2004年6月5日更新(2004年6月14日ページ移動。7月4日一部写真削除)
■6月5日(土) そら豆の季節!! ――旬のうちに片付けるべき仕事――
週末の西村センセイ、お休みかと思うと、これはこれで結構忙しい。
前任校での講義に加えて、西村家10代目のご当主様(予定)としては、いろいろやらなければならない家族(+親戚)サービスがあるのです(学生さんにはちょっと難しいかな?)。
ちょっとややこしい仕事を二つこなした今日のご褒美(?)は、たくさんのそら豆!!
目の前で収穫したばかりのものを、車のトランクいっぱいになるほどの量をいただきました。
でも西村センセイ、白状するとそら豆を食べる習慣はなかったのです。
というのは、このそら豆、新潟県内では栽培される地方とそうでない地方がはっきり分かれているのです。で、新潟県内の女性と結婚した西村センセイ、彼女の実家で出された豆を見て、???? 何?
このまま食べるんだろうなぁ――枝豆は、外側の厚い皮を除くと、その中はそのまま食べるでしょ?――と思っていたら......え"っ?! 外側の皮は食べられないの?!
ところが食べてみると、これがとても美味しい!!
さてこのそら豆、夏から秋までずるずると食べられる枝豆と違って、地元産はこの時期の、それもほんの短い期間だけ――例えば1週間――しか食べられない貴重な味覚なのです。
夜、柏崎の自宅に戻った西村センセイ、この旬の味覚を楽しませていただいたのでした。
とても美味しいのですが、今日の仕事の意味をじっくり考えると、心に、ちょっとほろ苦(にが)い......。
■6月4日(金) 負うた子に教わる ――教育実習で学生の成長を実感しました――
魚津に一泊した西村センセイ、今日は本来の目的の高校訪問へ。
魚津駅から各駅停車の電車に乗ったのですが、車内は高校生で満員。たぶんこれから訪問するその高校の生徒もたくさんいるのでしょうが、センセイには制服で区別することなんかできません。
このごろは、電車に乗っていると時々、「いかがなものか」と思う高校生に出会うこともありますが、車内の高校生にはそんな感じを覚えません。
これはお世辞抜きで、富山県全般について言えることです。いよいよ目的の富山県東部の高校へ。
ところで、教育実習生とは事前に打ち合わせておいたのですが、その際、彼から意外なことを聞きました。
この春に母校でもある教育実習校の校長先生が交代されたのですが、新しい校長先生は、何と、教育実習生のお父さん!!(冗談抜き)
母校へ実習に行くことは事前に決まっていたので、これはまったくの偶然なんだそうです。「ちょっとやりにくいなぁー」と思いながら校長室を訪問しました。
ところが、あらかじめ息子さん(教育実習生)との話から描いてたお父さん(校長先生)のイメージとはずいぶん違うことに驚かされました。何故なんだろうと思っていたのですが、2時間の研究授業の後も含めて、校長先生(お父さん)と2時間近くもお話させていただいた中で、その理由を知りました。
実は息子さん、幼稚園の時に交通事故に遭って車に撥ね飛ばされて、頭部に大怪我をされたのだそうです。
幸いにも一命は取り留めたのですが、怪我のせいで小・中学校と、正直なところあまり勉強しなかったとのこと。ところがこの高校で良い教師とめぐり合い、自分の中の隠れた才能を発見したのだそうです。全国的な賞をもらうなど、ずいぶん活躍したそうな。
そして何よりも、お父様によると、金沢工大を薦められて受験・入学したところ、ご家族がびっくりするほど生き生きとしだし、その才能を発揮するようになったんだそうです。
校長先生、一人の親として、ホントに金沢工大に感謝していらっしゃいました。
校長先生(=お父さん)とこの話をする以前に、息子さん(=教育実習生)と打ち合わせる中で、そして今日の研究授業の中で確かに成長を実感する場面に出くわしました。
研究授業とそれに続く指導の中でも、「ここはこうするともっと良くなるよ」という助言はもちろんしましたが、「あっ、これっていい工夫だなぁ。盗ませて――失礼(!!)――もらおう、っと」という場面もありました。
残念ながら西村センセイ、彼(息子さん=教育実習生)を直接教えたわけではないので、直接「負うた子に教わる」とはいかないものの、発展途上の教育実習生とそのお父さんからたくさんのことを学ばせていただきました。
そうそう、昨日の日記と授業の記録をアップすべく、グレーの公衆電話――センセイの場合これでないと旅先からサイトを更新できない――を探しにホテルの外へ出た西村センセイ、無事に魚津駅前の公衆電話から更新を完了すると、魚津駅前のスーパーに引き寄せられ、そこで地元で獲れたお刺身とカニとビールを買ってホテルに帰りました。
だって閉店間際でお刺身が半額だったんだもん。残念ながら、当初の目的であるホタルイカは売り切れだったのですが、富山の味覚を堪能させていただきました。美味しかったですよぉー。しかも最後は富山名物の鱒寿司!!(すごいでしょ?)
