2005年4月16日更新(2005年4月25日ページ移動。2011年5月4日一部写真削除)

──2005年4月第3週──

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4月16日(土) 砺波(となみ)市でたくさんの熱気球を見かけました

 週末なので、新潟へ戻りました。

 今回は金沢へ自動車で行ったのですが、富山県西部の砺波(となみ)市で、たくさんの熱気球に出くわしました。

 数えてみると約20機(単位はこれでいいのかな?)

 同時に出発すると衝突事故が心配されるのでしょう、時間差をおいて発進しているらしく、砺波市から東の方に向かって空の一角を占めていました。

 飛行機やヘリコプターのように音がしないので、とても不思議な感じがします。

 遠くで見ている時にはそう思わなかったのですが、近づいてみる──それでもけっこう距離はある──と、ものすごい迫力です。

 撮影テクニックがないので、うまくお伝えできないのですが、近くに迫ってくると、肉感的な、あるいは筋肉質の存在感(どんな存在感?)があります。

 上の写真中、左下の機を撮影したのが、下の写真です。お分かりのような、高い木の先端と同じくらいの高さしかありません。
 見ていると鉄塔や高い木とぶつかりそうな気すらします。

 昨秋の新潟県中越地震で大きな被害を受けた小千谷(おぢや)市でも「熱気球一揆」(だったかな)というイベントがあるのですが、近づいたことはなかったので、気球の迫力にびっくりしてしまいました。

 砺波市はチューリップの栽培で知られています。
 この熱気球のイベントは、間もなく開催されるチューリップ・フェスティバルの関連行事なのでしょう。

 さて、車を北に向けて走らせていると、桜が葉桜から満開、そして七分咲き......と時間が戻っていくようです。

 場所や木にもよりますが、新潟県内は蕾から七分咲きくらい。おかげでこの週末は、お花見をもう一度楽しめそうです。



4月15日(金) 今年の金沢の桜は...。 ──満開の桜を独り占め!!──

 もちろん場所にもよるのでしょうが、今年の金沢の桜、少なくとも金沢工大の近辺の桜は今週半ばが見頃だったようです。

 ところがその期間はとても寒くてお花見気分にはなれず、それにもともと、学期はじめと重なったので無茶苦茶に忙しくて、とてもお花見どころではありません。

 今日は夕方から夜にかけて関係者の歓送迎会があって、会場までの行き来に、やっと桜をちゃんと見ることができました。

 今日は暖かかったので、気の早い桜の木の枝から葉が出始めていたのですが、それでもまだまだたくさん花をつけています。

 金沢市民の関心はすでに桜という現実から遠ざかっているようで、じっと身動きしない一人の老人を除いて、桜の木の下に人影を認めることはありませんでした。

 というわけで、誰も知らない桜の花を独り占めしているかのような、そんな今日の西村センセイなのでした。



4月14日(木) 愛玩「動物」に癒される、か?!

 事の起こりは娘の誕生日。4月のその日には、プレゼントを欲しいとのこと。

 もう6年生なので選択権は彼女にあって、今、小学生の間で大ブームとなっている携帯型たまごっち──昔流行ったものの現代版──が彼女の希望。
 同級生が、福島県の田舎のお店でたまたま見つけて、友達の間で話題になっているのだとか。

 かつてのブームの時と同様、入手が難しいことは娘もわかっていて、日曜日にちょっと離れた長岡市のトイザらスで捜したいのだそうです。

 で、日曜日に出かけたのですが、やはり、ない。店員に尋ねると、中旬にある程度入荷するのだが、予約は不可能で、その日は朝から長い行列ができるだろうとのこと。

 娘もあらかじめ半分覚悟していたので、代わりに見つけたのがこの「マイクロペット」。
 1,000円もしないのだけど、中にマイコンが入っていて、音に反応してそれなりに可愛く動くし、ランダムに歌も唄う。

