2011年5月28日更新(2011年6月5日ページ移動。2015年2月11日一部写真削除)
■5月28日(土) たくさんの参加者を集めて、保護者会が開かれました ――西村センセイ、名古屋に出現!! ――
といっても、名古屋でではありません。今日の午後、金沢の野々市キャンパスを会場として保護者会が開かれたのです。
センセイは昨晩、新潟の自宅に留まっていましたから、新潟の自宅を今朝出発し、金沢での保護者会に参加して、夜、名古屋にたどり着いた、というわけです。
さすがにちょっと疲れました。今朝は十分余裕を持って自宅を出発。定刻通りに金沢に到着したのですが、なぜか金沢市中心部は大渋滞。折り返して大学へ向かうはずのバスが、いくら待っても金沢駅に到着しません。
それでも式が始まる直前には大学へたどり着くことができました。ご覧のように会場には、椅子を追加するほどの参加者。正確な人数は知りませんが、700人を超えているのではないでしょうか。母親が中心ですが、最近は両親揃って、というパターンが増えています。
ここは大学と保護者との全体協議の場なので、ひとまず研究室へ戻ります。この全体会合に続く、保護者との個別面談がセンセイらの仕事なのです。
当初予定より1時間遅れて個別面談開始。ある学生の両親と、30分近く話し合いました。一般論ではありますが、この辺に金沢工大の「日本一面倒見が良い」とされる秘密があるんじゃないかと思います。
本当は余裕を持った電車を予約していたのですが、面談が後ろにずれ込む形になったので、出発時刻が迫っています。
大急ぎでアパートに戻って身支度を整え、タクシーを呼びます。ただし金沢駅へ向かうのではなく、隣の駅へ。おそらく市内の渋滞はまだ解消されていないと思われるからです。
もちろん、当初予定していた路線バスだったら絶対に間にあわなかったでしょう。タクシーはなかなか到着せず、ギリギリのタイミングで西金沢駅へ。すでに改札は始まっており、入線してきた電車に飛び乗って、ひとまず金沢駅へ移動します。
つまり、一駅戻るのです。幸いにも定刻での運行だったので、無事、金沢での乗り換えに成功し、8時前に名古屋駅に到着しました。
颱風の影響で雨が降り続く名古屋。その雨の中、センセイは明日、どこへ向かうのか?!
■5月27日(金) 工大食堂とは対照的に、こちらはヌーヴェル・ヴァーグ。博多拉麺「KAZU」
今日は平日ですが、センセイは何故か新潟の自宅にいます。明日から毎週末のように出張するので、休暇を頂戴しているのです。
この機会に、「えーい、勢いだ」というわけで、先日オープンした博多ラーメンのお店に入りました。3日連続でラーメンの話題となりますが、悪しからず。
今日は午前中に実家や新潟市内で所用を済ませ、早めに柏崎市へ戻りました。到着したのは昼食にはちょっと遅いかな、というくらいの時刻。
そのためもあってか、駐車している車があまり多くない。これなら待たずに座れるかもしれない!!実際その通りで、センセイはすぐに席を確保できたのですが、続くお客さんは入口でかなり待たされることになりました。少なくともスタート時の注目度はかなり高いようです。
前の洋食屋さんの時はかなり洒落た内装だったのですが、店内は黒と朱を基調として大幅に改装されています。流行のお店、という感じ。以前は手前と奥にテーブルが分かれていたのですが、せっかくの奥の部屋は閉鎖されています。
手前のテーブル部分を12席のカウンターに置き換え、4卓の小上がりはそのまま使用しています。まだ慣れない男性店員が対応してくださったのですが、メニューは要するに、豚骨ラーメン(650円)か、その辛いもの(730円)。
麺の硬さは4種類から選べるので、すべて標準でお願いします。10分弱待って届いたのが写真。スープはもちろん豚骨味なのですが、まず熱い。そしてとてもクリーミィー。
極論するとコーンスープのよう。これだけで単体の商品になるんじゃないだろうか、というほど印象が強い。主役の麺を引き立てる名脇役、という本場のスープとは、かなり違います。
麺はというと、「普通」をお願いしたのに、とても硬い。だからせっかくのスープとの馴染みがあまり良くなく、茹で損ねた素麺のような感じ。
ちなみに「細麺で茹で上がりが早く、大盛りはない」とのことで、替え玉(100円)を皿で提供してくれます。硬さも選択できます。
センセイは頼みませんでしたが。最近のラーメン店の麺は硬めが流行であることや、スープの味からすると、正統派というより売れ筋を狙うチェーン店、と読んだのですが......どうでしょう。
博多ラーメンとしては新潟市の「きんしゃい亭」の方が、筋を通しているように思えます。30年くらい前、新潟では博多ラーメンなんて誰も知らず、従ってまだ全然お客が入っていない──「替え玉」を初めて知った──頃からのセンセイ、きっぱりと断言します。
■5月26日(木) ラーメンフェア第2週の「札幌ラーメン」は、正統派。(ただし蒲鉾を除く)
先週から始まった金沢工業大学食堂のラーメンフェア。毎日確かめている余裕はないのですが、やはりラーメンコーナーの行列は、長さも、でき方も違います。
その第2週は札幌ラーメン。つまり味噌ラーメンです。食堂でも日替わりラーメンとして毎週水曜日に味噌ラーメンを提供しています。でも麺は醤油ラーメンなどと同じものを使っています。スープが異なるだけなのです。