富山ってホントにいい所だなぁー。
■6月3日(木) 確かに、夕日は能登半島へ!! ――西村センセイ、初めて富山に泊る――
というわけで西村センセイは、またまた旅の空。
センセイは現在、富山県東部、魚津(うおづ)市にいます。
いや、遊びじゃなくって、教育実習でお世話になっている高校を訪問させていただくためなのです。目的の高校の近くにはホテルがないので、今日は近くの魚津市に宿泊。
考えてみると、センセイが富山県内に泊るのは生まれて初めてです。
センセイの根拠地である新潟県や、今住んでいる石川県からは近いので、泊る機会がなかったんですね。センセイの部屋は西向き。
夕方には到着したので、ちょうど夕日が沈む場面を見ることができました。以前お伝えした(こちらおよびこちら)、富山の日没をこの目で確かめることができました。
確かに富山湾にではなく、能登半島の山に日が沈みます。ちなみに手前の建物、ずっと何だろうと思っていたのですが、魚津市の体育施設なんだそうです。
富山湾のことを考えていたら、旬のホタルイカ(こちら)を食べたくなりました。
その後福井産のものも食べてみたのですが、味は富山産の方が格段に上(福井の皆様、ゴメンナサイ)。特に甘さが違います。駅前の飲み屋に繰り出すことにしましょう!! それでは、また、明日。
センセイは自転車で出勤するのですが、雨の日は諦めて徒歩で通勤します。
先日、雨だったので、いつもの自転車の時とは違った道で帰ることにしました。徒歩だとこちらの方が近いのです。
時々しか寄らないスーパーを過ぎると、突然、花屋さんが目の前に。もう何年か住んでいるのに、初めて気づきました。
夜。しかも雨で暗かったので、白熱電球の淡い照明がぼぉーっとお店を照らし出していたのです。
今日の夕方――といっても7時頃――改めてお店の前を通ったですが、素敵だなとは思うものの、やはりあの日の幻想的な雰囲気とはずいぶん違います。
傘をさした雨の日、視界が利く晴れの日。自転車で急いでいる時、徒歩でふらふらしている時。
色あせたはずの風景の中に、いつもとは違う光景に出くわすことがありますよね。ちょっと前の雨の日、ごく普通の民家の入口に「パン(の作り方)を教えます」という小さな看板を見つけました。
でもその後、何回自転車を走らせても見つけられないのです。ホントに。きっとあの看板、人生をゆっくり歩む人専用、なのでしょう。
今日から6月。衣替えの日でもありますが、金沢工大学園にとっては47回目の創立記念日。
金沢工大はこういう節目をとても大切にします。学生さんにとってはただの休日(?)かもしれませんが、教職員は午前中の記念式典に参加しました。
でもその後は教職員もお休み。キャンパスにはほとんど誰もいません。西村センセイ、この機会にたまった仕事を片付けました(まだ残ってますけど)。
8時前、仕事に一区切りを終えたので、帰宅することに。
大学を出て、近くの交差点で、横断歩道の信号が青に変わるのを確認して自転車を漕ぎ出すと、え"っ?!