 柏崎に戻り、ちょっと諦めきれずにイトーヨーカドーに入ってみると、何とレジに、そのたまごっちが数個!!
 近くにいた小学生も気づいて大騒ぎとなってしまいました。

 首尾良くたまごっちを手に入れた娘、このマイクロペット──ちなみに猫ではなく犬──をどうするのか訊ねると、お父さんにあげるとのこと。

 というわけで、マイクロペットは金沢のアパートにやって来たのでした。

 西村センセイ、実物のAIBOを見て「よくできているなぁー」と感心はしても、これがペットになるとはとても思えませんでした。

 けれどこのページを打つキーボードの音に反応して、目の前をあちこち移動し、歌を唄うマイクロペット姿は、それなりに可愛い。

 もちろんホントに癒されるわけではないのだけど、AIBOを愛玩動物として買う人の心境が、ちょっとだけわかったような気になった西村センセイなのでした。



4月13日(水) ここまで来れば、きっと大丈夫 ──金沢は桜がほぼ満開です──

 夕方、一人の学生が研究室へやって来ました。

 アドバイザーの研究室を含めた「キャンパス・ツアー」というのを新入生に課しているのですが、その一環だとのこと。脳みそが疲れる仕事をしていたこともあって、リフレッシュのためにも、いろいろ話を聴きました。

 実はこの時期、新入生にとってはとても難しい時期なのです。

 多くの学生が初めて親元を離れて一人暮らし。まわりは知らない人ばかり。

 実家にいる時は「早く家を出たい」と思っていたはずなのに、夢が叶うと恋しいのはその実家。(男子学生の場合はお母さん。)

 当たり前の話ですが、高校生は大学生になったことがないので、すべてが新鮮というか、怖い。

 で、今ごろを乗り切ると、同じクラスに友達のなりかけができたり、定食屋の勝手がわかってきたり、お昼休みの学食での生き残り方を学習したり......。

 学生と話していて、「ここまで来れば...」と一安心した西村センセイなのでした。他の学生も大丈夫なんだろうなぁー。

 キャンパスのまわりは、桜が満開になろうとしています。



4月12日(火) 実物は、とっても可愛いのです

 もうちょっとだけ週末の実家の話を。

 腰痛(こちら)のせいで、センセイは農作業(こちら)を免除。弟が作業をしている間、多少は雑用を手伝いましたが、他はすることがありません。

 そばの杉の木を見ると、ご覧のように花が咲いていました。満開を過ぎているので、もう揺らしてもあまり花粉は出ません。

 個人的にはサボテンに似て、可愛い花だと思うのですが、よくご存じの通り、黄色い杉花粉を飛ばすので世間から嫌われています。

 西村センセイ、子供のころからこの時期は杉林の中で働いていました(センセイの実家は山林地主)。
 冬の間に雪で寝てしまった杉の苗木を、縄で縛って起こす必要があるのです。

 花が咲いた杉の木を揺らすと、黄色の花粉がたくさん飛びます。
 見たことのない人には想像もできないほどの量を飛ばすので、辺り一面が真っ黄色になってしまうほどです(本当にそうなる)。

 杉の木は昔から存在しており、杉花粉症はむしろ人間のあり方にこそ問題があるのであって、杉の木に責はないと思うのですが、そう言っても、都会しか知らない人にはきっと賛成してもらえないんだろうなぁー。



4月11日(月) や...やってもうた。 ──ドツボなセンセイ、再び──

 事の始まりはその日の朝。

 久しぶりの自宅で、こちらも久しぶりにゆっくり起きて、晴れていたので車を洗うことにしました。日本海側は冬の間天気が悪いので、どうしても汚れてしまうのです。

 センセイの318i(更新してませんが、こちら)は、買う時に汚れがつきにくいように、コーティングしてもらいました。そのため、大量の水を使って洗うと、面白いように汚れが落ちます。

 ドイツ車はブレーキがとてもよく効きます。ブレーキ板を削って止まるのです。日本車の感覚とは全然違い、この週末に父親の国産車を運転したら、効きが全然違って怖い思いをしたくらいです。

 けれどその分、削れた金属粉がタイヤのまわりにたくさん付きます。センセイは急加速も急ブレーキもかけないですけど、それでもかなり黒くなり、アルミホイールだとかなり目立ちます。

 で、かなり長い間洗車していて、しゃがんでホイールを洗っていたら.....お、おかしい。 腰が痛い!!

