2005年3月26日更新(2005年4月4日ページ移動。2011年5月4日一部写真削除)

──2005年3月第4週──

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3月26日(土) バスには置いてかれ、新幹線には見放され...。 ──センセイのドツボな1日──

 新潟の自宅に戻りました。

 今回の出張は、実はけっこうトラブル続きだったのです。(朝見たテレビの占いがことごとく悪かったせいかも...。)

 もうすぐ4月だというのに昨日は朝から大雪(!!)で、革靴ではとても駅までたどり着けないので、自宅前のバス営業所からバスに乗ることにしました。
 営業所から駅へ出て、そしてそれぞれの目的地へ向かうバスに乗ることができるのです。

 ところが所定の時刻になっても、そして何分か過ぎてもバスは来ない......。仕方ないので営業所に入り、事情を説明して調べてもらっていると10分遅れ(!!)くらいでそのバスが営業所を出ていきます。
 もちろんセンセイを乗せずに。

 営業所の好意で、本来なら客扱いしないバスに乗せてもらい、駅に到着したのですが、今度は電車が来ない!! このままでは座席を指定してある新幹線に乗れません。

 大雪ではありますけど、日本海側では普通の天気なので、遅れは雪のせいじゃありません。

 駅員は「隣の駅を出ています。もう少しお待ちください」を繰り返すだけで、理由の説明はありません。たぶん駅員も理由を知らないのです。ひどい吹雪の中、大勢のお客がホームで電車を待っています。

 やがてアナウンスが「大幅に遅れています」とか「運転の見込みが立ちません」に変わり、ついには「待合室でお待ちください」。

 結局、信号機の故障で、約30分後に運転は再開されました。もちろん新幹線には間に合いません。

 座席指定を取り直してもらったのですが、続く便が満席で、結局長岡で2時間ほど待って新幹線に乗りました。もう予定はメチャクチャです。

 さて、その長岡への途中、以前もお伝えした地震の被災地を徐行します。

 前回(こちら)は川下の崖崩れをお伝えしたのですが、実は鉄橋も大きな被害を受けていて、両岸の土台が大きく傷んだようなのです。
 右の写真は上り線を川下側から川上に向かって見ているのですが、もともとはきれいな石垣積の土台でした。(写真中、白いもやもやは降っている雪。)

 けれどご覧のように、現在はそこにとても太い鉄骨を巻き付けています。
 写真では良く分かりませんが、巨大なボルトを打ち込んで、その鉄骨をネジ留めしています。

 撮影テクニックがないので申し訳ありませんが、近くで見るとすさまじい迫力で、自分の体を傷つけられたような痛みを覚(おぼ)えます。

 昨日の夜は友達と飲んだのですが、この話をすると、「あぁ、複雑骨折の時の治療ね」と言われてしまいました。

 確かにその通りなのですが、骨折も地震も、見ている方まで痛くなってしまいます。



3月25日(金) "右下がりのダンディ" ──ここまで拘(こだわ)る?!──

 西村センセイは現在、東京都内に滞在中です。明日開かれる会合で、センセイらが現在進めているかなり大きなプロジェクトを説明するためです。

 考えてみたら、この1ヶ月間で4回上京しています。要するに毎週上京している計算になります。

 金沢の人が仕事で上京する場合、費用の問題がなければ飛行機を利用するのが普通です。でもセンセイはJR派なので、可能な限り飛行機には乗りません。
 それに加えてセンセイの場合、途中に本当の自宅があるので、金沢─東京間を行き来する時には自宅に寄ることになります。衣類とか機材とかがみんな自宅に置いてあるからです。

 今回も自宅に寄ったのですが、柏崎駅を後にして、公道から自宅の進入路に入った時に目に入る様子が、右の写真。

 センセイの自宅は隣家の陰になっているので、見えるのは自宅と繋がった車庫だけ。(写真奥は別な隣家です。ちなみにセンセイ宅の玄関は写真右側。)

 で、写真のように318iとご対面、という図になるのですが......ちょっと傾いている。
 318iが右(運転席側)に傾いているのです。

 最初は気のせいかな、と思ったのですが、どこに停めても、前から、そして後ろから見ても......傾いている。

 自宅の駐車場は、水が溜まらないように写真の左側に緩やかに傾斜している──コンクリートを張る時の常識──のですが、その分を差し引いても確かに右側に傾いているのです。

 ホントのことを言うと、最初は不良品かなぁーなどと考えたのですが、よく考えてみると、そしていろいろ情報を集めてみるとそうでないことがわかりました。

 318Iの生産国ドイツを含めて外国は左ハンドル、つまり運転手が左側に乗るのが主流で、運転手が着席した時に水平になるようになっているのです!!
 わかってみれば「コロンブスの卵」です。

 でも、ここまで拘るかぁ?!

