止めたとき、隣にアヤシイお兄ちゃんがいたっけ......。
 されど鍵はどこにもありません。あのお兄ちゃんに捨てられてしまったのかなぁー。

 次の可能性はアパート。しかしここも、シロ。自転車の籠の中に時々ゴミを入れられたりするので、悪戯されたのかなぁー。

 どうやら諦めるしかなさそうです。

 でもやはり鍵は必要なので、その日のうちに近くのホームセンターへ行き、買い直しました。もっと適当なものを探したのですが、結局同じものに落ち着きました。
 ワンパターンではありますが、やはり便利なのです。

 で、残念ながらこれで一件落着......のはずが、

え"っ!?

 翌朝早く、まだ誰も来ていない大学の駐輪場に自転車を止めようとして、ふと隣を見ると、なくしたはずの鍵が地面に落ちています!! ナシテ?

 要するに、いつもと違う場所に自転車を止めた西村センセイ、その日は荷物が多かったということもあって、外したロープ式の鍵をその場所に落としてしまったのです。

 次の日も鍵はそこに残っていたのだけれど、すでにたくさんの自転車が止められていたので、西村センセイは落ちていた鍵に気づかなかったのです。

 スーパーやアパートにあるはずもなく、ましてや「アヤシイお兄ちゃん」はセンセイの勝手な妄想(?)が作り上げた思い込みだったというわけです。

 疑ってしまった皆様、本当にゴメンナサイ。(ペコリ)



2月9日(水) 焼きラーメン(とんこつ味)なるものを食べてみました

 今日の午前中はお昼までアドヴァイジー学生との面接で、最後が終わったのは12時半ころ。やはりお昼を食べておく必要があるのですが、まだキャンパス外に出るだけの体力は回復していません。

 というわけで、午後の講義で学生が教室に入るころを見計らって学食へ行ってみました。男子学生向けにやたら量の多い「ヴァルカン」じゃなくって、隣の「セレス」です。こちらならある程度、量を選べます。

 もう品切ればかりだったのですが、その中に、「焼きラーメン(トンコツ味)」という初めて見るメニューがあったので、それをお願いしました。
 焼き「ラーメン」と言うからには、焼きそばとソースだけが違っていたら悲しいなとか、よこしまな興味が主たる理由。
 説明の写真は小さいので、どんなものか良くわかりません。

 どう調理するんだろうと思ってみていると、オバさん何と、保温機に皿ごと収まっていたものを取り出し、やたら大きな海苔をのせて、「ハイ、どうぞ」。
 う〜ん、さすがにちょっと安易かな。

 本体は300円なのですが、スープと、このところ不足していた野菜サラダを選ぶと他のメニューと同じ値段です。

 それでは、お味。

 これが微妙で、まず鼻につくのは湿気を吸った海苔のにおい。

 その向こうにある「焼きラーメン」は不思議な味で、確かに薄いスープのような、いくつもの要素がからまった味。やわらかな麺がそれを十分には吸っています。
 不味
(まず)くはないのだけれど、もう一度食べたいかと訊かれたら、ちょっと微妙......。

 さて、今回の要は、多少なりとも油っぽいものを食べられるようになったこと。昨日までだった絶対に受け付けなかったし、そもそも選ぼうともしなかったでしょう。

 というわけで、お騒がせしましたが西村センセイ、ほぼ完全に復活しました。はい。



2月8日(火) バイキンマンは2勝2敗 ──新潟県中越地震の記憶──

 新潟の自宅に戻っていて、書斎の作り付けの書棚(こちら)の上の方から本を取ろうとしました。

 目的の場所の隣には、ほぼ創刊号以来のMacFanが収められているのですが、その前に置いてあった、娘が小さい時に集めたバイキンマン──センセイはバイキンマンがお気に入り──のオモチャがいくつか倒れていました。

 もちろん昨年の新潟県中越地震の際に倒れたものです。立っているものの、もとの位置からかなりずれています。
 たぶん本震や余震の時には、かなり飛び跳ねたのでしょう。

 新潟は雪が積もっていることもあって、一見しただけでは地震の被害がわかりにくくなっています。

 でもちょっとしたところに、そして心の中ではもっとひどく、その足跡を残しています。



2月7日(月) 西村センセイは変温動物?! 

 大学は冬学期の終わりなので、講義を休むわけにはいきません。場合によっては誰か別な人にお願いすることも可能なのですが、月曜日の授業と、今日予定されていた面接は、センセイでないとダメなのです。

 というわけで、大学に出勤したのですが、まるで雲の上を歩いているような感じで体がついていかないし、考えもまとまりません。今日は最終回の講義で、きちんとまとめたかったのですが......受講生の皆さん、ちょっとゴメンナサイ。

 それでも同級生の医者にもらった薬は良く効きました。

 あれだけあった熱が、翌、日曜日の昼には36.5℃まで下がりました。体温だけなら平熱です。

 金沢のアパートには体温計がなく、何故か大学の研究室には置いてあるので、今朝出勤した際に測ってみたら、何と、

35.5℃!!

 ......西村センセイ、実は変温動物だったらしい。

 というわけで、すみませんがまだ本調子ではないので、今日もこれでお休みさせていただきます。ご連絡をお待ちの皆様、明日午前中には何とか......。(ペコリ)



2月6日(日) 新潟の雪を融かすもの ──金沢に戻りました──

 ご心配をおかけしましたが、金沢に戻りました。

 今回はお腹の風邪だったのですが、とてもひどくて、1日半ほど、物を食べることがまったくできませんでした。
 もらった薬のおかげで熱は下がりましたが、まだ本調子ではないので、今日も早めに休むことにします。

 新潟、特に中越地方は大雪でした。

 右の写真は自宅斜向かいのバス会社(越後交通)の営業所を撮影したものなのですが、写真右側、除雪された雪の向こうに、バスの屋根がかろうじて見えます。
 つまり、除雪された雪は、バスと同じくらいの高さなのです。

 もちろん普通の場所はこれほどではありません。

 一昨日新潟に戻った時は、かなり疲れていたのでめずらしくタクシーを利用したのですが、運転手さんによると、大雪の後に降った雨で、かなり雪は融けたとのこと。
 それまでは道路の圧雪が15cmくらいあって、運転が大変だったそうです。

 関東にも雪は降りますが、あちらは太陽の光で雪が消えます。
 だから、家の北側の陰などに、いつまでも雪が残ることになります。

 けれど新潟、それも平野部は、主に雨で雪が消えるのです。このへんの感覚は関東の方、あるいは長野や北海道などの寒い地方の方々にはピンと来ないかもしれませんね。

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