横断歩道を走るセンセイの自転車のすぐ後ろ、後輪をかすめるように車が走り抜けていきます!! 車にとっては赤信号のはず......。
振り返ると、ハンドルにしがみつき、前だけしか見ていない30歳前後の女性が薄茶色のワンボックスカーを運転しています。
車が赤信号で止まっているのは確認したのですが、何故か走り出したようです。センセイが見えなかったのでしょうか......。まぁ、あのスピードなら死にはしなかったでしょうが、かなりの怪我だったはず。
人間の運命って、こんなものなのでしょうか。どちらに転ぶにせよ。
■5月31日(月) え"っ?! 西村センセイ、ネット上で自分と出くわす!!
授業に必要な情報をネット上で検索していたら、何と、このサイトの一部を引用しているBBSに出くわしました。
何はともあれ、まずこちら──ただし、いつまでリンクが生きているかはわかりません──をご覧ください。
え"っ?! と思って調べてみると、「北国tv」(こちら)という、北海道産物品を通信販売で取り扱うサイトのブログの中で、「最近気になるもの」として1月下旬の2日間だけ盛り上がった(?)ようです。
もともとは授業の「暦学的に見ると、1週間はどのような並び順で、何曜日から始まるか」という補足のページ(こちら)を、週の始まりに関心をお持ちの人が引用しています。
講義を直接受講していない方の反応なので仕方ないのかもしれませんが、「完全に理解は出来てません」とか「ちょっと難しいです」という反応を読むと、う〜ん、説明の仕方が悪いのかなぁーと素直に反省してしまいます。
それにしても、前後のページを読み比べると、ネット上では色々なものが同レベルで論じられていて、やはりちょっと危ないなぁーというのがホンネです。
西村センセイ、東京出張を終えて、夜遅く金沢へ戻ってきました。
以前、センセイは出張する際に、JR東日本関連のホテルを使っているとお伝えしました(こちら)が、今回の出張では別なホテルを利用しました。
と言うか、このところ「東横イン」というこのホテルチェーンの利用頻度が急に高くなっているのです。東横イン、もちろん利用された方も多いと思います。
ポイントは吉野家の「早い、安い、うまい」よろしく、(駅から)早い、安い、便利、の3点。
工場跡地などの遊休地を長期にわたって借り受け、そこにホテルを建てて経営していますから、利用客のみならず、地主にとっても安心できるシステムです。例外もありますが、駅のすぐそばにあることが多く、その場合は、「現代の駅前旅館」といった位置づけです。
ビジネスマンや目的地のある観光客などにとって無駄なサービスは不要ですからね。そして鉄道、特にJRを主に利用するセンセイにもぴったり。
で、ここまでは、これまで利用してきたJRのホテルと共通なのですが、JRと違うのは、東横インは安く、そして必ず高速LANが使えるのです。
JRのホテルは未だに電話回線で接続するしかないのですが、これじゃ勝負になりませんよね。学会の会場は目黒の先の東京工業大学だったのですが、今回は近くのホテルが空いておらず、大塚駅前――降りるのは20年ぶり――の東横インに泊りました。
大塚駅前はにぎやかな場所。
ホテルはホテルでも、ちょっと目的が違う(?!)ホテル群の中に、お目当ての東横インを見つけました。
普通にチェックインしてエレベーターに乗ると、何か変。
おかしいなぁーと思っていると、エレベーターが建物の中ではなく、外側を昇っていきます。「変な造りだなぁ」と思っていたのですが、降りるとさらにびっくり!!
ホテルの客室が、すべて外に面しているのです。要するに、普通のマンションやアパートの造りなのです!!
いろいろ探検してみたのですが、どう考えてもこのホテル、ワンルームマンションを改造したようにしか思えないのですが、こういうことってあるのかなぁー????