 4ヶ月近く運転してみて、「でもドイツ人は拘る!!」というのがセンセイの解答です。

 ちなみに、この状態で運転して、右が下がって困ることはありませんので、念のため。



3月24日(木) 電気製品の小物でいろいろ考える

 教材用のものを中心に、このところ古いビデオをDVD化しています。

 10枚1パックで買ったDVD-Rが終わったので、前に買ってあった国内メーカー製のものを使おうとして、値札が目に入りました。数ヶ月前にダイレクトメールが来て、近くの電気店で買ったものです。

 これが1枚あたり約300円!!

 つい先日、同じ電気店へ仕事で出かけていたのです。
 先方の事務処理に時間がかかり、その間暇だったので店内をぶらぶらしていて目にとまったのが、バルク(ケースに入っていない)の国内大手メーカー製DVD-R。
 こちらは1枚あたり約100円。もちろん買いました。(秋葉原だと輸入物を中心にもっと安い物があります)。

 つまり、数ヶ月の間に価格が1/3くらいにまで低下してしまったのです。う〜ん、これだけ価格の変動が激しいと、メーカーは利益を上げられるんだろうか......。

 買う側にしても、先日のハードディスク(こちら)と同様、何だか、買ったらもう、しばらく値札は見ないようにしないといけない感じです。

 さて、DVDを焼いている間は何もできないので、その間に机の脇をいろいろ整理しました。

 出てきたのは男性用シェーバーの説明書。先日壊れて買い換えたもの(こちら)の分です。

 センセイは高いシェーバーがあわないのと、自宅/アパート/大学に置く必要があって、松下製の同じ物を買い換えながらずっと使っています。

 ですから説明書は初めてではないのですが、今回、内蔵電池のリサイクルの説明があることに気づきました。
 しばらく前から入っていたのかもしれませんが、少なくとも数年前まではなかった記述です。

 内蔵のニッカド電池はその名の通りカドミウムを含んでいて危険なのと、貴重な金属資源の再利用のためには良いことに違いありません。

 普通の人がどこまで分解して、どれだけリサイクルできるかは分かりません──一部がハンダづけされている──が、ずいぶん時代は変わったんだなぁーなどと思いながら、DVDの焼き上がり(?)を待ったのでした。



3月23日(水) 雨のにし茶屋街

 金沢は昨日から雨になっています。大降りではないのですが、車がないので、外へ出るのがちょっと億劫になってしまいます。

 同じように雨が降っていた先日、金沢市のにし茶屋街──にし(西)はひらがなが正しいらしい──へ出かける用がありました。
 ひがしの茶屋街と並ぶ夜の観光名所で、「にし茶屋資料館」もあります。

 「ひがし」(ひがし茶屋街)が格式張っていて、京都と同じく一見(いちげん)の客には敷居が高いのに対して、初めて訪れた「にし」はかなり庶民的な感じがします。

 小雨の中、板前さんが小走りで何かを運んでいるのですが、とても絵になります。

 もちろん料理は美味しくて、久しぶりに金沢の夜を堪能しました。

 西村センセイ、ふだんは大学とアパートを往復するだけなので、金沢の街でまだ知らないところがたくさんあります。
 時間を作って、ちょっとあちこち行ってみないといけないなぁ、と反省したのでした。

 だって、まだ兼六園に行ったことがないのですから。



3月22日(火) 微妙なライン ──318iのタイヤを夏用に交換しました──

 新潟県内の海岸沿いの平野部では、もう雪が消えてしまいました。でも、スーパーの駐車場の隅には高さ3m位の除雪した雪の山が残っていますし、ちょっと山の方へ行くとまだまだといった状況です。

 それに今週後半は雪の予報なので、結論として、冬用のスタッドレスタイヤを夏用タイヤに交換するにはまだ早いのです。4月中旬に雪が降って、交通がマヒしたこともあるくらいです。

 でも今回、G4 Cubeが壊れてしまったので、センセイが住む柏崎市から約40Km離れた長岡市に行く必要があり、ついでに電気店の隣にあるBMWの営業所でタイヤを交換していただきました。
 この車はスタッドレスを履いた状態で納品されたので、夏用タイヤを履くのは初めてです。

