2005年5月14日更新(2005年5月23日ページ移動。2011年5月4日一部写真削除)

──2005年5月第2週──

バックナンバーはこちら


5月14日(土) Windowsノートをさっそく使ってみました!!

 昨日買ったWindowsノート機、さっそく使ってみました。

 新しい物好きだからじゃなくて、イーサーネットのピンが折れて、本体だけではLANを使えなくなっている大学のWindows(こちら)を修理に出す間、代替機として使えないかと思っているのです。
 大学のものを修理に出すので、その間、パソコンを借りることはできるでしょうが、アプリケーションやファイルまで同じにするわけにはいきません(そんな時間もない)。

 で、今回買った私物にあらかじめいろいろインストールしておき、代替機の準備ができたら修理に出そうと思っているのです。

 今回買ったのは東芝の最廉価機種ですが、店頭展示品だったので、まずハードディスクの内容を工場出荷時に戻す必要があります。

 復元はリカバリーディスクではなく、ハードディスクの一部に情報が記録されていてそれを展開する方法です。
 その後は付属のソフト類(やはりHDの中にある)をインストールします。

 パソコンを知っている人には全然難しくはありません。時間がかかるだけです。
 でも、廉価機種のユーザの多数を占めると思われる初心者には、相当敷居が高いだろうなぁーと感させるレベルです。
 この辺はMacにアドバンテージがあります。

 さてその後、自分のソフトをインストールしてみたのですが、最廉価機種とは言ってもごく最近の機種なので、とても高性能です。
 ワードやエクセル、インターネットなど普通の使い方をする限り、高価格の機種なんかいらないよなぁーという感じ。

 全体の造りもそれなりにしっかりしています。さすがにペタペタしたタッチのキーボードはイマイチですが、まぁこんなもんでしょう。長時間の入力は無理だと思います。
 センセイの自宅には新築時にイーサーネットを配線してあるのですが、現在はワイヤレスLAN環境です。この機種は最廉価機種なのに、802.11b/gワイヤレスLANとBluetoothを標準装備しています。
 センセイの場合これもポイント。

 女性ユーザーを意識した造りなので、全体は角張っているものの、あちこちに柔らかさや透明感を感じさせるデザインです。いやらしさを感じさせず上品だと思います。

 ネットワーク関係を中心にした東芝独自のユーティリティーソフト類も、かなり使いやすいです。特にネットの状況を調べ、問題点を教えてくれるソフトは有益です。

 ただしファンの音はとてもうるさいです。それもファンの動作にデリカシーがなくって、じっくりと文章を考えるような作業だと気が散ります。
 Mac(PowerBook)の造り込みの高さと比べると、この辺もまだまだですねぇ。

 Windows XPの使いにくさはもう説明の必要はないでしょう。特に論理が無茶苦茶で、嫌になってしまいます(MacもOS Xは同様です)。
 センセイはVirtual PCを含めて、自分のWindowsはすべてWindows 2000 風にカスタマイズしているのですが、このマシンは娘が使うので、基本的にはデフォルトのまま。
 「もう、勘弁してよぉー」というのがホンネです。結局、我慢できずに少しカスタマイズしてしまいました。

 マイクロソフトへの評価が厳しくなったかもしれませんが、でも、最廉価機種でも最近のマシンなら十分実用になります。

 また最近、東芝のノート機が売れている──ソニーを抜いた──理由がわかるような、そんな丁寧な造りです。東芝への不満は全然ありません。
 与えられた条件下で物をちゃんと売るって、こういうことなんだろうなぁー。

 オマケに格安で手に入ったのですから、もう、大オッケーです。はい。



5月13日(金) 変化し続ける街、秋葉原 ――Windowsノートを買いました――

 昨日から都内へ出張しているのですが、今日、移動の途中に秋葉原へ立ち寄りました。先日昇天してしまったG4 Cubeのロジックボードと中古のノートパソコンを探すためです。

 今後の自宅でのパソコンの使い方をいろいろ考えた結果、センセイが娘のG4 Cubeを召し上げて使い、代わりに娘に中古のWindowsノートを買い与えることにしました。
 小学校でパソコンを使っているのですが、Windowsばかりなのです。(Windowsのシェアはこうやって広がる。)