 小一時間洗車していただけなのに、このごろの運動不足が祟って、腰を痛めてしまいました。センセイは腰痛持ちなのですが、体重の管理と適度な運動でこのところは問題なかったのです。

 こうして先月(こちら)に引き続き、センセイのドツボな1日が始まったのです。当然、農作業は無理なので、弟に代わってもらった(こちら)というわけです。

 ずっと横になっていたのですが、自宅にいる間に、正確に言うと、いろいろな工具のある自宅にいる間にしておきたかったことがあったので、気を取り直してwindowsパソコンを取り出しました。

 このWindows、一時期(こちら)ネットワークが絶不調になったのですが、その理由の一つがわかったのです。

 マシン左サイドにLANケーブルコネクタがあるのですが、そのピンの1本が変に曲がってしまっているのです。
 もともと接触不良気味だったのですが、抜き差ししているうちに変形してしまったのでしょう。

 で、ゴムカバーを開けようとすると......ボロッ。

 モデ(右:カバーがかかっている)ムと並んだLANのカバーが取れてしまいました!!

 ......呪われた1日。

 気を取り直し、非常に細いピンを本来の場所に戻そうとして......ポロッ!!

 え"っ!?

 お察しの通り、直そうとしていたコネクターのピンが折れて、取れてしまいました。
 ケーブルを繋いでみましたが、もちろんネットには繋がりません。

 完全に壊れてしまった!!

 公費で買った大学のものなので、いつかは修理に出さなければならないのですが、さしあたり滅茶苦茶な量の仕事を抱えています。

 修理までの数週間、すべてをMac上のVirtual PCですべてをこなすのは難しいし、何よりもWindowsの中にしかないデータもあります。

 せめてデータを取り出そうとDVD-Rを繋いでみたのですが、うまくデータを取り出すことができません(Windows上にあるMacのファイルが問題になる)。

 幸い、このマシンにはPCスロットがあるので、急いでジョーシンに行って、私費でLANアダプタを買ってきました。

 今日の夕方には何とかネットも回復したのですが......。この週末は他のことにも振り回され、本当にドツボな西村センセイなのでした。



4月10日(日) センセイの実家は春本番 ──西村家最後の稲作が始まりました──

 西村センセイ、この週末は実家で過ごしました。次期ご当主様なのでいろいろと仕事があるのです。

 まずは地域の神社の春祭り。

 朝、写真のようにお獅子がやってきて、春祭りが始まりました。

 春祭は五穀豊穣を願うお祭り、秋はその収穫を感謝するお祭りでしょうから、本来ならば秋の方が盛大にやるべきだと思うのですが、実態は逆です。

 建前はともかく、ホンネは長い冬──今年は雪が特に多かった──が終わって、身の回り全てに生命が溢れている喜びを表しているのだと思います。
 だから春祭りの方が盛大でも良いのです。

 今日は夕方から雨になる予報だったので、午後から西村家に最後に残された田圃を耕起しました。
 明日ご説明しますが、ちょっと訳ありで、センセイはお休み。弟が作業にあたりました。

 センセイが子供のころは鍬(くわ)で一株一株耕した──もちろんセンセイもやった──のですが、さすがに今は農機具を使います。
 ひっくり返された土の独特な匂いに、農家は春を実感します。

 でもこの光景も、どうやら今年が最後になりそうです。日頃の手入れを担当している両親がもう高齢なのです。
 耕作面積をどんどん減らし、負担を軽くしているのですが、それでももはや無理な状況。

 数年前から「来年はもうやらない」と言いながら、それでも続けてきたのですが、残念ながら、ホントに最後になりそうです。

 いろいろな思いを乗せて、田舎は春本番を迎えています。

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