 乗り心地は、やはりかなり違います。

 スタッドレスタイヤがゴム長の感触なら、夏用タイヤは革靴。
 もともとBMWは乗り心地がかなり硬いのですが、さらに硬く感じます。まだ買ったばかり──それでも5,500Km走った──で、まだ車全体がこなれていないこともあるのだと思います。

 乗り心地については、ずっと更新をサボっている318iのページ(こちら)でお伝えすることにして、スーパーの駐車場で改めて自分の車をボォーっと見てから撮影したのが下の写真。


 カメラを構えてから、写真中、左後方に今回の新車購入で最終候補に残ったスバルのB4(こちら)がいることに気づきました。

 さらに、その時は気づかなかったのですが、この写真を加工していて、右後方には最有力候補だったフォルクスワーゲンのボーラ(こちら)が写っていることを初めて知りました。(次世代ボーラは日本国内でも販売されるようです。)

 こうやって改めて候補3台を見ていると、車体のラインがずいぶん違うことに驚かされます。
 B4やレガシィは「青茄子をつぶした」とか言われますが、確かにどこか垢抜けないし、ボーラは好きなんだけど、ずんぐりしていてチョロQみたい。良くも悪くも無骨。ニュー・ビートルにも似ていますね。

 見てくれだけで判断するのはいけないんだろうけど、ラインの違いが購入の判断を大きく左右したことは確かです。

 正直に白状します、はい。



3月21日(月:祝日) Mac OS Xの変則的なインストールに成功!! ──G4 Cubeを仮復旧させました──

 G4 Cubeの故障は突然やってきました。

 自宅のG4 Cubeはパーティションを切って、Mac OS 9環境とMac OS X環境の二つで動作させているのですが、OS Xで教材のDVDを作成していたら突然、今まで聞いたことのない異音を立てたのです。
 最初はたいしたことないだろうと思っていたのですが、何回も繰り返します。

 良く聴くと、ハードディスクのアクチュエーター(ヘッドを動かす装置)を動作させようとしている音です。そのうちさらに変な音がしてきて、完全にフリーズしてしてしまいました。

 酔っぱらっていたこともあってその日は復旧を諦め、翌日システムCDから起動させると......普通に起動します。簡単なチェックをかけましたが、「問題なし」とのこと。

 そこで普通にOS 9から起動してみると、問題なく立ち上がります。昨晩のトラブルは何だったのでしょう?

 さて、この状態でいつまで正常に動作するかわからなかったので、すぐFireWire経由ですべてのファイルを待避させました。こういう時、Mac OSは便利です。

 さて昨晩の状況を冷静に考えてみると、異常が発生したのは、ハードディスクか、マザーボード上のドライブ・コントローラ部分と思われます。
 後者だと手の打ちようがない──メーカーに修理に出すか、秋葉原でボードを見つけて交換するしかない──のですが、ハードディスクの異常なら何とかなります。

 それに、今朝起動できたことを考えると、おそらく放熱の問題が絡んでいるものと思われます。故障した時はずっとハードディスクを回していたのでかなりの高温になっていたはずなのです。
 G4 Cubeはファンレスですが、こういう時には不利になるんですね。(ハードディスクを交換しているのでメーカーに責任は問えない。)

 センセイが住む柏崎市内ではハードディスクを売っていないので、車のタイヤ交換を兼ねてちょっと遠い長岡市まで出かけて入手しました。故障した40Gのハードディスクは15,000円くらいで買いましたが、現在は120Gで10,000円弱!!

 ちょっと特殊な工具を用いてG4 Cubeをバラし、ハードディスクを交換します。
 ついでに、娘のG4 Cubeでトラブルを起こした内蔵電池(こちら)も交換します。

 システムディスクや他の外部ハードディスクから起動して、新しいハードディスクをパーティションを分けた上で初期化します。

 次に、待避させておいたOS 9のファイルを新しいハードディスクに移して、OS 9の作業は完了!!
 Mac OS 9の場合、トラブルへの対処はホントに簡単です。Windowsユーザには想像することすら難しいと思います。