 Macでこれまでに作ったファイルはほとんどWindows用に変換できますし、Macでしか走らないソフトは、こちらも娘に与えたPowerBook 2400c(部品取り用の予備機:こちらおよびこちら)で使ってもらうことにしました。

 娘はCubeを取り上げられてしまうので悲しんでいるかというと、そんなことは全然なく、自分のWindowsノートを買ってもらえるので大喜びです。Macなお父さんとしては、ちょっと悲しい。
 すでに長岡市の電気店で適当な機種を見つけてあるのですが、秋葉原ならもっと安くて良いものがあるかなぁーと思ったのです。

 久しぶりの秋葉原は再開発事業が進んでいて、あのごちゃごちゃした街には不釣合いな高層ビルが建ってました。一部はすでに入居しています。
 写真だけ見ていると、どこの繁華街だかさっぱりわかりません。

 オタク系のアニメやフィギュアのお店もどんどん増えていて、電気少年の西村センセイ、こちらもちょっと寂しい。
 まぁ、電気街もオタクだと言われればそれまでなのですが。

 さて肝心のロジックボード。限られた時間の中で探した限りでは見つかりませんでした。
 中古のG4 Cubeは6万7,000千円で売っていました。でも今なら、これを買うより新品のMac miniだなぁ。

 Windowsノートですが、適当なものがないか、あっても値段は長岡市のものと同じくらい。それにそもそも、中古市場が縮小しているようで、販売店も品数も減っていました。

 駅に戻ろうとして石丸電気に立ち寄ったところ、探していたWindowsノート(最近は17万円位で販売していたそうな)の店頭展示品を11万円弱で販売していました。新機種が出るため、数日前に価格を下げたとのこと。
 中古よりも安い(!!)ので、迷うことなく買いました。

 秋葉原には夏に筑波エクスプレスが乗り入れるので、首都圏の新たなターミナルとなります。秋葉原駅の改装工事も進んでいます。

 電気街は減っても、秋葉原が時代の変化を映し出して、エネルギッシュに変わり続ける街であることだけは変わりません。



5月12日(木) Mac OS 9でOS Xのフォントを使ってみました

 ちょっと前の、Mac雑誌の付録を読んでいて面白い記事を見つけました。条件さえ整えば、古いMac(OS 9)に最新のフォントをインストールできるのだそうです。
 さらに、プロテクションがかけられていないので、文字をアウトライン化して加工することも可能だとのこと。

 Mac OS X、センセイはあまり好きではありませんが、標準で搭載されているフォント、特にヒラギノフォントはとても美しく、魅力的です。

 西村センセイ、このフォントを使いたいがためにOS Xでパワーポイントファイルを作成し、Windowsマシンでプレゼンできるように、フォントの字形を埋め込んでPDF化しているくらいです。
 (関係者の皆様、センセイがプレゼンでわざわざPDFを使うのは、こういう理由なのです。)

 で、さっそくやってみました。

 まずATM(アドビ・タイプ・マネージャー)の最終バージョン(6.5.2)をインストールしたMac(OS 9)を用意します。
 OS Xのライブラリフォルダから希望のフォントをOS 9のフォントフォルダにインストールします。と言っても、単にコピーするだけです。
 すぐにATMがメモリ不足だと言ってきますので、キャッシュを5Mに増やします。これだけです。


 右上の写真はイラストレーター(8.0)を立ち上げたところですが、左上のオリジナルフォントを、左から右に、反転+回転、ぼかし、下段左に移って左から、変形(パース)、パターン化、影付けしてみたものです。

 それだけではありません。

 ここまで来れば、右下の写真のように別なソフト(写真はAldus Superpaint)に情報を写して、ペジエ曲線に変換して一部だけを変形させたり(左上)、影つき文字の影だけを取り出したり(右下)、もう何でも可能です。
 OS 9のモリサワフォントは強力なプロテクションがかかっているので、こういうアウトライン化の作業は一切できないのです。

 これらのオープンタイプフォントは、加工したものも含め、図形情報としてワープロソフトなどで普通に使えます。(一部例外あり)

 右の2枚の写真はちょっと実験してみただけであまり実用的ではありませんが、冊子類の表紙のデザインや、人名など特殊な文字が必要な時には十分実用になります。
 柔軟性に優れるMacならではですね。

 Macユーザーの皆様、ぜひ一度お試しを。



5月11日(水) レッド・ツェッペリン・カレー新発売?!

