2005年2月19日更新(2005年2月28日ページ移動。2011年5月4日一部写真削除)

──2005年2月第3週──

バックナンバーはこちら


2月19日(土) ホタルイカの新物を食べました!!

 週末ですので、西村センセイ、新潟の自宅に戻ってきました。

 風邪でリズムを崩したのと、(まだ十分にご紹介していませんが)来週のアメリカ行きと、そもそも学期末なので試験の採点処理に追われて、もう大変なことになっています。
 本当にアメリカへ行けるんだろうか? また雪が降りそうだし......。

 とは言っても、仕事も家族サービスも進めなければなりません。
 でも、相変わらず体が油っぽいものを受け付けないので、スーパーでいろいろ探していたら、茹でたホタルイカを見つけました。
 新物だそうです。

 去年、ホタルイカの本場、富山で食べた(こちらこちら)ものがとても美味しかったので、思わず買ってしまいました。
 たぶんまだ本格的なシーズンではないのでしょうが、今回の産地、兵庫県ではもうホタルイカ漁が始まっているんですね。

 富山のものと比べると、甘みが少し足りないようですが、それでもやっぱり美味しかったです。
 もちろん、ちょっとは脂っ気もあるんですけどね。

 あらかじめ家人が作ってくれていた烏賊(いか)と大根の煮物とあわせて、今日は烏賊づくしとなりました。

 で、こうやっていろいろ食べるようにしているんだけど、自宅に帰って体重を量ったら、いつもより減っていました。

 どうなっているんだろう?



2月18日(金) 西村センセイ、「おじや」を作る

 相変わらず胃の元気がないので、油っぽいものは一切食べられません。和風っぽいラーメンですら食べる気になりません。

 でも食べないわけにはいかないので、晩ご飯を何にするか、困ってしまいます。この日は賞味期限が迫って安くなった牡蠣(かき)と野菜を買ってきて、牡蠣鍋にしました。
 これなら油っぽさとは無縁だし、栄養もあります。

 何味にしようか迷ったのですが、今日は何となく味噌仕立て。それはそれでおいしくいただきました。

 で、土鍋にだし汁が余ってしまって、いつもなら捨ててしまうのですが、久しぶりに「おじや」(新潟方言)、つまり雑炊を作りました。生うどんでも良かったのですが、気分はお米だったので......。

 昔の新潟の田舎だと朝食はしばしば、前の日の味噌汁や鍋の残りを使って「おじや」にしました。ずいぶん煮るのでトロトロになるのですが、そんな昔のことをちょっと思い出しました。

 もちろん美味しかったですよ。胃にも優しいし。



2月17日(木) 攻守交代 ──センセイがヘバっている理由──

 センセイが勤める金沢工大は3学期制です。昨日までに冬学期(3学期)の試験は全て終了しました。

 普通なら要するに春休みなので、卒論生以外はキャンパスからいなくなるのだけれど、ここ金沢工大は、これから1週間、いつも通りに学生が通学してきます。
 金沢工大では試験後に「自己点検授業」という、まとめのような、運動の整理体操のような授業があるのです。

 でも試験は終わっているのですから、学生さんの気は見事に抜けています。今日参観した講義でも、学生さんは「心ここに在らず」という感じでした。
 キャンパス内も、の〜んびりしています。

 そんなキャンパスで気が立っているのは先生です。試験が終わった途端に滅茶苦茶忙しくなります。

 先週の風邪以降、まだ体調が万全ではないのに、テストを採点し、たくさんのレポート類をチェックしなければなりません。
 かなり消耗してしまいます。

 そして西村センセイがへたばっている理由がもう一つ。

 いつもなら採点の時間に余裕があるのですが、実は来週一週間、アメリカへ出張するので、それまでに全てを終わらせてしまう必要があるのです。
 気ばかり焦るのですが、体がついていかない......。

 というわけで今週末、西村センセイがちょっと調子悪そうでも、まぁ、大目に見てやってください。



2月16日(水) モノトーンの街で見つける色

 今日は一昨日(こちら)に引き続き、北陸先端科学技術大学院大学へ行ってきました。
 ある講義に参加するためです。

 北陸先端大はそもそも学生が少なく、冬ということもあって、キャンパスはご覧のように閑散としています。
 雨のせいか、モノトーンの人工的な街という印象を受けます。

 でも、学生さんは全然違うのです。

 受講生は少ないのですが、ユニークな学生さんが多くて、特に一見するとボーッとした感じの男子学生と、見るからに聡明そうな女子学生は、講義の中で極めて的確にやりとりをします。
 昔、母校の国際基督教大学で教えていた時の感覚を思い出しました。

 何だか、このモノトーンの街の中で、ふくよかな才能の色がいくつも輝いているような感じがしました。



2月15日(火) エレガントな答案 ──西村センセイ、期末試験で考える──

 金沢工大は現在、冬学期の期末試験の最中です。センセイも今日、自分の科目の試験を行い、また他の先生の試験監督をお手伝いしました。

 試験中の学生さんの表情は真剣そのもの。真面目です。センセイが学生の時よりずぅーっと真面目です。試験勉強もそれなりにしてきています。
 ......センセイは受験勉強や試験勉強が大嫌いで、実際あまり勉強しなかったのです。

 学生さん、試験のための本はあまり読んでいないようですが、あらかじめインターネットでいろんな情報を集めたり、自分なりの模範答案を作ってきたりしています。

 でも学生さん、答案が書けない。何故でしょう?