その食堂の麺、去年からうどん、蕎麦、ラーメンともに生麺から冷凍麺に変更されました。うどんはかなり美味しくなったなぁーと思ったのですが、ラーメンは、微妙。茹で加減が難しいようで、ちょっと茹で過ぎると麺が荒れてきてバサバサしてしまいがちです。
「麺が崩れる」、そんな感じ。もっとも、生麺は生麺でザラザラした粉っぽさが目立ったので、どちらがどちらとも言えないのですが。加齢で油っぽいものが苦手になってきたことに加えて、この、食堂の麺の全面変更。
ラーメン大好き(だった)西村センセイも、このところ大学食堂のラーメンとは縁が遠くなっていました。でも先週からのラーメンフェアは違います。食堂の気合いが感じられます。
今週の札幌ラーメンはというと、麺はやや太めのストレート。いつもの麺とは全然違います。
茹ですぎて腰砕けになる感じはなく、旭川ラーメンに続いて「プリプリ」という感じ。スープはというと、札幌味噌ラーメンの王道──どんな道だ?──を行く、という感じで、弱点のようなものは感じられません。
330円という価格を考えれば、100点満点以上だと思います。ただし、良くわからないのが蒲鉾。毎回、「なぜだろう」という感じ。
でも、ま、これがKIT食堂のアイデンティティーだということでしたら、それはそれでいいんです。
ラーメンフェア第3弾は、北海道を離れて、何故か会津。喜多方ラーメンだそうです。残念ながら、旭川→札幌→喜多方という必然性は謎のままです。
■5月25日(水) 自宅近くの美味しい洋食屋さんが、博多ラーメンの店になってしまった
ちょっと前、新聞の折り込み広告に「4月末で営業を止める」旨の知らせが入っていました。自宅近くの、センセイ一家も何度か利用した洋食屋さん「ビストロ HOSHINO」です。
美味しいので、近隣はもとより、約100km離れた新潟市や、遠くは県外からも常連客が来る、そんなお店だったのですが......。普通、閉店を大きく知らせることはありません。その広告にはなぜか、「ラーメン店になる」と書かれていたのです。
約1ヶ月後の先日、オープンしたのが写真のお店。開店当日は見ていませんが、長い行列ができていたそうです。
看板には「博多拉麺 KAZU」と書かれています。入口脇には「豚骨一本」との文字も見えます。
博多ラーメン専門店のようです。新潟県内には豚骨醤油などのお店はたくさんあるのですが、本格的な博多ラーメンのお店は新潟市内にある「きんしゃい亭」だけ(たぶん)。
だからとても貴重な存在ということになります。Web上にはすでに感想が載っていて、評判は良いようです。近々入ってみたいけど、入らずに終わってしまうかもしれません。
それにしても、なんで洋食屋を止めてしまったんだろう。
■5月24日(火) 新潟県中越沖地震で被災した衣料品店が、新築同様になってオープンへ
本人はいつもと同じように振る舞っているつもりなのですが、やはり昨日のセンセイは相当変だったらしい。
アパートに到着後もかなり深酒をしたようで、目覚めたら、割と重い家具の位置がずれていました。酔っぱらって暴れた、ということではなく、前後不覚になって倒れ込んだ、ということのようです。
もっとも、本質的には両者に大した差はないのですが。昨日、柏崎市の中心部を車で走っていると、写真の工事現場に出くわしました。
「タガワ」という、どちらかというと中高年齢者向けの衣料品を取り扱っている店です。このお店、新潟県中越沖地震前はこの地区に数店舗を構えていたのですが、地震で壊滅的な被害を受けました。
こちらの、上から5枚目の写真のあたりです。(背景のビルが同じ)親子でやっている(はず)のこのお店、幸いにも1店だけは全壊を免れることができました。
そこで傷んだコンクリートの床を工事し、応急修理をして、比較的早くに営業を再開しました。
もちろん、地域住民のためでもあります。そのまま営業を続けるんだろうなぁーと思っていたので、センセイにとって今回の工事は予想外。
まったくの新築工事だと思ったのですが、近づいてみると改築工事とのこと。いわゆる「新築そっくりさん」ですね。写真右手、歩道を歩く老女がお店を見ています。
彼女らのように車を運転できず、郊外にあるお店──しかも若い人向け──へ行けない人にとってはこのお店、ホント、頼りになる存在なんですね。
越後縮(ちぢみ)で江戸まで進出し、財をなした柏崎商人。その末裔の心意気を感じます。
■5月23日(月) 大役を無事に果たしたPowerBook、タクシーに轢かれる
正直なところ、とんでもないことになりました。
数日かけてかなり準備をした甲斐があって、高校での講演(模擬授業)は無事終了。高校1年生相当を1時間半に渡って教えたのですが、まさに微妙な年頃。
精神年齢差が大きいので、その点は結構大変でした。生徒諸君(+教室の後ろには保護者と数人の教員)の反応はというと、教室のサイズに比べて割と小さなスクリーンだったため、画面が替わるたびに皆が身を乗り出す格好。
もちろん反省点も多かったのですが、とにかくやれやれと思って、ひとまず自宅へ。本当は自分で運転した方がはるかに楽。でも今回は公務出張。大学からは「タクシーを利用してください」との厳命を受けています。高校の先生にタクシー会社に電話していただきました。
たくさんの教材を積んでご帰宅。一度では下ろせないので、自宅前で何度かに渡って機材を地面に下ろし、順番に自宅へ運んでいると......バキバキバキ!!