 内蔵ハードディスクから起動させると、何事もなかったかのように動作しています。この間、容量は6倍になっているのですが。

 さて、ここからが本題。問題はMac OS X(10.2.8)です。

 以前、Mac OS XだとOS 9のようにファイルを戻すだけでは起動しないことを確かめています。

 でも、初期化したハードディスクをシステムディスクからインストールするととんでもない時間がかかります。アプリケーションのインストールの手間を加えて考えると暗澹(あんたん)たる気分になります。
 それに、システムもアプリケーションもディスクはほとんど金沢にあるので、G4 Cubeと重い電源部を抱えて運ばなければなりません。今週は電車で金沢へ移動するつもりなのです。

 そこで、Mac OS 9の方法が使えないか、もう一度試してみました。OS Xには隠しファイル──普通の方法では見えない──がたくさんあるので、それらを含めて戻したらどうなるだろうと思ったのです。

 外部ハードディスクには、隠しファイルを含めた「ボリューム」の形でOS Xを待避させています。そこでまず、見えるファイルを単純に新しいハードディスクに移します。

 次に──ここがツボ──特殊なソフト(File Buddy)を用いて、ボリューム直下の隠しファイルを探すと......出るわ、出るわ、20個くらいのファイルやフォルダが見つかります。
 これらのファイルを所定の場所に移動させ、再び見えなくさせます。

 ......さて、その結果は!?

 おめでとうございます。何事もなかった──これまでの苦労は何だったんだ──かのようにMac OS Xが起動しました。アプリケーションはもちろん、いろんな初期設定もそのままです。

 結局、隠しファイルを含めれば、これまでのMac OS 9の修理方法を使えるらしいのです(以上はセンセイの環境でのお話ですので、他の環境での動作は保証できません)。
 つまり、これでバックアップも簡単に行えるらしいということがわかったのです。

 OS XになってもMacの伝統は生きていたようです。Windowsの場合、Macと違って「レジストリ」という一種のデータベースに情報を一括して残すので、こういう芸当はできません。

 なお、トラブルの原因が100%ハードディスクによるものかどうかはわかりません。

 いろいろ考えていたのですが、万一マザーボード上のドライブ・コントローラのトラブルだとしても、内蔵ハードディスクを撤去して、FireWire経由で外部ディスクを用いれば、そこから起動できる可能性は高いと思います。

 というわけでセンセイのG4 Cube、まだまだ活躍してもらえそうです。一時期、Mac miniに心がゆらゆらしていたのですけど、(お金もないし)まだG4 Cubeでやっていけそうです。

 でも......もしかすると今回の件、すべてG4 Cubeの陰謀だったりして。おぉ怖い、Macのやきもち......。



3月20日(日) 世の中の動きはこんな所にまで ――今年最後のスキーに行きました――

 世の中は連休二日目。センセイも新潟の自宅にいるのですが、今日は昨年に引き続き(こちら)、親戚と妙高パインバレースキー場へ行ってきました。
 この冬はとても忙しくて、これがやっと3回目の、しかし最後のスキーです。

 高速道路を走っていると、屋根にスキーやスノーボードを載せた車が追い越していきます。

 さぞかし混んでいるんだろうな、と思っていると、これが完全な肩すかし。朝の9時過ぎに到着したのですが、駐車場も閑散としています。
 その代わり(?)、各地から雪を求めて熱心な人が集まっているようで、京都や三重などの関西ナンバーからから、多摩、千葉、埼玉などの関東ナンバー、そして何故か山形ナンバーというのもあります。
 富山、石川などは新潟・長岡ナンバーよりも多いくらいです。

 駐車場がこの状況ですから、ゲレンデはガラガラ。

 弟によると昔は高速ゴンドラに乗るのに30分も待ったそうですが、今日は待ち時間数分です。スキー客の減少ぶりには目を覆いたくなるものがあります。

 去年もお伝えしましたが、リフトの中には運転を取りやめているものが数基あって、雪に埋もれて無残な姿を曝しています。

 ところでその弟から、ちょっと気になることを教えてもらいました。
 このスキー場を開設、経営していたのはコクド、つまり最近話題になっている西武鉄道の関連会社だというのです。

 このスキー場の経営はその後、別な会社に変わっているのですが、利用客の減少には西武問題も影を落としているらしいのです。
 そういえばゲレンデからプリンスホテルへ直行できるコースは閉鎖になっていました。

 久しぶりのスキーで疲れ果てて家に戻り、初めて北九州の強い地震を知りました。

 そしてセンセイ個人にもかなりの激震が......自宅の主力Power Mac G4 cubeがいきなり昇天してしまったのです。

 この続きはまた明日(現時点では未復旧)。

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