 月曜日のこと。

 何だかとってもヘロヘロになっていて、でも、もうすぐスーパーが閉店する時刻なので、あわてて大学を後にしました。

 帰宅経路のスーパーに入り、売り場にもうあまり残っていないお総菜を買い物籠に入れて、レジに向かおうとしたところ......え"っ?!

 レッド・ツェッペリン・カレー?!

 目の前の棚にある、売り出し中のカレーの名前が、どう読んでも伝説のロックグループ"LED ZEPPELIN"――若い学生さんは知らないかもしれない――に見えます。
 いくら昔、滅茶苦茶流行ったからといって、カレーにその名前をつけるなんてこと、あるんだろうかぁー......でも、どう読んでもZEPP.......
あ"

 そうなのです。

 ツェッペリン"Zeppelin"ではなく絶品"ZEPPIN"なのでした。いやぁー、でも、ホントにびっくりしました。

 きっと少々疲れていたこともあって、髪の毛を肩まで伸ばし、ジミー・ペイジをまねて「天国への階段」とかギターで弾いていた西村センセイのこのカラダが、無意識のうちに反応してしまったんでしょうねぇー。



5月10日(火) ウィルスメールがやって来た!! ──良い子のWindowsユーザーは決して真似しないように──

 この連休中は公私ともにいろいろあって、昨日は週の初めなのに、かなり疲れてしまいました。授業は自分でもわかるほど元気がなくて、受講生の皆さん、ゴメンナサイ(来週は元気にやります)。

 夕方になって帰ろうとして、メールをチェックすると、ネットワークの管理者っぽい名前の人から、添付ファイル付のメールが送られてきました。
 「最終警告」とか「これで解決!!」とか、いかにも怪しい......。

 けれど大学のシステムがウィルスチェックをかけているはずなのに、その警告はありません。
 現在のところ、ウィルスメールであるという証拠もないのです。

 疲れていたのでそのまま何もせずに放っておいたのですが、一晩眠ってすっきりした頭で考えると、誰がどう考えても、やっぱりアヤシイ。

 かといって、本当のWindowsで試せば、十中八九ウィルスに感染してしまうでしょう。
 いろんな情報が漏れるかもしれないし、迷惑メールをまき散らすかもしれない。

 で、一計を案じました。

 Windowsではなく、Macintoshを起動して仮想Windowsマシン"Virtual PC"(ちょっと古いですけどこちら)を立ち上げます。
 OSは、ウィルスが想定しているであろうXPにします(現在は95と2000も起動可能状態)。

 念のためイーサネットケーブルを外して、まったくの孤立状態にします。万一本当に感染して、学内にウィルスをまき散らすと、とんでもないことになりますからね。

 で、添付ファイルを解凍すると"information.scr"というスクリーン・セーバーファイルを作成しました。

 これを所定の場所にインストールし、コントロールパネル(Macと同様)でファイルを起動させると......意外や意外、何も起きません!! センセイの予想が外れたのでしょうか?

 いえ。

 よぉーく見ると、学内LANに激しくアクセスしようとしています(繰り返しますが、ケーブルは外しています)。

 めでたく、これでウィルスに感染されたパソコンの出来上がりです!!

 さて、どうするか。これが本物のWindowsマシンならもう完全に手遅れです。

 けれど、Virtual PCはソフトウェアでWindowsマシンをエミュレートしているだけなので、マシンの立ち上げからウィルスへの感染を「なかったこと」にすればよいのです。
 現在のバージョンのVirtual PCは、マシンを終了させる段階でどうするか訊いてきますので、迷わず「変更結果を破棄する」(=保存せず、なかったことにする)を選択します。

 で、ウィルスだとわかったわけですから、ネットワークの管理者に知らせなければなりません。だって大学の防護壁(ファイヤー・ウォール)を破ってウィルスが侵入してきたのですから。