乗ってきたタクシーがUターンするため、後方を確認しないままバックして、残った荷物を轢き潰してしまったのです。
センセイの目の前、まるでスローモーションのように進行したのですが、少し離れた場所だったので、どうすることもできませんでした。
今回の東日本大震災の津波でも、恐らく同じようなことがあちこちで起きたんでしょうね。今回は天動説と地動説を題材──あくまでも素材。本題はもっと大きい──にしたのですが、金沢工大のOBが作ってくれた唯一無二の教材(写真右上)は粉砕されてしまいました。
それだけではありません。パソコンでプラネタリウムを再現したのですが、そのために持ち込んだPowerBook G4(アルミ、12'〔写真左〕)はベコベコ。
PowerBookおよびMacBook用のACアダプターは見事に断線。いずれも修理は不可能でしょう。外付けのHDDも踏まれたものの、小型だったため相対的に強度があり、しかも踏まれたのが角だけだった──たぶん──ため、恐らく被害は軽度。
運転手さんははっきりと謝らなかったのですが、電話を受けて駆けつけた上司は平謝り。今後どうするかは保険会社次第なのですが、営業時間の5時を過ぎていたので、電話での応対は受け付けないとのこと。明日以降の展開を待つしかありません。
とにかく家族で夕食を済ませ、風呂に入って金沢止まりの特急電車に乗ったのですが、ビールを飲んでも調子が出ない。ふと気づくとどこかの駅で、自宅近くの駅に到着したのかな、と思ったら、金沢の一つ手前。
疲れていたらしく、金沢に向かっているのか、帰宅途中なのかすらわからなくなっていたんですね。もしこのまま、PowerPCチップ搭載のPowerBook G4が使えなくなってしまうと、個人的には被害甚大。しかもMacBook(White)のMac側は完全にダウンしたまま。
復旧の見通しはまったく立っていません。唯一の希望はというと、このページを更新していることからもわかるように、MacBookのWindowsパーティションは何とか稼働しています。ただしそれがいつまで持つかはわかりませんが。
この続き、果たしてどうなる?!
■5月22日(日) 「できるだけ多くのファイルをバックアップし...」 ──こちらは絶対見たくないメッセージ──
センセイはまだ柏崎市の自宅にいます。明日の午後、市内の高校で講演会(模擬授業)を行うのです。
久しぶりにKeyNoteを使って講演のファイルを作っているのですが......重要なところで固まってしまう。それにそもそも、Mac OSが起動しないことがあります。
HDDの状況がいよいよ悪化したようです。我慢しながら作業していると、再びフリーズ。しかも全然起動しません。
講演会の関係で、今回はたまたま外付けHDDを持っていたので、そこから立ち上げ、ディスクユーティリティで修復......できない!!
「このディスクを修復できません。できるだけ多くのファイルをバックアップし、ディスクを最後ーマットしてからバックアップしたファイルを復元してください」(原文のママ)とのこと。
再フィーマットは、痛い。Mac側には大したデータはないし、アプリケーションも再インストールすれば済むのですが、Windows側のパーティションもいったん消去、フォーマットする必要があります。
こちらは重要なデータばかり。しかもWindows OSやアプリケーションの再インストールは、考えただけでも気が重くなる作業。
いろいろな提出物の期限は迫っているし、学会シーズンでまとまった時間も取れない。しばらくはFireWire接続の外付けHDDを持ち運び、そこから起動しようかと思っています。
困った。