 理由はいろいろあるでしょうが、今日は一つのことを感じました。

 センセイが担当しているような実社会に関係するような科目であっても、どうやら学生さんは唯一の正解があると思っているようなのです。
 同じ一つの事柄でも、そもそもの立場がいろいろあって、論法も複数あって、そして何通りもの結論があるような問題を、実は学生さんはとても苦手のようです。

 数式を解いて唯一の解答に至るように、すぐ答を訊ねてきます。

 じゃぁ、数式は問題ない?

 実は数学だって、いくつも解法はあるのです。

 同じ解を得るにしても、昔やっていた「平成教育委員会」のように、「□□」で表された未知数に片っ端から数字を当てはめてみる非生産的な方法から、エレガントで、思わず「美しい...」とうなされる解法まで。

 解は、あるいは解法はいくらでもあるのです。

 エレガントな答案だったら、満点以上あげるかもしれませんよ。

 試験の時はしょうがないかもしれないけど、もうすぐ試験も終わりです。春休み、頭をちょっと柔らかくしてみませんか?



2月14日(月) 初めての大学へ行ってきました

 今日は研究のため、1日中よその大学へ行っていました。「北陸先端科学技術大学院大学」という大学です。文字通り、大学院生しかいないし、新しい大学なのでご存じないかもしれません。古い言い方をすると国立大学です。

 場所は金沢工大のすぐそば。車で30分くらいの、能美(のみ)市(旧辰口町)の小高い山の上にあります。

 今日はある講義の様子を参観したのですが、学生、つまり大学院生の反応がとても良いのです。たぶん年齢は22〜26歳くらいですから、学部の学生と単純に比較するのは酷でしょうが。

 こちらから質問すると的確な反応が戻ってきますし、分からないことがあれば自分から訊ねてきます。

 講義を聴きながら「どこが違うんだろう」とずっと考えていたのですが、やはり自分から学ぶ意志かな、と思います。それを覚えれば、大学に入ったばかりの学部学生もずっと大人になれると思うのですが......。

 えっ? それがお前の仕事だろうって? まったくその通りで。



2月13日(日) 本家と分家、どっちが美味しい?

 皆様は連休をどのように過ごされたのでしょう?

 後でお知らせすることになりますが、西村センセイ(ら)は来週からかなり忙しくなります。
 で、金沢に仕事が溜まってしまっているのと、そのイベントがらみで物資をあちこち移動させる必要が出てきたので、今日は早めに車で移動しました。

 西村センセイ、高速道路は料金が高いし、単調で居眠り運転しそうになるので、時間的、精神的に余裕がある時は一般道を使って移動します。
 たいてい、ごく部分的に高速道路を使うのですが、それでも新潟─金沢の移動には4時間以上かかります。

 というわけで昼間移動する時には、どこかで昼食をとる必要があります。

 今日は新潟県から富山県に入った所(富山県朝日町)で写真のラーメン屋さんに入りました。

 実はこの「おもだかや」というお店、新潟のラーメン屋さんのチェーン店なのです。

 本店は新潟市の新新バイパス沿いにあって、いつも混んでいます。
 ジャスコの中など、新潟市内を中心にチェーン店が数店舗あり、新潟市民なら知らない人はいないと思います。

 味は昔風のシンプルな中華そばで、脂っこいものを食べられなくなった西村センセイも、このお店なら食べることができます。

 で、そのおもだかやが、なぜか新潟県外のこの場所にポツンとお店を構えているのです。
 北陸道朝日インターのすぐそば、国道8号線沿いですから、すぐにわかります。

 車の中でいろいろ考えたのですが、今日はごく普通の「支那そば」を頼みました。

 久しぶりということもあって、しみじみと味わったのですが、本店より、麺もスープも美味しい。確かに。

 本店の麺は延びきったような感じがあるのですが、ここは違います。スープの違いは、そもそも水の違いのような気がします。富山は美味しい水に恵まれているのです。

 こうやって各店が切磋琢磨して、場合によっては分店が本店を追い越すようなチェーン店は、きっとうまくやっていけるんだろうなぁー。

「最近のニュース」(最新版)へ
バックナンバーのトップページへ
トップページへ戻る