 さっそく担当の方にメールを書いて、ウィルスを添付して送信したところ、直ちに「ウィルスを検出したのでメールは破棄した」との自動返送メールが届きました。(担当者には別途、事情を知らせました。)

 つまり、昨日はウィルスを検出できず防護壁を破られたのですが、今日は無事にブロックした、というわけです。

 センセイに実害はなかったのですが、ブロックする以前に、他の人にもウィルスが届いているかもしれません。いったん学内に入ってしまったので、ウィルスは蔓延する可能性があります。
 しばらくの間、写真のメールには十分注意する必要があります。

 Virtual PCの、この「なかったことにする」機能、とても便利ですよ。



5月9日(月) そ、空に人間が浮かんでいる!!

 連休中のこと。

 娘とお昼を食べに出ようということになり、回転寿司の駐車場に車を止めたとたん、あ"っ。

 目の前の高圧電線に作業員が3人、ぶら下がっています。よく見ると、鉄塔の上にも2人(わかるかな?)。

 もちろん送電線を点検しているところですが、間近で見るのは初めてで、とても凄い迫力です。

 この作業はとても危険で、実は1ヶ月ほど前、ほんの数100m離れたところで点検中、送電線が切れてしまい(!!)、作業員が落下するという事故があったばかりなのです。
 幸いにして、命は取りとめたのですが。

 昔聞いた話なので不確実なのですが、この作業をする人は、ある県(静岡県だったかな?)のある地域に集中しているのだそうです。(詳しい話をご存じの人は教えてください。)

 もちろん命綱を付けていますし、よぉーく見ると、3人はお互いに紐で結ばれているのですが、それにしても危険な作業であることに変わりはありません。
 こういう縁の下の人々によって、私たちの日常の生活が支えられているんですね。



5月8日(日) 田植えで感じる、命の不思議さ

 今年は何だかとても忙しい連休でしたが、それも今日で終わりです。皆さんは連休をどのように過ごされたのでしょうか。

 で、今日は、実家で西村家最後の田植えをしました。ご覧のように一家総動員です。

 田植えをするためには、まず苗を育てる必要があります。

 昔は自分で苗代(なわしろ)という特別な田圃を作って種籾(たねもみ)から出芽させていたのですが、現在は耕作面積が少ないので、右下の写真(左上)のように、機械植用の「箱苗」を買ってきます。

 実は種籾から無事に出芽するかどうかが問題で、発芽しないものも多いのです。

 狭い箱苗の中で苗は、お互いに根を絡ませて成長します。

 その苗を右視野の写(右下)のように、専用のかごの中に入れ、背中に背負って、3、4本ずつ手で植えます。
 ちゃんと植えるにはちょっとテクニックが必要です。

 絡まった根をあまり切らないようにして植えるのですが、時々、根が全部切れてしまう時があります。
 この場合はもうどうしようもありません。これでこの苗の一生は終わりです。

 根が切れなくても、植えたばかりはまだ良く根付いていないので、水の浮力で浮いたりすることもあります。
 この場合も、アウト。

 浮いて流されなかった苗にもさらなる試練が待っています。
 狸などに荒らされない──冗談抜き。狸やテンが増えている──ように、かなり深く水を張るのです。
 この間、葉は水に浸かったままで、そのままでは腐ってしまいます。

 それでも植物の生命力は不思議なもので、数日間なら水の中に浸っていても生きていますし、さらには自分でしっかりと根を下ろしています(本当に不思議です)。

 ここまで来るともう大丈夫で、数本の苗が「株」として成長します。

 1株に多く植えてもそれぞれがあまり成長しないので、結局は同じこと。周囲が協調しあって生きていきます。

 今年で最後ということもあってか、西村センセイ、出芽は受精と着床、田植えは出産みたいだなぁーなどと思いながら田植えをしていました。
 そうすると、株はきっと兄弟、田圃は社会で、助け合って生きていくわけですね。

 悲しい出来事の後だったので、田圃で遊ぶオタマジャクシにも、歌が上手になった鶯(うぐいす:春先は慣れていないので、うまく鳴けない)にも生命の不思議さを感じていた、今日の西村センセイでした。

 さて、明日からは平常営業です。

「最近のニュース」(最新版)へ
バックナンバーのトップページへ
トップページへ戻る